セカンドオーダー
うーん……
勝てそうな札が無いから、1つだけクリスタル使ってカード交換するわ。
最終的なクリスタルの数で結果が決まるんですよ?
無謀ですよ!
それでも君たちよりクリスタル2つ多いからな。
この判断、吉と出るか凶とでるか。
カード総数は70枚。そうそう良いカードが引けるはずも無いが……
「いやー!これ引いちゃう?」
めちゃくちゃ嬉しそうだった。
僕の手札はこれだ。どれを出すか、評価は他のプレイヤーの注文にも左右される。
考えよう。このゲームは知略がものを言う。
(原宿さんの反応は不気味だ。しかし演技とも思えない。きっと良いカードを引いたに違いない。恐山さんはすぐにカードが決まったようだった。正攻法みたいな注文だろう。山ラジも初手で鍋を出したってことは、次のフェイズはまさに2品目みたいなのを出すんじゃないか。あのすげえいらなかった鍋は国士無双する時の捨て牌みたいな感じなんじゃないか。なので、お腹が膨れつつあるが、全体的には2品目っぽい、重めなオーダーになるのではないか?僕は軽めの物を注文するべきでは?どうしてカードのフォントサイズがバラバラなんだ?)
ならば……僕が出すのは……これだ!
※「何が出てくるかのワクワク感が欲しい」という理由で、カードを決めてから1人ずつこっそり注文することにしました。
ゴマ寒ぶりです。さっぱりと
こんなの絶対旨いじゃん
さっきメニューみて「普通に頼みてえな」って思ったやつだ!
明らかな勝ちメニュー!この勝負もらった……!
高評価のとこ申し訳ありませんが……
「いちごミルクとは合いませんね」
なぜそんなのを飲んでる
でもそもそも、思ってたのと違う味がする。薄い。美味しいけど
しょうゆで食べたい
馬鹿な……
思っていたより薄味で、味が濃いものを求めていた皆さんの舌が満たされなかった。
相手が頼んでいる飲み物によっても評価が左右されるようだ。なんで序盤にいちごミルク飲んでんの?
さあさあ皆さん、炙りエイヒレを召し上がってください。クリスタルを使ってこれを引きました
おいしい……
炙ってばっかり……
クリスタルストーンを使った価値はあった
グッドクリスタルです
マグロです。どうですか、この色合い。美味しそうでしょう
くそっ、自分だけいいカメラを使いやがって……!
ふふふ、これがPixel3(すごくいいカメラがついたスマホ)の力です
いただきます!
ぱくっ
「勝ったわ」
え?
なんて言うんでしょう、期待したほどじゃないというか…
こんなに美味しそうなのに?
写真で上がったハードルを超えないです
バカな……
ちょっといいカメラが仇となってしまった恐山。
普段、こういうお店って話しに来るところなので、「味」にフォーカスしてしまうとこうなるのかもしれません。
甘エビのから揚げです。唯一の揚げ物は嬉しいはず
いただきます……うーん
悪いわけじゃないけど……
いちごミルクにも合わない
なぜ……さっきから全然勝てる気がしない……ならば!
マヨネーズを使います! 揚げ物との相性は抜群!
マヨごときでどうにかなる味ではなかった気がしますが
どう?
「マヨネーズがおいしい」
セカンドジャッジ
よしよしよしよし!
1つもらえた。うれしい
しかし満腹で苦しいですね、まだあと4つも注文するんですか?
僕もデザートだけでいいくらいです。
そんなに量は食べていないはずだが、ゆっくりと変な順番で食べたのでカツ丼を食べてないみんなまで満腹になった。
1人3品注文するのでお腹を空かせてからやるべき。
次がラストオーダーだが、現在のクリスタルがこちらだ
次、仮に原宿さんが0票でもトップが確定しますね
そんな勝ち方では美しくないでしょう、みんなお腹いっぱいのここで「アイス」を出せればもう、完全勝利と言えますが
そんな都合良く引けるわけがない
うん、引けてない。引けてないのよ。だからね……
「3枚交換するわ」
嘘でしょ!?
3クリスタルも!?
それでも、アイスを引けば勝てる
編集長のこの狂気とも言える行動で急に鉄火場の空気になり、なぜか残されたみんなも1つずつ大事なクリスタルを交換した。
その結果……
全員に勝利のチャンスが!
アイス引いた奴の勝ち!ゲーム性!