どうもZAWAです。

 

 

みなさんも仮に人間として20年以上は生きてこられたのでしょうから、一つや二つ、振り返りたくない過去というものがあるはずです。もう少しカモフラージュされたラベルをビデオに貼っておけばッ・・・!あの時母親の足音にもう少し注意をはらっておけば・・・ッ!悔やんでも悔やみきれない!そんな過去があなたにもあるはずなのです!

 

 

 

もう…母親の記憶を消すしかないッ!!と特殊なキノコを探しにいくのはちょっと待ってください。まだ大丈夫!まだ大丈夫だから!そんなワンナップしそうな色のキノコを探しにいかずとも!そう。答えは簡単です。落ち着いて自分の過去の過ちを受け入れ、償うだけ。それだけで人生の見え方が変わってくるはずです。遅すぎることはありません。

 

 

 

私も今日、自分の過ちを認めることにします。

 

 

 

 

そう、過ちの発端は2008年5月のGW。私はとある海で友達5人とイカ釣りをしていました。

 

理由はなんかイカ釣りてえ気分だったからです。

 

 

 

 

 

 

2008年春、イカ釣りに励む俺(永田くんぽいのは偶然)

 

 

 

 

当時のイカ釣り当日は天気は大荒れでものすごく寒く、船長が「こんなにとれなかったことは無い」と力説するくらい絶不調。通常、1人でも平均20匹は釣れるところを、5人で釣りに行ったのに計3匹。また同船していた友人の彼女はあまりの釣果のしょぼさと気温の低さから、「いつ帰るの?」を連発し気分をさらにダウナーにさせ、友人は余りの寒さから、首にウィスキーをつけたセントバーナードが来る白昼夢を見るなど、散々な釣りでした。

 

 

 

終わった後、5人で釣ったイカをその場で食べようと目論んでいましたが、最低でも1人一匹は食べたいもの。船上で2人死ねば食べようと思っていましたが、みんな生きていたので解散しました。

 

 

 

 

そして月日は流れ・・・

 

 

 

1年と半年近くが立った今日。

 

 

 

ぼーっとプリキュアのEDを見ていたら、ふと思い出しました。

 

 

 

 

 

そういやあのイカ、持ってるわ

 

 

 

 

 

そして幸いなことに俺は昨今、昼ごはんは路上に落ちていたキャベツ君太郎のみ(見ず知らずのオヤジの痰添え)という貧しさ。このイカは食料を大事にしないネプチューンの怒りであると主に、慈愛でもあるのでは?と思い、さっそく食してみることにしました。

 

 

 

 

■序~邂逅~

 

 

 

 

 

 

 

この冷蔵庫の中にヤツはいます。

 

 

ちなみにこの冷蔵庫は、キャベツを中に入れて半年ほどすると、

 

 

「キャベツが消えた!?いや・・・ペーパーのように薄くなっているだけか」

 

 

という、キャベツレス機能付です。

 

 

 

 

 

 

 

 

この冷凍ご飯の塊と見せかけた、俺の趣味である冷凍子猫の首ボールの下に

 

 

ある、銀色のアレがヤツです!

 

 

 

 

 

 

 

 

こ、こいつだッ・・・!マジで存在を忘れていた・・・!

 

 

この銀色の保冷バッグを・・・!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このバッグの中に・・・ヤツがいる!確実に・・・いる!

 

 

きっとものすごい悪臭が俺の鼻を突くはずッ!

 

 

 

 

 

 

 

だが、意外なほどに臭くない。

 

 

冷凍とはここまで匂いを無くすものなのか。

 

 

ある意味拍子抜けだ。がっかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだよ・・・期待はずれだよ・・・

 

 

イカくささには十数年かけて自分自身と対話し、耐性をつけてきたというのに!

 

 

俺の・・・俺のこれまでの修行はなんだったというんだッ!

 

 

何のために俺は毎日毎日ッ!!

 

 

 

 

 

 

 

うおくせえ!

 

 

イカくせえぞ!

 

 

俺の十数年、正確にいえば16年の歳月を賭けた修行をぶち壊すくらいくせえ!

 

 

冷凍ぜんぜん効いてねえじゃねえか!!

 

 

 

 

 

 

 

そしてキモい。

 

 

1.5年ぶりに見たイカは想像以上にキモい。

 

 

レーティングつけなくていいのだろうか。少なくともR-25指定だろう。

 

 

 

 

 

こいつが食えるのか・・・食えないのか・・・

 

 

 

 

 

 

それは次で明らかになる!

 

 

 

 

 

 

 

■破~変貌~

 

 

 

 

 

 

ガチガチに凍ったままではさすがに食えん。

 

 

なので一度ナベで袋ごと煮て解凍させることにしました。

 

 

 

 

 

 

最初は緊張からかカチコチに固まっていたイカも柔らかく。

 

 

徐々に頬を紅潮させてきました。気のせいか肌にも艶やかさが見られます。

 

 

この・・・淫売がッ!!

 

 

 

 

 

 

生っぽい状態になりました。

 

 

しかも2匹かと思いきや3匹であったことがここで発覚ッ!

 

 

だがそんなことよりもイカくさすぎることのほうが問題です。

 

 

このくささをビジュアルだけしかお伝えできないのが残念でしょうがない。

 

 

換気扇全開なのに、まるで中学生の頃の俺の部屋のようです。

 

 

このままじゃとても・・・食えそうに無いッ!!

 

 

 

 

・茹でてみる

 

 

 

 

 

そうか・・・!?煮れば殺菌できるし、美味しく食えるようになるのでは・・?

 

 

と思い、まず一匹煮込んでみることにしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

これが上島竜平ならば極上のリアクション芸で楽しませてくれるところですが、

 

 

残念ながらイカなのでただ白くなるだけです。

 

 

また、なんかお湯が白くにごってくさく、非常にアレな感じです。

 

 

とりあえずこれで一匹。

 

 

 

 

 

 

・焼いてみる

 

 

 

 

 

そしてもう一匹は焼いてみることにしました。

 

 

安全に食すためには焼くのが一番!

 

 

 

 

 

 

焼くこと5分。

 

 

こ・・これは旨そう!!今までヤバい感じの匂いだったのが、焼くことで

 

 

完全にこう、なんていうか、例えるなら焼き…なんだろう・・海鮮っぽい匂い・・・

 

 

そう、イカ?焼きイカ!縁日で売ってる焼きイカっぽい匂いに!

 

 

ここまでジャストな例えがあったでしょうか?

 

 

ひょっとして俺って比喩の天才なんじゃねえか!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■離~摂食~

 

 

 

茹でる、焼く。それぞれの調理法で旨みを引き出した2年越しのイカたち。

 

 

さあ、早速味わってみましょう!

 

 

 

 

・茹でイカ

 

 

 

 

まずはゆでイカ。

 

 

ボイルさせることで全体が白くなり、見た目にもザ・イカな雰囲気を漂わせています。

 

 

匂いはそれほどキツくありませんが、はっきり言ってそれほどうまそうでもありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッツリいってみました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おう・・・うん・・・これは・・食えなくも無い。

 

 

一番食べ物で反応しづらい感じ、「別に食えなくも無いが旨くもない」やつです。

 

 

感触としては通常のゆでイカよりも若干ゴムっぽくにおいのする感じですが、

 

 

でもまあ、食える。全然食える。

 

 

 

 

 

 

 

・焼きイカ

 

 

 

 

見た目はなんか墜落したUFOに乗ってた宇宙人みたいですが

 

 

匂いはすごいうまそう!うまそうだよ!例えるならそうだな・・・

 

 

なんていうか縁日でよくある・・そう、焼きイカ?

 

 

いや?違うな・・・そういうんじゃないんだよなあ・・・

 

 

一番近い例えは、1.5年経った冷凍イカを解凍して焼いたような・・・

 

 

まあ伝わんねぇよなあ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッツリいってみました!!

 

 

 

 

 

 

 

 

うめえ!なんじゃこりゃああ!

 

 

 

 

まるで店で出せるレベルだ!!

 

 

でも店って言ってもあれだよ?高級料理店じゃないよ?

 

 

ちょっとした露店、まあ、そうですね、縁日とかであるような!

 

 

テキヤのおっちゃんが出すような感じですよ!そう、いうなれば焼きイカ?

 

 

いや、違うな・・・そういうニュアンスじゃあないんだよなあ・・・

 

 

 

一番近いのはそうですね、1.5年経った・・(略)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・生イカ

 

 

 

 

 

ゆでるのも焼くのもよいですが、やはりイカ本来の味を楽しむには生が一番!

 

 

昔から、「1.5年経ったイカは生で嫁にやるな」というコトワザがありますが、

 

 

これはあまりにも美味しいのであげるな、という意味と、死ぬから止めろ、

 

 

という意味の二つの解釈があるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこでガッツリイってみたぁああああ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(ZAWA)