なんたらバーガーでメニューを注文すると、必ずトレイの上に紙の印刷物が敷かれ、その上から飲食物を置いて渡されますよね。

 

あれって、ハンバーガー屋でハンバーガーを食べているのにハンバーガーが宣伝されてたり、店の肉を手前味噌ながら自慢されたり、男性とお見受けする方に「ありがとうの数を数えてるワタシ*」とクルーに誘われたり、あまりゴージャスな気分を引き立てるものとは言えません。

 

 

そこで、私が一肌脱いでいくつかのデザインを考案してみました。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず簡単にこのシートの使い方を説明させて頂きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

とりあえず好きなメニューを注文してみましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると多くのファストフード店ではその時点でカウンターにトレーが置かれます。

 

そして店員は奥の方へ何やらごちゃごちゃやりに行ってしまいます。こちらが一銭も持ち合わせていないとも知らずに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうなったらしめたものです。すかさずトレーに敷かれている紙をこれから紹介するデザインのシートにすり替えてしまいましょう。きっとその時のあなたの顔は周囲には悪魔のように映ることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デザイン①

 

〝A型用〟

 

 

 

 

 

 

 

几帳面なあなたに。

 

ハンバーガー、ポテト、ドリンク、ナプキン、ストローの位置が全て克明に刻まれています。

 

少しでもズレて置かれたらこれみよがしに直してやりましょう。

 

店員に向けて置くようにしましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

②〝来るとこを間違えた〟

 

 

 

 

 

 

 

 

ハンバーガーを食べることが不本意ならそのことをはっきりと意思表示するのも肝要です。

 

「もっとお金があったら違うとこに行くのに・・・」

 

そんな気持ちをさりげなくアピールしましょう。

 

店員も心の中で「牛丼屋行け!」とイラッとすること必至。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③〝奥行き重視〟

 

 

 

 

 

 

 

 

カウンター奥からハンバーガーを持ってきた店員が思わず手を止め「深っ」と言うことは間違いないこのデザイン。

 

ルーチンワークの中に突如として出現した奈落へのいざないに店員の0円スマイルも引きつることでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④〝たかってる〟

 

 

 

 

 

 

 

 

いつかたかってしまうのならあらかじめたからせてしまおうというこの先手必勝のスタイル。「どうせお前の店なんてアリだらけなんだろ?」という暗黙のメッセージで店員を挑発しましょう。

 

無論、しないほうがいいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑤〝ぬくもり〟

 

 

 

 

 

 

 

 

「置きたくない」と店員に生理的嫌悪感を抱かせることに主眼を置いたデザインです。

 

さあ、持ってきてそのハンバーガーを、置いて、この手からこぼれないように。

 

単に「早くしろ」というメッセージにも取れないこともないので注意です。

 

手のしわを精密に書き込むことでイライラ度をアップしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑥〝飛ぶ女〟

 

 

 

 

 

 

 

シンプルにこういうのもいかがでしょうか。

 

顔だけで飛んでいる女性をあしらいました。

 

特にハンバーガーとは関係ありません。

 

顔だけで飛んでいる女性とハンバーガーは関係ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑦〝ハンバーガーを想像してる人〟

 

 

 

 

 

 

 

ハンバーガー食べたいなあ、と考えている人の絵です。

 

フキダシ部分にポテトやナゲットをを追加することでどんどん欲張りに進化します。

 

総カロリー量には気をつけましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑧〝なじられハンバーガー〟

 

 

 

 

 

 

 

近所中からなじられている渦中のハンバーガーを演出します。

 

一体何をしたのでしょうか。

 

川に毒を流して魚を捕る「川毒漁法」でもやったのでしょうかね。

 

魚はライバルですからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑨〝ハンバーガーにひれ伏せ〟

 

 

 

 

 

 

 

ハンバーガーを崇めるエジプト文明の出現により店員も悪い気はしないでしょう。

 

またそれを食べる自分として王、いや神の気分すら味わえるでしょう。

 

実際には社会的に負け組と言われて然るべき私たちが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑩〝ハンバーガー返し〟

 

 

 

 

 

 

頑固オヤジが窓から投げ出したハンバーガーを拾い食いする設定が楽しめます。

 

かなり自虐的志向の食べ方と言えるでしょう。

 

しかし、卑屈な気分でむさぼるというのは飽食時代にあってなかなか乙なものであります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑪〝高まる期待〟

 

 

 

 

 

 

この店員は何を置くつもりなのか・・・まさかハンバーガーではあるまい。

 

そんなベタなものを置くわけが・・・きっとすごいものを置くに違いない。

 

三人の間に高まる、店員のシュールなボケへの期待。

 

このシートの上にハンバーガーを置くような店員は笑いの最下層と言えるでしょう。

 

「えっ、ハンバーガー!?」の「えっ」がスムーズに出るよう心の準備をしておきましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑫〝ツギハギ〟

 

 

 

 

 

 

これも特にハンバーガーとは関係ないのですがかわいく描けました。

 

トレーシートを断って、余った布で手作りしたナプキンを敷くエコアピールに店員も少なからずキュンと来るはず。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

⑬〝ハンバーガーが置いてあるからだよ〟

 

 

 

 

 

 

 

ハンバーガーを置くことによって地下室から人が出られなくなってしまうデザイン。

 

イタズラ心をくすぐって店員の心のバリアを打ち破りましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いかがでしたか?あなたも手書きのトレイシートを作ってみたくなりませんでしたか?

 

なりませんよね。めんどくさいし。僕もすごいめんどくさかったです。

 

それでは、最後になんか意味深になってしまったデザインを紹介してお別れです。