ア゛ッッ!!!!!!!!!!!

 

 

イ゛ィギッ!!!!!!!!!!!!!

 

 

そう、これが僕。映画大好き人間のまきのゆうきだ。

今はこんな感じで、小さくてオシャレな映画館で映画を見ていたはずなのに、TVでよく見る足つぼマッサージを食らってる。

 

何でこんなことが起きてるかって?

 

それは少し前に遡るんだ……。

 

 

この記事は

の提供で、お送りします。

 

 

映画でよくあるオープニングをいつかやってみたかった、映画好き人間のまきのです。

 

きたる2026年6月26日(金)、あのレジェンド作家スティーヴン・キングが大学1年生の時に初めて書いた小説「死のロングウォーク」が実写映画化されるそうです。

その名も「ロングウォーク」

 

 

【あらすじ】

荒廃し国力が失われたアメリカでは、若者たちの労働意欲を今一度奮い立たせるという目的でとあるデスゲーム「ロングウォーク」が定期的に開催されていた。

時速4.8kmを維持しながら歩きつづけ、その速度を4度 下回ると銃殺、最後の一人になるまで続くというこのゲームに参加した50人の若者が、歩き続ける中で友情を育み、一人、また一人と死んでいく…果たして誰が勝利するのか?な話

…という感じで、「とにかく歩き続ける」「規定速度に下回ると警告され、4回累積で死ぬ」「最後の一人になるまで終わらない」という、今ではよくあるジャンルの「デスゲーム」の走りのような作品なのです。

それを大学1年生の時に作り上げていたというのだから、スティーヴン・キングは恐ろしいですね…。

 

さて、そんな映画のプロモーションとして「とある企画」を行うので来てほしい、というお誘いがありました。

 

 

「ロングウォーク マッサージ上映」

映画の臨場感を体験するために、「登場人物が死ぬたびに激イタ足つぼマッサージ施術が行われ、痛みに耐えかねて4回声を出しちゃったら退場」という特殊な鑑賞会です。なんでそんなことを…?

足つぼマッサージといえば、バラエティ番組で一度は見たことのある、あの反り返って悶絶しちゃうような痛いやつですね。

ふむ…映画自体は少し前に試写で見させてもらっていますが、せっかく呼ばれたのであれば念のため挑戦しておくか…。

 

 

というわけで、来ました。下北沢のHUB HUBというサウナ屋さん(サウナ屋さん!?)。

ここにパブリックシアターという空間があり、そこを貸し切る形で今回の上映会が行われるとのこと。

サウナ施設での上映会…? 激イタ足つぼマッサージとか言うものだからビビってましたが、案外リラクゼーションを目的とした癒しのイベントなのかもしれませんね。

 

 

ちなみに撮影日は、信じがたいレベルの激爆雨(げきばくう)が休むことなく降り注いでいました。一体どうして。

 

 

無事、靴下までビッチョンコビッチョンコに濡れそぼっています。

この状態で足つぼマッサージをやってもらうのは、さすがに申し訳ない。念のため、替えの靴下を用意しておいてよかったです。

とはいえ、足元の悪いなか駆けつけたかいもあって、だいぶ足の疲れも溜まっています。マッサージを受けるには万全の状態が整ったとも言えるでしょう。

 

 

さて、こちらが噂のパブリックシアター。

私は普段サウナには行かないので、「サウナ屋さんの中にあるパブリックシアター」なんて最早知らないの極北。

最近のサウナってこんなことになってるんですか?

 

 

諸々の手続きを終えて会場に入ると、なんと私のためだけに貸し切り時間を確保してくれていました。そこまでしてくれるなんて…。

 

 

余談ですが、足を触られるので新しい靴下に履き替えたところ、奇しくも着ていたシャツとの取り合わせでかなり美味しそうになってしまいました。誰か私をアボカドシュリンプバーガーにしてください。

 

 

そうこうしているうちに、上映開始前にコマンダーと名乗る軍人が登場!

なるほど、劇中でも参加者の若者たちを鼓舞する「少佐」が登場し演説を行うので、それのモチーフみたいです。

横にいる4人はマッサージ師さん。モグリではなくちゃんと国家資格を持つ正式な方たちなので、安心です!

 

 

諸君。君たちは特別な環境で『ロングウォーク』を見ることができる選ばれし者たちだ。

(おぉ…本格的なイントロダクションが始まった…)

歩き続けなければ、終わらない。止まれば、死ぬ。そんな『ロングウォーク』は、見るだけで歩き疲れる映画だ。

(ふむふむ…)

 

 

この映画を楽しむために、諸君の足には特別なマッサージが施される。

足の疲れを残さないことはもちろん、スクリーンの中で必死に歩き続ける彼らの痛みに諸君が寄り添えるよう、足の痛みを徹底的に味わうためのマッサージだ

(なるほど。劇中の痛みを追体験するためのマッサージってことか)

 

 

しかし忘れるな。ここは映画館だ。

上映中の私語はもちろん、マッサージで思わず漏れるうめき声も、悲鳴も、すべて許されない

(映画館なら、足つぼマッサージも許されないのでは?)

 

 

そうなった場合、警告を発し、4回に達した時点で脱落してもらう

 

 

準備はいいか!?

え? あ…はい

 

 

イエッサー?

 

 

声が小さい! 準備はいいか!

サー! イエッサー!!

 

…という前フリがあり、いよいよ上映開始!

 

 

※序盤の展開について記事上で軽く触れていますが、
脱落者の特定は出来ないようにしております。

 

 

「ロングウォーク」は50人の若者が参加する壮絶な行進。お話はその中の一人であるレイ・ギャラティ(一番左)を主人公として進んでいきます。

彼には一人残した母親のために、何としてもこのレースに勝利して「破格の賞金」と「願いを一つ叶える権利」を掴むという強い意志を持って参加するのです。

勝利したい気持ちは参加者全員同じではあるものの、「たった一人しか生き残れないというルール」が最初から明示されているだけに、「どんどん死んでいくんだ…(そしてその度に足つぼマッサージを食らうんだ)」という悲しい未来が確定されています。

 

 

あと、映画館で私の後ろに座った人ってこんなに見にくいんですね。髪切ります。

 

 

『ロングウォーク』の地獄の行進は昼夜を問わず行われ、参加者は眠ることすらできません。

食べ物や嗜好品などを持参して時に参加者同士で分け合いつつ、いつしか共に歩いていく中で参加者同士で心を通わせて不思議な結束力が高まっていくのも印象的。

本当に歩いてるシーンしかないのに、登場人物に感情移入できる映画も珍しいですよね。

しかし、この友情もそう長く続かないことは分かりきっています。なぜならこの地獄の行進は最後の一人になるまで終わらないから…。

 

 

あっ! やばい!!

いきなり参加者の一人が靴の中に入った小石を取るために立ち止まってしまいました。なにしてんだ! 歩きながら取らんかい!

警告後、10秒以内に復帰できなければ2つめの警告、そして3つめといきなり蓄積されていきます。

 

おいおいおいおい! こんなペースで脱落者が出るのか?! こっちの足も持たないぞ!

 

 

こちらのマッサージ師もセット完了!

 

いよいよ来るか…?!

 

 

 

 

…いや、ここはギリギリで靴紐を結び終えて脱落とはなりませんでした。

つまり、マッサージ師のフェイントです。映画館で感じたことのないタイプの緊張感でした。

ちなみに、劇中のルールとしては警告が3つたまった状態でさらに仕上げの第4警告が下ると即銃殺、というもの。そしてその警告は1時間規定速度を維持すれば1つ消すことができるのでした。

劇中のルールに、登場人物も、私の足も九死に一生を得ることとなりました。あぶない、あぶない…。

 

 

その後は、参加者同士の他愛もない話でメインの登場人物が明示されていきます。

彼らが次第にフレンドリーな関係になる様子が描かれ──

 

 

あっ! また止まってる!!

とうとう、「足を痛めてまともに歩けない参加者」が!

 

 

ついにマッサージ師も持ち場につく! こちらも覚悟を決めなくては…!

先ほどとは違って、さすがに今回は心の準備ができております。

足つぼの刺激に負けないように踏ん張って、どうにか抵抗し──

 

 

 

 

ギュンム

 

 

 

ア゛ッッ!!!!!!!!!!!

 

 

イ゛ィギッ!!!!!!!!!!!!!

 

 

※「足が裂ける」という趣旨の言葉を叫んでいます

 

 

 

すごい。シンプルにめちゃくちゃ痛いです。

まるで◯◯みたいな痛み…のような喩えすら生ぬるい。ただただ、真っ向勝負で痛い。

 

あと、劇中で初の脱落者が出るシーン、けっこうえげつないです。

そしてそれを目の当たりにしたギャラティの精神的なショックも大きく、改めてこれが死と隣り合わせのゲームであることを実感させられる印象深い場面となっています。多分。

いや、すみません。正直、足裏の激痛しか印象に残ってないです。

 

 

その後もギャラティ、マクヴリーズ、ベイカー、オルソンの4人が冗談などを言い合って少しずつ友情を育んでいき、バーコヴィッチ、ステビンズなども存在感を放ってきます。

道中で交わされる「叶える願いは何にする?」的な何気なく細やかな会話も、切ない…。ロングウォーク外で出会っていたら無二の親友になれたはずなのに…。

 

 

あッ! やめろ!!

その後も、すぐに二人目の脱落者が! 序盤からけっこう飛ばしてくるんですけど!

 

ですが……

 

 

先ほどの一撃目で分かったことがあります。

いかに足つぼマッサージと言えども、痛みを感じる箇所は人によってマチマチ。

私はというと、たった一箇所だけバカほど痛い悶絶ポイントがあるのですが…実は、その他の部分はどんだけやられても我慢できそうなんです。

なので、どうにか悶絶ポイントだけは刺激されないように死守すれば、どうにかやりすごすことができ──

 

 

 

ドゥムッッッッッ

 

 

※主にア行で構成される叫び声を発しています

的確に、悶絶ポイントを責められました。ふ〜ん。やるじゃん。

後で、このときの写真を見返したところ、洗濯機にぶち込まれたとしか思えないような動きで上半身が回転運動していました。

痛みから逃れるために、自分の体が見たことのない動きを編み出していて怖かったです。

 

 

それにしても、この「ロングウォーク」という作品。「歩いて、しゃべって、たまに死ぬ」というシンプルな構成なのに何でこんなに引き付けられて釘付けになってしまう魅力があるんだろ。

狂った政府に押さえつけられながらもたった一つの希望のために協力しながら歩みを止めずに進む若者たちの姿や、それぞれのバックボーンも掘り下げられることで感情移入もできたため、彼らから勇気のようなものをもらえたからかもしれません。

とにかくみんながんばれ! 良い人たちは誰も死なないでくれ! と100%の気持ちで応援したくなること必至。

あと、足つぼマッサージの痛みなんかより、彼らの方がよっぽどツラい。

際限なく歩いて周りの人がどんどん死んでいき、自分も死ぬ可能性がある参加者の方が全てにおいて辛すぎるに決まってる。一歩間違えたら死ぬし。

 

 

そんなギャラティ達を見ていたら、ワシは足つぼ程度のことで何をギャーギャー騒いどるんや…とふつふつと闘志が湧き上がります。

希望にも似た神秘的なパワーが湧き上がってくるような感覚。ここまできたら、彼らの物語を最後まで見届けるしかない!!

 

ギャラティ、マクヴリーズ…俺はやるぞ!!

 

 

 

ダメでした。

だいたい開始から50分程度であえなく4回叫んでしまい、脱落となりました。え〜〜〜〜〜ん。痛いよ〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!

 

 


※最終的に四人がかりでやられた

今回は痛みに耐えながらエンタメ的に見る感じでしたが、足つぼナシだと緊迫感と絶望の渦に飲み込まれる若者たちを応援したくなること間違いなし!

腰を据えてじっくりと彼らの行く末を見届けていただくことをオススメします!

ちなみに実際の上映時には、足つぼマッサージ師の配置はないのでご安心ください。

 

 

 

【公式なストーリー】
戦争によって国家が分断された近未来のアメリカ。困窮する社会への光として、そしてかつての栄光を取り戻す為の一歩として、国をあげて開催される競技“ロングウォーク”。ただひたすらに歩き続けるだけで破格の賞金と願いを1つ叶える権利を獲得できるこの祭典に、選ばれし50人の若者が挑戦する。「時速4.8kmをキープすること」「速度を下回り警告を受けないこと」「最後の一人になるまで歩き続けること」この勝者になる為のルールの裏に、休息も睡眠も救いも存在しない。3つ警告を受けると即死の状況下で臨む、地獄の一本道の先に待ち受けるのは希望か、絶望か——

 

【作品情報】
監督:フランシス・ローレンス『ハンガー・ゲーム』シリーズ
脚本:JT・モルナー『ストレンジ・ダーリン』
原作:スティーヴン・キング「シャイニング」「IT」
出演:クーパー・ホフマン、デヴィッド・ジョンソン、マーク・ハミル
2025年/アメリカ/5.1ch/シネマスコープ/英語/108分/原題:THE LONG WALK/字幕翻訳:北村広子/配給:クロックワークス
運営会社:株式会社闇、ない株式会社

コピーライト:©︎2026 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved. 映倫:R15+
公式HP:https://klockworx-v.com/longwalk/ 公式X:@LongWalk_jp

 

『ロングウォーク』
6月26日(金)全国公開
©︎2026 Lions Gate Ent. Inc. All Rights Reserved.
配給:クロックワークス

 

 

最後に私が逆襲を兼ねてマッサージ師さんに足つぼやってみたんですが、素人なので全然痛くなかったそうです。それでは。