まきのゆうきこんにちは、映画とドラマ大好き人間です。
NetflixやU-NEXT、そしてDisney+などなど、様々なサブスクサービスで映画やドラマを見ている人間こと私が、2025年9月に見て良かったな〜という作品をいくつか紹介させていただきます。見るの迷った時の参考にしてみてくださいませ。
9月はたくさんのおもろドラマが急激に配信されまくったので、毎日忙しかったですね…。
■Netflixで見たドラマ
ウェンズデー シーズン2
【あらすじ】
陰キャのウェンズデーは、前回の事件を経て最強コンビとなった陽キャのイーニッドが自分のせいで死んでしまう未来予知を見てしまい、その死を回避しようと奔走する。弟のパグズリーもネヴァーモア学園に入学し、友達が出来無さすぎて近くに埋まっていたゾンビを掘り返して友達にしてしまう。色んな事件が巻き起こるが、それらが全て一つにつながり、ある一つの血塗られた過去が暴かれるのだった…。
みんな大好きウェンズデーの、誰もが待ちわびたシーズン2…。8月第一週に4話、9月第一週に4話と2つのパートに分けて配信されましたが、私は大事に大事に週1ペースで見させていただきました。今回も面白すぎる…。ストーリーが相変わらず散らかってるはずなのに、気がついたら全てが一つに繋がってしまうこの気持ちよさったら他ではあまり体験できないですね。今回は陰キャのウェンズデーと陽キャのイーニッドの体と心が入れ替わる神回やイーニッド＆アグネス（モブキャラと見せかけて完璧に主要キャラに加わる天才的キャラ造形…）の最高のダンス回、さらにハンドに隠された秘密が明らかになるなど、ファン大歓喜の見せ場が盛りだくさんでしたね。シーズン3も待った無しの勢いで作っていただければ幸いです。
最後に、第一話でみんなが思ったことを代弁させていただきます。「ブンブンズのユージーン、シーズン1と2の期間で別人のごとくシュッとしすぎ!!!!!!!!!!」
U-NEXTで見た映画＆ドラマ
Mr.ノーバディ
【あらすじ】
ハッチ・マンセルは職場と自宅をバスで行き来するだけの味のない生活をし、妻子からは蔑まれゴミも毎週出し忘れる何者でも無いおじさん。家に強盗が入っても勇敢に立ち向かわずに穏便に済まそうとして息子からの評価もさらに下がったりしてストレスが溜まっていく。そしてバスでチンピラに絡まれた時についにブチ切れてしまうのだが、ここから思いもよらぬ相手に目をつけられる！な話
近々続編である「Mr.ノーバディ2」が公開されるので、復讐も兼ねて再見しました。何でもないおじさんが爆発する、超爆裂バイオレンスアクションの傑作です。これは本当に気持ちいい！全てをぶち壊してぶち殺してくれるスカッと感！何も考えず、その命をこのおじさんに預けて欲しいです。
完璧なテンポのオープニングから小気味良く進んでいき、分かりやすく悪役を提示してハッチの人物像を外堀から埋めつつ、様々なパズルのピースを登場させながら最後にピタっと合わせてクライマックスの激烈アクションに繋げていく気持ちいい構成も見ていてストレス無し。無法地帯過ぎるむちゃくちゃさすらも丸めて嫌な気分を一気に吹き飛ばしてしまう傑作に違いありませんでした！
サブスタンス
【あらすじ】
女優エリザベスは今も美しさを保ってはいるが、やはり全盛期の良さは失われていた。センターを張って踊るエクササイズ番組も老いを理由にクビになってクヨクヨしていたところに「人生が変わる」と銘打たれた「サブスタンス」というサービスを知る。謎のキット一式を案内された廃ビルで受け取り、説明書無しで完璧にそれを使用してみると…セクシーダイナマイト女に生まれ変わった！最高〜！な話
コンプレックスを克服して最高の自分を手に入れた後に欲にまみれて破滅に向かうという、まさに「喪黒福造のいない笑ゥせぇるすまん」のような話。既に映画館で見て「気持ち悪かった〜」と言っていた妻と一緒に見たんですが、これめちゃくちゃ最高ですね！このあらすじの時点で大体オチはこうなるだろという予想はほぼ当たりつつも、そのさらに12段階ぐらい上をいくクライマックスの畳みかけは頭がクラクラするほどシビれてしまいました。
ルッキズムや老いなど避けて通れないメッセージ性と、カメラワークや視覚的に優れたビジュアルアート性のおかげで一見かなり高尚なイメージがありつつも、そんなわけなさすぎる大真面目な爆弾ボケ（例：バスルームをDIYしていきなり完璧な隠し部屋を作るところ等）が5分に1回ぐらいのペースで詰め込まれてて、それを妻と笑いながら指摘しあうのがかなり楽しかったです。こんなの映画館で黙って見たくない！
そして、演技＋役割とはいえ実際に全盛期を過ぎたデミ・ムーアがこの役を引き受けてくれたというその役者魂はマジでアッパレだったし、セクシー女役のマーガレット・クアリーは美人なのに何故かゆりやんレトリィバァに見えてしまう瞬間がいくつもあって不思議でした。いや〜それにしても笑いながら見れて最高でしたわこれ。
罪人たち
【あらすじ】
スモーク＆スタックの双子はガッポリ金を稼いで地元の町に戻ってきた。町の外れにある製材所跡地を買い取ってどでか酒場を作って黒人たちのたまり場にする計画のためらしい。二人は町で確かな音楽スキルをもつ人々を雇い、開店までの準備を整える。そしていざオープン初日の夜、最高の音楽と酒で酔いしれる中、予想もしていなかった思わぬ事態に直面する…！果たして双子＆仲間たちの運命は？な話
マイケル・B・ジョーダンが一人二役をやり、ブラックパンサーやクリードなどで何度もご一緒しているライアン・クーグラー監督の原作なしのオリジナル作品。↑のあらすじに書いた「予想もしていなかった思わぬ事態」を何も知らないまま見たらかなり熱く興奮したので、知らない人はこのまま何も知らずに見るのが吉…といえるほど、めちゃくちゃおもろい！さいこっ！な逸品でした。
驚き必至のストーリーを盛り上げてくれるのが、劇中の音楽＆歌唱＆その他あらゆるBGM。これが圧倒的に素晴らしい！1932年という黒人が不当な扱いを受けていた時代を舞台に「黒人が奏でるブルース」と「白人が唄うフォーク」がぶつかり合うという構図はめちゃくちゃ最高で、新鮮に「映画ってすごっ！！」という気持ちにさせてくれました。もちろん音楽メイン映画ではなく大トロは他にあるので、是非他のレビューも見ずにこのまま見てください。マイケル・B・ジョーダンが双子を一人二役演じてるのもアッパレでした。
邪願霊
※U-NEXTより引用
【あらすじ】
新人若手アイドルの新曲制作をドキュメンタリー形式で密着取材するTVクルー。しかし撮影中にアイドルに照明が落ちて当たりそうになったり、街頭インタビューのほぼ全てに白い服を着た女が映り込んでいたり、録音した音源に変な声が入っていたり、デビューは難航する。新曲「ラブ・クラフト」の作曲者もよくよく調べたら誰も知らない…など不思議な点も多かった。果たして何が…？な話
フェイクドキュメンタリーQやTXQ FICTIONなど、最近流行りまくってるフェイクドキュメンタリーものですが、90年代後半に公開されて世界的にフェドキュ（※そんな略称はありません）ブームの火付け役になった「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」よりも、さらに10年前に作られて、「フェ（略）の先駆けじゃん！」とまことしやかに好事家の間で知られているのがこの邪願霊です。
新人アイドルの取材中に様々な現象が巻き起こりつつ、伏線などを散りばめながらクライマックスに大きく爆発させる分かりやすさの中に薄気味悪さもしっかり醸し出されていて全てにおいて先取りしてる感じはありました。40年前の日本の懐かしくもダサい雰囲気もありながら、シナリオの秀逸さとレトロなホラー描写、そしてラストのギミックまでアイデアに溢れてて、フェイクドキュメンタリー好きなら抑えておくと損は無いでしょう…。そして、竹中直人が声と後ろ姿しか出てないのに、この頃から存在感ビンビン過ぎました。
ポーカーフェイス シーズン2
【あらすじ】
酒と煙草で声が枯れまくっている流れ者の女チャーリーがゆく先々で殺人事件に巻き込まれ、嘘を100%見抜く特殊能力と生来のお人好しさでズバっと事件を解決するミステリーコメディ。
私はこの「ポーカーフェイス」のシーズン1を、誰にオススメされるわけでもなくU-NEXTのドラマ一覧ページを適当に見ていた中で「何かおもろそっ」という直感で発見したという背景もあり、このシーズン2が満を持して配信されてそれはそれは喜んだのでありました。今シーズンも「最初に犯人が提示されて殺人事件が発生」→「時間が巻き戻って現場近くにチャーリーがいたことが判明して違う側面から改めて事件発生」→「捜査＆解決」という流れは健在で、一話完結で異常な見やすさ。舞台も流れ者というキャラ造形を活かして映画制作チーム、野球チームの雑用、ホテルマン、小学校の食堂、筋トレジム会員など同じ職業がほぼ無いというのも楽しさにブーストがかかっています。
一話完結と言いつつチャーリーを取り巻く環境には一つの筋書きが出来ており、シーズン3があるならこの境遇が一体どうなるか楽しみにしたいところです。U-NEXTに入ってるならこれは絶対に見た方がいいですよ！ほんとに！この世やインターネットは嘘にまみれてますが、「ポーカーフェイスがおもしろすぎ」っていう事実だけはホント！！
Disney+で見たドラマ
エイリアン：アース
【あらすじ】
宇宙でゼノモーフを始めとする5種のエイリアンを積んだ宇宙船が地球に不時着し、不治の病の子供の意識をアンドロイドに転移させた「ハイブリッド」達が回収に向かう。地球を支配する大企業ディスカバーとユタニがエイリアンの所有権を主張し、思わぬ戦いに発展していく…。
歴史の長い「エイリアン」の初めてのドラマシリーズ。エイリアンの恐怖は描きながらも前述の「ハイブリッド」達の成長と変化、エイリアンの所有権を主張する大企業同士で渦巻く思惑など、未知の生命体だけではないストーリーの構築が秀逸です。重く暗い雰囲気の中で人間の監視下に置かれながらも着実に猛威を振るうエイリアン達はもちろん恐ろしく、その中でも目玉に擬態して捕食者の眼球に入り込んで意識を乗っ取る「オセルス」がかなり存在感タップリでしたね…。
シーズン2の制作は現時点では決まってないみたいですが、この調子だとおそらく制作決定されるのも時間の問題な気がする面白さでした。そして、願わくば日本語吹き替えをつけてください。私は吹き替え派なので…（Disney+はSTARレーベルの吹き替え製作をサボりがちな傾向にある）。
映画館で見た映画
バレリーナ The World of John Wick
【あらすじ】
目の前で父親を殺され身寄りが無くなった少女イブはニューヨーク・コンチネンタルホテルのウィンストンの計らいでルスカ・ロマの元に引き取られる。バレエと暗殺者の技術を磨いて12年が経過したある時、任務中に倒した刺客の腕に見覚えのある印を発見する。忘れもしない、父を殺した暗殺者カルト教団も同じ印をつけていた…。復讐の炎が燃え上がる！邪魔する奴らは皆殺しだ！な話
みんな大好き「ジョン・ウィック」シリーズのスピンオフで、美しき女殺し屋が100人以上ぶっ殺す景気の良いアクション。おもろい！気持ちいい！ジョン・ウィックの世界って、とにかくそこら辺から殺し屋がうじゃうじゃ湧いてくるのがとにかく斬新ですよね。そんな本作も一般人に紛れ込んだ暗殺者や、分かりやすい殺し屋、めちゃくちゃな数が出てくるけどほぼ1秒でぶち殺したり、嘘だろ？ってくらい粉々に爆発したり、行き着く暇もないアクションが展開されてて気持ちよすぎでしたよね。
主役のアナ・デ・アルマスさんは「ナイブズ・アウト」では嘘をつくと吐いてしまう気弱な女子だったのにこっちでは美しき女殺し屋となってボコボコにされながらもおでこにちょこっとだけ傷つく程度でほぼ汚れず突き進むのもまた最高。ジョン・ウィック本人もしっかり見せ場があるし、「ウォーキング・デッド」のダリル役ノーマン・リーダスさんもほぼダリルみたいなキャラクターとして出てくれるし、サービス満点！ジョン・ウィック5作目もやるなら作ってくれ〜。
Mr.ノーバディ2
【あらすじ】
ロシアンマフィアを壊滅させた際に背負ってしまった3000万ドルの借金を組織に肩代わりしてもらったため不眠不休で「任務」にあたる何者でもない男ハッチはプライベートも家族が崩壊寸前だった。絆を取り戻すために少年時代の思い出の地であるリゾートパークで羽を伸ばそうとするも、そこはギャングと警察がグルになっている悪の温床だった…休暇が欲しいから、こっちも壊滅させる！！な話
10/24（金）公開ですが、映画を愛し、映画に愛されてるので試写にて一足先に鑑賞させていただきました。いつもありがとう…。何でもない男（実はただならぬ経歴を持つ男）が暴れ回る「Mr.ノーバディ」の続編。つまり…おもろすぎ！完璧な続編！きもちいっ！！これをつまらないって言う奴は許せないぐらい面白い！
ストーリーも分かりやすい上に前作で最高だった籠城戦も遥かにパワーアップして筆舌に尽くしがたいほどに痛快！80歳超えのクリストファー・ロイドおじいちゃんもしっかり歩いて元気過ぎるし腹違いの兄の見せ場もデカすぎる！で、アクションが前にも増してスゲーって思ったんですが、「監督：ティモ・ジャヤント」ってエンドロールで出て一気に腑に落ちました。知らなかったから驚いたな〜（※ティモ・蛇やんと）。前作予習してると確実なグレードアップが堪能できるので見とくのがオススメです。
さようなら！
ということで、いくつかご紹介させていただきました。Mr.ノーバディ2は絶対に面白いので見てください…（PRとかではなく、個人的に書いてます）（PRももちろんお待ちしております。見るので…。）
それではまた来月！
