俺の名はナ月、34歳だ。
 30歳になった瞬間から「年齢なんてただの数字じゃないか」と思うようになったが、それはそれとして

「スピルバーグは27歳の時にはジョーズを撮っていた」

 みたいな話を聞くと人並みに「その頃俺は何をしていたっけ」と憂鬱になったりもするぜ。

 他人の人生と自分の人生を比べても仕方がないとはいえ、他人の「○○歳の頃に××していた」話のクソくだらないバージョンをいっぱい集めたらあんまり気にならなくなるのではないか。そういう趣旨の記事。今回で4回目だ。前回はこれ。

 ちなみに俺は28歳の頃急に甲殻類アレルギーになった。これくらいくだらないのを集めていく。

 

 早速見ていこう。

19歳になって初めて会話の楽しさを知った

それまでは興味のあることを一方的に喋るだけだった。大学で相手を慮り、自分も慮られて共感できるところは共感しながら喋ることの楽しさを初めて知り、マックで永遠と喋るJKの気持ちがようやく理解できた

はっぴ〜

 自分は「会話」ができているだろうかと考え込んでしまうな。情報を伝えるのが目的ではない、ただラリーを楽しむおしゃべりができているか……。

 

10歳の頃、ガソリンスタンドの洗車に泣き喚いていた。(兄弟は自分を見て爆笑してた)

雨では泣かないんですけど、車内にいる状態の洗車は初めての体験だったもんで、その場にいない母に向かって一生懸命「おかーーーさーーーん!!!!!」と叫んでいました。
今思えば意味が分からないですね。でも、未だにそのことが脳にこびりついてて、多分今も怖いんでそれからも一回も行ってないです。

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 洗車機からこんな絶叫聞こえてきたらめちゃめちゃビビるだろうな。

 

5歳、母親に魔族の生まれ変わりだと名乗る

当時の保育園バザーで毎年売れ残っていた「金色のガッシュ!!」図鑑に影響を受けまくっていた。というかあれが人生初の立ち読みでもあった。

炒め

 子供がそこまで気に入ってるんだからもう買ってあげてほしい。

 

中2の頃一人称が俺だった

中3の頃に私に戻ったけど10年の時を経てぼくになった

キョウ

 どの性別にしてもかなり良いエピソードだな。

 

23歳のとき、少女漫画の「憧れ」の意味に気づいた

恋愛感情が分からなすぎて、少女漫画で「憧れの先輩」の意味がその人みたいになりたいんだと思ってたけど違うと気づいて衝撃を受けた
仕事が出来るかっこいい先輩に憧れてる女の子に対して「じゃあ恋愛せずに仕事しろよ」とか思ってた

姫草ユリ子

 ちょっと違うけど「抱く」に抱きつく以外に「性交する」の意味があると気がついた時似たような衝撃を受けた。

 

小2の頃、エロ動画を見ようとしてジャンプスケアを知った

友達数人とYouTubeで「めちゃくちゃエロい動画」で検索かけてワクワクして見たらジャンプスケアだった。そこで初めて「インターネットの悪意」を知った。

カスのpdf.

「めちゃくちゃエロい動画」で検索をするってのがまず良いな。インターネットのチュートリアルとしても良い話。もっと真の邪悪に出会う前にこれくらいの悪に出会うことで警戒することを覚えるんだ。

 

10歳の時、西尾維新を知った

数年話し言葉が全部阿良々木暦だったので友達がいなかったけど、それもかっこいいと思ってたので無敵だった

まめ子

 無敵だ。かっこよさは全てに優先する。

 

10歳のころ200円のクレーンゲームに100円入れてゲームが始まらず泣いて店員を呼んだ

機械に返金ボタンがなかったので金入れたらプレイするか諦めるかの二択だったけどあまりにも泣いていたので「本当はダメだけど返すね」って鍵で機械開けて100円返してくれた

238

 コイン複数枚いる筐体で返金ボタンないのなんとかしてくれ〜。本当はダメなんだ。じゃあ100円しかない時にうっかり入れちゃったらどうすりゃ良いんだ。

 

6歳(幼稚園年中)の頃すでに彼氏がいた

両方の親公認で毎日手繋いで遊んでたし時々ほっぺにちゅーとかしてた。
小学生になって周りに冷やかされて気づいたら疎遠になってた

ゆりのいか

 カップルを冷やかすって文化って子供はいつの間に学習するんだろうな。「カップルを冷やかせ!」って大人がどこかにいるのかな。

 

12歳のとき、初めて左右が覚えれた

中学に入って社会の授業で世界地図を習い、「日本はイギリスより東だからこっちが右」という覚え方でやっと覚えれた
今でも世界地図を思い浮かべないと左右が分からない

 すごい独特な左右盲の克服方法だ。すごい。東西南北はわかるんだ……。

 

15歳の秋、チャーシューの美味しさに気づいた

それまで何を美味しいと思って生きていたんだろう

アキチャン

 最高。最初にラーメンを食べた時ってわけではなさそうだな。ある日急に「チャーシューって美味いな」と気がついたんだろうな。

 

32歳で初めてみたらし団子を食べた。

ふ〜ん、くらいしか感想もなく、それ以来食べていない。

しがないアザラシ

 超良い。食べたことないものを食べてみるって姿勢が大事だし。

 

4-5歳の頃、幼稚園で「ドレスが着られなかった」と泣いて帰ってきた。

いわゆる「なりきりごっこ」の遊び用に数着ふわっふわなドレスがあった。送迎で家に着いた時に泣いていた僕を連れてきた先生は「ねむいちか君…ドレスが着られなかった事がショックみたいで…。」と母に告げたらしい。泣いている息子を見て、理由を聞いて、母は大爆笑したらしい。確かに今でも可愛い格好はしたい。

ねむいちか

 今からでも着よう。ドレスを着ないままの人生で終わることになるぞ。

 

23歳の時初めて水たまりを避けて歩くようになった

「足が濡れたら不快だなあ」って感じた瞬間があった なんか大人になっちゃった嬉しさともう水たまりを爆進してたあの頃に戻れない寂しさがあった

マーフィー

 良いエピソードすぎる。大人になるってこういうことの積み重ねなんだろうな。長靴を履くとちょっとワクワクするのは水たまりを避けなくていい分子供に近づいているからなのかもしれない。

 

5歳の時に初めて「友達」の意味に気づいた

自分が相手のことを友達だと思っているのと同じように、相手も自分のことを友達だと思っていたら「友達」だということに急に気が付き、
「わたしたち友達だよね」と幼馴染に確認しました。
「そうだよね」と言われたとき、たぶんそれまでの人生で一番嬉しかった。

まろー

 片思いだったらと思うと怖すぎて確認できない。

 

3歳の頃、パーカー紐を引っ張って母の腰を砕けさせた

スーパーの店内で母からわざと離れた後、驚かせようと思ってか急に現れ、「アーーー!!!」と叫びながら自分のパーカー紐を引っ張りマッサージ屋のクッション顔出しみたいな状態に
店内なので大きな笑い声が出せないものの、あまりにも面白かった母は腰が砕けたらしい
これを店内でやるのは3歳児過ぎる奇行

ちょーず

 文字で説明されただけでも声出して笑ってしまった。たしかに直接見たら腰ぶっ壊れると思う。

 

小2時、鬼ごっこにスカート3着持参

2000年代初め、小中学生には「ジーンズの上にミニスカを履く」という全国的?オシャレがありました。
スーパーの児童服しか持ってない私もなぜかこれならできると思い、外遊びにわざわざスカート3枚持って1時間ごとにこれみよがしに着替えてました。
田舎で背伸びしたかった…

ちーえる

 最高。日替わりでも十分オシャレなのに。

 

小1(6歳)の頃、既に日向ぼっこの良さを知っていた

休み時間にグラウンドのデカい土管で「縄跳びやら鬼ごっこしか遊びを知らない奴らとは違うぜ」と思いながら一人で寝そべったり、児童書を読んだりしていました。
チャイムに気づかず、先生が血相変えて連れ戻しに来たりもしました。

たらこパスタ

 たしかに一歩先を行っている気がする。縄跳びや鬼ごっこの一歩先がひなたぼっこなのかはわからないけど。

 

23歳で一人暮らし始めて、夕飯がおはぎだけの日々があった。

おはぎだけは言い過ぎで、おはぎとポテトサラダとかそんな感じ。なぜならおはぎが安かったから。なんで安かったのかはスーパーの人に聞いてください。

san

 これこれこれ、ちょうどこれくらいのが読みたかった。これくらいでOKです。

 

20歳頃、初対面の方と猫舌で意気投合したのでカップ麺にも氷入れる!と言ったら「えぇ!」と返ってくる

当時だいぶ人見知りな中がんばって発した言葉だったけれども。親に連れられていった遠縁との食事の席でした。

ゆず麺

「えぇ!」とは言ってるけど、「その手があったか」的な意味だよきっと。

 

 

「○○歳の頃に××していた」みたいな話のくだらないやつパート4ここまで!!!

 気づきの瞬間とかが多いし面白いけど、もっと本当にくだらないことを送ってくれてもいいからね。もちろん気付きの話でもいいけど。

 みんなも何かこういうのがあったら、コロモーで集めているから教えてくれよな。

あなたの「○○歳の頃に××していた」みたいな話のくだらないやつを教えて