こんにちは。映画好きです。

先日、質問するとどこかの誰かが答えてくれて集合知がサクッと集まるサービス「コロモー」にて、下記の質問をしてみました。

 

 

割と映画は見てる方なんですが、まだまだ私の知らないおもろ映画があるはず…ということで質問してみたところ、100件をこえるおもろそ映画を教えてもらいました。

今日はその中から特に私の心を掴んで離さなかった厳選5本を実際に見てみたので、軽く感想を書かせていただきます。「これは有名だろ」とかいう野暮な言葉は無視します。

 

 

■とっととくたばれ(2018 / ロシア)

【あらすじ】
恋人から「自分の父を殺して欲しい」という依頼を受け、ハンマー片手に殴り込みに行く男。迎え撃つ恋人の父親は、自己利益のために犯罪に手を染めては罪を揉み消す冷酷で最悪な悪徳刑事。

男は善戦するも返り討ちに遭ってしまうが、この部屋の中で血で血を洗うめちゃくちゃな事が立て続けに巻き起こる!様々な殺意が芽生える中、果たして最後に笑うのは誰なのだろうか?な話

 

【おすすめ人:03さん】


ロシアのパルプフィクションってかほぼパルプフィクションだけどテンポ良いしゴア描写もなかなか良い、コメディスリラーです

ロシアのバイオレンス&ブラックコメディ。コロモーのページで色々な映画を挙げてもらって「これは面白かった、あ〜これは名前だけ知ってる…」と眺めていた中で、スクロールする指がピタリと止まり、「ざわ…」とさせてくれるほどに素晴らしい邦題と雰囲気。案の定、見て良かった!と思えるかなり楽しいやつでした。「あまり知られてないけど面白い映画」というオーダーに完璧に答えてくれた、まさにベストアンサーと言っても差し支えないでしょう!

小気味良いテンポであっという間にストーリーが一室の中で進行していきながら、それぞれの登場人物を深掘りする回想を入れて舞台となる部屋に存在する理由を洗いだし、そしてそのまま殴る!蹴る!折る!刺す!撃つ!あらゆる暴力描写を爆発させて画面をほぼ真っ赤に染め上げながらも、あくまでバカバカしく展開していく笑いとグロテスクのバランス感覚の良さは脱帽でした。まさに「とっととくたばれ!」と叫びたくなるしぶとさ。素晴らしかったです。久々にこんなに血がいっぱい出るやつ見たな〜。

 

レーダーチャートはこちら。血しぶきはチャート超え

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■第5惑星(1985 / アメリカ)

【あらすじ】
宇宙進出した地球人はドラコ星人と宇宙戦争を繰り広げていた。そんな中、激戦の果てに地球人のダビッジとドラコ星人のジェリーは劣悪な環境の星に墜落してしまう。過酷な状況の中で争うわけにはいかず、一時休戦して協力して助けを待つことにしたのだが、様々な危機を乗り越えていくうちに戦いしか能がないと思っていたドラコ星人の思想や信念に触れ、友情が深まっていく…な話

 

【おすすめ人:Philipさん】

この当時の(今ほど進歩していない)撮影技術だからこそ醸し出す事のできる雰囲気がとても魅力的。ちなみに監督は『ネバーエンディング・ストーリー』のウォルフガング・ペーターゼンです。

1985年のSF特撮ということでクラシカルな合成技術に趣を感じつつ、いがみ合っていた異種族が協力することで相互理解を深めていく…という時代が流れても色褪せることのない普遍的に面白いテーマを持つ作品。こちらもおもしろい!!

お互いの言葉を習得するところから始まり、さらにダビッジとジェリーの家系に関することを教えあったり、ドラコ星人の種としての教えや信念など、戦いだけでは見えて来ないドラコ星人の本質に触れることでどんどんジェリーが憎めない可愛いやつにみえてくる…。言葉でコミュニケーションが取れるようになった辺りからはかなりジェリーの温和で種族思いな性格が垣間見えるようになっていく過程がものすごく丁寧で、「ネバーエンディングストーリー」の監督だからこそ表現できたストーリーテリングの巧さを感じさせる演出でした。あんなにトカゲみたいなのに…。

その他、隕石が時折雨のように降ってきたり、蟻地獄のような巨大な怪物など、80年代の特撮技術がマンキンで楽しめるのも良かったです。

 

レーダーチャートはこちら
墜落する星は「フィライン第4惑星」でした。どういうタイトル?

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■PMC ザ・バンカー(2018 / 韓国)

【あらすじ】
民間軍事会社ブラックリザード所属のエイハブとその仲間たちはCIAの依頼で韓国と北朝鮮の軍事境界線の地下要塞「バンカー」に滞在する北朝鮮の最高指導者を確保する任務を請け負う。が、米国や中国など複雑に絡み合った政治的思惑に翻弄され、エイハブたちは中国が雇った傭兵の襲撃に遭い窮地に立たされ、仲間も一人また一人と命を落とす。果たして生きて帰れるのか?な話

 

【おすすめ人:恐怖!ザリガニ人間!さん】

韓国と北朝鮮の軍事境界線の地下要塞で繰り広げられるアクションです。とにかく障害が畳み掛けてくるのでずっとハラハラできると思います。主演は『神と共に』シリーズでお馴染みのハ・ジョンウです。『パラサイト』のイ・ソンギュンも重要な役どころです!

韓国産のミリタリー籠城アクション。政治的な駆け引きや思想に行動原理は私の頭が悪すぎるあまりスッと理解できなかったところはあったけど、銃撃アクションや主役エイハブのキャラクター像などは大変魅力的で、理解不足を吹き飛ばして「おもろい!」と思えるような完成度でした。

狭い地下要塞を部隊に圧倒的武装で畳み掛けてくる中国軍の猛攻をエイハブの仲間たちが追い込まれながらも対抗していく銃撃シーンはなかなか凄くて、カメラワークと撮影方法も臨場感に溢れてて迫力満点でした。床や壁に貼り付いて遠隔操作が出来る小型球体カメラデバイスをエイハブ軍が利用するんだけど、それがとらえる映像がアクションシーンの中核を担ってるほど良い!地面から煽るように仲間の銃撃を撮影したり壁や天井から敵の様子を伺ったり、蟻みたいな視点でギューンと走って仲間を導いたり…!この斬新なデバイスがもたらす視覚効果は一見の価値アリ。さらにエイハブの過去や仲間思いの面なども熱くなれる!そんな感じで次から次へと休む暇なくピンチが訪れる男らしい大アクションでした。ラストの長回しもアッパレ!

 

チャートはこんな感じ。本当にピンチしか無い

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■ディスコード(2012 / アメリカ)

【あらすじ】
厳しい母親から縁を切って生活するアニー。ある日その母親が亡くなったので実家に戻った姉ニコールはアニーに葬儀に出るよう電話で説得するもアニーは全く乗り気ではなかった。母親の家は電波が不安定で電球も点滅を繰り返し嫌な感じ。そしてニコールがいきなり消息不明となる。アニーは実家で手がかりを探そうとするが、超常現象で体が言うことをきかなくなった!助けて〜!な話

 

【おすすめ人:もちろんさん】

このジャンルでは料理されきった文脈から展開される怒涛のホラーが最高。結構怖いので毛布にくるまって見てくださいね。

家の中に霊的な何かがいる系のわかりやすい超常現象ホラーと思いきや、巧みなミスリードで真相をボカしつつ「そうなるの!?」という感じで予想外の方向へ進んでいく二転三転なストーリーテリングは個人的には割と好みでした。セリフを極力少なくして落ち着いた感じで進めながらも驚かすところはしっかりとしたビジュアルで驚かせるメリハリの付け方もGOOD。私はホラーを見まくっているので、回答者さんのように毛布にくるまって見なきゃいけないことはなかったですが…。

で、邦題が「ディスコード(=不和)」で、原題が「the pact(協定)」という感じで、前者は序盤をベースに、後者は真相をベースにタイトル付けがされていて日米で引きを作るポイントが違うんだな〜って感じで興味深さもありました。あとこれは完全なる余談ですが、主役の女性のおっぱい爆弾は花丸です。「おっぱいがド迫力で本筋よりそっちに目が行きがちな映画」縛りで次はまとめてみようかな。パッと思いついたのは「P2」、「カリフォルニア・ダウン」、「トライアングル」。

 

チャートはこれ。平均的ですが、おっぱいだけがカンストです。

 

 

■新アリゲーター 新種襲来(2013 / アメリカ)

【あらすじ】
久々に故郷の田舎町に戻ってきた女エイブリーはワニハンターの父をはじめとするドウセット一族に歓迎される。ドウセット家はこの町のロビショー家と100年以上前の因縁がいまも影響して犬猿の仲だった。そんな中、赤い首に鋭いトゲを尻尾に持つ獰猛なワニが人を襲撃する事件が起きる。二つの家族は競い合うようにワニ退治を進めるが、それが思わぬ方向に転じていく…な話

 

【おすすめ人:Noltonさん】

ポンコツCGのアホアホモンスター映画…かと思いきや、登場人物の葛藤とドラマが描けていれば映画ってこんなに面白くなるのか!?と衝撃を受けること間違いなしです。

B級、いやC級レベルのCG合成や大味なストーリーもありつつも、最終的に「教えてくれてありがとう…」と最高に満足してしまう完成度でした。これ、凶暴ビーバーが襲ってくる「ゾンビーバー」を見たときにも感じたような「作り手がめちゃくちゃ楽しそうなのが目に見える感じ」が良いんだよなぁ〜…。ワニ狩りに加えて二つの家族の確執とその中で揺れ動く男と女を描くことでストーリーに厚みと深みをほんの少しだけ(本当にほんの少し)持たせてくれたのも良い!

で、レビュー書いたところでこんなん誰も見ないと思うんでもうめちゃくちゃ面白い中トロの部分を言ってしまいますと、良くない添加物を混ぜた密造酒を池に廃棄した影響でワニに変異が起こるというのはまだ分かるけど、さらにその肉を食べた人間ももれなくその新種のワニに変身してしまうという科学的根拠を全て無視した超展開が最高!金歯を持つワニを見て「パパ!?」と一瞬で判断する凄まじい理解力の速さはマジで爆笑してしまいました。他にもここには書ききれないくらい信じがたい抱腹絶倒シーンの目白押し!

そんな感じで、全ての理屈を吹き飛ばして監督が描きたいものを描くことの何と素晴らしいことかと感慨深くなる珍作でした。こういうめちゃくちゃ過ぎる映画って一歩引いて低評価を下すよりもこの世界観に浸って爆笑しながら見るのに限る!

 

チャートはこれ。
一部分が突出していればそれでいい…

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映画は良い

それではさようなら。来月もコロモーを利用して映画にまつわる記事を書こうかなと思いますので、ご協力お願いしまぁ〜す。敬具

 

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