自宅でひとりで過ごす時間がほとんどとなった今、何か部屋の中に変化が欲しいと思うようになってきました。
ということで部屋に寿司を配置してみました。
でっかい寿司が部屋にあると部屋が華やかになりますね。
ポケモンGOでも使われているAR(拡張現実)という技術を使ったものです。
ざっくりこのような感じで、モデリングからARまでブラウザ上だけで実装できる方法を試してみたので、時間を持て余して部屋が寂しい人はぜひ試してみてください!
…とは言っても最初から作るのはなかなか体力がいるもの、下のリンクから読みたい所に飛んでください。
①1からモデルを作ってみたい方は3Dモデルをつくろうから
②自分で用意した3Dモデルがある方はテクスチャでそれっぽくしようから
③とりあえず部屋に寿司を置きたい方は寿司との生活からどうぞ
※このARはiOS(iPhone)の機能を使って実装するためandroid等他OSには未対応です。すみません!
3Dモデルをつくろう
3Dモデルを作る方法は様々ですが、今回は会員登録不要で作れる3DC.ioというサイトを使ってみましょう。
こちらのサイト(https://3dc.io/app/)にアクセスし、一番下の「continue without account」をクリックですぐに3D作成画面に移ります。
あまり複雑な立体を作るには向いていませんが、つみきを積むように簡単に操作できるのでいいですね。
左下の「add」から図形を呼び出し、中央の矢印で移動、右下のメニューから大きさ変更、回転に切り替えができます。
今回は試しに寿司を作りましょう。
立方体を伸ばしてシャリを作り…
「drow」で横から見たシャリのシルエットを描き、伸ばして配置します。
あまりにも雑すぎる?まあまあちょっと待ってろって…。
これは少しでも楽をして寿司を握りたい不届き者の作り方ですので、きちんと作りたい方はぜひ色々な図形を駆使し極めてみてください。
ARに変換するために保存します。
左上のメニューから「export.OBJ for Editing」を選びパソコン本体に保存します。
テクスチャでそれっぽくしよう
寿司のアイコニックさに甘えたとしてもやっぱりローポリすぎるので、寿司のテクスチャを3Dに貼ってそれっぽくしていきましょう。
米と切り身の模様が全面に出たフリー素材を使用するのですが…、
無料で配布されている素材が少なかったため、よろしければこちらをお使いください。
私の米とサーモンです。
テクスチャ貼りとAR変換はVIEWAR(https://www.viewar.com)というサイトを使用します。
※こちらのサイトは無料会員登録が必要です
※一時的にChromeでアカウント作成、ログインができないようです。他ブラウザをお試しください(6/5現在)
ログイン後、右の「USDZ & GLB Converter」をクリックし、先ほどダウンロードしたローポリの寿司をインポートし表示させます。
左メニューの「Materials > Base Coler / Albedo > Base Color Map」の球体に先ほどのテクスチャ画像をアップロードしましょう。
※ここでうまくいかない場合は「Materials > Surface/Nomals > Nomal Map」で同じテクスチャをアップロードしてみたり、テクスチャの画像サイズを500KB以下にしたりしてみてください。
私がうまくいかなかったときは一晩寝たら直ってました。なんで?
噛み締めるとキシキシ鳴りそうな寿司ができてしまいました。
回転寿司でこれが流れてきたら一旦見送りますね。
完成したら左側のメニューから「convert」を選び、
「Convert&&Download」でパソコンにダウンロードします。
スマホで閲覧するためにGoogle DriveやEver noteなどに保存し、iPhoneで開くのが良いでしょう。
iPhoneとmacを使っている人であればデスクトップ保存>iCloud共有>「ファイル」から直接開く方法が便利です!
私は知人を頼りBlenderというソフトで柔らかい寿司を作ってもらいました。
すみませんね…抜け駆けしちゃって…。
寿司との生活を楽しみましょう
ここまで読んでくれたみなさま、ありがとうございますね。
いよいよ寿司を具現化するターンです。
データ作成うまくいかなかった!作るのめんどくさい!早く寿司を出せ!という方はこちらのQRを読み込んでください。豪華2貫セットです。
※このARはiOS(iPhone)のみ対応しております。すみません!!
アクセスしたらダウンロード>表示をタップし、寿司の3Dが表示されたら右上の立方体のようなアイコンをタップしてください。
スマホでデータを開くとこのように表示されますので好きに動かしてみましょう!
データサイズによっては寿司の下敷きになるレベルのデカ寿司になることもありますが、指でサイズ調整ができますので慌てないでください。
「寿司の下に潜り込んで米を眺める」という貴重な体験もできます。
ここからは私と寿司の生活の一部をお見せしますね。
ガチャッ
「仕事疲れたな〜…外に遊びにもいけないし家に帰っても1人…」
モチモチモチ…
え?寿司!?
お前…迎えにきてくれたのか……。
かわいいやつめ〜〜〜♡♡♡
こらこら〜!!そこは危ないって!
寿司の特性を殺しちゃうから!
ふふ…疲れちゃったのかな…。
おやすみ……
はい。
これは幻覚でも妄想でもなく、拡張現実です。
寂しい生活にも少しだけ華を添えられる(かもしれない)AR制作、ぜひお時間があれば試してみてくださいね。
本音は早く動物を撫でたいです。
(おわり)