こんにちは、山口むつおです。

インターネットが大好きなのでしょっちゅう見るんですが、コレよく見かけませんか?

 

 

koukoku

 

漫画の広告です。

 

毎日ネットをどっぷりやってる人ほどそうだと思うんですけど、こういう広告をクリックするのって躊躇しません??いやいやちげーよ、友達とのLINEで盛り上がって8時間も費やしちゃった〜っていうコミュニケーション力の充実してるアンタの方じゃないよ。2ちゃんまとめの精読とWikipediaの関連リンク地獄、そして再生数の少ないYoutuberの動画を延々見続けて気づけば16時間経ってるそっちのアンタの事だよ。

 

なぜかクリックしないですよね。なんか負けた気になるし。

そこで、僕がみなさんの代わりに負けてきました。どんな漫画か気になるから、好奇心に負けて読んできました。絞って7作品をご紹介します!

 

 

 

 

食糧人類 ーStarving Anonymousー

 

食糧人類-Starving Anonymous-(1) (ヤングマガジンコミックス)

食糧人類-Starving Anonymous-(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

 

ここ最近、広告でよく見る「食糧人類 ーStarving Anonymousー」。講談社が出してる漫画アプリ「マンガボックス」を読んでた人ならあっ!って思ったかもしれないけど、あのゾンビパニック漫画「アポカリプスの砦」を描いていた蔵石ユウ先生、イナベカズ先生のコンビが手がけている漫画なんですね。

 

ある日、高校生の伊江とカズの2人は、学校からバスで帰宅する途中、車中に催眠ガスを撒かれ拉致されてしまう。目が覚めると、そこは人が敷き詰められたトラックの上。辺りには冷凍された裸の人間たちが並び、生きた人間たちによって解体されていた…。ここは一体どこなのか? この地獄から、脱出する術はあるのか? 『アポカリプスの砦』のコンビが挑む、人類生存を賭けた“食物連鎖”パニック!

 

というように、本の表紙(何かをチューブから吸ってる)とこの説明文から推測できるように、人間が何かしらの食糧にされているようです。1巻を読んでもまだ全貌は明らかになりませんが、食糧用の人間を管理する方法がクソえげつないです。アレをアレにアレして強制的にアレしてさあ……。けっこうグロい描写もあるので、そういうのが苦手な人はちょっとキツイかもしれません。アポカリプスの砦とかGANTZを面白く読めた人にはかなりオススメ。

 

 

 

うなぎ鬼

うなぎ鬼 (1) (ヤングキングコミックス)

うなぎ鬼 (1) (ヤングキングコミックス)

 

これはちょっと前に広告によく出ていた漫画ですね。鍋食べてたら中から人間の骨らしきものが出てきたっていう広告見たことありません?アレです。

 

借金に苦しんでいた倉見勝は千脇に拾われ裏稼業に励むことに。勝に課せられた任務は重さが50~60キロのコンテナをマルヨシ水産に運ぶというものだった。コンテナの中身とは一体…サイコホラー!

 

あの広告だけ見てたらただのサイコホラーに見えなくもないんですけど、見た目はいかついけど心は優しい主人公・倉見の心の葛藤とか、どうしようもない状況に追い込まれた人間が下す苦渋の決断とか、意外と人間の内面にまで触れてくる漫画です。ゾッとしたりあったかい気持ちになったり。完全に大人向けの漫画。

 

3巻で完結してるので、1巻読んで面白かったら一気買いしちゃっていいんじゃないでしょうか。

 

 

 

生贄投票

生贄投票(1) (ヤングマガジンコミックス)

生贄投票(1) (ヤングマガジンコミックス)

 

これもよく見かけますね。「クラスの生贄を1人投票して、そいつに社会的な死を与える」っていう広告のやつです。

 

ある日、高校生・今治美奈都のスマホに突然表示された「生贄投票」というアプリ。候補者としてクラス全員の名前が並べられ、生贄に選ばれた者には、“社会的”死が与えられるという。何の気なしに友人の名を押してしまった美奈都だったが、この投票がクラスに大きな波紋と崩壊をもたらしていく──。『デスペナ』の江戸川エドガワが描く、反道徳×学園サバイバル!

 

王様ゲームとかもそうだったけど、携帯とかスマホになんか変なこと起こるのって多いですよね。映画「君の名は」でもスマホはキーアイテムになってたし。特にいまの高校生には共感できる部分が多いのかもしれん……とか考えながら読んでました。

 

ちなみにこれ、生贄に投票されたやつが社会的な死(=すごい恥ずかしい動画とかを垂れ流されちゃったりとか)を与えられちゃうんですけど、高校のクラスメイトってこんなにイヤなやつばっかりなの?このゲームが始まったきっかけも「ウソ〜ん!」って思うようなきっかけだし……もっと友達のこと想いやろうよ……頼むよ……。

 

 

 

ギフト±

ギフト± 1

ギフト± 1

 

鈴原環は女子高生にして狩りのプロ。その標的は、人…!更正を期待出来ない犯罪者と、その肉体を必要とする患者。需要と供給が一致した時、少女の“仕事”が始まる!鬼才・ナガテユカが渾身の筆致で問う命の価値とは!?日本の地下社会で極秘裏に行われる“臓器売買”の闇に迫る衝撃作!!

 

主人公の鈴原環が「命は大事にしなきゃ」って言うんですけど、この漫画のテーマである「臓器売買」と結びつくと、その言葉の意味が全く変わってくるんですよね。凶悪犯罪者を解体して、新鮮な臓器を取り出し、命の再分配をする。それを「人助け」だと信じている歪んだ価値観を持っている主人公。

 

とはいえ、あんまり無茶なグロ表現はないので、あまり免疫がない人でも意外とするっと読めるような気がします。

 

 

 

ピンキーは2度ベルを鳴らす

ピンキーは二度ベルを鳴らす 1 (ビッグコミックス)

ピンキーは二度ベルを鳴らす(1) (ビッグコミックス)

 

硫酸ピンキーと呼ばれる、その男――街を、闇を、命を切り裂く。闇社会の事件解決人である彼の元には今日もワケあり女が駆け込む!雑誌掲載時から話題を呼んだ人間の欲望と業を描き切る、うめざわしゅん衝撃の問題作、待望の登場!!

 

クロックタワー3で硫酸男を見て以来、「硫酸を武器にするやつはクソ中のクソだから殺すべき」というマニフェストを掲げる事で株式会社バーグハンバーグバーグのナンバー2まで登りつめた過去を持つ僕なのですが、この漫画に出てくるピンキーはド紳士でした。硫酸持ってる感じがしない。最悪BTB溶液。でも紳士だな〜と思ってたらいきなり「え〜〜〜〜!!??」っていう行動をとったりもします。紳士といえど稼業はヤクザだからね……。

 

格言めいたセリフ回しや、ちょっとナルシストチックな主人公の性格が読む人を選ぶかもしれませんが、ハードボイルド系が好きな人は結構好きなラインだと思います。

 

 

 

切子

切子

切子

 

17年ぶりに集まった中学の同級生6人。母校で行われる同窓会が惨劇の場と化すとは、その時誰もが思わなかった…。「ハカイジュウ」でモンスターパニック漫画の金字塔を打ち立てた本田真吾、待望の新作!正体不明の異形女子が圧倒的殺意で襲い来る、「呪殺系」ホラーの傑作!!

 

さすがはハカイジュウを描いた本田真吾先生……スプラッター描写がすごい。幽霊的な怖さっていうよりも、モンスターパニックな洋画のホラー的な怖さがある漫画です。1巻完結なのもちょうど良いボリュームです。

 

あとさ、このタイトルにもなってる「切子」とは知った時……みんな絶対「んも〜〜〜〜っ!」ってなると思う。さっきの生贄投票の時にも言ったけどさー、そんなひどい事すんなって……。マジでお願い!!みんな平和的にオナシャス!!

 

 

 

天空の扉

天空の扉 1

天空の扉 1

 

「血管をつなげろ!」とか「中身出ちゃう!」とか、キャラクターが必死に叫んでる広告に見覚えないですか?あの漫画です。

 

「どんな願いでも叶えられる」という伝説の都市『天空の扉』を巡る、壮大な冒険ファンタジー!!人間に絶望した「雷光の勇者」レイの野望を阻止すべく、超高速移動魔法「マクロドライブ」の使い手・ルーシュの果てなき旅が始まる!!

 

みなさん「最強の魔法」ってなんだと思いますか?この漫画では最強の魔法は移動呪文の「ルーラ」だと定義されています(作中ではマクロドライブと呼ばれてます)。「質量に関係なく」「慣性も空気抵抗も無視して」「超高速で」物体を射出する魔法だと解釈すると、たしかでかいミサイルぶっ放すみたいなもんだよな……。

 

この漫画はけっこうオタク成分が含まれているので、耐性がない人じゃないとついていけない可能性があります。あとKindle unlimitedに入ってる人は途中まで読めますよ。

 

 

 

広告の漫画って、エグいの多いですね

 

owari

 

以上です。

 

なんとなく予想はできていたんですが、広告になってる漫画って内容がエゲツないものが多いので、それなりに精神力を使います。王道の漫画はほとんどない!

今回は載せきれなかったんですけど、レディース向けの漫画も含めるとさらに内容はおどろおどろしいものになっていきます。全部大人向け。子供にはまだ読ませたらあかんで!

 

とはいえ、王道にはない面白さのある漫画ばかりです。精神的に成熟したインターネットキッズなら楽しめるものが多いはず。たまには素直に読んでみてもいいかもしれません。

 

今回はいったんここまで!また読んだら言いますね。それでは〜。