最高の環境でアニメのドラマCDを聴きたい!!!!
人類なら誰もが抱く欲望ですね。
こんなとき、普通思いつく方法は「良いヘッドホンやスピーカーを買う」くらいじゃないでしょうか?
しかし、今回は安いスピーカーしかなくても「最高の臨場感でアニメのドラマCDを聴ける方法」を見つけたのでご紹介します。
最高の臨場感でドラマCDを聴く方法
この方法を発見したのは同僚のARuFa。なにやら部屋の壁に耳をつけて満足げにしています。
何やってるんですか?
「最高……え? ああ、これですか?」
「この壁、隣が会議室になってて、近づくとけっこう話し声が聴こえてくるじゃないですか」
「そこで、『ガールズ&パンツァードラマCD3 あんこうチーム訪問します! 』を用意して」
「会議室の壁に向けて再生すると」
「大洗女子学園の生徒たちの会話を盗み聞きしている気分になれて、臨場感が最高潮に達するんですよ」
盗み聞き? 一体なにを言っているんだ。頭がおかしくなってしまったのか?
半信半疑で壁に耳を近づけてみると……
「みんな、ちょっといいかな?」
「おかえりなさい、西住どの♪」
「…生徒会に呼び出されるなんてどうした? 」
……いる!
壁の向こうに、あんこうチームの彼女たちがいる。たしかにそう確信しました。
適度に声がくぐもってBGMが聴こえにくくなることで、声の実在感が格段に増しています。
噂を聞きつけて社内のオタクが集まってきました。
「この壁の向こうにあんこうチームがいるらしいよ」
「マジかよ! 嘘だったらタダじゃなおかないぞ!」
「ちょっ、騒がないでくださいよ、バレちゃうでしょ!」
「あ、いる。完全に向こうにいる」
満場一致で「いる」ことがわかりました。
「黒森峰、行っても大丈夫かな…?」
「大丈夫ですよ、西住どの♪」
「ファイト! みぽりん」
「がんばれ」
「心配することないと思いますよ」
他校への訪問を検討するあんこうチームの会話を盗聴しながら「みんな友だち思いのいい子だなぁ」としみじみするオタク。
しかし……
「……すみません、僕、もう声だけじゃ我慢できません。部屋を直接のぞきに行きます!」
とんでもない決意をするオタク。
「正気か!?」
「そんなことしたら次元間の壁が決壊して世界がメチャクチャになるぞ!」
忠告を無視して彼は会議室のドアを開けてしまいました。
…………?
…………??????
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ドラマCDは壁越しに聴こう
好奇心に負けて扉を開けて後悔する「鶴の恩返し」のような結末になってしまいましたが、会話がメインのボイスドラマはあえて壁などを挟んで聴くことで臨場感が増すのでオススメです。
逆にシリアスなバトルものの音源だと「臆病ゆえに何もできず隠れてるしかない奴」みたいな情けない気持ちになるので注意が必要。
ちなみにARuFaは「クローゼットに隠れて日常系ドラマCDを室内で再生すると、『大変なこと』になる」と言っていました。ぜひお試しください。
また、ドラマCD関係者の方は「壁越しに聴くためのCD」「クローゼットに隠れて聴くためのCD」「風呂場で再生して脱衣所で聴くためのCD」などの制作を検討してみてはいかがでしょう。
これ、すごいことになると思うんです。本当に……。