ブロス編集部です。

最近まんが読みましたか?ということで、バーグハンバーグバーグの人たちに定期的に聞いて回っている「最近読んでよかった漫画」をご紹介させていただきます。

 

かまどが最近読んで良かった漫画

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あっ、悪魔ちゃん

マンガの舞台は、とある田舎町。小学生の女の子が、ひょんなことから片思いの男の子が東京へ引っ越すことを知ってしまう。

彼を思いとどまらせるために、「東京よりも魅力的なエンタメを作って、この地元に留まらせよう」と決意し、なぜか白塗りメイクの「悪魔ちゃん」となって街中を疾走することに。

「なにそれ???」という解決策ですが、突然現れた奇人に片思いの男の子も夢中になり、いつの間にかクラス全体も巻き込むムーブメントに発展し……というお話です。

 

ジャンルでいうと……ラブコメ? にあたるんでしょうか。もちろん、ラブコメとしても面白いんですが、油断すると涙が出そうなくらい感動してしまうマンガでもあります。

というのも、これが「人を楽しませること」を描いたマンガとして、とても眩しくて!!! そうだよなぁ〜!!「誰かを楽しませるために何かをやる」ってこういうことだよなぁ〜!!!

作中、主人公が悪魔ちゃんになって、あの手この手でみんなを夢中にさせていくんですが、毎度その狙いや手段がとても的確で誠実でピュア。小学生として出せる等身大のショーマンシップを見ていると、大げさじゃなく目頭が熱くなります。

世にあるエンタメって、例えば収益とかアルゴリズムとか、いろんな都合や計算の中で動くものじゃないですか。もちろんそれも大事だし、僕らも僕らで、勝手にそういう構造を内面化して、「大人の都合」を前提にエンタメを享受しているフシすらある。

でも! 本当は! 悪魔ちゃんのように! 「これをやったら喜んでもらえるかな」とか、「うまくいかなかったらどうしよう」とか、そういうまじりっ気のないワクワクとドキドキが、エンタメの原点だったじゃないか!

思えば、僕らの子どもの頃は、そんなお手製のエンタメでいっぱい気もしてきます。そんなことを考えると、なんかもう本当に泣けてくるし、「頑張るぞ!!!!」って思えるんです。

 

単純に面白いコメディでありながら、「人を楽しませる」ことの喜びに満ちている作品でもあります。エンタメの原油の匂いがするとてもいいマンガなので、ぜひ読んでみてください。

まだ1巻が出たばかりなので、すぐに追いつけますよ。

 

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撮るに足らない

エロい!エロすぎる!

気だるい大学生活を描いたマンガで、交際未満の男女が金欠生活を打開するために素人アダルト配信で一儲けしようと画策する……というストーリーです。なんてエッチなんでしょう。あらすじだけだと、AVの合理的な導入シーンにしか思えませんね。

もちろん、生々しいエロさもあるんですが、ただれた大学生活の気だるい雰囲気、ヤニくさい青臭さがあって、アダルトな純文学を読んでるときと同じ神経が刺激されている感覚があります。

学生生活を謳歌するキラキラした恋愛マンガもいいんですが、こういう沈殿した感情がドロっとかき混ぜられるようなダウナーな恋愛マンガも、それはそれでいいですね。なによりエッチです。

スケベ目的でもいいので、一度読んでみてください。ここにしかない空気感や小憎たらしい会話劇などが心地よくて、いい意味で裏切られると思います。それはそれとしてエッチではあります。

 

 

ダ・ヴィンチ・恐山が最近読んで良かった漫画

クレヨンしんちゃん防災コミック 地震だ! そのときオラがひとりだったら

よくある「クレヨンしんちゃんを使った学習マンガ」の防災コミックバージョンです。原作との微妙な絵柄の違いを味わいながら、もし自分が被災したらどう行動するべきかわかりやすくまとまっていて、かなり良い本だと思いました!

それと、普段「コメディの王」であるかのように振る舞う無敵のしんのすけが、地震を前にして本当に怯え、泣き叫ぶシーンがかなり怖くて「ケツだけ星人といえど、地震には為す術がないのだ……今のうちに備えよう」という気持ちにさせてくれます。

 

 

ギャラクシーが最近読んで良かった漫画

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たあいないのうりょく

「目覚ましが鳴る数分前に目が覚める」「ハンコがきれいに押せる」など、誰もが他愛ない超能力(?)を持っている世界で、ごく普通のスーパーで働く人たちを描いた日常系マンガです。

例えば「近くにいる人のお腹をすかせる」という能力だとパン屋で力が活かせたりするのだけど、恋人がず~~~っとお腹空いちゃって困ってたりとか……そういう他愛ない能力が、日々の生活に他愛ない彩りを加えたり加えなかったりするのを、明るくユーモラスに描いてて、良いです。あまり「超能力もの」とは考えず(実際まったく超能力活躍しないし)、ほんと普通にスーパーで働く人たちの、ちょっとだけ味付けされた日常マンガとして読んでほしい。

ここで描かれる能力って「いやそれ能力っていうか、普通にそういう人いるよね?(紙を均等に折れる、とか)」というものばかりなんですね。僕たちも今、自分が持っている能力や印象で人生にちょっとしたユーモアがもたらされたり、ちょっと困っちゃったり、まったく役に立たずに忘れちゃってたり、するわけじゃないですか。そういうのがこのマンガでは超能力として可視化されてて楽しいです!

 

 

加藤が最近読んで良かった漫画

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天国大魔境

「それでも町は廻っている」で知られる石黒正数先生の連載作品。大災害によって文明が崩壊した日本が舞台で、マルとキルコという二人が、「天国」と呼ばれる場所を探して旅をし、もう一方では壁に囲まれた施設の子どもたちが描かれる。

この二つの物語が交互に進行していき、交わっていく。少しずつ明かされる情報、そこからたどり着く様々な真実。「人食い」と呼ばれる怪物との闘い、荒廃した世界の旅、それを取り巻く大きなミステリー。どれも最高で、早く続きが読みた過ぎる…。ちなみにぼくの好きなキャラは、高原学園の園長です。

 

 

読書の秋に読もう!

今年は早めに暑さが和らいでまさに読書の秋といった季節感。雨が続いて外に出づらい時は、読書しちゃいましょう!

それではまた。