巨 人 ──
マンガ「進撃の巨人」に登場する巨大な人型の生命体。人間を捕食しようと襲い掛かってくる。
巨人は、人類にとって脅威の存在である。

マンガ「進撃の巨人」を最終巻まで読み終えた。巨人と人類の壮絶な戦いにハラハラしっぱなしだった。
そして、ふと思った。
もしも自分が人類ではなく、巨人側の立場だったら……?

「進撃の巨人」コミックス8巻187ページより引用
言葉を発しない彼らの気持ちは想像するしかないが、私だったらこう思う。

「進撃の巨人」コミックス12巻92ページより引用
「誰よりも目立つ走りを人類にかましたい」
個性が強みに代わる時代である。その他大勢の巨人に埋もれないためには、どういう走りを人類に見せつければいいだろうか。
こうなればやってみるしかない。

俺たちが巨人になって、やってみるしか……。


なお、今回はこちらの人類のみなさんに絶望してもらう。たくさん絶望することになるが、がんばって乗り越えてほしい。
1体目の巨人:ヤスミノ

「進撃の巨人はマンガで読みました! 原作50、オリジナリティ50の感じで走りたいと思います」

「え? あの巨人……準備運動してる?」
「嘘だろ……あんなのが来たらひとたまりも……」




「いやあああ! 走ってきた!」
「体が大きくてこわい!!」

「長い手足を内側から外側へかき出すような動きが、さらに体を大きく見せているのよ!」

「おい! 見ろ、舌が飛び出てるじゃないか!」
「これから人類を食らうぞという気概がすごい!」

「助けてーーー!!!!」
2体目の巨人:たかや

「進撃の巨人、大好きな作品なんです! かなり読み込んでるので、誰よりも原作に近い走りで絶望をお届けできると思います」




「いやあああ!! アニメのほうで見たことある動きの巨人よ!」
「ひじを内側に入れて小股で走るコンパクトタイプの巨人だわ!」

「巨人の中では小柄だから小回りがきくんだ!」

「こいつ何も見ずに走ってるのか!?」
「突っ込んでくるわ!!!」

「このままじゃ……うわあああ!!!」
3体目の巨人:ざわ

「すみません、あまり進撃の巨人に詳しくないんですけど、知らないなりの全力、いけるところまで巨人をやりたいと思います」

「ねえ、あの奥の森で見えたのって巨人……?」
「まさか! 巨人ってのは持久力がないんだ、ありえない」




「ひ! 巨人が猛スピードでこっちに!」

「あっ消えた」

「一瞬しか見えなかったけど、あの巨人、顔がいっぱいいっぱいだったわ!」

「自分のスピードを制御できなかったんだ……!」
「私たち助かったのね……」
4体目の巨人:めいと

「進撃の巨人はマンガで全部読みました! ダンスの経験を生かして巨人っぽい不気味な動きがうまく出来たらと思います」




「おい! なんかグニャグニャなんだが!?」

「うそよ……キックステップする巨人だなんて……」
「ダンス筋が備わってる巨人だと!?」

「笑顔も普通にこわい……!」
「びええええええ!」

「ひい! 手足に巻き込まれるぞ!! 」

かとみ












