みなさん、こんにちは。リトル田中です。
夏休みはもう終わりかけていますが、残暑の暑さはまだまだこれからが本番。
こんな季節は、ビアガーデンなど火照った身体をチンカチンカのルービー(byなぎら健壱)でも流し込んでスカッといきたいもの。
でも、ビールって人によっては「お腹が膨れすぎる」などの理由で敬遠しますよね?
そこで、オススメしたいのが、ズバリ「モヒート」なんです。
モヒートとはキューバで生まれたカクテルで、
ラム酒をベースにライム・砂糖・ソーダ、そしてミントを入れたお酒です。
今回は「夏に飲みたいモヒート特集」として、都内のお店をいくつか回ってみようと思います!
一軒目「HAVANA CAFE」
一軒目は、六本木の「HAVANA CAFE」です。
モヒート発祥の地・キューバの首都ハバナが店名に入ってるという部分から、
本格派の気配が漂いますね。
路上に面した席もあり、開放感のある入りやすいお店です。
店内にはキューバの英雄、チェ・ゲバラのタバコが売っていたりと、
異国情緒があってグッド&ナイス。
右下に一個だけあるマルボロは、
昨今の雪解けしつつあるキューバ・アメリカ間 の外交情勢を表したのでしょうか?
店員さんに聞いてみたところ、「たまたまです」という大変分かりやすい解答でした。
さて本題に戻ります。メニューを見ると、やはりモヒートがありました!
キウイやトマト、生姜など、結構色んな種類があるものなんですね。
とりあえず最初なので「スタンダード」を頼んでみます。
来ました!これがモヒートです!うひぃ~!爽やかげ~!
有無を言わさずいただきます。
美味い!
ラムというアルコール度数がかなり強めのお酒を使っているはずなのに、
それを感じさせないミントとライムの爽快感がたまりません。
クイクイ飲んじゃうけど、調子をこくと地獄を見るタイプのお酒です。
店内には陽気なラテンの音楽が響き渡り、お酒と相まって一軒目から大変いい気分になってきました。
16〜17時のハッピーアワーには、モヒートが1杯400円とめちゃ安くなるので、手軽にモヒートを楽しみたい方にはうってつけのお店です。
二軒目「Mint Leaf」
こちらも六本木のお店。ミッドタウン横にある「Mint Leaf」です。
さきほどのお店とは一転して、静かな環境のお洒落なバーといった雰囲気。
生ハムの原木…
普通の居酒屋にはないお酒の数々…
瓶をつかって間接照明にするオシャ内装…
思わず「これがPONGI……」と呟かずにはいられません。
オシャレさにやられて、入店から目を見開いたまま、瞬きができません。
こちらのお店はMintと名がつくように、ミントをたっぷり使ったモヒートが売りのお店。
こちらがメニュー表。
分かりづらいかもしれませんが、なんと全部モヒート!
実に100種類以上にも及ぶオリジナルモヒートが味わえます。
まさにモヒートの総当りリーグ戦!
今回、その中から頼んだのは、「生ブラジャーモヒート」と、「桜モヒート」です。
いや、生ブラジャーってまさか……? まさかのまさか……?
トリンプ的なまさかのやつ……?
期待してご覧ください。こちらが、生ブラジャーモヒートです!!
真ん中のごちゃごちゃしたやつが、ヒルズ勤めのOLの脱ぎたて生ブラジャーの佃煮です。
と、一瞬思ったんですが、入っているのは生姜でした。
どうして生ブラジャーなんだこれ……。
肝心の味はどうなっているんでしょうか?
む!
ただでさえ爽やかなモヒートに、生姜がさらなる清涼感を足していて、素晴らしい味!
見事にミックスされたミントと生姜の香りが広がります。
気になってしょうがなかった生ブラジャーですが、
「ブランデー」と「ジンジャー」の組み合わせから作られた造語とのことです。
油断すると、落とし穴に落ちる街……それがPONGI……。
桜モヒート。こちらは桜の花から作ったシロップを使っているようです。
桜のようにほのかなピンクにひかっています。
甘酸っぱい味の中に、サクラの香りが顔を覗かせて、非常に調和のとれたモヒート。
こちらも大変にオシャンティな味でございました。
このお店にはテラス席もあるので、夕涼みがてら、そちらでも飲んでみたいですね。
モヒートの可能性の広がりを感じることができる良いお店でした。
三軒目「オーディン」
最後のお店は恵比寿にある「オーディン」。東口から歩いて3分のビルの地下一階にあります。
FFで幾度なく使った召喚獣オーディンを思い出さずにはいられません。
心の奥にある厨二心をくすぐられながらビルの階段を降りていきます。
こちらがバーテンダーのキクチさん。
店長さんであり、「TVチャンピオン バーテンダー王選手権」で準優勝しているという凄腕。
食べログの点数も、3.82という高水準!
さっそくキクチさんにモヒートを注文すると……
え、モンハンで薬草とか調合するやつ?
わざわざこんな装置でミントをすり潰すってこと!?
まさかそんな手間は……
かけてました。
なんというこだわり……
キクチさん自ら、すり潰したてのミントの香りを飛ばしてくれます。
決して「今すぐこの店から出て行け!」と言われてるわけではありません。
ちなみに、ミントは店の奥で自家栽培されていました。
こだわりが完全にK点を超えてます。こだわりの日の丸飛行隊。
店長であるキクチさんは、自身が化学調味料を受け付けない体質らしく、そのため、お店のメニューもほとんど全てが有機や無農薬の食品が使われています。
(ちなみに、とあるファーストフード店で牛とじ丼を食べたところ、3日間も気分が悪くなったとのことです)
このミントの苗も鳥取の無農薬農家から買ったもの、
レモンは広島産、ラムは有機のラオス産です。
日本でも最上級の素材を集めて作られた、完全オーガニックの究極モヒートです。
こだわり抜かれた至高の逸品。ふるえる手でいただきます。
あ……
う、うまいよ……
自然本来の甘みや酸味が口全体に、そしてスッと舌から消えていく爽やかな後味……。
絶妙なバランスの美味さです。
うまいよ……うますぎるよキクチさん……
さてさて、たくさん美味しいモヒートを楽しんだ後は、自分で作ってみたくなるもの。
色んなモヒートに触発されて僕もオリジナルのモヒートを作ってみます。
今回色々とお店を巡ってみて「ミントの葉っぱ以外でも、清涼感は出せるのではないか?」と感じました。
というわけで僕はミントの代わりに、
生わさびを使います。
さらに、緑つながりで大葉、青とうがらしもトッピング。
日本独自の爽やかさと刺激を追求した「和モヒート」を目指します。
コップにベースとなるラム酒を入れ、
ちぎった大葉・とうがらしを足します。
わさびを擦って……
ソーダを入れて完成です!
では、いただきます。
辛み・酸味・苦み・エグミ、なんと形容していいか分からない味覚が押し寄せてきます。
押し寄せてきます。
押し寄せ
【結論】
やっぱりモヒートにはミントが大事!
キクチさん……僕も3日ぐらい体調悪くするかも……
【今回行ったお店】
▼ハバナカフェ(HAVANA CAFE)
http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13007089/
▼ミントリーフ( Mint Leaf)
http://tabelog.com/tokyo/A1307/A130701/13132828/
▼バーオーディン
http://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13077494/
(おわり)