こんにちは、オモコロ編集部です。
新生活がはじまった皆さん、慣れましたでしょうか?
いや、慣れてないですよね。10日程度で慣れるわけがないんです。なんなら前の生活に戻りたいまである。
でも先輩とか上司に「どう?慣れた?」って聞かれたら、はにかんだ笑顔で「はは…なんとか」みたいな態度を取らねばならないわけです。
いやですね、世というのは。
ちょっとずつこなれていきましょ。
オモコロ編集部はまたまたスケジュールが合わず、今回も書面でまとめてまいります!
操縦姿勢伝説 ムジック(りきすい)
先週から「テキストまとめのときは各記事に軽く説明を入れよう」と思って解説コーナーをはじめたんですが、そしたらいきなりこれですよ。どうやって説明すりゃいいんだ。
あえて表現するなら「宇宙、戦争、りきすい。」です。とにかく、りきすいさんがいっぱい出てきます。
りきすいは、現在自動車教習所でバリバリに働いていて、どんどん出世もしている。相当立派な人です。職場の環境もいいそうです。オモコロの活動にも協力してくれるなんて話をよく話してくれます。
そんなりきすいですが、実はオモコロ記事になるとカイブツになってしまうのです。
読者の中には、い私だけ、私だけでしょうか?と、その、りきすいのやりたいことが爆裂になったオモコロ記事を読んで、驚いてる方もいると思います。
はい。これに関しては、我々もそうなのです。
はい。彼はエネルギーそのものなのです。
いいえ、敵じゃありません。
これは僕個人の考えですが、このままりきすいが5年、10年、もっと年。経ったとき、りきすいの記事がどうなるのか、それが、それが、気になってしょうがないのです。
もし、りきすいがなにかに気づいてしまったら、もうムジックのような記事は読めなくなるかも知れない。そう思うと、このまま真面目にまっすぐ取り組んでもらいたいんです。
勝手でしょうか。でも、オモコロはそんな場所でありたいと思うのです。
どこを見てもりきすいだらけじゃねえか。
オモコロライターは、同じワードプレス内で、各自記事を執筆しています。なので、同じタイミングで執筆しているライターがいると、その人がアップロードした画像が共有フォルダに更新されていくのが見えるんですよ。
先日、僕が記事を書いていたら、そのフォルダに大量のりきすいの丸アイコンが次々とアップロードされていました。
「間違って重複投稿したのかな?」と思ってよく見ると、一つ一つがちょっと違うりきすいだったので、もう爆笑するしかありませんでした。東方つるぎの「ペーパー・ムーン・キング」を食らったときの感覚ってこんな感じなのかも。
「キャラ分けの根拠をメガネに託しすぎじゃない?」とか「自分を使って人形劇をすんな」とか、いろいろツッコミどころはあるんですが、当の本人は、その辺の異常には頓着なく、ただただストーリーを楽しんでもらおうとしています。そこに彼の迫力がある。
りきすいさんの記事に何を言ったらいいのか未だにわからない。読んでいると、世界に存在する顔の種類がどんどん減っていって、「りきすい」に収束していくかのようなトランス感があって、軽い恐怖を覚える。記事を書くとき、私は「誰から」「どんなリアクションを引き出すか」を逆算するようなやりかたでやっていて、むしろそれ以外の方法で創作ができない。りきすいさんの記事は、誰に何を思わせたいのか全くわからないのだが、でもイキイキしていることだけは伝わってくる。本来はもっとなんか言うべきなのかもしれない、でも私にはそんな記事を愛さないなんて無理だ。ほら、こんなに気持ちよさそうに眠ってる……。
鉄棒の「前回り」ができない男たち(たかや)
鉄棒の「前回り」ができない大人が、友人の助けを借りてそれを克服する…という挑戦。
「前回りなんて別に簡単だろ」って思ったそこのあなた、記事を読んでみてください。鉄棒の怖さが分かるはずです。
たかやというライター。たかやという人間。たかやという生き物。たかやという考え方。
たかやさんのことを知ってる人も知らない人も、1回会えばたかやという個の特徴に気づくと思います。それはなんとなく。なんとな〜く。
それでいうと、今回の記事も、たかやでした。
うん。記事も正直僕にはこんな丁寧なやりとりは書けないし、展開も見やすいし、記事としての完成度はやっぱり昔からすごいなぁと感心します。素晴らしいです。
鉄棒が出来ないというだけで、ここまで展開させて、ラッキーのおじさんを引けたり、GIFの面白さや、表情なども最高。
そして、洗っても洗っても落ちない血の服ジミのようなたかやさんの感情が記事からじわっと、水の吸ったスポンジを指で押すみたいに、じわっと出てくるのがなんとも言えません。
なんちゃらザウルスの件は、別に僕はどうも思いません。でも、休んでください。そして、風邪になったら病院に行ってください。歯医者に行ってください。部屋を丸洗いしてください。
忍たま乱太郎のエンディング曲の「お勉強ばかり頑張ってもダメなのさ。逆上がりができなくちゃ結構カッコ悪い」という歌詞を見て、「その逆上がりができねえから、勉強がんばってんだろうが。なめんなよ」とブチキレてた子どもだったので、この記事も共感しながら読みました。
たかやの意図とはズレると思うけど、記事中のトンチキな理論もかなり理解できてしまいます。今、前回りをやれと言われたら、かなり怖いかもしれない。

あと、初稿のときの図解が分かんなすぎて面白かったです。
以前、どっかのタイミングでたかやさんに「恐山さんって鉄棒の前回りできなそう」って言われました。一緒にするなよ! 私は前回りならできます。
でも「死の溝」はわかる。「これ以上いったら、なんか首がブチ折れる以外のエンディングないよな?」ってなる、理性が引き止めてくるラインある。一回出来ちゃったらもう平気なんですけどね。逆にそれはできちゃったら失われる部分でもあるので、こうやって克明な心理の動きが記録されたのは世界にとって大きな利益と言うべきでしょう。
人生なんとかなるザウルスのくだりはいらないなと思いました。
小料理みのる(尊木)
小料理屋の常連になりたい客と「一見さんお断り」をやりたいがために店をオープンさせた店主のふれあい(?)を描いた作品。
小料理屋の店構えがしっかり「小料理屋」でいいな…。こじんまり感。
本物漫画怪獣・尊木の新作。
いいね。やっぱり尊木はいい。大好きです。
漫画を描くこと、ひいてはギャグ漫画を描くこと。その苦悩は計り知れないと思っています。そんな中で尊木はものすごいスピードで完成させるのです。多分、異常なスピードだと思う。
あなたは、何を考えているのですか。
実際に会うとウルトラマンかと思うほど、その存在感は大きく。腰が抜けそうになります。あなたは、何を考えているのですか。
今回の作品もめっちゃ好きでした。なんだか、尊木の漫画はドラマでも見てみたい。わかりやすくしないで、ドラマチックに。切なく。ドラマにしてほしい。
一度、尊木がメガホンを握り、尊木の監修のもと、コント記事を書いてもらいたいです。
なんだか、それくらい人間らしさを尊木の漫画から感じるんだよね。ね。1回やってみようよ。一緒にさ。色々手伝うしさ。ねー。ね!1回だけ!ね!
もともと4コママンガ出身の尊木さんですが、ストーリーマンガを描き始めても、その間合いや面白さ、読み味がブレてないってすごくないですか? 器用というのもあるんでしょうけど、本人の中に、ぶっとい幹があるんだろうな。
人間の機微を面白く見せることに確たるセンスを感じるというか、そこに強い作家性を感じます。尊木にしか出せない味を毎回確実に出してくれるので、いつも更新が楽しみです。
あと、個人的に、尊木さんのマンガは、毎回キャラの「目」が面白いし、そこにも他にない味が宿っているように思います。ラフな筆致だけど、黒目の位置だけは「絶対ここ以外はありえない!」って場所に、的確に描かれてる気がする。ここから0.1mmでも動いたら、なんか違う。ギャグの画竜点睛。
最初に「一見さんお断りなんです」と言ったとき、小声なのがなんかリアルだなと思いました。「言うぞ……」という内心のタメや逡巡があって、恐る恐る言ってしまった……みたいな手触り。確かに、一見さんを断ってみたいという欲望がないかといったらウソになる。薄氷。私たちが「あっち側」に行ってしまうタイミングは実際はそこかしこにあるし、到底社会に受け入れられない欲望や衝動を誰もが覆い隠している。
尊木作品の異常人物はあなたなんです。
コンビニに閉じ込められてる(城戸)
新刊がもうすぐ発売される人気シリーズ「悪魔情報」の最新作!
先日、5ちゃんねるのドメインが停止されたのに、そこまで話題にならなかったのが印象的でした。「ネット=匿名掲示板」という常識は完全に過去のものになったのかもしれません。
すると「掲示板?…ああ、悪魔情報に出てくる架空のサイトでしょ?」という世代がこれから出てくるということ。まさに継承者
悪魔情報の一冊目が発売されたとき、オモコロブロスでお祝いの記事を書いたんですよね。これ
そこで、記事は書いてる途中でつまんないなかもと思っても、本当のことだからと思って貫けるときもあるけど、創作って常に自分の発想だから、そこに「つまらないかも…」ってブレーキを踏みそうになると思うんだけど、それってどうなんですか?と聞いたことがあるんですけど、城戸さんはそれに対して「つまらなくしなきゃいいんですよ」って答えてくれたんです。あれ、すっごく好きなんですよね。なんか踏む必要ないブレーキは無視するって決めてるようで、なんか、わかってる気がして単純に憧れがある。すっげーよ。かっけー。洗濯とかしてあげる存在になりえてぇ。
今回も最高! 愛くるしいやつらばっかりだから、単純に面白いことが起こってるけど、その手前にくだらなさや、お前、もう〜!みたいなキャラクターへの距離感がめっちゃ近くなるからそれでついつい3倍くらい笑ってしまうんですよね。内藤大助に見えるやつのAAの下り。なんか異様に面白いんだよな。本当アホばっかりで好き。
そんな悪魔情報もあっという間に第二弾! みんな買ってね!
相変わらず、センスのいいヤツだらけの掲示板だな〜! まとめサイト全盛の頃でも、全てのレスが掲載されていたスレなんてなかったぞ。こんなのインターネットのイーハトーブじゃん。ここに住みたいよ。
メタな言及で申し訳ないけど、これってすべて城戸さんが書いてるわけじゃないですか。なのに、創作感が匂わないというか、「これ、全部一人が書いてるな〜」感がバレないって、マジですごいことだと思っています。
一人の人間が書き分けられるキャラ数をゆうに超えているのに、毎回、数十人規模で面白いヤツが群がってる様を想像させるなんて、並のセンスじゃできないって。僕が真似ようと思っても、似たような型の人間ばかりになって、退屈なものに仕上がるはずです。
今回も、紛うことなく面白かった! 矢印の使い方なんか、声出して思いっきり笑いました。文字だけで笑うという経験は脳にいいので、ぜひこのペースで新作を書き続けてほしいです。
悪魔情報の新作が頻繁に読めて本当に嬉しい。城戸さんはテレビの仕事なんかもできたりして、これからどんどん売れていく気がする。いや、これは願い。売れてほしい……。
「殺人者にセンスがないと犠牲者までダサい感じになっちゃうからね」ってフレーズすごすぎ。でも実際そうかもしれない。自分を追い回す殺人鬼にはせめてセンスがあってほしいですね。
悪魔情報読んでると、昔の2chがかなり面白かったかのような感じに記憶が改ざんされていくんですが、最近になって昔見てたまとめサイトを見返したら全然悪魔情報のほうが何十倍も面白かったです。あ、でも2013年の「目覚めたら変な場所にいたんだが…」ってスレは当時めちゃくちゃ笑って、最近見返しても面白かった。
【えほん】かけっこパモス(キューライス)
キューライスさんのえほん、第3弾!
パモスが世界を疾走感たっぷりに駆け抜けます。これが実際に絵本として販売されたら子供たち、めちゃくちゃ喜びそう……と思いきや、最後の最後に不穏が訪れます。
気づかなかった方はもう一度よく見てみてください…
かわいいし、かっこいい……。
みなさん、当たり前にキューライスさんの作品を読んでるかと思いますが、キューライスさんてめちゃすごい人なんですよ!?ということをもうちょっと認識して欲しい。
想像出来る範囲のクリエイティブを全てやってるんじゃないか。というくらい。もう全てをやっている。ハッピーセットでキューライスさんのえほんがもらえた時期があるんだもん。こりゃすごい。
今回の作品は読んでいて気持ちがいい。見えている範囲の少なさがパモスのスピード感を感じれて、まるたばしのページの直線の気持ちよさが好きです。本当に感激しました。
突然のズームインパモもかわいい。その毛並みが分かる感じ、いいカメラ使ってのズームインかわいい!
何度も何度も読む度に発見がある素敵なえほんでした。僕もこういうの描きたいです! でも、僕が描いたらすぐ諦めて、ロックマンのボスに行く手前の絵を1枚描いてふて寝するんだろうな。
この絵本ほしいです。絶対、うちの子も大好きだと思います。どう読めば、どうウケるかも手に取るように分かる。寝る前の読み聞かせには向いてないかもな。興奮しすぎちゃうから。
ページの端に、次の要素が見切れてるのなんか最高です。「あれ? これは……!?」とか、煽りながらページをめくったら大喜びだろうな。走るハッチンパモスの動きを指でなぞりながら、ワクワクして読めそうだし、「ズームイン! パモ!」なんか、のけぞって笑うと思う。終わり方も「パモス〜! 寝ちゃだめ〜!」と、楽しく締められるし……もう完璧だと思う。
子どもの絵本の好みって、マジで分かんなくて、「あれ? これ、好きじゃないんだ」ということもあれば、「え? こういうのが好きなの?」なんてこともあります。ただ、僕が読み聞かせして楽しいと思う絵本にはハズレがないんです。僕の審美眼が確かだとか、そういうことじゃなくて、「まず大人が面白がっている」「読み聞かせしている自分が想像できる」という感触が大事なんだと思います。信じてください。この絵本は、大ウケです。
読み聞かせ用のドデカサイズがあったら、子どもたちがワアワア言いながら楽しんでくれるはずです。「100かいだてのいえ」シリーズみたいに、かけっこパモスシリーズが絵本コーナーに並んでてほしい。
キューライスさんは実際に絵本を何冊も手掛けている絵本作家でもあるわけですが、絵本における「よい」ってめちゃくちゃ言語化が難しくないですか!? たとえばマンガとかは、ウケ度合いという名のフィードバックがネットを通じて頻繁に返ってくるから「こういう表現がウケそうだな」というアタリがつけられるし、テキストや絵の密度を高くできるぶん、細かく得点を稼ぐようなやり方も可能。
それに対して絵本って、そういう部分点を稼ぐみたいなやり方が通用せず、あくまで全体のバイブスで全てが評価されるようなところがある気がします。しかも読んでいるのは本来子どもだし、子どもは「何が面白かったか」なんて親切に言葉にしてくれない。それでいて「人気の絵本」は歴然と存在している。つまり「良し悪し」はどうやら存在する。
ハッチンパモスの絵本は、なんかその、小技に還元できない絵本の「よさ」にどんどん接近している感じがするんですよね。本当ならどでかい画面で見るか、紙に印刷されたものをめくりたい!
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