第44回「いつか聴いた音楽みたいに」
今週のパクパクラジオは…
2人の好きな音楽・バンドについて話しました。マンスーンが中学2年生の頃にはじめて作った曲のタイトルとは…?!
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水卜麻美アナウンサーの大ファンであるたかや。どうすればたかやはミトちゃんと同じTVに映れるのか。クソバカのたかやに知恵をください。
例)たかやがミュージシャンになって「スッキリ」で生演奏する。
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たかやがあの頃聴いてた音楽 高校編
神聖かまってちゃん
・解説・
僕は神聖かまっってちゃんというバンドが、もう最ッッッッッ高に大好きです。高校1年の冬頃、Youtubeでバンドの代表曲でもある『ロックンロールは鳴り止まないっ』を聴いて「うわーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!」って頭の中を掻き回されました。正直、最初は「なんなんだこの曲は」「声だけでこの人、陰キャってわかるなぁ」とそこまで感じるものがなかったけど、でも数日経って何故かまた「もう一回聴こ…」と頭からかまってちゃんが離れず、そのまま他の楽曲も聴いていき、気付いたらこの神聖かまってちゃんの虜になりました。
そこからは「もうかまってちゃんの曲しか頭に入れたくねえ! かまってちゃんの事だけ考えてたい!」と思い、お年玉で買ったウォークマンの中にはかまってちゃんの曲しか入れず、高校を卒業するまでの3年間、マジでかまってちゃんの曲だけを延々と聴いてました。通学…授業の休み時間…家に帰って部屋の中…もう場所を選ばず、ずっっっっっっとかまってちゃんを聴く日々。かまってちゃんを聴いてる時間だけが何よりの幸せでした。初めて行ったバンドのライブもかまってちゃんで、妹と一緒に参加してめちゃくちゃ良かった…。
なんとなく「神聖かまってちゃん」を知ってる人からしたら、「ボーカルの“の子”の奇行がスゴいよね」とか「暗い曲ばっか歌ってる」みたいなイメージがあると思います。その考えは、実際マジでそう。昔のの子さんは路上で大声を出しながら動画の生配信をしてるし、ライブやTV、場所も関係なく大暴れ。とにかくそのパフォーマンスに注目が行っちゃうのは当然です。僕も「あぁ…。この人なんてヤバいんだろう」と超憧れてたし。
の子さんのカリスマ性が良くも悪くも前面に出てきがちですが、そんなの子さんが作る曲がもう本当に最高。大体の曲のテーマが「いじめ」「自殺」「社会に上手く馴染めない負け組」と正しく暗い。でも、そんな暗さのある主題なのに、聴いてるとめちゃくちゃ心が救われるんですよ。『夕方のピアノ』という、昔いじめられてた奴に向けて“死ね”って叫んでるだけの曲なんですが、聴いてるとすっげー涙出てきて…。僕は音楽や楽器の知識がマジでないから「ここのギターがぁ…」とか専門的な単語の引き出しゼロなので、もう全部抽象的なことしか言えないんですが、なんていうか…ポップさと壊滅さのバランスが凄くて、「全部が明るい色だったらちょっと違うから、寒色も上から塗って置こう」みたいな「ラーメンのトッピング、味玉とネギと…あと海苔5000枚追加で…」みたいな…いや、どう例えればいいんだ…? わからん…! 俺のクソ馬鹿な知能じゃ全然表現できない! あーーーーー音楽の知識欲しいなーー! それで追っかけのバンドがフェスに出たとき「さっきのあの曲、メロディーがいつもとさぁ~」って自信満々で隣の女の子に語ってみて~! 糞ボケが~~~!
とにかく!!!! 暗いイメージとかもあるけど、下地となってるメロディーはすっごく親しみやすいから、聴いても全然楽しめるんですよ! 勿論、ハマる・ハマらない人はきっちり分かれるとは思うけど。歌詞も「死にたい」とか過激な部分もあるけど。でも、世の中の人間全員が、明るく前向きなメッセージで励まされる人達ばかりじゃないと思うし…。少なくとも僕は『芋虫さん』って曲の「『死ねないくせに』と言われたら、僕なんか『はい、そうです』」って歌詞になんかすっげー励まされてるし…! あとかまってちゃんの曲は全部が暗いってわけじゃないですよ!
『23才の夏休み』も『グロい花』も『黒いたまご』も『夕暮れメモライザ』も歌詞は暗いけど、曲はめちゃくちゃ綺麗で優しくて大好きなんです! っていうか全部好き! 好きなバンドだから当然かもしれないけど、かまってちゃんは全部大好き! これからも僕の支えになってるバンドです!ずっとファン!
…全ッッ然語りたりね~~! テーマががっつり「いじめ」とか「自殺」なのであまり人に勧めづらいけど、それでも興味をもった人は一度聴いてみてほしいです。まずは『ロックンロールは鳴り止まないっ』を聴いてほしい!
かまってちゃんの曲は全部好きなんですが、個人的に特に好きな曲を3つ紹介します!!! あ~~~~! かまってちゃん本当に大好き!!!!!!
▼神聖かまってちゃん 『芋虫さん』
▼神聖かまってちゃん 『美ちなる方へ』
▼神聖かまってちゃん 『夜空の虫とどこまでも』
マンスーンがあの頃聴いてた音楽
■フォークからロックへ
父親の影響でフォークミュージックにハマり、中学2年生の時にフォークギターを買ったはいいものの家族に聞かれるのが恥ずかしいから部屋でコッソリと全然音を出さずに練習をする毎日を送っていた。
同じくフォークギターを持っていた友達の家にギターを持って遊びに行き二人で当時流行っていたゆずや19なんかを弾いて出来もしないコーラスをやったりして笑っていたのを思い出す。
しかしある日家のテレビで見ることのできたケーブルテレビでViewsic(現在はM-ON!)という音楽の専門チャンネルを観ていたらとある曲のPVが流れた。
▼くるり 『ばらの花』
それがくるり『ばらの花』だった。
淡々としたイントロのギター、フルカワミキのコーラス、今まで聴いていたフォークミュージックにはない歌詞。一瞬で心を奪われた僕は「こんな音楽があるのか!!」と次の日にCDを買いに行って毎日のように聴いていた。
それからはロッキンオンジャパンなどを買いだして、ナンバーガール・スーパーカー・アートスクール・eastern youth・54-71・ゆらゆら帝国などといった日本のロックにハマっていった。
■高校で邦楽から洋楽も
邦楽のロックを聴きくようになり、そのアーティストがどんなアーティストを聴いているのか/ルーツとなるバンドは何なのか。などといった事も気になり調べるようになった。
そして洋楽というものを聴くようになる。
幸いにも高校がCD屋のたくさんある神保町に近かったため、学校が終わるとディスクユニオンやジャニスなどのCD屋を巡っていた。
▼Death Cab for Cutie 『The New Year』
その中でも視聴で偶然知ったDeath Cab For Cutieというバンドに非常にハマっていた。「カワイイ子ちゃんに死のタクシーを」という何とも怖いバンド名だが、その音楽性はとても綺麗で美しかった。
エモーショナルな曲とベン・ギバードの繊細な歌声は、英語の意味なんてまったくわからなかったけどグッときて、それまでのアルバムを揃えてMDに入れて高校の通学中にずっと聴いていた記憶がある。
この頃はsonic youth ・television・pixies・NIRVANA・This Heat・gang of four・DNA・my bloody valentineなどといったオルタナティブ・ロック~ポスト・パンク~シューゲイザーを主に聴いていた
初めてしたバイト(am/pmの店員)のお給料をCDばかりに使っていて、この頃から収集癖みたいなものが始まったのだと思う。
■大学で現代音楽・ノイズに出会う
大学入学後、「せっかく大学入ったんだしバンドでもやっちまうか!」と思い軽音楽部の説明会に行くもチャラチャラした人たちの群れに2秒で馴染めないと悟りすぐに入部を断念。
そして色々ありメンバーが2人しかいないDTM(パソコンで音楽を作る)サークルに入ることになった。
▼Steve Reich 『Electric Counterpoint』
そこで知り合った人や顧問の現代音楽家の教授に、ミュージック・コンクレート・ミニマルミュージック・ノイズなどのジャンルやライヒ・クセナキス・シュトックハウゼン(ストック・ハウゼン & ウォークマンも)・ジョン・ケージ・メルツバウなどといった音楽家を教えてもらった。
▼MERZBOW
その頃の僕はギターをやめてパソコンでコラージュ音楽やノイズを作っていた。昔のテレビやCM。素人のカラオケ映像などの音声のピッチを変えたりエフェクトをかけて曲を作ったり(その頃はVaporwaveなんて知らなかったけど似たようなことをやっていた)、自作楽器を作って友達とノイズユニットをやっていた事もあった。
■そして今
なんかいろいろ誰も興味がないだろう事を書いてしまいましたが、僕が今まで生きてきた中で一番好きな曲は
これです
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来週は「ザ・ワールド・イズ・味ポン・マイン」です。