第45回「あったけぇ…
  

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昨年末あたりから、「バーチャルYoutuber」と呼ばれるネット配信者たちが話題だ。

 

主にVRアバターに声をあてて配信活動をする文字通りバーチャルなYoutuberのことで、生身の人間にはなかなか出せない強烈な個性で人気を博している。

ここひと月くらいは、様々なバーチャルYoutuber(略してVtuberと呼んだりする)が次々と誕生し、まさに群雄割拠のごとく日々盛り上がりを見せている。ずっと言われ続けていたけど、VR元年って今年なのかもしれないね。

 

そのキャラクターは千差万別。2次元な存在なだけあって、やっぱりかわいこちゃんキャラが多いのだが、中には

幽霊だったり
馬面のスーツ男だったり
ゴリゴリの露出マッチョだったり
ドラゴンお爺ちゃんだったり
イケボのゴリラだったり

…と、とにかくあらゆる角度からキャラが参戦してくるので、いち業界の発展期を間近に見ている感じがしてすごくワクワクする。

 

 

 

さて、
数多のVtuberの中でも、「彼女らは別格だ」と言われる5人のYoutuberがいる。

 

「四天王」と呼ばれているその5人(Vtuber界隈のインターネットユーモアだ)は、チャンネル登録者数もバカにならん数字で、多くのファンを抱えている。Youtuberというより2次元ネットアイドルと呼んだ方が知らない人にはわかりやすいかもね。

 

ネットにはこの5人を絡めたファンアートもしこたまあるし、有志が作ったMAD動画も数々アップロードされているくらいで、ファンの熱量は並々ならぬものがある。

中には、推しにせっせと貢ぐ(投げ銭という形で金銭援助ができるらしい)ガチ恋勢さえいるらしい。

 

 

分かるよ。

彼女たちはとても魅力的だし、そっち方面に気持ちが高ぶってしまうのも、めちゃ共感できる。

 

個性的で可愛い女の子を見たら、そりゃあ誰だって「付き合いたいなあ」と思うに決まっている。

 

「彼女にしたいなあ」と思うし、

 

「攻略したいなあ」と思うし、

 

「この子とのグッドエンドが見たい」と思うし

 

「超特殊能力をゲットしたい」と思うに決まっているのだ。

 

 

バーチャルYoutuberが
パワポケの彼女候補だったとして

 

 

パワポケ(パワプロクンポケット)とは、1999~2011年まで続いたシリーズ全15作の超人気野球バラエティゲームだ。

ストーリーを進めながら野球選手を育成するというもので、あの可愛らしいキャラクターは誰もが一度は見たことがあるだろう。

 

ゲームのストーリー中には「彼女候補」と呼ばれる女性キャラが何人も登場し、野球ゲームではあるものの、その傍らで彼女たちと恋愛することもできる。彼女との愛を育みつつ、野球の試合を勝ち進み、晴れてグッドエンドを迎えると「超特殊能力」というめちゃ強い能力をゲットできるのだ。

そのため、パワポケをプレイするなら、素敵な女性キャラと恋愛をしながら野球を進めて甲子園やプロのリーグ戦での優勝を目指すのがお決まりの進め方となっている。

 

パワポケにおける恋愛シナリオは、ストーリー本流の野球とはだいたい無関係なはずなのに、嘘だろ?ってくらい濃密で、ファンの中にはパワポケを「野球もできる恋愛シミュレーションゲーム」と呼ぶ者がいるくらい。

またパワポケは、全年齢向けのゲームにも関わらず、めちゃヘビーでブラックな描写を容赦なく入れてくることでも有名だ。ストーリーがバッドエンドに終わると、彼女が脳みそだけ抜き取られて培養されたりする。パワポケ好きはお気に入りの残酷描写を挙げて「あれトラウマだったわ~」みたいなことを言い合う時間が一番気持ちよかったりするのだ。

 

 

さて、

そんなパワポケの彼女候補に、先述したバーチャルYoutuber四天王が登場したら、一体どんなストーリーになるのか。今日はひとつこれを考えてみたい。

5~6人組の女性キャラを見たら、「これパワポケだったら…」と考えるのはあるあるなので、ここまでで特に置いていかれている人もいないと思う。

 

いないでしょ? いる?

 

そっか。悪いね。

俺はパワポケの話がしたいんだ。

 

 

 

 

 

 

 パワポケのストーリーには、主に

・高校野球編:野球部として甲子園優勝を目指す

・プロ野球編:プロ選手として日本一を目指す

・アマチュア野球編:社会人野球や草野球をしながらなにかしらの問題に立ち向かう

の3種類があるが、今回はわかりやすいので高校野球編として考えていく。

 

 

【イメージ】
・「バーチャルな存在」という設定をちゃんと押し続ける正統派アイドル
・表情豊かで明るく、天然でポンコツ
・後輩を猫可愛がりする、面倒見の良い先輩肌

 

【もし同じクラスにいたら】
天真爛漫でいつも「私アイドルになりたいんだ~!」って言ってると思ったらホントにデビューしちゃっていつの間にか学校に来なくなるタイプ

 

 

 

四天王の中では活動歴が一番長く、Vtuber界でもダントツ人気のキズナアイちゃんは、パワポケでいうと、まごう事なき正ヒロインだ。

 

…ということは必然的に、甲子園優勝がグッドエンドの条件となる。彼女と結ばれるには、ストーリー上で最高の成績を獲得しなければならない。

ストーリーの途中で試合に負けたりしたら、そりゃあ即バッドエンド。正ヒロインとのハッピーエンドにはそれくらいのハードルがあってもいい。

 

キズナアイちゃん自体は王道アイドルという雰囲気なので、つい温水ちよ(パワポケ9)を連想してしまう。ちよちゃんは女優を目指す劇団長で、バッドエンドでは枕営業を強要されて堕ちることになるが、正ヒロインなのにそんなヤワな終わり方では物足りない。

 

よって、死ぬ。

優勝できなければ、彼女は死ぬ。四路智美(パワポケ1)も銃殺されるし、それくらいはあっていいよね。

 

もともと天真爛漫な彼女ということでフリも聞いているし、かなり凄惨な人生を歩むことになっても良いかもしれない。雨崎千早矢(パワポケ13)みたいに生体実験の末に人食いのバケモノになっても違和感はないもんね。ないもんね?

 

ちなみにキズナアイちゃんには「高性能AI」という設定があり、これはかなりパワポケと相性が良い。AIとなればやっぱり浅井漣(パワポケ12)が欠かせない存在となる(作中でAI開発者として登場する。夢は心を持つAIを開発すること)ので、きっと彼女がかなりストーリーに食い込んでくるに違いない。おお、テンション上がる。

 

「正体がAI」という彼女はパワポケには登場しないものの、パワポケ内に人外の彼女候補は多い(サイボーグだったり、アンドロイドだったり、宇宙人だったり、犬だったり)ので、AIという設定のままパワポケ出演しても問題ない。

むしろ、その方がストーリーの根幹に触れる正ヒロインらしいポジション取りができるね。AIと人間の悲恋なんていかにもパワポケじゃないか。関係良好だったはずなのに告白イベントで一度フラれて、後々「AIだから主人公の前から姿を消した」的な背景が見えてくるんでしょ?

こうなったらキズナアイちゃんは、おのずと「AIの性能を試すために開発された実験作」ということになるし、ジャジメント的な裏組織(超簡単に言うと世界征服を企む悪の組織。超簡単に言うとね)の影すら見えてくる。これはシリーズをまたぐ存在感を見せるヒロインだ。すごいぞ。

 

 

 

…ということで。

キズナアイちゃんが彼女候補としてパワポケに登場した場合、「学園のアイドル&正体はAI」という設定を持ち、ストーリーの根幹を成す最重要キャラとなる。彼女ルートを進めると次第に物語の全容が見えてくるが、その分かなり攻略難易度が高いルートになっているだろう。

 

グッドエンドでは、人間の体を手に入れて主人公と結ばれる。

唐沢ヒナコ(パワポケ3)の例もあるし(グッドエンドでサイボーグから人間になる。これ見れたときマジで泣いた)、人外キャラが人間になるのはパワポケ界では別に何の問題もない。アルバム(ゲームクリア後に流れるエピローグみたいなもの)では手をつないで仲良く歩く二人の姿が見られるだろう。

 

ノーマルエンド(イベント回収が未達のままエンディング)では、何も告げずに主人公の前から姿を消したまま終わる。

アルバムでは、主人公が二人で写った写真を見ながら「成就しなかった学生時代の淡い恋」として、彼女を想う姿が見られるだろう。このルートでは、キズナアイちゃんがAIということも、組織との戦いも知らないままなので、ぜひグッドエンドのために再チャレンジしてほしい。

 

バッドエンドでは、組織に回収され軍事兵器となる。

主人公を助けるために自ら組織に身を差し出し、人殺しの兵器として軍事利用されることを選ぶ。→記憶や人格を消去される。→キズナアイちゃんを形成していたデータの残滓が邪魔をして結局人を殺すことができない。→バラバラのジャンクデータにされる。

みたいな結末をたどることになる。

アルバムでは、「私、兵器としてもポンコツだったみたい」的なセリフとともに、死の直前まで主人公を想うキズナアイちゃんの最期が見られるだろう。全ては甲子園で優勝できなかったせいなのだ。

 

 

 

キズナアイちゃんを攻略した場合に取得できる超特殊能力は
野手なら「神速」(走力+2)
投手なら「絶倫」(スタミナ消費半減)

パワポケにおいて彼女とのハッピーエンドを迎えた際は、シナリオ中でとっても気持ちい良いことができるのがお決まりなので、キズナアイちゃんとのグッドエンドルートにたどり着いた場合も、七島麻美(パワポケ13)のようにアハンウフンなイベントを経て(簡単に説明すると教室でセックスする)、上記の超特殊能力を取得することになる。ついでに弾道(打球の角度を示す野球パラメータ。勃起の隠喩)も上がるし、威圧感(相手を威圧して能力を下げる特殊能力)も取得できるだろう。

 

 

 

 

 

【イメージ】

・結果を残そうと企画に全乗っかりする若手アイドルみたいな感じ

・下ネタ、体当たり企画もOKな頑張り屋

・6000万の借金持ちで何かと苦労人

 

【もし同じクラスだったら】

本来はネクラなのに教室では努めて陽気に振る舞い皆から好かれるものの、家に帰ると深いため息をついてるタイプ

 

 

 

四天王の中でも最も等身大で、頑張り屋さんなミライアカリちゃんは、パワポケでいうと野球部のマネージャーっぽい。

 

 

まず、ミライアカリちゃんは、この(><)表情が特徴的だ。他のバーチャルYoutuberもいろんな表情を見せるが、この顔はミライアカリちゃんの専売特許みたいなところがあると思う。

 

これ(><)が特徴的なキャラはパワポケにも登場する。

・神木唯(パワポケ4):野球部のマネージャー
・倉見春香(パワポケ7):1年後輩の女子高生

の2人だ。
目をつむって拳を挙げているグラフィックが多く、○>< ←こんな感じで表現される。調べたら雪白冬子(パワポケ8)もやってるらしいが、全然そんな印象なかった。そうだっけ? 勉強不足で申し訳ない。

また、この神木唯も倉見春香もハイテンション元気娘で、そういう点もミライアカリちゃんとほぼ一致する。なにこれ? 奇跡? 

 

そして、ここが一番肝要な点だが、○>< 系のキャラには明確なバッドエンドがない。悲惨な最期を迎えたり、ヘビーな事情を抱えていたりが当たり前のパワポケ界において、プレイヤーの心を癒す清涼剤となる女の子なのだ。よかったね、ミライアカリちゃん! 個人的にも頑張り屋さんのミライアカリちゃんが過酷なパワポケストーリーに犯されるのはやだもん。

これに則れば、ミライアカリちゃんを攻略するのはめちゃ簡単だ。大いに学生生活を謳歌して、存分にイチャイチャするマジの恋愛が楽しめるだろう。えへへ。

 

無理やり重めのストーリーを加えるなら、「借金」という設定がきいてくる気もするが、それも別になんということはない。倉刈日出子(パワポケ5)も貧乏設定で、デートが月1回しかできないなどの制約があったりするが、日出子ちゃんを参考にミライアカリちゃんのルートを考えても、攻略難易度が上がるだけで特にひどいエンディングを迎える気配は感じない。せいぜい夜逃げするくらいじゃない?

 

蛇足かもしれないが、いかにもな学生恋愛ということで、ミライアカリちゃんと結ばれないルートでは同級生に彼女をとられることになってもいい。

なんか「借金事情」は、ストーリー上ではメガネ(語尾が「やんす」の奴。全シリーズ通して登場する主人公の相方ポジションで、毎回別人だがグラフィックはほぼ一緒)が教えてくれそうだし、ミライアカリちゃんの好感度をしっかり上げずにエンディングを迎えたら、メガネに奪われる気もしてきた。最悪だな、このエンディング。

 

余談だが、ミライアカリちゃんには「記憶喪失」という設定があるが、彼女の動画を視聴しててそのことを意識したことは特にないので考慮しなくていいと思う。

 

 

 

 

…ということで。

ミライアカリちゃんが彼女候補としてパワポケに登場した場合、等身大の恋愛が楽しめるハイテンション元気娘となる。攻略難易度も低く、甲子園優勝しなくても、ちゃんとエンディングを迎えられるだろう。

 

グッドエンドでは、普通に主人公と結ばれ、主人公はプロ野球選手になる。

よほどのことがない限り、結ばれたままエンディングを迎えることになるが、甲子園優勝ないしそれに準ずる成績を収めていれば、彼女との将来が描かれる。アルバムでは、結婚して家庭を築いている姿か、主人公のために奥さんとして球場に応援しに来ている姿が見られるだろう。

 

ノーマルエンドでは、普通に主人公と結ばれる。

それなりの野球成績でもハッピーエンドとなるが、その場合は主人公が野球を続けているかに言及されない。アルバムでは、二人でいつものデートをしている姿が見られるだろう。

 

バッドエンドでは、別れたあと同級生に奪われる。

アルバムでは、同級生とデートするミライアカリちゃんを物陰から覗く主人公の姿が見られるだろう。好感度さえ上げておけば簡単にクリアできたのに何をしているのやら。 

 

 

 

ミライアカリちゃんを攻略した場合に取得できる超特殊能力は
野手なら「闘気」(相手がミスしやすくなる)
投手なら「気迫」(絶対にミスしなくなる)

甲子園に向かう直前に、ミライアカリちゃんから何かしらのプレゼントを授かり、それによってついでのように上記の超特殊能力を取得することになる。攻略難易度の低いイージーな彼女候補にありがちな超特殊能力の組み合わせだね。

 

 

 

 

【イメージ】

・全力ストレートのアホっ子

・社交的でウザ明るくて騒がしくて声がでかい

・先輩にもほぼタメ口でグイグイ取り入る

 

【もし同じクラスだったら】

ギャルなのにネクラにも何の偏見もなく陽気に話しかけてくれるのでこっちも勘違いするタイプ

 

 

 

四天王の中で最も後発なのに、抜群にイかれたキャラで一気に上り詰めた輝夜月ちゃんは、パワポケでいうと主人公と丁々発止のやり取りを繰り広げるお調子者キャラに違いない。

 

 

輝夜月ちゃんは他のVTuberでは足元にも及ばないほど我の強いキャラクターで、とにかくパワフルだ。もし彼女と交際をすることになれば、主人公はアホほど振り回されることになるだろう。輝夜月ちゃんの突飛な振る舞いに主人公が怒り、輝夜月ちゃんがケラケラ笑ってる様子が目に浮かぶ。

 

パワポケ内にも、そういう完全に主導権を握ったままのゴーイングマイウェイな彼女候補が何人かいる。

・石川梨子(パワポケ7):高校中退して悪の組織でバイトしてる女の子
・高科奈桜(パワポケ10):クラスメート自称新聞部女子高生

あたりだろうか。個人的には夏目准(パワポケ9)も似ている気がする(喫茶店でバイトしているメイド娘。好き)が、この子は残念ながら彼女候補ではないのだ。パワポケ14では攻略できるが、この頃の准ちゃんってもうおねーさんって感じだしちょっと違う。

 

この辺りのキャラの一番の特徴は、とにかく会話量が多くて楽しいということだ。ほんのちょっとしたイベントでも、主人公をからかったり、大仰にリアクションしたりと微笑ましい2人の掛け合いが見られるので、ただのデートイベントを進めるだけでも大変見目好い。

この子たちを参考にストーリーを考えると特に重たいものにはならなさそうな気がする。奈桜ちゃんの場合はマジでえげつないシナリオ(いろいろ端折って簡潔に言うと妹に刺されて意識不明になる)があるものの、その場合はもう一人キャラが必要なので、輝夜月ちゃんにそのまま流用できるかというとちょっと違和感がある。

 

ただし、輝夜月ちゃんには「かぐや姫」という設定がある。

彼女の動画を視聴しててそれを意識したことはないものの、ご本人が「月がお姫様って知らないの?!」と憤っていたり、先日公開された1万字インタビューで結構その辺の設定を押しているので、ミライアカリちゃんの記憶喪失と違ってこれは無視できない。

 

こうなると話は変わってくる。

かぐや姫ということは当然、バッドエンドでは彼女が故郷である月に帰ってしまうことになるだろう。そして、パワポケにはまさにそんな彼女候補が1人いる。

 

星影ヒヨリ(パワポケ8)だ。

 

ヒヨリちゃんは、路上アイドルをやっている自称宇宙人の女の子。知らない人にわかりやすく説明すると(知らない人がここまで読んでいるわけはないけれど)、昔のゆうこりんにクルパー電波浴びせたらこうなるだろうなというくらいぶっ飛んだキャラだ。まずこのぶちイかれたキャラクターが輝夜月ちゃんとかなり似ている。

 

また、ヒヨリちゃんは(パワポケなので当然)マジの宇宙人で、バッドエンドでは主人公の記憶を消して故郷の星に帰ってしまう。かぐや姫の設定を持つ輝夜月ちゃんも、当然これと似たルートをたどることになるだろう。

 

あと、ヒヨリちゃんは歌がクソ下手。作中でも「脳が腐りそうな歌」と呼ばれ、その歌唱力で敵を撃退したりする。ジャイアンかよ。

輝夜月ちゃんの場合はそれとはちょっとズレるものの、「首締めハム太郎」と呼ばれるほどインパクトのあるイかれたボイスで人気を博しており、その特徴的な声から、好意的にではあるものの「コカインちゃん」「見るストロングゼロ」と呼ばれている。

「コカインちゃん」て。マジで脳を腐らせる物質じゃん。

 

以上より、輝夜月ちゃんのシナリオはヒヨリちゃん準拠で良いと考えよう。

 

あと、奔放な輝夜月ちゃんなので、ルート攻略にめちゃくちゃランダム性がありそうな気がする。通常の彼女候補であれば、特定の期間になったら必ず知り合えたり、特定の場所に行くと出会うイベントが発生したりするが、中にはルートを進めるのに運が絡んでくるタイプの子もいる。出会い自体がランダムだったりね。

 

そして、パワポケ界には全てが運任せな爆裂高難易度の彼女候補がいる。

・田中深雪(パワポケ4):野球部顧問の先生
・葉月(パワポケ4):泉に出る幽霊の正体
・星野めぐみ(パワポケ5):ファミレスでバイトしてる女の子
・秋本彩(パワポケ6):会社の同僚で事務のお姉さん

彼女たちはストーリー上で事あるごとにランダム要素が絡んできて、まともにプレイしていたらおよそクリアできない。ファンの間ではランダム四天王と呼ばれているらしい。

 

個人的に、規格外で自由奔放な輝夜月ちゃんは、このランダム四天王の位置にいてもいいと思う。なんか、輝夜月ちゃんを攻略するってそれくらい難しいような気がするのだ。

ランダム選択肢を全て運良く切り抜けて、かつ甲子園でも優勝すれば、まあ結ばれてもいいだろう。甲子園優勝もできない男のために輝夜月ちゃんが地球に残るわけがない。

 

余談だが、ギャルといえば獨田マリコ(パワポケ1)がいるが、最初期のキャラということもありこの子自体にあまりストーリー性がないので特に参考にしていない。もっと言うと輝夜月ちゃんがギャルっぽいって俺の勝手なイメージだし。

 

 

 

…ということで。 

輝夜月ちゃんが彼女候補としてパワポケに登場した場合、つかみどころのないパワフル娘でデート中の会話劇が楽しいキャラとなる。攻略難易度はランダム要素が多分に含まれるため爆裂に高い。めげずに何度もプレイしてアルバムを入手しよう。

 

グッドエンドでは、月に帰ることなく主人公と仲良く暮らす。

月から使者が迎えにやってくるもののそれをあしらって主人公と結ばれる最高のエンディング。アルバムでは、主人公と輝夜月ちゃんが仲良くショッピングをしている姿(もちろん主人公が荷物を持たされている)とそれを呆れて見ている月からの使者の姿が見られるだろう。

 

ノーマルエンドでは、いつの間にか主人公の前からいなくなる。

ストーリー中では仲良しのまま終わるものの、アルバムで「ある日、月ちゃんは俺の前からいなくなった」と書かれているのを見て、「グッドエンドじゃねえんだ…」とプレイヤーが絶望する。アルバムでは「でも、月ちゃんのことだからいつかひょっこり帰ってくるんじゃないかと思う」的なセリフがあるが、騙されずにグッドエンドを目指してリトライしよう。

 

バッドエンドでは、主人公の記憶を消した上で月に帰る。

「かぐや姫」という正体を知った上で甲子園優勝できないとこのエンディングになる。アルバムでは、「大切な何かを忘れてしまった気がする。それが何かはわからないけれど、きっとそれはもう俺の手の届かないところに行ってしまったのだろう。とてもとても遠い場所に」といいながら月を眺める主人公にメガネが「月を見ながら涙するなんて。主人公くんも意外にロマンチストでやんすね」と声をかける姿が見られるだろう。

 

 

 

輝夜月ちゃんを攻略した場合に取得できる超特殊能力は
野手なら「剛力」(パワー+30)
投手なら「豪球」(相手のパワーを−20)

パワフルガールな輝夜月ちゃんなら、この組み合わせが一番しっくりくる。難易度を考えると野球超人伝(好きな超特殊能力をゲットできるスーパーアイテム。ゲキムズな彼女候補をクリアすると入手できる)がもらえてもいい気がするけど。ちなみにだけど、輝夜月ちゃんが故郷に帰ってしまった場合は、「サヨナラ男(サヨナラホームランが打ちやすくなる)」が取得できる気がする。

 

 

 

 

 

長くなってしまったので、今日のところはとりあえずここまで。

続きはまた次回にします。

END