「そろそろ全く見たことのない新しいAVが見てみたい季節だけど、永田くんはどう思う?」
「AVに季節とかあるんですか?」
「無いよ。無いけど『斬新なAVを見てみたい』という気持ちは、男なら誰でも持ってるはずなんだ」
「言ってることがよくわかりませんが、『ああ、あれをやるんだな』ということだけは理解できました」
「そう、やるんだよ。第三回!『全く新しいAVを考えよう』だ~~~~~~~!!!!」
「過去二回この企画をやっていますが、この特集が出る時はオモコロの裏側で何らかの特殊な事情があった時とされています」
「その事情を明確にするのはやめておこう。言葉にせずに何となく察するのが、日本の伝統文化だからさ」
「都合のいい時だけ文化を持ち出す大人になっていませんか?」
「いいから。明言はしないけど、とにかく時間がないんだ。やるぞー!」
「予定されていた特集記事が落ちた?」
「やるぞー!」
■全く新しいAV作りのルール
1.プレイヤーはカードの山から2枚ランダムにカードを引き、台の上に置く
2.カードを開き、今まで見たこともないようなAVの設定を完成させる
3.いい感じのものができるとなんか嬉しいし笑えるので、Precious&delicious!
それでは全く新しいAV作り、スタートです!
「サガット筆おろし性交」
「ほら、見慣れた企画だって、サガットがやってたら見たくない?」
「まあ、確かにこれは見たいかも」
「やっぱり挿れた時、『タイガー』って言ったのかな?」
「それは言ってない」
「『ジェノサイッ』って言ったのかな?」
「言ってないよ。なんでスーパーコンボ出すんだよ」
「富士そば我慢できれば生中出しセックス」
「我慢のハードル、低いな~」
「茹だったばかりのそばに、揚げたてのかきあげ。それを見てサラリーマンが『ああ! もうダメですぅ~!』」
「我慢しようよ、大人なんだから」
「笑ろとけ! 笑ろとけ! 世界最大級のメガチンポ」
「人生笑ろたら勝ちや! 巨大チンポも笑ろとけ! 笑ろとけ!」
「『世界最大級』シリーズってなんか笑っちゃうから、これはこれで正しいスタンスかも」
「お祭り感もあるし、見たい気持ちにさせますね。女優さんは笑ってる場合でも無いのかもしれないけど」
「近所のHなお姉さんはメモリーカードがパンパン」
「どうでもいいだろ」
「でもこれ、すっごいわからない?! Hなお姉さんってそういうとこズボラそうじゃない?! あ~~~~。これあるぞ! AV業界にメモリーカードパンパンカテゴリが増える可能性あるぞ! なあ、あるぞって! 永田くん! 発売あるかもよ!?」
「そう言われたらそうかもしれないですけど、興奮しすぎ」
「すんごい乳首責めで中出しを誘うソード」
「すっげえ魔剣だな」
「もう魔剣業界も買い手市場だからね、これくらいはやらないと」
「この魔剣も最初はピュアだったんだろうな…」
「そういうところに思いを馳せるのもまた乙なり…」
「なにとぞ巨大便」
「これもイメージでしかないんだけど、スカトロ系のタイトルってこういうパンチ力で勝負してくるのが多い気がする」
「わからなくはない。ただ、多くは語りたくない」
「孤独の即尺」
「『孤独のグルメ』スタイルのAVって出てなくない? どっかにあんのかな?」
「確かにちょっと見てみたいですね、絶対バカだけど」
「『うーん……、即尺とお掃除フェラでフェラチオがダブってしまった』」
「やめなさい」
「『スワッピング……そういうのもあるのか』」
「やめろって」
「地方都市ナンパでついに見つけたSMAP」
「『一枚上脱いでみようか~。肌綺麗だね~。…ん、あれ、キミらどこかで見たような…。ス、スマップ?! 5人全員?!!』」
「気付くだろ」
「羽生善治の、いっぱいコスって萌えてイこう!」
「なんで羽生さんがコスプレAVに……?」
「頭が良すぎたんだろうね。100手先まで読んだら、これが最善手だった」
「そんなことあるのかよ」
「将棋会のタイトルはもう全部獲っちゃったからね、次はこっちで頂点を目指すって可能性もなくはない」
「羽生さんに無表情でそう言われたら、何も言い返せないですね」
「木登りレディ」
「これは来たわ…!」
「なんかものすっごいフェチビデオなんだろうな、ということはわかります」
「世界のどこかには木登りじゃないと興奮できないマニアが絶対いるはずなんだよ。そいつらの欲求だって満たしてやるべきなんだ」
「まあ、マジでどっかから出ててもおかしくはないですね。全く見たことはないし、探す気もないけど」
「正攻法の思考じゃ生まれない、こういうジャンルを開拓していくのがこの企画の醍醐味ですよ」
「たまごクラブひよこクラブMUTEKIデビュー」
「同じリズムで言うな」
「たまごクラブひよこクラブと同じくらいの気軽さで、もっとMUTEKIデビューしていくべき」
「そんな気軽に来られたらMUTEKIも困るでしょ」
「ボクを好き過ぎるボクだけの税金」
「好きだからまとわりついてくるわけじゃないよ」
「国民の義務だからね」
「なんとか他の人に押し付けようと試してはみたんでしょうね、無駄だけど」
「ああ~~~~~~!! 住民税払いたくねえ~~~~~!!」
「それだけはリアル」