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 ワーワー、楽器の演奏だ〜!

 楽器の演奏をしている人がいるぞ〜!

 あ! あれは

 

できませんそんなこと。

 だって、楽器って大事だから。高いし。
 あと、ステージ壊したら怒られるし。
 俺は怒られたくない。

 

でも

それはそれとして

 少年時代の俺が昔のロッカーたちの楽器叩きつけパフォーマンスを見た時「おお〜! かっこいい〜!」と思ったこともまた事実。
 実際は破壊用の安いギターでやってると知った上でも全身で衝動を表現するあのパフォーマンスそのものにちょっと憧れがないこともない。
 楽器の大事さや迷惑かけたくなさが遥に上回るけど。

 じゃあさ

 ギターを作ろう。斧で。

 言ってる意味がわかりますか。座ってください。説明します。

・斧、それは薪などに叩きつけて使うもの。
・だから斧でギターを作ったら薪に叩きつけて使うギターになる。

 わかってくれてありがとう。

 そもそも、世の中には斧型のベースやギターというのがいっぱいある。

(他にもいっぱいあるぞ、君も知ってる斧ギターや斧ベースを教えてくれよな)

 ギターはそもそもかなり斧に向いているし、斧もギターに向いているに違いない。完璧な理論だ。

 とにかくそうと決まれば斧がないことには始まらない。斧を頼もう。

斧ギターの完成まで飛ばすボタン

 斧が届いた。ずっしり重い。ギターくらいの重さかも。早くギターにしたいぜ。早くギターにして薪を割りたい。

「なんて?」

 早くギターにして薪を割りたいって言いましたけど?

 

 ギターと比較するとこんな感じ。ギターのネックより細いし小さいがなんとかなる。たぶん。

 今更ながら「なんでギター? ベースじゃないの?」と思った人もいるかもしれない。いないかも。いないかもしれないけど理由を書こうかな。ギターの方がネックが短くても作れるし、弦も安いからさ。

 

作る

※本来の斧の使い方を逸脱した使い方をしているから真似は推奨しないよ!! オモコロの真似して大怪我したとか言われても困るからこう書いてるよ!! やるなら自己責任でね!!

 斧の柄に適当に測ったいい感じの印をつけまして

 

 いい感じに加工して

 

 ウレタンニスなんか塗っちゃって

 

 アルミのこういうやつを

 

 こんなふうに加工したりなんかしちゃったりしてさ

 

 ペグとか、さっきの部品とかを取り付けてさ

 

 ピックアップもつける。ピックアップとは弦の振動を電気信号に変換するやつで、エレキギターとかについてる部品だ。俺は今、斧を3弦のエレキギターに改造している。
 ピックアップはこういう専用のが売っている。専用といっても斧ギター専用ではない。手作り3弦エレキギター専用のやつだ。興味がある人は「シガーボックスギター」で検索してみてほしい。

 詳しい人はご存知かもしれないが、世の中にはあらゆる細長いものをエレキギターに改造する人たちというのが存在する。ショベル、箒、ツルハシ、なんなら今作っている斧ギターもすでに先駆者がいる。さっき探したら海外にいた。

「じゃあこの記事の新規性はなんなの?」

 なんだお前は、卒論発表の時の意地悪な教授か。俺は今斧を持っているんだぞ。俺はギターを叩きつけたいという衝動だけでこの記事を書いている。

 

 ところで、こんなところに部品をつけるとこうなる恐れがある。

 この問題については

 気をつける。

 制作を続けよう。

 ジャックとストラップピンをつけて

 

 こうする。几帳面な人が絶叫しそうな構造だ。ストラップは外れたら怖いからこういうロックするやつをつける。

 白いのはノイズ対策のアース。ないよりマシになる。

 

 弦を張ったら(エレキギターの5~3弦を張ってGDGにチューニングしている)

 

完成〜!!

 

 あまりにもかっこよすぎる。ストラップが浮かれポンチなデザインなのも本体の無骨さとバランスが取れている気がするぜ。

 

 斧として使うために握ることもできる。

 きっとギターを弾ける人は「オイオイオイ!! これじゃ弦高が高すぎんだろ!! バンジージャンプでもする気かい!! ハルクくらい握力ないと弦が抑えられないよ!! お前のそのひょろひょろした枝みたいな指でどうするつもりだい!!」と言っていることだろう。言い過ぎだ。

 さらにギターに詳しい人はその後ろで腕組みして「フーン、なるほどね」と思っていることだろう。

 このギターはボトルネック奏法専用ギターだ。なんか固い筒で弦に触れてスライドしながら弾くやつで、弦をガッと抑える必要がない。ぼっち・ざ・ろっく!12話でぼっちちゃんがカップ酒の瓶でやってたやつ。
 多くの細長いものをエレキギターに改造する先駆者たちがそうしていたのを参考にした結果そうなった。

 じゃあ早速

 あ

 ごめんちょっと待って

 ちんちんの近くに刃物あるの怖すぎる

 

 カバーをつけて改めて試奏してみよう。

鳴ってるな!!!!

 スゲー、鳴るじゃん。ボトルネック奏法なんか初めてだからあんまり上手くないところには目を瞑ってもらうとして、ちゃんとエレキギターだな。楽しい〜

 よし、じゃあ本番だ。叩きつけよう。

森でギターを叩きつける