おはようございます!

 

おはよう降板くん。これ、今月の

 

 

あ、給料明細! ありがとうございます!

降板くんがうちで働き始めて、ずいぶん経ったね

 

実はね、降板くんを正社員にどうかという話が出ているんだよ

え、僕が正社員ですか!?

君にとっても、このままアルバイトで居続けるより安心ではないかと思うんだが……

 

けど支店長、僕、上手くやっていける自信無いっすよ……

まあまあ、僕としても頑張ってる降板くんにもっと良くしてあげたいからさ、前向きに考えてみてよ

はあ……

 

 

ただいまー、っと

 

正社員になったら今より給料も上がるんだよな……

 

働いてどうにか生活している今は、正直貯金をするような余裕もなくて
今は困ってなくても、将来のことを考えたら不安だ

 

こんなに良い話は無い、よな……

 

それにしても、給料明細、かなり溜まったな
別に何かに使うわけでもないんだけど、なんとなく捨てられなくて、こんなに溜まっちゃったんだよな……

最初は今より時給も少なかったけど、頑張って働いて時給も上げてもらってきたっけ

 

 

 

翌日

 

 

 

おはようございます、支店長、僕……

 

正社員のお話、お受けしようかと思います!

おお、そうか!

頼もしいわね!

改めてよろしくな!

みなさん、僕、一層励みます!

 

 

 

良い汗かいたなー! ただいまーっと!

 

あれ?

 

なんか落ちてんな

 

ずいぶん前の給料明細じゃないか、整理してしまってたはずなのに

 

えーっと……ここだここだ

 

よいしょっと

 

これでヨシっと

 

 

 

翌日

 

 

 

ただいま……

 

ええ……?

 

どうなってんだよ……

 

降板は不審に思いながら再び給料明細を片付けた。

しかしどういうわけか、片付けても片付けても

給料明細は散乱していた。

決定的に何かがおかしい、そう思いながら降板には、散乱した給料明細を片付けることしかできなかった。

降板くん、休んでるんだって?

なんだか、体調を崩したみたいですよ

心配ですね

僕がプレッシャーを掛け過ぎてしまったかな……

 

 

 

はあ、きっと疲れてるんだ……

 

ひっ!?

 

 

うわああああああああ!!!!!!!!!

 

なぜ自分がこんな目に遭わなければならないのか、降板には何がなんだかわからず、ただただ散乱した給料明細を片付けることしかできなかった。

今日はもう早めに眠ってしまおう。きっと悪い夢でも見てるんだ。目が覚めたらきっと何事もなかったように過ごせるはずだからと、そう言い聞かせて降板は寝床についた。

疲れていたからか、降板はすぐに意識を失った。

 

 

 

 

ーーーーーーーーッ!!

 

ーーーーッ!!!ーーーッーーーーーーッ!!!!

 

 

 

うわああああああああああああ!!!!!!!!!!!!

 

片付けても片付けても散乱する給料明細に、降板は心身ともに追い詰められました。

そしてついに、給料明細の処分を決意したのです。

 

 

 

 

 

 

 

は……はは……

 

ははははは!!

 

あーっはっはっはっは!!!!

 

こうして、降板は平和な日常を取り戻しました。

 

 

 

それから

 

 

 

おはようございます!

おはよう降板くん!

 

これ、今月の

 

……!?

 

給料明細だよ

 

うわあああああああ!!!!!!!