皆さんこんにちは、リンゴを持っているタケです。
これは普通のリンゴです。
今日はこの普通のリンゴに意味を足していきます。
この普通のリンゴ1つに、リンゴ1つ以上の意味を与えて、世界で唯一のリンゴにしたいと思います。
ただのリンゴです。
普通のリンゴです。
おや?
ゴリラがやってきました。
どうしたんでしょうか。
あっ今、ゴリラがリンゴに触りました。
あ~凄い触ってる。
おっ、触り飽きたのかゴリラが去っていきました。
みなさん、この普通のリンゴに新しい意味が足されたことにお気づきでしょうか。
たった今このリンゴは、普通のリンゴから「ゴリラが触ったリンゴ」になりました。
バカみたいな事を言いますが、ゴリラが触ったことにより「ゴリラが触った」という意味がリンゴに追加されました。
改めてどうですか?
ゴリラが触ったリンゴです。
最初にお見せしたリンゴとは少し違って見えませんか?
もうそんじょそこらの普通のリンゴではありません、ゴリラが触ったリンゴです。
普通のリンゴより意味が1つ多いリンゴになりました。
おや?
消防士が放水の準備をして、リンゴを狙っています。
これはどういうことでしょうか。
リンゴをめちゃくちゃ狙っている・・・
消防士が・・・
このリンゴにさらに新しい意味が追加されたことにお気づきでしょうか。
今このリンゴ「ゴリラが触った火かもしれないリンゴ」です。
消防士が放水の準備をして狙っているわけですから、このリンゴは火である可能性がありますよね。
消防士が放水するもの=火ですもんね。
改めてどうですか?
「ゴリラが触った火かもしれないリンゴ」です。
ちょっとオーラが出てきてます。
意味が足されることによって、リンゴが垢抜けてきました。
おや?
このリンゴへみんなが寄せ書きをくれました。
青春ですね、いいな~。
こういうのいいな~。
また新しい意味が増えました。
今このリンゴ、「ゴリラが触った火かもしれない皆に慕われてるリンゴ」です。
愛情がこもった寄せ書きを貰えるなんてよっぽど慕われていたのでしょう。
これで元のリンゴより意味が3つも増えました。
改めてどうですか?
「ゴリラが触った火かもしれない皆に慕われてるリンゴ」です。
最初のリンゴとは風格がまるで違いますね。
もうパッと見で「あっ、この人芸能関係の人かな」って感じのオーラがありますね。
やはり意味が増えるとそれだけ価値が高まります。
これでもうスーパーで売られてるような普通のリンゴなんて相手にならない、この世で唯一のリンゴになったんじゃないでしょうか。
いやぁこれで当初の目的はクリアです、よかったよかったですよ。
ん?
神様です。
神様が現れました、どうしたんでしょうか。
え?
リンゴではない?
神様がめちゃくちゃな事を言っています、でも神様の言うことって絶対じゃないですか。
神様が言うんだから、もう本当にリンゴではありません。
ゴリラが触った火かもしれない皆に慕われてる軽トラックです。
今このリンゴ、いやもうリンゴではありません、ゴリラが触った火かもしれない皆に慕われてる軽トラックです。
こっちは最初に見せた普通のリンゴです。
こっちはゴリラが触った火かもしれない皆に慕われてる軽トラックです。
恐ろしく別物に見えますね。
意味が足され、変化することでリンゴでもなんでもなくなりました。
みなさん、普通のリンゴに意味を足すことによってとんでもないものができました。
興奮が止まりません、見た目はリンゴのままですがこれはもう軽トラです。
ここであることを思いつきました、ドッキリでこの軽トラを友達に食わせてみたいと思います。
これはもうリンゴではなくゴリラが触った火かもしれない皆に慕われてる軽トラックです、とんでもない味がするに違いありません。
ねえねえ!ちょっとこれ食べてみてくれない?
ん、普通のリンゴだね。
え・・・?
いや、普通のリンゴだね。
え・・・?
これは普通のリンゴです。
(おわり)