復号編

あれから1ヶ月が経ちました。
暗号の記憶が残っていないかどうか、確かめてみましょう。

全然覚えてない…
各ひらがなと対応するモールス信号は勿論のこと、どういうルール・どういう感覚法則で埋めていったという方針すらも、全く覚えていませんでした。
何なら実は、1週間でかなりの割合を忘れていたので、残りの数週間はただ記事を書くことを先延ばししているだけの期間だったんですけれども。
自分の記憶力と意志の薄弱さにやや衝撃を受けつつ、これで予定通り、

記憶力ゲームではなく、もう一度自分の感覚/ルールで暗号を解く、という遊びができます。
ではまず、編集部の皆さんからいただいた暗号をそのまま読んでみましょう。

いやいや。

ん~~~??

おっ!?あ~~……

だぁ…
全然わかりません。
もっとこう、感覚の勢いでちょっとは読めるかもと思っていたのですが。
ちなみに今回、編集部の皆さんには、「存在しない単語は禁止」というルールをお伝えしています。
仮に「バダレンタバイダーロム」という復号結果が出たとして、それが正解なのか不正解なのかわからないからです。
少なくとも、知っている単語で出来た、知っている文構造ではあるはず。
その前提に立って冷静に読んでみると、ほんの少しだけ推測できることもあります。

恐山さんの文章は、1文字の暗号が2種、計4回登場しています。
これ、ほぼ確で「-」は「、(読点)」、「・」は「。(句点)」だと思うんですよね。僕の感覚が強くそう言っている。
文字数も加味すると、この文章は、

書き出しの長い一文目と、やや淡泊な二文目で構成される、ストーリーというかアップダウンというか、小さめの起承転結がある文章なんじゃないかな、とうっすら思います。
正直無理やり理解しようとしているだけなので大きく外している可能性も高いのですが、でもこうして一歩ずつ仮説を立てて進んでいくしかありません。

ARuFaさんの文章は、まだ要点を掴めていませんが、全38文字のうち「--」が6回登場しています。
僕の感覚では、「--」は「゛(濁点)」です。
これもかなり自信あります。僕ならこうする。
(繰り返しますが、記憶への自信ではなく、感覚への自信です)
濁点を文字数から除外すると、32文字中6文字が濁点つきのひらがなということになります。
ちょっと濁り気味の音感の文章なのだろうか?
しかし32分の6(18.8%)という割合が多いのか少ないのかすら、まだ見当もつきません。
また、文末が「゛(濁点)」で終わっているとすると、なんとなく体言止めの文章な気がします。

マンスーンさんの文章は、まず全17文字とかなり短めです。
そして、17文字しかないのに「・--・・」と「・・・・・」が3回ずつ登場しています。
しかもそのうち2回は、
「/・--・・/・・・・・/」
と同じ順番で連続しています。
つまり、例えば「もらう/もらわない」のように同じ述語を肯定と否定で繰り返していたり、あるいはダジャレのように、同じ音の響きを繰り返す単語が核になっている文章のように見えます。
特に「・・・・・」、これ非常に特徴的な組み合わせなので、確実に序盤に埋めているはずなのですが、何にしたのかさっぱり思い出せません。

みくのしんさんの文章は、まず文の半分ちょい手前に「・」、つまり「。(句点)」があると考えられるため、恐山さんと同じく2文構成だと思います。
そして、前半の1文には1回も登場しないのに、後半の1文の更に後ろ半分にだけ異常に集中して「・--」が7回も登場します。
「・--」は直感的に、記号(濁点など)ではなく、ひらがなだと思います。
ARuFaさんの文章のように「゛(濁点)」が沢山出てくるのはまだ自然ですが、同じひらがなが文章の終わりにいきなり7回出てくるのはやや不自然です。
テイストは全然わかりませんが、後半で何かしら筆者のギアが上がって埒外になっていく感じのする文章です。
なんだか考古学者のような気分になってきました。
考古学者は「未踏の世界」を探究する人たちで、僕の場合は答えが既にあるどころか自分で決めたものなので、全然違うんですが、それでも見通しがつかないもどかしさを感じながら探究する感じ、すっごくワクワクします。
さて、このまま暗号の羅列とにらめっこしているだけでは埒が明かない。

暗号表を作り直して、もう一度暗号を入力していきましょう。
たとえば、

「-」は「、(読点)」、「・」は「。(句点)」と入力すると、
(関数の作り方がヘタクソなのが原因で、左右両側にひらがなが表示されています)

こんな感じで自動的に反映されるようにエクセルを改良しました。
一旦、全てのひらがなに感覚でもう一度モールス信号を埋めて、できあがった文章(=復号結果)が読めるかどうか、という形式で検証したいと思います。
やるぞ!
暗号を解いていく(1周目)
※「1周目」ということは推して知るべしということですが、とりあえず温かく見守って下さい。

とりあえず、まず「ほ」は「-----」です。
これが一番自信あります。
字画としての道のりが一番長いのはどう見ても「ほ」ですから、5文字フルで「-」(長い方)を使い切っている「-----」としか釣り合いようがありません。

「゛(濁点)」は「--」、「゜(半濁点)」は「・・」でしょう。
もちろん、1か月前の記憶を思い出そうとしているのではなく、あくまで今の感覚にしたがっているだけです。
そもそも思い出そうと思っても、こんな記憶あまりにも些細かつ意味不明で、何一つ思い出せない。
これは幸先が良い。意外と順調かも!?
一発クリアとまでは言いませんが、復号結果を見ればだいたいどんな文章なのか推測できそうな気がします。

あれ?
「-・・」ってもう使ったっけ?

そうか、「い」で使ってたか!
ん?
たしかに、「-・・」って、「い」か?「こ」か?どっちだ?
う~~~ん。

「い」の方が最後の画が短いイメージだから、「い」が「-・・」、「こ」は「-・-」でしょう。

「り」!!!
「り」の存在、完全に忘れてた。
これも「い」に似てるけど、どうしよう。

途中まで「い」と一緒で、後半は長くて(-)最後ちょろっと(・)伸びてるから、「-・-・」ですね。

ダメだ!「ち」と被ってる!
じゃあ違う組み合わせにするか…。
かなり苦戦し始めています。
組み合わせが有限なので、妥協に妥協を重ねながら当てはめていくしかない。
この時点で雲行きが怪しく、心が折れかけていますが、それでも一旦は62文字全部埋めないとスタートラインにすら立てません。

「か」はスッスッチョンスッ、最後チョンで「--・-・」、というように書き方の流れで決めることもあれば、「せ」は画と画の交差するポイントが一直線に並んでいる感じが「-・-・-」っぽいよね、というように形の全体観で決めることもあります。
いずれにせよ僕は、字画の雰囲気で暗号を決めるタイプのようです。
しかし、もしこの前提感覚が1ヶ月前から変化していたら、何もかもおしまいです。
そんな未来、想像すらしたくない。




何はともあれ、全てのひらがなを埋めることができました。
では、編集部の皆さんの文章がちゃんと読めるか、復号結果を見ていきましょう。




壊滅的。
夏休み最終日にギリギリで完成させたペットボトルカーが、スイッチを入れても動かなかったあの日。
徹夜で関数を調べながらエクセル作って、ようやく数字を入力してみたら「#REF!」だけが表示されたあの日。
この部分だけは意味通ってるから正しそう!という箇所すら見つからない。
途方。途方に次ぐ途方。途方の途方。
こんなに大きく空振りするとは思っていませんでした。
どうしよう。

みくのしんさんが「クマノミは尊い(とぇとー)のだ」という趣旨のことを言っている可能性も、まだゼロではありませんが。
「ダメだったのでもう1回やりましょう!」だけでは、同じ失敗を繰り返していくだけです。
復号結果から拾える手がかりを、1つずつたぐり寄せていきましょう。

みくのしんさんの文章の冒頭が「ぅ゛へぅ゛へ」になっています。
「--」=「゛」には自信があるので、「ガリガリ」「ぐるぐる」など濁音を含むオノマトペ系の単語である可能性が高いです。
もしくは本当に「ぅ゛へぅ゛へ」と言っています。だったらお手上げ。

マンスーンさんの文章、さすがに小文字が多すぎます。
わざとそうしている可能性もまだ捨てきれませんが、他の人の文章を見ても不自然に小文字が多い。
小文字の暗号の作り方を根本的に間違えている可能性があります。
また、「ぁ゛」「ぅ゛」など、濁点がつかないひらがなに濁点が付いている場合、そのひらがなは間違っている可能性が高いです。
などなど、2周目に向けたヒントをかき集めていきます。
この遊び、解読できるまで終われないので。
※ちなみに後日談ですが、この時点での暗号正解率は16.1%(10/62)でした。感覚移ろいすぎ。
暗号を解いていく(2周目)
もう一度暗号表を作り直します。
しかし、同じ解き方で遊んでも、もう面白くありません。
ここからは、「当時の自分ならこう考えるのではないか?」と推理したり、編集部の文章から推測できることを当てはめたり、といった感覚以外の要素を追加して遊んでいきます。
① 文章を推理しても良い

1周目が壊滅的すぎたので、暗号のルールだけにこだわっていると行き詰まりそうです。
そのため、こういう単語・こういう文章なんじゃないか?という推理も適宜織り交ぜることにします。
たとえば、みくのしんさんの文章がオノマトペから始まっている、と仮定して、試しに「ガリガリ」になるように暗号を入れてみようかな、みたいな検証も有りということです。
こんなやり方で何周かかるのか想像もできませんが。
②1ヶ月前に用意していたヒントを読んでも良い
当時の僕は、入力エクセルの隅っこにこんなメモ書きを残していました。

ヒント(困ったら上から順にめくってOK、というかどのヒントが強いヒントかすらあまりよくわか)
当時の僕も、さすがに完全ノーヒントではクリアできないことを見越していたということです。
ヒントは結局12種類全部開いたのですが、かいつまんで4種類だけ紹介します。

やっぱりそうだよね!
感覚、合うな~!
感覚が合いすぎていてヒントとしては無力ですが、根本的な考え方すらズレている可能性は低そうなのでホッとしました。

「・」⇒「。」、「-」⇒「、」、「--」⇒「゛」、「・・」⇒「゜」は、かなり自信があるのでもう確定と言って良いでしょう。
残る2文字組は「・-」⇒「し」、「-・」⇒「つ」にしていますが、これも自信あります。
「し」の方が前半遅くて(・)後半速い(-)、「つ」の方が前半勢いあって(-)後半ブレーキかかる(・)ような書き方だと僕は思うからです。
当時も秒で決めたらしいので、一旦確定ということにして前に進んでいきましょう。

わかる!
「き」から画数1本引いて「さ」だから…という風に、ペアで組み合わせを考えたくなるよね!
(そうでないとルールの引き出しが枯渇するから)
このヒントからまず、「ほ」⇒「-----」は確定と考えて良さそうです。
それくらい自信がないと、「ほ」がわかってる前提のヒントなんか出さないですよね?ペンギン?頼むよ?
問題は、「ほ」から1本引いて何のひらがなを作るのか、です。
「ほ」から1本引くひらがなで、すぐ思い浮かぶのは「は」です。
では、「は」⇒「----」なのだろうか?
いや、「は」はひらがなの中でも濃度高めなので4文字は少なすぎる気がします。
「----」は、同じく「ほ」から1本、しかも「は」よりガッツリ1本引くことで濃度が薄まっている「ま」なんじゃないかと。
じゃあ、「は」は何か?
最後の1つ分を短くする、という考え方で「----・」にしてみるか。
「ほ」⇒「-----」、「は」⇒「----・」、「ま」⇒「----」でいきましょう。

点を挟む???
急に、何を言ってるのか意味がわからないヒントが出てきました。
点って「・」ですよね?挟むって、どこに?なにで?
どう考えても言葉足らずなヒントですが、おそらく当時の自分はこれで十分伝わると思っているのでしょう。
自分から自分へのメッセージでも、時が経つと伝わらないこともあります。タイムカプセルを埋める時は気をつけましょう。
いずれにせよ、どうやらこの辺りに「小文字の暗号の作り方が根本的におかしい」の原因がありそうな気がしてきました。
ということで、1周目の復号結果は壊滅的でしたが、超基本的な考え方は今の僕でも納得できそうだということがわかりました。
そして「何が間違っていそうか」というポイントも何となくわかってきました。
これらを頭に入れて、もう1回暗号表を書き直してみます。

その結果が、こちら。




どうですか?
兆し、見えてきましたよね!

特に恐山さんの文章、「ほうがいい。」と「いいのこし」はかなり確度高いです。
それっぽい単語が現れると、ものすごくホッとします。
それに、

「まういいのこしん、」って、「そういいのこして、」ではないでしょうか?
「ま」と「そ」、「ん」と「て」は、それぞれ字面が近いと僕は思うので、必然、僕の中の法則も似通う可能性があります。
これはかなり次回の推測に役立つ情報です。

マンスーンさんの「おおふな」、東海道線の大船駅のことでしょうか?
大船で終わる文章が全く想像つかないので、偶然生まれた単語というだけな気がします。

いや、「ふもとの駅(えき)大船」という文章ならギリ成立するかもしれない。
偶然か必然か、どっちだ!?
確実に歩を進めることはできている気がしますが、まだ霧の中です。
もう一段階ギアを上げて3周目に突入しましょう。
暗号を解いていく(3周目)
更にルールを追加します。
① 暗号の正解率を表示して良い
1か月前に作った正解の暗号に対して、今回作った暗号がどれくらい合致しているか、という正解率を見ることにします。
(こんなのどっちも正解ではないので、正解率という言葉は間違ってるんですが)
これで、今自分が何合目にいるのか把握できます。これ以上、霧の中に居たくない。

2周目時点では29.0%(18/62)でした。
まだ折り返し地点にすら到達していないのですが、果てしなさという絶望からは逃れることができました。
(※やり方:正解と今回作った暗号を図の通り並べて、C列に「=COUNTIF(A1,B1)」と入力、一番下まで数式をコピペして、最後にC列を全部足す。C列を予め黒塗りにしておけば、どれが正解しているのかまでは見えません)
② 各ひらがなの「記号の文字数」を表示して良い
たとえば「あ」が「----」(4文字モールス)なのか「-----」(5文字モールス)なのか、わかるようにします。
これはデカい!

根本的な勘違いを圧倒的に減らすことができます。
(※やり方:「=LEN(B1)」と入力。ただのエクセル講座になってませんか?)
前回までの復号結果と新たなルール2つを駆使して、暗号表を書き直してみました。

その結果が、こちら。




確実に前進している。
ほんの少しだけ、助かる道が見えてきました。

恐山さんの文章は、後半の全貌がほぼ見えた感じがします。
「じっうはつした。」は「じょうはつした。」(蒸発した。)と見て良いでしょう。
何が蒸発したのかというと「れれ」なのですが、一般的にれれは蒸発しません。
2文字の繰り返しで、かつ蒸発するもの。
「まま」(ママ)もしくは「ちち」(父)ではないでしょうか?
(はは(母)もありますが、「は」は「じょうはつした。」で意味が通っているので除外)
いや、「きき」(キキ-『魔女の宅急便』)、あるいは「なな」(ナナ/奈々-『NANA』)もあるかもしれません。
元になっている暗号「-・--・」に対して、「ま」「ち」「き」「な」の中で僕が一番ピンとくるひらがなは「ち」です。
(1画目はよどみなくスッ(-)で、2画目は最初ゆるくて(・)中盤めっちゃ勢いあって(--)最後クッ(・)なので)
次は「ち」にしてみましょう。

マンスーンさんはまだ大船にいますが、他の操作に影響された結果、駅からは少し遠ざかりました。
どうしても、大船で終わる文章が存在するとは思えない。思いたくない。
先入観が邪魔をします。
一旦、大船のことは忘れて前に進もうと思います。

ARuFaさんの文章は、「かさぶた」から始まっています。
「かさぶた」、これもいかにも偶然の組み合わせで現れただけの単語っぽいんですよね。
「くまのみ」や「おおふな」と同じ香りがする。
しかし、後半に出てくる「はりついて」と、なぜか噛み合っている気もします。
かさぶたはどちらかというと剥がれるものであって貼り付くものではないので、本来は全然噛み合わないんですけど、でもなんか文章としては成立し得る可能性を感じます。
かなり迷いますが、一旦これらの文字は次回操作せず生かしておきたいところです。

みくのしんさんの文章に執拗に登場する例の「・--」、僕は「へ」にしていたのですが、こんなに「へ」ばかり登場する文章って存在し得るのだろうか?
怖すぎる。
字画が「へ」と非常に似ている「く」に差し替えてみましょうか。
(ちなみに冒頭のオノマトペ単語は、紆余曲折の末「ぜんぜん(全然)」になっています。ありそう~!)
などなど、情報をかき集めて次に備えます。
3周目の正解率は41.9%(26/62)でした。
暗号を解いていく(4周目)
たくさん情報を集められたので、この勢いのまま4周目に突入しました。
結果をご覧ください。




さてさてさてさて。

恐山さんの文章、「みちとおちている」は「みちにおちている」(道に落ちている)でしょう。
同じく「かれよめたほうがいい。」は「からやめたほうがいい。」ですね。
特に「や」「ゆ」「よ」あたりは毎回自信なさげに埋めていたウィークポイントだったので、ここで1カ所でも確信を持てれば非常に意義深いです。

マンスーンさん、大船を確定にせず「お」を「る」に変えたことで「るるふな」になってしまいました。
単語ではなくなってしまいましたが、かわりに冒頭に「あるふぉー」が出現しました。
「あるふぉー」が仮に正しいとすると、次にくる文字は「す」ではなく「と」(アルフォート)がありそうなんですが、「す」と「と」って全然字画が違うんですよね。
この2つのモールスを混同することがあるだろうか?
もしかすると、何度も操作しすぎて僕の中の感覚法則そのものが狂い始めているかもしれない。
もう僕に残された時間はわずか、ということでしょうか?

ARuFaさん、「べーふじゃーゆー」は「びーふじゃーきー」(ビーフジャーキー)と考えてみても良さそうです。
実は2周目からあまり変わってない箇所だったのですが、他の箇所が成立し始めたことでようやく気づきました。
どういう文章?

みくのしんさんの文章は、例の執拗文字を「へ」から「く」に変えたり、他も色々いじったことで読めるようになってきました。
何かは臭いけど、何かは臭くないみたいです。
そして急に現れた「おこめのこす」がみくのしんさんらしすぎるトピックなので、グッと確度上がりました。
正解率は58.1%(36/62)、あと一息です。
暗号を解いていく(5周目)
5周目ともなると、エクセルの操作も随分と手慣れたものです。
結果をご覧ください。




追加ルール、これまでの経験、研ぎ澄まされた勘、生還への渇望の全てがバチッとハマったようです。
これ以上モールスの推理をせずとも、文意が把握できる地点まで一気に全員到達しました。
次がゴールでしょう。
皆さんも、4人それぞれどんな文章なのか、ぜひ予想してみてください。
(正解率71%(44/62))
暗号を解いていく(6周目)

みちにおちているしっぷのごみを
ひろってくちにいれるのは、
きたないからやめたほうがいい。
そういいのこして、
ちちはじょうはつした。
(「しっぶ」になっていますが、「湿布」ですよね)

かさぶたかとおもったら
びーふじゃーきーが
はりついてただけのおひざ

あるふぉーとのふねに
のってるるふぃ

ぜんぜんつかってないおこめのことを
ちょうこまいという。
このちょうこまいは
ふつうにたくとくさいが
すごくよくあらうと
くさくなくてたべれる
クリアですよね!!
やった~!!!
奇跡的な確率で全く違う文章が4人分成立してしまっている可能性もゼロではないものの、この遊びのゴール(解読)に辿り着くことができました。

恐山さんの文章は、全体的に文章っぽくなっていて手がかりを発見しやすく、「ほうがいい。」「そういいのこし」が早い段階で見えていたので、とても頼り甲斐がありました。
蒸発したのは、やはり父でしたね。

ARuFaさんの文章、「かさぶた」と「はりついて」という奇妙な組み合わせが、「ビーフジャーキー」の架け橋によってバチッと意味を成すようになりました。
濁点が多いのも納得の文章です。

マンスーンさんの文章でやたら繰り返されていた文字の正体は、「るふ」でした。
同じ文字の繰り返し=ダジャレ的なリズムだろうと踏んでいたのですが、上をいかれました。
大船に固執しなくて、本当に良かった。

みくのしんさんの文章、後半で7回執拗に登場していた文字は「く」でした。
そのあまりにも異常な密度からして、同じ単語を繰り返し書いているのかと思いきや、「炊くとクサいがすごくよく洗うとクサくなくなる」ということで、意外にも6種類の「く」から成る文章でした。
形容詞はみんな、連用形の活用語尾が「く」なので、形容詞を連続して使う(くさい/すごい/よい/ない)と自然とこうなりやすいんですね。面白ぇ~!
日本語の頻出文字って、このゲームを始める前はせいぜい「です」「ます」の「す」とか、「でした」「だった」の「た」みたいな文末系文字しか想像していなかったのですが、形容詞の活用語尾というのは思いつきませんでした。
というか形容詞ってみんな活用語尾が一緒なの、面白いなあ。
なんか遊べそうだなあ。
この仕組みの応用だけでもう1つ別なゲームが作れそうですが、それはまたの機会に。

こんなに絶望的な状態からでも、答えに辿り着くことはできるんですね。
まさか「とぇとーのだ」(尊いのだ)の正体が「たくとくさいが」(炊くと臭いが)だったとは。
検証結果

自分の言語を使って作った暗号を自分で解読する遊び、楽しすぎました。
他人の作ったルールから解放されるひととき、皆さんもぜひ一度試し-・・/-・・--/-・・/----・/---/・--・-/・--・-/--/-・・/--/・-/--・・・/-・-/・--・-/---・・/


あら、手が引っかかって

バラバラバラバラ
うわああ!
こぼしてしまいました。











(おしまい)

ペンギン














