基本的に知らん人と話す時は気をつけよう。
触るな
小学校低学年のころ、道端で松ぼっくりを拾って遊んでいると、50代くらいのおじさんが駆け寄ってきて、「触るな!!!」と怒鳴ってきた。
驚いて松ぼっくりを放り投げるとおじさんは「それは10秒間触り続けると針が出てきて全身を刺されて死ぬ危険な松ぼっくりだ、危ないところだった」などと今思えば大胆な嘘をマジトーンで告げてきた。続けて近くにいた1センチくらいの虫を指さして「あれは人生で3回触ると死ぬ虫だ。絶対に触るなよ」と言いすて、その場を立ち去った。
その言葉がトラウマとなり、30歳になった今も松ぼっくりと知らない虫を触る時、心のどこかで死を覚悟している。
野茂英雄
怖い枠に入れたけどめちゃめちゃ笑った。
なんで
小学生の頃、古本市場が家の近くにあり漫画やフィギュアが大好きだった私はよく利用していました。
ある日、後方から荒い息遣いが聞こえてきたので振り返ると、そこには股間を揉みながら近づいてくるおじさんがいました。
まさか店内で変態勃起おじさんにストーキングされるとは思っていなくて、動揺した私はなぜかそのおじさんに話しかけました。「なんでついてくるの?」「は?え、なんでって言われてもなぁ…」おじさん側も急に話しかけられてびっくりしたのでしょう、ぶつぶつ何か言いながら退店していきました。
最初に店員に知らせるのが先だったな。危害を加えられなくて良かったと思いました。
ふるがお
理由を答えられてたらと思うと超怖いな。本当に、くれぐれもみんな気をつけてね。
メガネ
高校1年か2年、友人と遊ぶために都心の方に行ったの話です。
集合場所に向かうために地図を確認しつつ歩いていると、20代くらいの男性が突然目の前に現れ「その眼鏡、いいですねぇ」と声をかけてきました。
私はそのとき知らない男の人に声をかけられたのが初めてだったので動揺。
とりあえず「ありがとうございます」と返しました。その男性はその後も「色が、いいですねぇ」「つるが、とってもオシャレですねぇ」と歩きながら私の眼鏡を褒めまくります。
集合場所に近づいてきたので「友達と待ち合わせてるんです」と言うと去っていきましたが、男性は最後まで私の眼鏡の話をしていました。
私や男性自身の話は一切出ませんでした。そのとき私は「眼鏡のナンパをする人がいるなんて、都会には色々な人がいるんだなぁ」と思いました。
エビマヨ軍艦
マジでメガネが好きすぎて声をかけてしまっただけだとしてもちょっと怖い。ちなみにこれも同じような話がもう一つきていた。こういう人いっぱいいるの?
立てば芍薬
小学校低学年くらいのときに友達と公園の砂場で遊んでいたら、近くのベンチに座っていたおじさんから急に「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花って知ってるか?」と話しかけられました。
私が首を横に振ると、そのおじさんは「そういう大人になれよ」とだけ言い残して立ち去ってしまいました。
今思えばただの不審者ですが、この言葉を聞くたびにこの日のことを思い出します。
キンギョソウ
結果無害なことわざおじさんではあったけど、なんで急に公園の子供にその話をしようと思ったのか全然わからない。なんなんだよ。
お姉さん
小学校3年か4年頃の時、普段は友達と一緒なのですがその日は1人で下校していました。
学校と家のちょうど中間あたりにあるスーパーを越えた辺りで信号を待っていると、後ろからきたお姉さんが隣に並んできました。
青信号に変わったので歩き出すと、少し遅れてお姉さんも歩き出して、しばらく縦に並んで2人で歩いていると、お姉さんが「ぼく、足早いね。私と同じくらい」と話しかけてきました。
極度の人見知りだった私は口をぱくぱくさせることしかできなかったのですが、それを見たお姉さんは「ごめんね、知らない人に話しかけられて怖いよね。いつも友達と賑やかに歩いてるのを見てたから話しかけちゃった」と慌てて付け加えました。
当時、僕は友達といれば大騒ぎするクソガキで1人の時は静かだったので、普段を知っているお姉さんは余計に気にしてしまったのでしょう。
僕がとにかく首を振って「大丈夫。気にしてない」みたいなことを言って弁明したらお姉さんは安心したように口を開きました。「ごめんね。子供は正直だから聞いてみたかったんだけど、私って不細工かな?」
予想外の質問に僕は面食らいました。お姉さんは汚れたリュックを担いで地味な色の服を着ていて、お世辞にも綺麗とは言えなかったからというのもあります。
でも、不美人ではないことは確かだったので、僕は「そんなことないと思う」とだけ言ってそれ以上の言及を避けました。
お姉さんはそれを聞くと安心したような顔をして「ありがとう」と言って、会話はそこで終わりました。
正直、お姉さんの顔も着ていた服も正確には思い出せず、この後何か話したとかどういう風に別れたかも思い出せませんが、この会話と「不細工ではない」「全体的になんか地味だった」ことだけは20年経った今でも何故か憶えています。
しろい
怖すぎる。めちゃめちゃマイルドにアレンジした口裂け女かよ。まあでもこれで自信ついてくれてたらいいな。
石
小学生頃の記憶です。
ある日の下校時に川をじっと見つめるお爺さんがいました。
私はそのお爺さんに急に「なあ」と、話しかけられて驚いたのですが、彼は気にも止めず色々魚のことを話し始めました。「今の時期なら〇〇がいる頃だな。」など他愛もない話を少しの間していました。
その間に私は「この人はただ話がしたくて私に声をかけたんだな」と思い「そうなんですね〜知りませんでした〜」と知識が少ないながらラリーを返そうとしていました。お爺さんも凄く笑顔でした。しばらくするとお爺さんは、「今頃ここの川はたくさんの魚が居たはずなのに、鳥が全部食っちまったんだ。」「こんなヤツらがいなければ、いっぱい魚が見れたと思うぞ。」と言い、何の脈略もなしに石を鳥に何回も投げつけました。
流石にこの頃の私もこの人はヤバいと感じたのは覚えています。 そして、嫌な記憶と認識したのかその後の記憶が曖昧です。
でも、生返事しか返せていなかったと思います。
このお爺さんは、この前にも後にも会うことはありませんでした。白芥子と蝶
途中までほのぼのしたエピソードだと思いながら読んでいたので後半の急展開で声だして笑ってしまった。怖すぎる。
とにかくなんか良いやつ。
犬
仕事から帰っている途中、割と大きめの犬(多分ボーダーコリー)が一匹道のど真ん中でフラフラしてました。
それなりに交通量が多い通りだったので、すぐそばのコインランドリーに駐車して、車に注意しながら犬を保護しようとあたふたしてると、そのコインランドリーに来ていた20歳くらいの女性とその母親が手伝ってくれて無事捕まえられました。たまたま持ってたアウトドア用ロープを首輪に結びつけて、保護のために呼んだ警察を待ってる間、「犬飼ってるんですか?」「いや飼ったことないですねー」「このワンちゃんかわいいですねー」みたいなやりとりをして、3人と一匹で待ってると、 遠くから「ハルちゃ〜ん!!」って何度も呼びながらこちらに来る女性が居たので、こちらもワンちゃん保護してますよーと思い笑顔で手を振り返した所、その方は少し後ろに居た塾帰りの中学生のお迎えでした。
ハルちゃん一家が離れた後、「いや違うんかい!」とツッコミを女性から頂きました。
犬は無事飼い主の元に戻ったっぽいです。
最高すぎる。登場人物全員が良いな。いざこういうコントみたいな出来事が起きた時にちゃんとツッコミを入れられる人は偉い。
花火
在宅ワークを終えてそろそろご飯にするか…と思っていたら、外からバンバンと大きい音が聞こえた。なんだと思って一階に降りて扉を開けたら、真正面に大きい花火が上がっていた。
花火大会があるとは知らなかった。 思わず「すご…」と感動していたら、同じように隣のドアが開いて、赤ちゃんを抱っこした若いお母さんが出てきた。
「凄いですねえ」「ほんとに」って挨拶程度にだけ話して、二人で立って眺めながら見た花火が凄く綺麗だったことを覚えている。あの家が特等席だったのかも。
秋の
良い〜〜。花火だけだったらそれほど記憶にも残らなかっただろうな。
トトロ
女子高生で図書委員だったとき、他校と合同で図書委員会のワークショップ(図書の修復方法などを教わる会)がありました。
その休憩時間に、他校の女子から突然「目を見開いて口を横に大きく開いた笑顔を作ってトトロのモノマネして!あなたはできる顔つきだから」と話しかけられたことがあります。
なんか納得したけど、なんか悔しかったのでやりませんでした。そこで迷いなくトトロできたらそこから楽しくおしゃべりして連絡先とか交換して友達1人増えたかもしれないのにな。
すのこ
友達になったら楽しいタイプだろうなとも思うけど、まあ普通知らん人に「トトロやれ」って言われたらやらない。
匂い
ヴィジュアル系バンドのライブに行っていた時、物販に並んでいたらバンドのメンバーが用事で物販の横を素通りして、その瞬間に物凄くいい匂いがした。
同じように物販に並んで見ていた横の人と目が合い、『めっっちゃいい匂いでしたね…』と話しかけられ、こちらも『本当にすごいいい匂いでしたね』『いい匂いの風が来た』と一瞬盛り上がった。別に特に仲良くなったりはしなかった
明太DX
同じバンドが好きでも匂いで一緒に盛り上がれるのって本当にその場にいた人だけだから超良いな。CDや映像じゃ絶対わからないし。
形
インフルエンザの予防接種で病院に行った時、待合室で隣に座っていたおばあちゃんに「あんたの 頭の形…いいね!後頭部がいい!」と突然言われた。
幼い頃から母親だけに「頭の形が良い」と言われて育ち、その評価に懐疑的であったが、まったくの他人に言われたのは初めてだったのでちょっと自信がついた。
りき
いくら頭の形がいいな〜って人がいたとしてもなかなか直接褒めないからな。褒めずにはいられないほど良い形しているのだろうな。めちゃめちゃ気になる。どんな形なんだ。
私も聞きたいです
JK時代の話です。 予備校帰りに駅の待合室で電車を待ってたら、酔っ払いのお爺さんに話しかけられました。
若い頃の武勇伝みたいな話を長々聞かされて、なかなかその場を離れられなくて困っていました。
すると、20代くらいのお姉さんが 「なんの話してるんですかー?私も聞きたいです!」 って割って入って助けてくださったんです!!
夜遅くて電車の時間も迫ってて、ちゃんとお礼も言えずにその場を去ってしまったのが今でも心残りです、、、 見知らぬお姉さん、その節はありがとうございました!!
つきた
これはかっこいい。めちゃめちゃうまい割り込み方だ。酔っ払いの扱いに慣れてる……この言葉は覚えておこう。
こっち来なっせ
小学1年生の時の電車での話。 家族で花火大会を見にきており、最後の花火が終わった後に帰宅する為電車に乗った。
電車内は混んでいて座れないかと思っていたが、「こっち来なっせ(熊本弁)」と声をかけられボックスシートの女子高生グループの席に入れさせてもらった。
少し恥ずかしくて俯いていたら、「花火、綺麗だったね」と話しかけられたので話をしていた。
「たまやって意味あると?」とか「うち花火撮るの下手たい」とかガラケーを見せてもらったりしたが、当時からコミュ障だったので「タハハ…」と返すことしかできなかった。ひとしきり時間が経った後、女子高生達が先に目的駅に着いたらしいので席を立った。
別れ際に「これあげる」と言われてケロロ軍曹のクーラーバッグを貰った。
出店の景品だったのだろうか。一瞬の出来事でよく理解できなかった。1日でピロピロと一緒に無くした。つあい
多分当時は嬉しいというよりはただ緊張した〜って感じだったのだろうけど、思い出になってみるととんでもなく良くないですか。良いなこの思い出。
ゲーセン
本屋で本を買ったらゲーセンのゲーム一回無料券がついてきた。
でもそれを使うためには店員に話しかけなければいけない… あまりにもそれが苦痛過ぎて、目の前にいた子連れの金髪ギラッギラヤンチャ系夫婦に「あの〜もしよければこれもらってくれませんか…」って渡した。
今考えると店員よりその夫婦に話しかけるほうが勇気いることだったよなと思います。
まあ、喜んでたしいいか
ねねむら
わかる。嫌すぎることが目の前にあると嫌さの順位がバグる。
お姉さんお兄さん
深夜の歌舞伎町を歩いていたらキャッチのお姉さんに「すみませーん」と声をかけられました。
ゴスロリっぽい服装のめちゃくちゃかわいい人でしたが 自分は女だしキャッチだしで無視しようとしたところ 「この先の女装バーで働いてるんですがこれからどうですか?」と。
思わず「お姉さんお兄さんなんですか!?」と返事してしまいました。
そうなんですーとニコニコされてましたが、やっぱりキャッチだしやんわりお断りしました。
マジでめちゃくちゃかわいかった、どう見ても地雷女子だった。宝くじ当たったら行きます。
柑橘
この手口で何人も捕まえたんだろうな……。今回女装エピソード多くきてたんだけど、何? シンクロニシティ?
ガキども!おはよう!!
小学生の時、友達と下校中に通りがかったアパートの窓が勢いよく開き、若い男性が「ガキども!おはよう!!」と大声で話しかけてきた。
行動だけ見るとヤバそうだが、茶髪で顔立ちも今風のイケメン、かつ爽やかな笑顔だったので特に怪しい人だとは感じなかった。
「もうおはようの時間じゃないよ」と笑いながら返すと「俺は今起きたんだよ」と口に咥えた歯ブラシを動かしていた。
今思えば多分大学生なんだろうけど、友達と「働いてないのかな?」「ホストとかだったりして…」などと盛り上がったのを覚えています。
無記名
たしかに行動はヤバいけど起き抜けに知らんガキに挨拶するのは気持ちがいいだろうな。漫画みたいなやつだ。
ヤマンバギャル
私が小学生のときのことです。
夜、自転車で塾へ向かっていたときに興味本位で始めて地下道に入りました。
入ったは良いものの、「自転車を押しながら坂を登る」ことが当時の私には出来ず、出口付近で立ち止まっていました。時計を見るとあと塾まで数分しかなく、焦りや「このまま出れなかったらどうしよう」という気持ちでうずくまり泣き出してしまいました。
そのとき後ろから「ちょいちょいちょい!どしたん!!」みたいな感じで声をかけられて、見上げるとゴリゴリのヤマンバギャルの3人組がいました。
少し怖かったのですが藁にもすがる思いで、「塾…あと5分…出れない…」と助けを求めると、
「5分くらい楽勝っしょ!早くその自転車乗りな!!」と私の自転車に私を乗せた瞬間、「行け行け行け行けーーっ!!」 と、3人が自転車を後ろから押してくれました。急いでいた上にあまりの急加速に驚いて、私はギャル3人組にお礼を言うことなくそのまま走り去ってしまいました。
後ろから聞こえたギャルの高笑いを今でもたまに思い出します。塾には間に合いませんでした
昔話みたいな良さがある。まんが日本昔ばなしでアニメ化してほしい。「後ろから聞こえたギャルの高笑い」めちゃめちゃ情景が浮かぶいい言葉だ。昔話になるまで語りつごう。
この先
一人で川沿いを散歩してた時、向かいから歩いてきたおじいさんに、「この先って何があるの?」と聞かれた。
私が来た方向は小さい川と大きな川の合流点で、観測台?的なものがポツンとあるだけだったので、「何もありません」と答えた。
おじいさんはそうかやっぱりね、とか笑ってて、私も会釈してそのまますれ違って終わりだったけど、後々、あの会話、人生みたいだったな、と思った。
イカフライ
「何もなさの確認に進んで行くのか」とか「この先何もないなりに自分で意味を見出せるか」とかめちゃめちゃ考え込んでしまった。人生みたいかもしれない。
ニッポンの宝
数年前に第一子である長男が生まれ、1か月後の検診に病院に行った際のことです。
それなりに大きい総合病院だったのでいろんな科のいろんな患者さんがいたのですが、その中にインド系のご婦人がいて、私たちのこどもを見るなりめちゃくちゃデカい声で「ウワ~!かわいいネ!ニッポンの宝~~!!」と声をかけてきました。
あまりの衝撃に一瞬驚きましたが、異国の病院で赤ん坊に満面の笑みでそう言い切るご婦人にふつふつとリスペクトが生まれました。
それ以来自分のこどもにもよそのご家庭のこどもにも「日本の宝!」と感じるようになりました。
えだまめ目玉焼き
赤子を褒める言葉としてすごくいいな。俺も使おう。
たけのこの里
コロナ以降初の声出し解禁のライブでのことです。
今までの掛け声・歓声禁止が辛すぎた反動から声出し解禁が嬉しくて仕方がなく、人生で1番デカい声出して3時間半ほぼ絶叫状態で掛け声しました。
ライブが終わり、余韻ひたひたで帰る準備をしていたら前の席のお姉さんがこちらを振り向き「掛け声ありのライブ初めてで不安だったんですけど、お姉さんの掛け声大きくて助かりました!」と笑顔でたけのこの里を一箱くれました。
そのお姉さんとたまたま推しが被っていたこともあり、初対面なのに友だちのようなテンションでライブの感想を語りながら2人で東京ドームを出て「わたしここで友だち待つんで!」「あ、わたしはあっちで待ち合わせなんです!じゃあまた!」とSNSを何も交換せずに別れました。
すごい気が合うお姉さんだったのでSNSを交換しなかったのを後悔してます。たけのこの里は美味しかったです。
白米が好きなアイドルのオタク
オタクライブ後の「今コミュ力が無敵、全員友達」みたいな時間良いよね……。クソデカい共通の話題があるし。
今回はここまで。ご協力いただいた皆様本当にありがとうございました。みんな知らない人と話すことがあったら教えてね。それはそれとして知らない人にはほどほどに気をつけてね。
自分も何かこういう知らん人と1回きり話した思い出あったな〜という方はこちらから投稿ください。いっぱい来たらまたやります。5回目がなかったらごめんなさい。