何だかわからないものとの遭遇編。

 

なりすまし

高校一年生くらいの時、休み時間に後ろの席の友達と
「さっき寝てたもんでノート写さしてくれん?」
「いいけど次移動だら?早く行こ。」
という会話をし、教室を出たところでその友達が前から歩いてきました。

「えっ?」と思って後ろを見ても誰もおらず、その子はトイレに行っていたので教室にはいなかったそうです。
なんなら次の授業も移動ではありませんでした。
たとえ誰だったとしても嘘は良くないですよね。

方言喋ってたし多分地元のなにか

 インターネット上のなりすましよりタチが悪いな。

 

真っ黒おじさん

小学校の行事で自然体験教室みたいなのがあった時の話。
夜に肝試しをやるはずだったけど、雨が降ってきて中止になり、屋内でのレクリエーションをした。
それぞれの立てたテントに帰る道すがら、友達と歩いていたらおじさんに話しかけられた。
年齢は50代くらいなのに、小学生の自分達と同じくらいの背丈(150cm代)で「どこからきたのか」「何をしにきたのか」などを聞かれた。
何の疑問も持たずに答えていたけど、そのおじさんの姿は真っ黒な人型と言う認識しかできなかった。
友達もそう言う認識だったと後から聞いた。

分かれ道で別れてから、そのおじさんのことが気になってすぐに引き返してみたけど、どこにも姿が見当たらなかった。
その地域では有名な山だったので、もしかしたら山神がズカズカと山に入ってくる私たちを試すために降りてきたのかもしれないと当時は信じてた。

山より海派

「おじさんだということはわかるけど真っ黒な人型としか認識できなかった」「真っ黒な人型をなぜかおじさんと認識していた」どっちの面で見ても怖いよなこれ。「本当にただ全身真っ黒いおじさん」という説もあるか。

 

ハーモニカおじさん

主に小学生の頃、おそらく何度も自転車に乗りながらハーモニカを吹いているおじさんに遭遇したことがあります。
普通の通学路の風景で当然皆知っていると思い込んでいましたが、中学生になったある日家族にその話をすると「そんなおじさん見たことない」と言われ友人にも知っている人はいませんでした。
小学生の頃だったから何かと見間違えたのかなあ。と、若干自分でも疑い始めた高校生の帰り道にもう一度遭遇し、それから4年ほど見かけていません。
時間が経ったのでまた(本当に見たのか?)と疑っています。

自転車に乗りながらハーモニカを吹くおじさんを見かけた仲間がいるのか知りたいです。(おじさんはハーモニカを自転車のハンドルに固定した顔くらいの高さの台に乗せそれを吹きながら走っていました)
というか中学生の帰り道でも自転車に乗り下校中の学生を指さして「ニャーン」と言いながら数えていたおじさん(私も数えられました)に遭遇したことがあるので自転車に乗ったおじさんは変な人が多いんだなと勝手に思っています。

兎木

 ギター弾きながらハーモニカ吹くためのホルダーとかあるし、俺の友人にも十代の頃自転車乗りながら片手でハーモニカ吹いてたやつがいるので、そういうおじさんがいてもおかしくないとは思う。自転車乗りながら歌うやつのレベル高いバージョンだと思えば。ただ相当目立つはずだから自分しか知らないってのが怖いな。ニャーンカウントおじさんの方は他の人も認識してたの?

 

じゃんけんおじさん

小学校低学年の頃ですが、帰り道に古いマンションがあり、そこに「じゃんけんおじさん」なる人物がいました。
といっても姿を見たことはなく、暗い部屋の窓から白い手袋をはめた手のみニュッと出てきて、こちらのじゃんけんに応じてくれます。
帰る時はバイバイもしてくれました。

私が小学1〜3年までは月数回ほどのペースで遭遇していましたが、途中でマンションの建て替えが入り綺麗になってからぱったり見かけなくなりました。
コンスタントにじゃんけんのみの交流だったので正直幻のような気もしますが、一部の友人も覚えてるため今でもどこかでじゃんけんに興じていて欲しいと思います。

脇田

 怒涛の三連怪奇おじさんエピソード。ジャンケンってある程度タイミングを合わせる必要があるから、手だけ出してるおじさんからはこっちが見えていたんだろうな。わざわざ手袋までつけているあたり、じゃんけんおじさんとしての自覚はかなり強そう。まあ無害だし、どちらかと言えば楽しい存在ではあるけど。でも何なんだよその人。

 

メリーゴーランド頭

4歳か5歳くらいの時、居間で寝転んでいると廊下を誰か歩いてきたので、誰かなと思って障子を少し開けて覗くと、黄色い全身タイツを着た頭部がメリーゴーランド(赤ちゃんの上に吊るすやつ、音の鳴るベビーグッズ)の人間が歩いていた。
そいつは廊下を曲がって見えなくなったので、ビビりながらも気になり後をつけて行った。
曲がった先にある部屋の扉は開いていておばあちゃんがいたので「何か変なのいなかった?」と聞いたが、もちろんいないし誰も来てないと言われた。
ちなみにその頭部のメリーゴーランドは実際に家で使ってたやつと同じだったので、それの精か何かかなと思った。今でも姿を鮮明に覚えてる。

セメント森

 よくそんなヤバそうなやつの後をついていこうと思ったよな。4~5歳くらいだったからこそついていけたのかもしれないけど。「それの精」だったとしても、もうちょっと怖くないデザインで出てきてほしい。

 

あら、ここに住むの?

まだ3歳とか幼稚園に入る前くらいの頃、親が一軒家を買うことになってその内見についていった。
家は二階建てで、階段を上がると正面にトイレ、右手側に部屋が3つある造りだった。
1番階段に近い部屋を見るとベッドに座ったおばあさんがいて、「あら、ここに住むの?」と声をかけられたんだけど、小さかった私は知らない人が怖くてちゃんと返事ができたかは覚えてない。
普通に考えて内見の時に住民の方がいるわけないし多分夢だったんだと思う。
親にその話をしてもお婆さんなんているわけないでしょと一蹴されて終わった。ちなみにその部屋が今の自分の部屋。

ベッドから3回落ちた

 今もいたりしてな。

 

魔女

子供の時母親と行った買い物の帰り、駅に続くそれなりに人通りの多い道の植え込みの前でおばあさんが箒に跨って25~35㎝くらい浮いてた。
周囲の落ち葉とかもおばあさんを起点にくるくる回ったりしてたから絶対風を操って浮いてたと思うけど、その時の私は「変な人に話しかけてはいけない」という親からの教えを忠実に守り、特に立ち止まらず母親に手を引かれるままスルーしました。

話しかけはしなかったけどガン見はしてたので一瞬浮いてたとかではなく、ずっと浮いてたのを今でもはっきり覚えてます。

力ーレどうん

 まあ、変な人には違いないよな……。

 

魔女2

幼稚園の頃の話。
お昼寝の時間で布団の中でうとうとしていたら金縛りにあいました。
目だけは動かせたのでクローゼットのほうを見ていたら、鷲鼻の昔ながらの魔女が扉を開けて話しかけてきました。
私はこんな魔女本当にいるんだ!と衝撃だったのと恐怖で魔女が何を言ったのかは思い出せません。(多分「このことを誰かに言ってみな!」みたいなニュアンスだったような)
そのあと魔女はすぐにクローゼットの中に戻っていきました。
金縛りが解けてすぐに母に泣きながら報告しましたが「気のせいでしょ」と一蹴されました。

りりり

 欧米の子供向け怪談って感じで怖い。あと忠告したのに思いっきりすぐ他人に報告してるので笑ってしまった。子供に口止めは無理。

 

ローポリ

小2の冬ごろ、学校帰りの電車乗ってたら停車した駅でピンクのニットのワンピ着た金髪の女性が乗ってきたんだけど、見たことないくらい身長高くて、体が荒いポリゴンみたいに角ばってた。
女性の前に座ってた男性が二度見してた。

氷メロン

 高解像度のゲームでモデルの読み込みが追いついてない時みたい。こういう話を聞くとこの世界はコンピューターのシミュレーションの中なんだよ〜みたいな話も考えちゃうよな。

 

へとへと

わたしが幼稚園生のときのはなしです。
うちのアパートから幼稚園に行き帰りする道の途中、最寄り駅から少し行ったところに、茂みの奥に川がある場所がありました。
当時はまだ文字もよく読めていなかったので覚えてないのですが、「この辺で遊んではいけません」のようなことが書いてある古びた看板があって、そこに真っ黒でぐにゃぐにゃになった一反木綿のような、こわい顔をしたおばけの概念のような挿絵が描いてありました。

幼稚園でそのおばけの絵を描いて、「へとへと」と呼んでいたのですが、母にそれなに? と聞かれて「『へとへと』だよ、幼稚園行く途中の道の看板にいるじゃん」というようなことをいったところ、「そんなのいないよ」といわれてしまいました。

それから幼稚園に行く途中の道に二人で見に行ってもその看板はなく、段々わたしが「『へとへと』は一日の最後に出てきて、悪いことをしたら怒る、いいことをしたら褒めてくれる……」のような創作をし始めてから、その看板がどんなものだったかも記憶が曖昧になってきて、今はもうすっかり覚えていません。
ただ、「へとへと」がいた記憶、それがなんとなくものすごく怖かったイメージだけははっきりと覚えています。

わんわん

 めちゃめちゃ良い。不思議だ。川に「ここで遊ぶな」みたいな看板はありがちだけど、そんな挿絵が描いてあるやつは見たことないな。「全部子供の勘違い」でも説明はできるけど、「名前をつけて物語をつけて……」とそいつのことを考えているうちに「あなたの頭の中にへとへと用のスペースができたから看板からあなたの頭の中に引っ越した」みたいな。そういうのどうでしょうか。

 

ベランダ

大学生の頃の話です。少し長くなります。

6月中旬頃、台風が来る手前で少し風が強く、雨が降っている日でした。涼しいので窓を開けて、レースカーテンのみ閉めた状態でテレビを見ていました。
窓の外の方で何かが動いた気配がして、その時は「ゴミ捨ての日まで置き場がなくてベランダに置いといたペットボトルのゴミが動いたのかな」と思ってました。
とはいえ、台風も来るしペットボトルのゴミが動く風って相当だろ、と思い「そろそろ窓閉めっか~」と窓に近付いたら、ベランダに後ろを向いて座り込んでいる誰かがいました。
嘘だと思うかもしれませんが、マジでいました。

体格は小柄で、若い女性か小学校高学年~中学生くらい。白い服を着ていたことは覚えていますが、髪の色などは思い出せません。

マジでびっくりしちゃって「え?」って言いながら急いで窓を閉じて、同じアパートに住んでいる友達を速攻呼び出しました。
友達は怖いもの知らずすぎる人間なので、わたしの部屋に来るなりすぐベランダの窓を空けましたが、当然誰もいません。

しかし、窓を締めてから友人が来るまで、ベランダからは雨と風の音以外聞こえていませんでした。
ただ、女性の一人暮らしだし、念のためということで警察を呼びました。
警察の人の事情を話した結果、分かったことがありました。 ベランダに侵入し、ベランダから逃走したとしたら、ベランダの柵に衣擦れのような跡が残ること。
さらに、ベランダの下の土に足跡が残ること(ベランダ側には畑がありました)。 しかし、それらすべての痕跡が一切なかったといいます。
雨が降っていたので、跡が残りやすい状況だったにも関わらずです。
隣人がベランダに侵入し、壁伝いに横に逃げたくらいしか考えられないと言われましたが、隣人も同じ大学の知り合いで、そんなことをする子じゃないと知っていました。
5~6年経った今でも、あの時の後ろ姿が誰だったかわかりません。人だったのか、そうでなかったのかも。

せろり

 マジでいましたって言い切ってるやつに弱いな俺。まあ「99%見間違い」と「それはそれとしてマジで何か見た」は両立するからな。するよな。

 

グレイ

多分夢なのですが、夢だといいなと思いながら投稿します。

小学生の頃、私は母と2人で布団を並べて寝ている寝室で夜寝ていました。
深夜にふと目を覚ますと、廊下とつながる横開きのドアからグレイと言われるあのThe宇宙人が3体入ってきました。
私の右に母、左の方にドアがありました。そして曖昧なのですが、宇宙人が私の手に爪を立てました。
その朝、私は母に言おうか迷って、怖くて言いませんでした(言ったら宇宙人にバレて連れて行かれるとか考えてた)。
確か私の手にはその爪をたてられた跡がかすかに残っていた気がしたのですが、もう昔のことなので記憶もおぼろげです。

冷凍みかん

 あーあ、言っちゃった。

 

小さい頃、近所の家の子供と神社の周りに落ちているどんぐりを集めて遊んでいた。
友達の家の車庫の裏にどんぐりを置いて私以外の子たちはまたどんぐりを集めに行き私は集めたどんぐりを一人で見張っていた。

友達が来るまで待っていてふと顔をあげると車庫の屋根くらいまで背のある影がこちらを覗いてた。
すぐにいなくなったので多分見間違い。

にしてもどんぐり見張る係ってなんだよ

 見張りがいなかったらそいつが盗んでいたかもしれない。

 我が身に起こったけどよくわからない体験編。

 

居酒屋

小学六年生のころ、部屋のベッドで金縛りにあいました。
金縛りに合ってるときにおばけを見る話をよく聞くなと思い、怖いもの見たさで目をあけて眼球だけをきょろきょろさせて周囲を見渡すと、居酒屋にいる2人のおじさんが見えました。
私の部屋なのに、まるいぼんやりとした球体のなかに居酒屋にいるおじさんふたりが浮かび上がっていました。
居酒屋のがやがやした音やおじさんたちが何かを注文する音まで聞こえました。
わけがわからないし怖くなって私はそのまま寝ました。

たぶん普通に夢だったと思いますが、ずっと覚えているエピソードです

犬のお茶

 幻覚だったとしても、マジで居酒屋に繋がるポータルが開いていたとしても、なんでなんだよ。

 

将棋盤

小学校4年生くらいの頃、友達と家で将棋をしていたら突然、将棋盤にポタッと一滴の血が落ちた。
僕も友達も驚いて最初は鼻血かどっかを切ったのかと思ったが、どこにもそんな様子はなく天井にも染みなども出来ていない。
なんだか怖くなって母親にお寺に行ってもらってお守りのカードを貰った。
そのカードはしばらく持っていたが今はもうどこかへ行ってしまった。 結局あの血はなんだったのか今でも良くわからない。

辻斬り祐介

 出どころはわからないけどなんか血があるって状態本当にスッキリしないよな。

 

ワープ

15年前くらいのことです

小学校の頃は掃除が帰りの会の直前だったので、帰りてえ帰りてえと思いながらも用具を取りに倉庫に行き、中から外へ出たら自分の家の庭にいました

あまりに呆気なく庭にいたので、しばらく立ち尽くしていたことを覚えています
単に帰宅までの記憶が抜けたのかとも思ったのですが、手ぶらで家に帰るわけがなく、帰るなら庭に行くよりまず玄関をくぐる構造なので、用事もなく庭に立ってるわけもなく……

子供だったので不思議さよりも、「宿題のランドセルが学校のままだ!」と走って学校に帰りましたが、そこそこ遠いので着く頃には全員帰宅しており、時間のズレもはっきりしませんでした
俺はワープ能力者なのかもしれないな
やったぜ

城内

 めちゃめちゃ面白い。すごい。仮に「嫌すぎて無意識のうちに体が勝手に家に帰っていた」としてもそれはそれでめちゃめちゃ不思議だしな。後日先生に怒られたりしたのか気になるな。

 

特定のいつ、ということではありませんが、小学校低学年の頃くらいまで、二つの輪っかを鎖みたいにつなげることができました。
よく輪っかのおもちゃ(絶対に輪がどっかで途切れてるとかではない)をつなげたり外したりして遊んでました。

初めて知恵の輪というものを知った時、なんでそんなものが存在するのか完全に意味が分かりませんでした。
テレビで輪っかをつなげるマジックみたいなのをやってても、釈然としませんでした。
だってそんなマジック使わなくてもできるし。
いつの間にかその能力は完全に失われてしまいました。

まへ

 仮に超能力というのが本当にあったとしても、できる本人も「どういう理屈でできる」なんて説明できないだろうな。ましてや子供だし。それに企画の趣旨通り99%何かの勘違いだったとしても、じゃあ何をどう勘違いしてたんだよってなるのが面白いよな。

 

水たまり

小学生のころ、ほぼ毎日通っていた未舗装の道に出来ていた泥水の水たまりに飛び込んだら腰までハマった。
翌日見たら穴なんてなかったのも覚えているので記憶違いだと思うけど、なんだか忘れられない思い出。

むつわん

 なんで泥水の水たまりに飛び込もうと思っちゃったんだよ。

 

こっちゃん

母曰く、私が幼稚園の頃ものすごく仲の良かった「こっちゃん」という友人がいたらしいが、私はそんな子を知らない。
幼稚園の頃の記憶自体はだいぶ残っているし、なんならビデオや写真も見たし、私がお絵描き帳に大きく「こっちゃんだいすき!」って描いてたエピソードまで聞かされたけど何一つ想起されない。
本当に知らない子だった。
忘れているだけなんだろうけれど、そんなに好きだった子のこと忘れるか……? と今でも時折思い出そうとしている。
心当たりのあるこっちゃんは教えてくれ。

無記名

 幼稚園の頃の人間関係なんてそんなもんよ。と思ったけど、幼稚園の頃の記憶自体は残っているのが怖いな。こっちゃん以外の友達は思い出せるのかが気になる。

 

セミ

友人の話です。
友人の実家の近所に神社があり、夏にはそこの木々にたくさんのセミが集まるそうです。
友人は子どもの頃に兄弟と面白半分でセミを大量に捕まえ、虫かごの中にぎゅうぎゅうに詰め込む遊びをしていました。
その翌年の夏、セミの鳴き声が聞こえ始め、1年ぶりに嬉々として神社に向かうと、セミはいなくなっていました。
声は聞こえるので、完全にいなくなったのではないのです。
子どもの虫取り網が届かない、高い位置で鳴くようになったのです。
私はその話を聞き、兄弟が淘汰を起こした話だと感動しました。
しかしよく考えると、セミは地中で数年過ごす生き物です。
1年で淘汰が起こるのでしょうか。
今でもその神社では、セミが高い位置で鳴いているそうです。

13年ゼミ

 めちゃめちゃ面白い。成虫から地中の来年出てくる予定の幼虫に「低いところにいたら人間のガキに捕まるぞ」と連絡がいったとしか思えない現象だ。

 

バーモンド

バーモン”ド”カレーだと思っていたらバーモン”ト”カレーでした。
小さい頃からバーモン”ド”カレーだと思っていたし、親も確実にそう言ってました。
テレビのCMでも確実にバーモン”ド”カレーって言ってたはずです。
なのに大学生になった日にふと調べたら、バーモン”ト”カレーになっていました。
これだけなら私の見間違いで解決だと思うのですが、友達もバーモン”ド”カレーだと思っていたって言ってました。
もしかすると私の身内全員が知らないうちにバーモン”ド”カレーがバーモン”ト”カレーの世界にシフトしたのかもしれません。
そうとしか思えません。

信じてください

「さすがにこれはただの勘違いでしょうよ」と言いたくなるところだけど、俺もこれ見るまで「ド」だと思ってた。いや、俺もただ勘違いしてたんだろうけど。

 

しゃもじ

買った覚えは無いが、しゃもじが二本ある 一人暮らしなのに

ハレルヤ

 誰かが置いていったか勝手に増えたか。

 

歯医者

子供の頃から何度も夢に見るビルがありました。
オフィスがいくつか入っている大きいけど古いビルで、入り口に近代アートのような小さい石像が数体あるのが特徴です。
その2階にある歯医者で治療を受けている夢でした。

夢の中でも治療がイヤすぎる私は絶対に逃亡するのですが、ここまで来たら大丈夫!というところまで走ってもどこからか手がヌッと現れて歯医者に連れ戻され、ドリルで脳天をぶち抜かれるのです。いつも死んで夢は終わります。

先日就職を機に地元を離れ、これまで一度も足を踏み入れたことのない県に引っ越してきました。
悲しいことに虫歯ができたため近隣の歯医者を探そうと検索したら、珍妙な石像まで夢でみたビルと全く同じ作りの建物がヒットしました。歯医者は2階に入っていました。

親に尋ねてみましたが、この県に所縁は無く、勿論歯医者にも行ったことがないらしいです。
これは何なのでしょうか。
行ったら死ぬかなあ

人参ゴンザレス

 こっっっわ、歯医者のちっちゃいドリルで脳天をぶち抜かれるの時間かかりそうで嫌だな。怖いけど行ってみてほしい。確かめよう。

 

スリッパ

小5くらいの冬、日曜の朝。当時両親や兄弟と寝ていたのですが、寝坊したのか寝室には私だけ、居間から大声で起こされました。

板張りの床は冷たく、スリッパを履いて移動するのですが、愛用していた水色のスリッパがない。
誰か間違えたな、仕方ないこの茶色いスリッパ履くか…と両足をスリッパに載せるや否や、茶色いスリッパは空気に溶けるように、じんわり消えてしまいました。
一呼吸置いてヒヤッとした床の感覚、水色のスリッパはすぐ横にありました。

きらめくえびのたいぐん

 良い、かなり理想的な99%見間違いか勘違いの怪奇エピソードだ。時代が時代なら「妖怪スリッパだまし」とか名がついていた現象。

 

怪談本

小学生時代の、帰省先での図書館での話です。
僕は、夏休みになると山口県の母方の実家に1ヵ月ほど帰省していました。
家から図書館が近かったこともあり、自修室で夏休みの宿題を毎日のようにやりに行き、集中力が途切れると小説や漫画を読んでいました。

よく好んで読んでいたのが、怪談レストランなどの怖い話です。
しかし、田舎の図書館だったこともあり、徐々に読むものがなくなってしまいました。
そんなある日、まだ読んだことのない怪談本を見つけました。

今でも覚えているその中の一編の内容は

「本の中に幽霊を閉じ込めた。ここから読み進めるのは君の自由だが、これより先のページを開けると、幽霊は外に出てきてしまうぞ」

といったものでした。
小学生だった僕も、さすがに一笑に付して読み進めようとしたのですが、違和感を覚えてページをたぐる手が止まりました。
今開いている次のページだけが、まるで硬い何かを挟んでいるかのように、抵抗を持って不自然に開いていたのです。
僕は急にぞっとして、半ば開かれている次のページが絶対に目に入らないようにその本を閉じ、本棚に戻しました。
きっと強く折り目でもつけられていたのだろう、僕はそう思い次の日にその本を探しに行きましたが、案の定影も形もありませんでした。

ネット掲示板のオカルトスレで問いかけても、そのような話は読んだことがないとの答えを得るばかりでした。
誰かこの怖い話を知りませんか?もしいたらお願いだから僕の代わりに次のページを開いてみてください。

アロハの村

 めちゃめちゃ幽霊出てこようとしてるじゃん。児童書好きな人心当たりがあれば教えてね。

 

スカイツリー

スカイツリーができてから、「昨日スカイツリーにいたでしょ」と何度も言われる。
というかスカイツリーに行った人に必ず言われる。
眼鏡をかけた男の人と一緒に歩いているらしい。
ちなみにスカイツリーは一度も行ったことがないです。

ゆう

 なんとなく本人が確認に行ったらそれはそれで目撃されて「昨日いたでしょって」言われて「はい」って言うしかない感じになりそうだよな、こういうの。職員の人とかに「ずっといる人っていますか?」って聞いてみたいな。

 

トランプ大会

不思議エピソードを読んでいて思い出したので投稿させてください。長文です、すみません。

小学校三年の時、算数の授業の進行度がほかのクラスと比べてすごく進んでいるから今日は授業を一回お休みしてトランプ大会をすることになった。
トランプ大会のルールは、各々が引いたカードと先生の引いたカードの強さを比べあって、最後まで先生に勝てた人が優勝みたいなルールだったと思う。
今考えると何が面白いのかよくわからないけど、クラス中かなり盛り上がって、隣のクラスのやつに何してたの? って聞かれるくらい歓声が上がってた。
この話は家族にもして「授業が進みすぎるとかあるんだね。」とか言ってた気がする。

で、次の日学校に行ったら算数の授業がちょうど1回分くらい跳んでた。
ほかのクラスメイトは授業についていけてるのに自分だけ全然わからないまま授業を受けた。
算数の授業のノートも友達と見比べたら、同じくちょうど一回分くらい跳んでた。

なんで? と思った私はトランプ大会のことを友達や先生に聞いたが、「そんな大会はしていない。君は昨日学校を休んでいた。」と言われた。
私は皆勤賞を狙うタイプの子供だったので風邪を引いた記憶もないのに休むわけもなく、意味が分からなかった。
しかし、算数の授業以外はちゃんとノートも取っていたし、授業の進行度が跳んだりしていなかった。

大人になった今、同じ小学校の友達に聞いてもみんなトランプ大会のことは記憶にない。
ただ忘れているだけなのか、自分以外体験していないのか。
しかも、本当に休んだことになっていて休んでないのに皆勤賞をもらえなかった。いまだに納得がいかない。

オーサカサイボーグ

 不思議だ、何が起こったらこうなるんだよ。丸1日寝込んで夢を見ていたとかならありえそうだけど、どうもそんな感じじゃなさそうだしな。1日寝込んでたら保護者が何か言ってくるだろうし。こわ。

 

舌から

小学1年生の頃、友達と公園で話していました。
わたしが話そうと口を開けた瞬間、舌先から水がピューッ!と出て友達のズボンを濡らしました。
唾液とかではなく、本当に舌先から細いホースのように勢いよくピシャピシャの水が出ました。
友達はしばらく濡れたズボンを見ていましたが特に気にしていませんでした。
その友達とは中学から進路が分かれて今は疎遠のためこの話をしたことはありません。

千歳

 昭和特撮の怪人みたいなギミックで好き。なんだったのか全然わからないけど。

 

自動ドア

小学校高学年までトイレをするときはドアをきちんと閉めるべしという概念を理解出来ておらず、いつも小さく隙間を残してたんですけど、4,5年生の頃から、トイレの最中にその隙間が勝手にバタンと閉まるようになりました。
その頃はどんな幅の隙間でも毎回閉めてくれるので、だんだん怖くもなくなってきて、便利だなーくらいに思ってました。
親でもないし、ペットもいないし、風が入るような間取りでもなかったので、何かが閉めてくれてたんだろうなと思ってます。
今はそのような事もなく、大人なので自分できちんと閉めてます。

ぱんちぱーまくま

 閉めてくれていた何かもあなたが自分で閉めるようになって安心していると思うよ。

 

ちくわ

中2のとき、めちゃめちゃでっかいちくわを食べた。
大きさは、長さ1m高さ30cmくらい。 家族(父母私弟)と 「こんなのもあるんだね」みたいな会話をしてた。
口の中がちくわでいっぱいになる経験ってあんまりなかったから、正直ちくわが苦手になった。

次の日に、母と話してるときに 私「昨日のでかいちくわ何処で買ったん?」 母「でかいちくわ?え、なんの話??」 って。
ほんとに食べたんですよ…でっかいちくわ…

すごく、トマト。

 めちゃめちゃリアルな夢だったのではと言ってしまえばそれまでだが、よくよくネットを探したら200cmのジャンボちくわが存在するのを確認したので一概にありえないとも言い切れない。

 

ヒーラー

まだ幼稚園に通っていたくらいの頃、歩道と車道の間のちょっと高い段差を走っていたら勢いよく転んで、膝からたくさん血が出て泣いてたんですけど、通りすがりのお姉さんに助けてもらって、そのお姉さんが「いたいのいたいのとんでけ~」って膝に手を当ててくれたら、血が止まって、痛みも消えました。

間違いなく膝から血が流れてたはずなのに、足に伝ってた血まで消えてました。
たしか絆創膏もなかった気がします。
そのあとまだ泣いてたのでガリガリ君を買ってもらって、ちびちび食べました。
あの味は多分一生忘れません

肉塊

 通りすがりの治癒能力者、カッコ良すぎるな……。

 

100円

小学校低学年くらいの頃 その時理由は忘れたんだけど、どうしても100円が欲しかった。
親からは貰えず、なんのアテもなく家の中を探してたらふと亡くなったお爺ちゃんの遺影が目に入り、何気なく写真を手に取ったら裏側に100円玉が張り付いていた。
死んだお爺ちゃんからのお小遣いだと思ってありがたく頂戴した。 (何に使ったのかは全く覚えてない)

罰当たり

 何かの偶然にしても、不思議なことが起こったにしても、生前誰かに「遺影の裏に100円貼っとけ」って頼んでたにしてもあまりにも粋でかっこいい。棺の中に武装を残していたサラ・コナーみたい。

 

小学校五年生の時、僕はいつも友達と理由もなく学校が開く30分前から学校に行って、昇降口の前で駄弁っていました。

その日もいつも通り30分前に着いて、ふと校庭を見たら霧が立ち込めていたんです。
奥の遊具なんて全く見えないほどの濃い霧でした。通学路はいつもと変わらなかったのに、なんで?といったような好奇心で二人で霧の中を進んでいきました。

しばらく歩いて、そろそろ元来た方がわからなくなりそうなくらいまで進んだ時、目の前の空に大きな月を見ました。
いつも見る月の、5倍くらいは大きそうな、綺麗な形の満月でした。

すごく近い位置にあったように感じました。しかし時刻は7:30だったはずなので、月なんてもう沈んでしまっているはずです。なんで?
でもとりあえず戻ろう、これ以上行ったら戻れなくなる、と言って僕らは振り返って昇降口の方へ戻りました。

その後みんなが登校してくる頃には霧はすっかり晴れて月もなくなっていました。
今はその友達とは縁が切れてしまっていて、あれがなんだったのかは謎のままです。

鉄棒脇にあるもの

 ワクワクするようなちょっと怖いような話で良いな。「行ってたらどうなってたんだろうね」で終わるモヤモヤ感が大変良い。

 

ティッシュ

10年ほど前、昼食を食べた帰りに駅前でティッシュ配りのお姉さんからポケットティッシュを受け取って、何の広告だろうと見てみたら、手書きでひらがなの「た」とだけ書かれた(もしかしたら「に」だったかもしれない)黄緑色の紙が入っていた。

思わず確認しようと振り向いたら、さっきまで居たはずの場所にお姉さんがいない。
手に持ってたはずのティッシュもいつの間にかなくなっていて、帰ってから鞄をひっくり返しても出てこなかった。
夢の記憶とごっちゃになってるだけだとは思うが、お姉さんの「よろしくおねがいしまーす」という快活な声と、フィルムのカサカサとした感触はリアルに覚えている。

鯵のひらきの卵とじ

「た」(もしくは「に」)のティッシュ広告を出してた人がいないとは言い切れないしな。でもマジでいたとしたら、配ってるお姉さんも「私は何を配らされているんだ」と思ってたことだろうな。「た」(もしくは「に」)のティッシュ配りのバイト、いくら貰えるんだろうな。

 

 

 以上、第三回はここまで。第三回ともなると皆「だいたいこれくらいの温度感のエピソードね」というのを理解してきているな〜と感じた。おかげでかなり良いのばかりきていて選定にめちゃめちゃ苦労した。前回前々回分も含めて載せられなかった分もいつかどこかで紹介したい。ください、書籍化の話を。

 次をやるかはわからないけど、やるなら改めてTwitterなどで募集をかけるから「募集してんな」というのを見かけたらまたよろしくね。

 さて今回も「普通の怪談企画なら真っ先に採用なんだけど企画の趣旨からするとちょっと強すぎる」と言うものがいっぱいきていた。怖すぎるんだよ。せっかくだし最後にそんな怖すぎるやつをいくつか紹介する。

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