今や動画配信サービスなどで手軽に楽しむことのできる時代ですが、やっぱり大スクリーンで観る映画は格別です。

 

しかし、そんな映画館で起こりがちな悲劇といえば……

 

「あぁ〜しまった…」

 

「もうみんな席についちゃってるぞ…。まいったな」

 

「もうすぐ映画も始まるし早く席につかないと」

 

「すみません。前、すみません」

 

「前通ります! すみません! 前、すみません!」

 

 

 

 

客席を通り抜ける「前、すみません」それは映画館で避けて通れない小さなストレス。

毎回、申し訳なさを噛み締めながら人前を通るこの時間って嫌ですよね。

 

しかし、我々はこう思いました。

 

入念な準備をして挑めば、同じ「前、すみません」でも、誰にも迷惑をかけずスムーズに移動できるのではないでしょうか?

みんなが幸せになれる「前、すみません」を編み出すことができれば、今後のシネマライフがより良いものになるはずです。

 

ということで、今回は満席の映画館をスルリと通り抜ける技を競い合う、そんな大会を開きます。

 

題して!

 

 

 

参加するのはこの4名。

普段は映画館に遅れてくる奴を許さない彼らですが、だからこそ誰よりもスムーズな移動法を編み出せるはず。

今回は小さな映画館スタジオを使って、彼らに思い思いの「前、すみません」を披露してもらいます。

 

「後ろの客に迷惑じゃないか?」「足踏んじゃったらどうしよう」「ポップコーン落としちゃった」などなど。

あらゆるストレスから解き放たれる新しい「前、すみません」を生み出してもらいましょう!

 

ちなみに、通常の「前、すみません」では21秒も時間がかかってしまいました。

このタイムをどれだけ縮められるのか、そして周囲への迷惑度もどれだけ抑えられるのかが勝負のカギとなります。

 

それではまいりましょう!

 


やるぞ!

 

01.永田

トップバッターは慶応卒の頭脳を持つ男、永田。

映画館ですぐ爆笑するタイプのお客さんがいると、「そこで爆笑するの?」「逆にここでは笑わないんだ?」とその人の沸点ばかり気になって映画に集中できなくなるそうです。

 

そんな永田が目指す席は2列目の最奥。

前を通る客はもちろん、その後ろの席にまで気を配る必要がありますね。難易度の高いゴール設定ですが大丈夫でしょうか?

 

正直言って完全に見えてます。もう”道”が見えてる。実は前々からなんでみんなこれをやらないのかなとずっと思ってたんです。今日はただそれを証明するために来ました

 

どうやら以前から温めていた秘策があるようです。これは良い「前、すみません」が見られそう!

それでは永田の挑戦です!

 

おもむろに靴を脱ぎ始めた永田。さっそく何かを仕掛けてきているようですね。

 

すみません。前通りますね。すみません

 

前、すみません

 

前通ります

 


???

開幕早々、客席にダイブをキめる永田。

これはどうしたことでしょう。誰も企画趣旨を伝えていないのでしょうか?

 


チャレンジ前の永田

みんな無理して席の前を通ろうとするからダメなんです。ちょっとは頭使いましょうよ

 

空いてるじゃないですか。上が。

 

バカ正直に前を通らないで客席の上を転がれば一気に通り抜けることができるデショ? はい、証明完了。Q.E.D. お疲れっした。

 

とにかくスピードだけを追求した永田の秘策。本当に秘めたままにしておいてほしかったですね。

しかし、どうせ迷惑をかけるのだから、その時間を短くしようという狙い自体は間違っていないようにも思えます。

 

 

…と、ここで永田に異変が。

 

 

 

これ無理かも

 

 

実際のスピードはこの程度

ここにきて座席は転がるのに適していないと気づいたようです。IQを玄関に置き忘れたのか?

A席とB席の2点だけで体を支え続ける奇怪な運動に永田の体力がどんどん奪われていきます。

 

痛い痛い痛い! 体の新鮮なところが痛い! 

 

今まで痛くなったことない場所が痛……え!?

 

うそ??! ちょっと待って??? 

 

なんかもう動けないんだけど

 

誰か服引っ張ってない!??  ちょっと??!

 

そういうのは良くないんじゃない!??

 

引っ張らないで!!!

 


誰も引っ張っていません

やめてください! 服を引っ張るのやめてください!

 

早々に筋肉がギブアップして、客席の途中で寝返りがうてなくなってしまった永田。人間が座礁している様子は初めて見ましたね。

寝苦しい時に見る悪夢に近い状況ですが、残念ながらこれは現実です。

 

あ! わかったかも! 体の動かし方わかったかも!!

 

はいはい! 理解した! コツ掴んだわ! これならいける! 

 

いけるいける!!!

 

前すみません! 前すみません!

 

すみません。前通りますね。すみません

 

この後に及んで前を通ることについてお詫びを述べ続ける永田。もう取り返しがつかないことを理解していないのでしょうか?

 

ああ〜〜〜〜!!!

 

映画楽しみだな〜〜〜〜!!!

 

各所の筋肉を断裂させながらどうにかゴールまで辿り着きました。

食べ終わった弁当箱に割り箸を詰め込む要領で、なんとか自席に体をねじ込んでいきます。

 

はぁ…ッ。はぁ…はぁ…

 

ふぅ〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

 

いいタイムでた?

 

座席の上を転がるという実用性をかなぐり捨てた案を持ち込んだ永田。

挑戦前は「なんでみんなこれをやらないのかなとずっと思っていた」と豪語していましたが、少なくともその理由はわかってくれたと思います。

ごめんなさい。これ、無理でした

 

誰も協力してくれない胴上げをやらされてる気分でした。事前のイメージでは完璧だったのにどこで間違えたんだろう…

 


永田直筆のイメージ図

全てが間違っていたとしか思えませんが、何にしろ自席にたどり着くことはできました。

全く新しい「前、すみません」の形を提示した永田。他メンバーの目にはどう映ったのでしょうか?

 

出禁にしろ

映画館のマナー違反を全クリしてる

映画を違法アップロードした人が落ちる地獄?

案の定、外野からは散々な評価ですが、肝心なのは「他の客にどう映ったのか」です。

実際に客席に座っていた人にも話を聞いてみましょう。

 

考えられる範囲で最大限の迷惑をかけられました。

 

映画館で他人と目が合うの嫌すぎる。

 

この角度から人の足を見たのは組体操以来でした。

 


客席からの景色

何も見えない時間がありました。

 

ちなみにかかったタイムは51秒。遅すぎる。

たっぷり時間をかけて満遍なく迷惑を振り撒いただけになってしまいましたね。

 

失格理由:迷惑だったから

 

 

02.モンゴルナイフ

続いての挑戦者はモンゴルナイフ。

以前、映画のシーンが変わるたびに隣の席の知らん人が感想を伝えてきて、しばらくの間「映画館ってそういうのOKなんだ」と誤解していたそうです。

「前、すみません」が迷惑なのはスクリーンを横切っちゃうからだと思うんです。つまり、人の視界を邪魔しないようにすれば問題は解決するはず!

 

なので、私はかわい〜〜ネズミちゃんになってみんなの足元を通っていこうと思います! ネズミちゃんは小さいので、座席の間をすり抜けられるという寸法です!

 

ネズミちゃん…?

ちょっと何を言ってるのか分かりませんが、彼女もいい大人なのできっと大丈夫でしょう。

 

 

 

あ、ダメかもしれません。

 

足元のネズミは見逃しちゃう人が多いかもしれませんが、ラッキー運命で気づいた人がクスッとH♡A♡P♡P♡Yになれる…。そんな試みです!

 

目指すのは3列目の最奥。このモンゴルナイフ、初代ポケモンの後ろ姿みたいで怖いですね。

いきまチュよ〜♡

 

チュゥ〜♪ チュフフ……ヒヒ……

 

ヒヒハァ

 

自然界を撮影するために野生動物に擬態させた自走式カメラに見えますが、これは人間です。

前失礼しま〜チュ♡ うふふ…通りまチュよぉ〜〜?

 

うふふ……ふっ…ふぅ

 

 

おい。ここ狭ぇぞ?

 

 

自分のサイズ感を見誤っていたため、座席の隙間にぴったりフィットしたモンゴルナイフ。

映画館の座席が鼠取りとして機能してしまいました。

はぁ…はぁ…

 

あ。前、すいやせんね。へへ

 

はぁ…。だめだ。酸素が…。息が……

 

 

あっ! 待って!? あれは……

 

あはぁ〜♡ ポップコーンが落ちてるでチュねぇ♡

 

これはネズミちゃんにとってのご馳走なんだぉ! わぁ〜〜い♡ 

 

い た だ き ま す。

 

 

イ゛ゥウン!!!

 

ここでカメラの記録は途絶えていました。

以下、別カメラが捉えたモンゴルナイフの様子をお送りします。

 

 

 

 

バハァッ!!!

 

ハァーーーーッ! ハァーーーーッ!

 

 

へ…へへへ。へへひひ

 

 

自らネズミになることで、誰にもバレずに足元をチョロチョロっと駆け抜ける作戦を持ってきたモンゴルナイフ。

「そんなことは出来ない」という点を除けば完璧な作戦だったのかもしれません。

座席の下があんなに狭くて苦しいとは思いませんでした。ネズミの寿命が短い理由がわかった気がします

 

あと、今回初めて知ったんですけど、座席の下って水中と同じなんですね。息継ぎが必要だなんて知りませんでした

 

猟銃が必要なタイプの害獣

 

“見えている”とバレたらついてきちゃう動物霊

 

なんで口元から異色の液体が流れ出てるんですか?

 

菌を媒介してるからです

最悪だ

 

 

足元をゴワついた毛で撫でられて、本物以上のリアルを感じました。一刻も早く逃げ出したかったです。

 

すみません。僕の飲み物、蹴散らされたんですけどどうしたらいいですか?

 

途中どうでも良くなってませんでした?

 

方々からクレームの嵐ですが、肝心のタイムの方は…?

 

59秒。だからなんで遅くなるんだよ。

 

失格理由:迷惑だったから

 

 

03.ダ・ヴィンチ・恐山

続いての挑戦者はダ・ヴィンチ・恐山。

無理に通ろうと努力するのは三流、他のお客さんにどいてもらうようでは二流。他のお客さんに「どいて当たり前」だと思わせてこその一流だと思います

 

恐山のゴールは最前列の最奥。

席に挟まれていないため移動自体はスムーズでしょうが、映画館にいる全員の前を通り過ぎることにもなります。迷惑量をシビアに調整する必要がありそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

 


なんだ???

陰陽師界のダークヒーローのような格好で現れた恐山。

勘で言ってますけど、この中身って多分恐山ですよね? 違う人が入ってたら怖すぎるから一旦そういうことにして話を進めます。

 

歩く呪物の登場に客席にも緊張感が走ります。館内が静まりかえり、衣擦れの音だけが響く異様な空間に。

かしこみかしこみ歩いているだけなので実害はありませんが、早く席についてほしいところです。

 

シュル……シュル……

 

シュ……シュル……

 

シュ…

 

シュル…

 

 

シュル…シュル…

 

シュル…シュル…

 

シュル…シュル…

 

 

シュル…シュル…

 

シュル…

 

キィ

 

ギギィ

 

ふぅ

 

 

終了!! じゃねえだろ。

今のところ”何かが通った”としか理解できていないので、ダ・ヴィンチ・恐山に説明してもらいましょう。

 

映画館でコソコソと腰をかがめて「サーセンサーセン」とか言いながら座席の隙間を縫うように歩く。これがそもそもの間違いだと思っています

そうやって「目立たないようにする」こと自体が「なんか人が来たな」と意識させる原因になってしまいますし、逆にそのせいで「映画の邪魔すんなよ」と苛立ちを与えてしまいますから

 

なので、映画を司る超自然的な存在「しねまずさま」になりました

 

前を通るのが人間だと思うからイラついてしまうわけです。人類にはどうしようもない“何か”がお通りになるぞ、と思ったら、定命の者である人間たちは自然に身を引き、道を作ってくれるはずです

 

何これ?

 

尖りまくった映画館のマナーCM?

 

超自然的な存在にしてはポップコーンの食べ方が下品すぎる

 

ちなみにタイムは1分28秒でした。

え? 遅くないですか? 結構スムーズに移動できたと思ったんですが…

 

神性を示すために悠長に動いていたせいでは?

 

前が見えなくて手探りで座席を探してたからでは?

 

途中、イスと間違えて壁に座ろうとしてたからでは?

 

失格理由:迷惑だったから

 

 

04.マンスーン

最後の挑戦者はマンスーン。

エンディングが始まった瞬間にスマホを見始める人が本当に苦手だそうです。

ここにきてようやくまともなモラルの持ち主が現れたようで安心しましたね。

 

今回のチャレンジにおけるマンスーンの席はこちら。

奥まった位置にあるものの、端っこの席ではないのでやや有利のようにも見えますが…

 

いやぁ〜。映画って本当にいいものですよねぇ〜

 

…ん?

 

あ、まずい

 

 

トイレ行きたくなっちゃった

 

くそ…。今、映画もいいところなのに…これはやばいぞ

 

そう! マンスーンが挑むのは『上映中にトイレで離席する』という最高難易度のステージ!

みんなが映画に夢中になっているタイミングでの移動なので、既に迷惑度がカンストしている状況です。

過酷な状況ですがきっと大丈夫だと思います。今回は誰も不幸にさせない最強の「前、すみません」を持ってきました

 

よし! トイレ行くか!

 

と、その前に……

 

よっ

 

こら

 

しょ

 

???

席を立つと同時に、棚? のようなものを取り出したマンスーン。

「前、すみません」をするには極力荷物が少ない方が望ましいはずですが、これは一体…?

 

しかも背負えるんだ。

これは一体…?

 

しかも動いてるし。

これは一体…?

 

合計で三体になってしまいましたね。

ちょっと情報が多すぎるので一つずつ説明してもらいましょう。

 

「前、すみません」は後ろの客に迷惑をかけっぱなしというのが問題だと思います。なので、「前、すみません」をされる側にもメリットがある仕組みを作りました

 

例えば、映画館での食べ物って早い段階で食べきってしまいがちですよね。本編が始まる前に完食してしまうことだってあります

 

そんな人のためにご自由にお取りいただけるお菓子をご用意しました。前を通るお詫びとしてぜひ受け取ってください

 

ちょい足しポップコーンもありますよ

 

さらに、背中の画面には「すいません」を常に表示。手もなるべく大きくして、申し訳なさが伝わりやすいようにしました

 

オート化しているのでこちらは一切頭を下げることなく申し訳なさを表すことができます。「前、すみません」のリソースを削減することで移動だけに集中できるんです

 

これだけのホスピタリティがあれば前を通られてイラつくどころか「自分の前も通ってほしい」と歓迎されるはず。これでwin-winな関係になれる!

 

迷惑料としてお菓子を振る舞うことで、「前、すみません」をチャラにしたマンスーン!

視界を遮る存在を「むしろ良いもの」と捉えさせる逆転の発想です。これはお見事というほかありません。

 

ただ、お菓子に人が殺到して収拾がつかなくなってしまいました。

トイレを我慢しているはずなのにこれはダメですね。これが本番だったら劇場から清掃料を請求されるところでした。

 

映画館で移動販売すんな

 

劇場版「街の奇人発明家」

 

目の前でこんなことやられたらめっちゃ煽られてると思うかも

相変わらず、外野からは一斉にヤジが飛んできました。野党か?

 

しかし、客席へのメリットを提示して前を通ることを良しとさせる狙いはハマっているようにも思えます。

実際、客席の人たちはどう感じたのでしょうか?

 

映画館って飲食物の持ち込みダメじゃないですか?

あ、ほんとだ

 

失格理由:迷惑だし食べ物を持ち込んでいたため

 

 

ということで、めでたく全員失格となりました。

彼らはこの後、教頭先生から一発ずつゲンコツをもらうことになっているので、これが皆さんにお見せできる最後の笑顔です。

皆さんも決して真似しないようにしてくださいね。

 

「前、すみません」に大事なのは、映画を楽しもうという気持ちと、同じ気持ちを持っている他の観客への気遣い。下手な小細工なんかいらなかったんですね。

そんな当たり前のことに気づくのにずいぶん遠回りしてしまいました。幸せと同じです。

 

映画はマナーを守って楽しく鑑賞しましょう!

オモコロとの約束だよ!

 

 

さて、映画といえば…

皆さんは漫画『海が走るエンドロール』をご存じですか?

 

◆あらすじ

65歳を過ぎ夫と死別し、数十年ぶりに映画館を訪れたうみ子。そこには、人生を変える衝撃的な出来事が待っていた。
海(カイ)という映像専攻の美大生に出会い、うみ子は気づく。自分は「映画を撮りたい側」の人間なのだとーー。
心を掻き立てる波に誘われ、65歳、映画の海へとダイブする‼ シルバーガール×ブルーボーイのシーサイド・シネマ・パラダイス

平凡な65歳の女性が今まで経験のない映画制作に目覚めていく様を描いた物語。

各方面で話題になっているのでご存じの方も多いかもしれませんね。

 

宝島社『このマンガがすごい!2022』オンナ編 第1位
「第12回ananマンガ大賞」準大賞

と、すでに注目が集まっている漫画ですが、まだ読んだことのない方はこれを機に一度読んでみてはいかがでしょうか?

 

「”おばあちゃん”が映画作りに目覚めるストーリー」というと話は簡単ですが、「”老後の趣味”に始めてみようかしら?」ではなく、抗いようのない創作欲に飲み込まれる1人のクリエイターの物語でもあるんです。

「おばあちゃんなのに今さら…」みたいな障壁となる外敵もいなくて、そういう優しげな世界観もいいんですよ。

 

外敵がいないからこそ、「私なんて若くないから…」という主人公の中の葛藤と、「それでも創ってみたい」の波に飲まれていく様が邪魔されずに描かれていて、読んでいるこちらも心が掻き立てられます。

そして、この葛藤って65歳という年齢のせいで生まれるものではなく、きっと全てのクリエイターが経験する初期衝動のありようなんですよね。

「映画に目覚めたのがたまたま65歳だっただけ」という感じなので、主人公が”おばあちゃん”だからといって決してシニア向けの漫画なんかじゃありません。

 

大人になると「もう何かを始めるには遅すぎる」「今さらゼロから始めるなんてめんどくさい」「子供の頃からやってたら一端の何かになれてたかもな」なんて、何事も諦めてしまいがちです。

何かを始めようとするきっかけは手を伸ばさないと届かないくせに、できない言い訳ばかりが足元に転がっていて、な〜んにも始める気にならなくなりました。

 

そんな時、一番手が届きやすい場所にある「きっかけ」がこの漫画なんじゃないかと思います。

読み終わったら「前から気になってたアレ始めてみようかな」と腰を上げちゃう。それくらい心の中の何かが掻き立てられる作品です。

 

何はともあれ1話を読んでみてください。

こんなオモコロなんて読んでる場合じゃないんですよ。

 

だってこんなんですよ?

この頭の部分、ゴミ箱をひっくり返して被ってるだけなんですよ?

恐山もずっと「頭が割れるように痛い。もっとピッタリのゴミ箱を買えばよかった」って言ってたし。

ねえよ。頭に合うゴミ箱なんて。

 

「海が走るエンドロール」はまだ1巻しか出ていないので、今からでも簡単に追いつくことができます。

2巻も2022年2月16日に発売予定ですので、今のうちにハマっておくことをオススメしますよ!

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それではまいりましょう。

 

 

せ〜〜〜のっ

 

 

 

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