格闘ゲームの背景で拳を振り上げてる人だけど質問ある?
http://naisaba.2ch.net/test/read.cgi/naiita/1381374874/
1 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
何でもどうぞ
4 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:bIJYs6Sy0
>>1
証拠は?
7 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
>>4
寺ステージ
草原ステージ
宇宙
11 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:lFots679sDp
>>7
何が楽しいの?
12 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:+/n26iMP0
>>7
有名なゲームに出たことある?
17 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
>>11
つまらなそうに見えると思うけど自分の仕事には誇り持ってる
>>12
SファイターとかG伝説にも出たことあるよ
21 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:pxvuVxTU0
戦ってる奴の後ろで腕振り回すだけどか楽勝だろ
マジで転職考えようかな
27 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
>>21
本気で言ってんならやめといた方がいい
格闘ゲームの背景で拳を振り上げるには
・一定間隔で腕を振り続ける正確無比なリズム感覚
・何千回振ってもダルそうな顔一つ見せない卓越した筋力
・上の二つを持ち合わせながら決して演者より目立たない存在感
この3つが不可欠だがはっきり言ってこれは天賦の才能だと思ってる
その分給料はいいぞ
28 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:pxvuVxTU0
>>27
なんでその仕事やろうと思ったの?
33 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
>>28
長くなるけどいいか?
40 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:pxvuVxTU0
>>33
おk
43 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
俺はゴミみたいな家庭に生まれた。
母親は元からいなく、父親はアル中。
俺はろくに学校にも行かず働かされ給料は父親の酒代に消えた。
50 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:y6m0Oo/I0
親父も一定のリズムで動くのか
55 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
12歳で俺は父親を殴って家出した。
街のゴミ箱を漁って飢えを凌いだ。
それでも家にいるより幾分気が楽だった。
ある日、財布をスッたが相手が悪かった。
街のクズ組織の一員だった。
そこで働くことを条件に命は許してもらえた。
俺は人に言えないような仕事にも手を染めた。
頼まれればブロッコリーでも盗んだ。
71 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
俺は着々と組織で登りつめ、そこそこの地位を手にしていた。
自分の手を汚さなくても他人に凄むだけで金が入るのは愉快だった。
今思えば親父と似たもの同士だったかもしれない。
しかし、そんな俺に転機が訪れる。
まさに一目惚れだった。
77 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
俺は彼女に猛アタックした。
金で手に入るものは何でもあげようとしたが、
彼女は受け取らなかった。
俺がカタギでないのがバレていたからだ。
彼女は俺がこの世界から足を洗えば考えると言った。
俺は尻尾を振って快諾した。
89 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
しかし元ギャングに仕事を流してくれるお人好しなどなかなかいない。
俺に回ってくる仕事は相変わらず汚いものばかりだった。
金もなくなり、俺は彼女に合わせる顔がなかった。
次第に彼女に合う回数は減っていった。
そんな時に見つけたのが「格闘ゲームの背景で拳を振り上げる人募集」
のポスターだった。
簡単そうだし、何より給金がよかったので俺は飛びついた。
109 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
オーディション会場に着いて目に入ったのは筋骨隆々の男たちだった。
今考えると格闘ゲームの背景で拳を振り上げるのにそれだけの体力が
いるからに他ならないのだが、当時の俺にはギャングの世界の延長に見えた。
一度目のオーディションはあっけなく落ちた。
120 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
俺はオーディションを受け続けた。
それがまっとうな人間の住む、上の世界に繋がる唯一の糸だったからだ。
格闘ゲームの背景で拳を振り上げるために血の滲むような努力をした。
しかし結果はいつも散々だった。
133 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
速い!!!
145 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
遅い!!!
165 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
どうした?もう腕が上がらないのか?
180 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
泣いてんじゃねー!
200 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
試験官に罵倒されながらも俺は実力をつけていった。
そして、次回は君が合格するかもしれないね、と
太鼓判を押されるまでになった。
そんな時、彼女から風の便りが届いた。
結婚するらしい。
216 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
最後に彼女に会ってから1年以上経っていたし、
忘れられても仕方がなかった。
でも、俺が格闘ゲームの背景で拳を振り上げる仕事を目指したのは
彼女と一緒になりたかったから、それだけだった。
俺は引っ越していく彼女をギリギリで捕まえ、なけなしの金で
買った花束を渡した。
220 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:+/n26iMP0
早くしろよ
232 名前:ゲーム好き名無しさん 2014/5/29(土) ID:RR9IAH8r0
俺は彼女にプロポーズした。