おい!!
お前…
「えっ…僕ですか?」
俺はマッククルー。
お前は…
マッククルーか?
「え?違いますけど…、なんなんですか…?」
そうか…。
しかし、俺は…
覚えておくといい。
この旗のもと、忠誠を誓え。
俺がマッククルーだ。
誰がなんていおうと
この船の乗組員だ。
ヘイターたちはいつまでたってもヘイターでしかない。
だが、俺はマッククルーだ。
それで、お前はどうなんだ?
俺はマッククルーだ。
そう、俺はマッククルー。
マッククルーなのさ。
何人たりとも俺を止めることはできない。
「ちょっと、あんた」
「もしかして…」
「あんた…マッククルーか?」
いかにも。俺がマッククルーだ。
「なぜマッククルーを?」
「マックなんてものは、もう存在しないのに」
…何を言ってるんだ?
「言葉通りの意味だ。マックはもうない」
…?
マックがない…。こいつはいい、傑作だ。
だがお前の下らないヨタ話に付き合ってる暇はない。
お前の言う通り、俺はマッククルーだからな。
あばよ。