■仏2 南無阿見イリュージョン
デカい!わかりましたか?牛久大仏は超デカい!もうそれだけわかってくれたらいいです。この先読まなくていいです。無駄です。時間の無駄だ!無駄!勉強しろ!
英単語覚えろ英単語!もう読まなくていいから!デカいことだけわかってくれればいいから!
と思ったら足元に入り口がありました。入ろうとすると、なにやらお姉さんに暗い部屋に閉じ込められます。次第に部屋の中はは真っ暗に。
おや・・・?これは何だ・・・?やすらかな音楽とナレーションが・・・
なんだろう・・・これ・・・不思議と心が休まる・・・
なんか今なら何でもできそうな気がする・・・
浄水器とかツボとかすごい買えそうな気がする・・・
(*注 売ってませんし売り込んできません)
そして門が空くとオーロラのようなきらびやかな照明とともに、厳かな、そして神々しい空間が!
そして横には七色に輝くリトルブッダたちが!し、神秘的!まるで夢の中にいるようです!なんか、今ならどんな神秘的なことでも信じられる気がしてきました・・・釈迦が生まれる前に白い像が母体に入ったとか、生まれてからすぐに天上天下唯我独尊のポーズをとったとか、モーゼが海を割ったとか、イエスが海を渡ったとか、今なら信じられる!
横を見ると、壁にはありがたいお経がライトアップされながら映し出されていきます。すごい。すごいけど全然読めない。高校の頃もっと古文の授業まじめに受けておけばよかったなぁ・・・でも授業中に読んだバキのおかげで精神的なタフさが身についたので、結果イーブンです。
中央を見ると神々しい仏像が!仏像イン仏像!きっとこの中にはもう一回り小さい仏像があり、その中にももう一回り小さい仏像があり、もうこれ以上小さくできない、というあたりで最終的には指輪が!そして耳元には「愛してる」との甘いささやきが!
すみません妄想だらけで読みづらくて。自分でもね。わかってるんですけどね。
次の階に行ってみましょう。
■仏3 南無阿見ミュージアム
2階に来ると、急に神秘的な空間から一転して、こんな場所に出ます。
神秘的な感じがとたんに失せ、まるで博物館のような空間に。
そして大仏を作る過程での様々な知見を見ることができます。これは手の骨組みです。お前どんだけカルボーン食ってんだよ!関節まがんねーじゃねーかよ!
そしてこれは大仏のご尊顔の骨組みです。どんだけメグミルク飲んでんだよ!強固すぎるよ!
とまあ、いろんな大仏の製造過程がみられるわけですね。ためになるわー。
でもね、こういうの見ると思いますね。人間ってすげーなあと。人間の土木工事力ハンパねーなと。神や仏がこんなことできますか?いくらお祈りしたって600円すら手に入らねーこの世の中で、一から大仏作る人間、ほんとすごいわ!神仏より人間だわ!人間様様だわ!
なんて大仏の中で思ったりするわけですよ。するとね、こんな写経コーナーでまた一つ思い知らされるんですよね。
人間ってバカだなあと。そもそも書いたら食えるのかと。
お前もよく考えろと。大仏の中で英単語はねーだろと。
人間に絶望し、改めて神仏に祈りたくなりました。