オモコロブロス編集部です。

みなさんは「学生時代の思い出」と聞いて何を想像しますか?

華々しい学校行事、全力で挑んだ部活の大会、甘酸っぱい恋模様……そんな、いかにもメモリアルな場面が思い浮かぶかもしれません。

 

しかし実際の学校生活はドラマチックな出来事ばかりではなく、なんてことない日々の積み重ねで成り立っているもの。

みなさんにも、大したことではないけれどずっと頭に残っている記憶がありませんか?

例えば……

・普段は真面目な先生が急に芸人の真似をして手ひどくスベっていた

・クラス内だけで「砂消し」が流行り、プリントがボロボロになるので禁止令が出た

・修学旅行のお土産屋さんであえて普通のガムを買うのがかっこいいと思っていた

わざわざ人に話すほどでもない、でもなぜか忘れられない学生時代の出来事。そんな、あとからは思い出せないような何気ない瞬間こそが、思い出の本質といえるのではないでしょうか?

 

というわけで今回は、学生時代の「なぜか今でも覚えている小さな思い出」を語り合う座談会を開催しました。

参加者はこちらの3人!

ダ・ヴィンチ・恐山:中学生のとき、自費で買ったハンドソープを勝手に学校の手洗い場に設置したことがある。

ギャラクシー:陸上部に所属していたが、走るときハァハァ荒い息なのはダサいと思って、好きな子の前では息を止めて走っていた。

みくのしん:あと2〜3口しかない紙パックのミルクティーを、ゴミを捨てる代わりにもらって飲んでいた。(合意の上で)

 

 

恐山の思い出

当時からこの仮面してたの!?

そんなわけないでしょ。これは合成です。

おとなしいけど実は活発で、仲良くなったら捕まえたバッタを見せてくれそう。

どういう印象?

 

小学校低学年の頃クラスのおゆうぎ会で、池の生き物たちが冒険するっていう内容の劇をやったんですよね。

小学生らしくてかわいいですね。

で、私はアメンボの役をやることになったんです。一言しかセリフのない端役だったんですけど。

失礼だけど、はまり役という感じがする。

当時の私は人前に出るのが苦手だったから、セリフの少ないその役を選んだんですよね。

 

でも、いざ舞台に出てみたら意外と緊張しなくて。まあ一言しかないアメンボ役だったからかもしれないですけど。

だとしても、そう思えるのは人前に出る才能があったってことなんだろうなあ。

気持ちに余裕が出たからか、本番中に突然「もっと何か足してもいいんじゃないか?」って思ったんですよ。

舞台上で急に!? 名俳優の幼少期のエピソードみたい。

それで、台本通りのセリフを言ったあとに……

 

「スーイ、スーイ、スーイ」ってアメンボが泳ぐ擬音を口で言いながら、平泳ぎのジェスチャーをして退場したんです。

すごい! 小学校低学年の時点でアドリブの概念があったんだ。

その演技見てみたいな。

 

「カエルのお母さんならあっちへ行きましたよ。」

 

「スーイ、スーイ、スーイ……」

 

めっちゃ良いじゃないですか。

役柄とか劇の内容的にも不自然じゃないしね。

でも舞台袖にはけてから急激に恥ずかしくなって、消えたくなるほどの自己嫌悪に陥りました。

そんなに!? 良いアドリブだと思うけどなあ。

 

見てる人は違和感なかったと思うけど、調子に乗って余計な演技を足してしまったことが自分の中で恥ずかしすぎたんですよね。

クラスメイトからすれば「あいつ急に何してるんだ?」ってなるし、確かに冷静になったら恥ずかしいかも。

実際に周りから何か言われたりしたんですか?

幸いそれはなかったです。もしそこで指摘されてたら、今の私は人前に出る仕事をしていない。

 

……こんな話でいいんですかね? 本当にオチも何もないですけど。

いや、まさにそういう話が聞きたかったのよ。今日は「小さな思い出」を話す日なんだから。

普段はこんな規模感のエピソードを話すことってないですからね。ある意味貴重ですよ。

それはそうかも。じゃあみなさんの思い出も聞かせてください。

 

ギャラクシーの思い出

絵に描いたようなお調子者だな。「昭和のガキ」のイメージそのものだ。

1974年生まれなので、実際に昭和のガキそのものでした。

教育実習生の敵って感じですね。

こいつをどう制するかで、教師としての資質が問われる。

 

僕も出し物系の思い出なんだけど、小学生のとき「班で何かを作って発表する」みたいな授業があって。

小学生って何かにつけて発表させられますからね。

そこで、ある女子グループがオリジナルの紙芝居を作ってきたんですよ。

そういう女子グループって1クラスに1つはありそう。どんな内容だったんですか?

主人公が鬼と戦うみたいな王道のストーリーだったと思うけど……正直、長いだけであんまり面白くなくて。

そんなこと言うなよ。

 

全然終わりが見えないから、1人の男子が発表中に「それってあとどれくらいで終わるん?」って聞いたんです。

子どもって悪気なくそういうことを言うからな。

そしたら「今、30枚のうちの10枚目」って返ってきて。それを聞いて、教室もざわざわし始めちゃって。

長いのもわかるけど、その空気きついな〜。30枚も紙芝居を作るって、本人たちはかなり大変なのに。

さすがにその子も雰囲気を察したんでしょうね。

 

結局、一気に20枚くらいストーリーを飛ばして無理やり話を終わらせてました。

悲しっ! せっかくの大作が……

その女子は発表が終わったあとずっと泣いてて、あまりにかわいそうだったので今でもたまに思い出します。

後味が悪すぎる……

 

でも、途中で発表を中断せずにちゃんと終わらせたのは立派ですね。

それは本当にそう! でも当時は、それすら気付けないほど子どもだったんだよなあ。

あとその子からすれば、当時のクラスメイトがずっとそれを覚えてるっていうのも嫌だと思う。

それもそうか。でも50歳を過ぎて未だに覚えてるってことは、多分一生忘れない気がする。

他にもっと覚えておくべき思い出があるだろ。

 

みくのしんの思い出

めちゃくちゃいい写真。

これは自分でも気に入ってます。

何の競技中かわからないけど、このあと確実にビリになりそう。

覚えてないけど多分ビリだったんでしょうね。

 

これは小学校の遠足の帰り道の話で。普段は行かないエリアの、知らない道をみんなで歩いてたんです。

いいね。遠足って行き帰りが一番楽しかったりするから。

そしたら、道にキーホルダーが落ちてたから拾ったんですよ。

当たり前のように言ってるけど、落ちてるものを迷いなく拾わないほうがいいですよ。

 

そのキーホルダーをよく見たら名前が書いてあったんだけど、名字がその場にいた友達の1人と同じで。

小学生はそういうので盛り上がりそうだよね。

まさにめちゃくちゃ盛り上がって、冗談で「これお前の家族のなんじゃないの?」って言ったら……

 

本当に、そいつのお父さんが昔になくしたものだったらしくて。

そんなことある!?

そいつが家に帰って確認したらわかったんですけど、これってかなりすごい偶然じゃないですか!?

確かにすごい。お父さんの通勤路とかでもない、遠足のときにしか行かないような道に落ちてたわけだもんね。

 

そうなんですよ!! 近所の道ならまだありえるかもしれないですよ? でも!!! 遠足の!!! 道で!!!

わかったから落ち着いてください。

なのに、なぜか僕以外は「ふ〜ん」って感じでそんなに驚いてなかったんですよ。出来事自体より、みんなの妙な反応の薄さのほうが印象に残ってるんですよね。

確かにそれは変ですね。小学生ならもっと大騒ぎしてもよさそうなのに。

う〜ん、もしかしてだけどそれって……

 

その子がただ、嘘をついてただけって可能性はない?

え!?

なるほど、みくのしんさん以外は嘘だと気付いてたから驚かなかったのか。それなら辻褄は合う。

は?

 

そうなの?

いや、知らないけど……

ただの嘘だとしたら、今までこの記憶を保管しておいた脳のリソースがもったいなさすぎる。

 

あいつ嘘つきだったのかよ! いやでも、嘘つきは他にもいたしな……

良くない交友関係だな。

嘘つきって1グループに1人しかいないわけじゃないですよ。

今となっては真相はわからないけど、本当にお父さんのだったと信じたいです。

 

恐山、小学生時代の逆張り

小学校卒業間近の時期に、卒業アルバムに載せる写真を班ごとに好きな場所で撮っていいっていうイベントがあったんです。

へー。思い出に残りそうでいいな。

どこでもいいとはいえ、だいたいみんな教室とか体育館で撮ってましたけどね。

 

ただ当時の私は、人の逆をやるのが一番面白いと強く信じていて。

ネットユーザーの鑑ですね。

いろいろ考えた結果、「ポンプ室」の前で撮影するのがいいんじゃないかという結論に達したんです。

ポンプ室?

 

イメージ

多分、プールの配管とか水圧の管理をするための部屋ですね。生徒は一切用がなくて、ほぼ近づいたこともなかったけど。

気持ちいいほどに逆張りだ。

ここしかないと思って、班のみんなに「ポンプ室の前で写真を撮るのがいかに面白いか」を力説しました。これが実現すれば革命だぞ、と。

 

そしたら、普通に断られましたね。

そりゃそうだろ。

「シュールってもんをわかってねえな、こいつら」と当時は思いました。

 

僕はいいと思いますけどね。僕が恐山さんの班にいたら絶対乗りますよ。

卒業アルバムで逆張りしても仕方ないでしょ。

今となっては私も、自分の尖りが卒業アルバムという形で永遠に残らなくてよかったと思います。

 

でも、小6でそのユーモアの感覚があるのは素直に尊敬しますけどね。恐山さんの面白さがわからないって、そいつらセンスないっすよ。

そんなに肯定されると怖いな。

 

VSパンチングマシーン

専門学生の頃、友達と一緒にゲームセンターに行ってパンチングマシーンで遊ぼうってなったんですよ。

 

イメージイラスト

そのパンチングマシーンはピンボールみたいな形の機械の、お金を入れたらミットが起き上がってくるタイプのやつで。

ああ、ありますよね。

ただ当時の僕たちはその仕組みをわかってなくて。友達が、ミットが起き上がる前に殴り始めちゃったんです。

 

でもまだ起動してないから当然計測はされない。なのにそいつはやたら大声を出しながらパンチするから、どんどんギャラリーが集まってくる。

全体的にガラの悪い話だな。

僕もよくわかってないから「制限時間内に連打した回数を競うタイプなんじゃないか」って言ったりして。

そんなパンチングマシーンないだろ。

 

友達もそれを真に受けて、「オラオラオラ!」って叫びながらすごい勢いでパンチしまくるんですよ。

バカだな〜。漫画に出てくる脳筋キャラじゃん。

それでも全く反応しないから、いよいよみんな「どういうこと?」ってなり始めて。そしたら、ゆっっっっくりミットが起き上がり出して……

 

本体からゴングの音と「ファイッ!」っていう声が聞こえて、そこで全員状況を理解してゲーセン中が爆笑で包まれました。

最高。これはいつまでも味がする話だ。

普通にエピソードトークとして強いですね。これを「小さな思い出」とするにはもったいないくらい。

 

ちなみにその友達は、入った公衆トイレの個室の壁一面にうんこが塗りたくられていたのを「魔界みたいになってた」と表現した、というエピソードの持ち主でもあります。

急に何の話ですか??

図に乗らないでください。

 

阿佐ヶ谷の自転車店にいたのは……

高校生の頃、通学路でたまに阿佐ヶ谷を通ることがあったんです。

中央線沿いの、中野とか高円寺の近くの町ですね。

その日も阿佐ヶ谷駅前の大通りを歩いてて。交差点で信号待ちをしてたら、近くにある自転車屋さんが目に留まったんです。

 

その中をなんとなく覗いたら、ローラー台(自転車を固定する台)を使って店内でクロスバイクを漕いでる人がいたんですね。

で、その自転車を漕いでた人が……

 

フレディ・マーキュリーだったんですよ……

 

???

フレディ・マーキュリーって、あの、「クイーン」の?

はい。タンクトップでちょびヒゲの、みんなが想像するフレディ・マーキュリーです。

何を言ってるんですか?

そして、これはあとから知ったことなんですけど……

 

フレディ・マーキュリーは当時の時点で、すでに亡くなっていたはずなんです…………

 

 

 

 

学生時代の思い出といえば……

みなさんはサントリー・伊右衛門の新WEB CMをご存知でしょうか?

「思い出は、思い出せない瞬間でできている」をテーマに、友達同士での初めての旅行で京都に訪れた高校生3人組の何気ないやり取りや様子が描かれています。

 

みなさんは友達同士で旅行に行った思い出ってありますか?

旅行ってほどではないけど、小学校低学年の頃にみんなで自転車で甲子園球場まで行ったことはあったな。兵庫出身だけど、片道8キロくらいかかった。

小学生でその距離はすごいですね。僕も小学生のとき、友達とシーソーのある公園を自転車で探し回る「シーソー探し旅」っていうのをやってました。

めっちゃいい。恐山くんは何かなかったの?

一切ないです。

 

強く記憶には残らないけれどかけがえのない青春の1ページと、そんな瞬間に寄り添うお茶として伊右衛門を描いたWEB CM。自分の中の「思い出せないほどささいな思い出」が蘇るきっかけとなるかもしれません。

 

みなさんもぜひ、伊右衛門の新WEB CMをチェックしてみてください!