もう一回やる

 今度のPCは自分と一番逆の存在を選んだ。巫女だ。ウェブライターは巫女と対局の存在。巫女のスキルは霊的現象だと判断した場合なんでも判定を4Dにできる。こじつけ力が試されそうだぜ。

・イントロダクション

『ゾンビでいっぱい』
気がつけば、街はすっかりゾンビでいっぱいになってしまった。

ゾンビ化した人々を救うことができるかどうか……とりあえず、生き延びてから考えるしかないんじゃないかな。

わずかな生存者は手を取り合い、身を潜め、街からの脱出を試みる。

 

巫女だってのにゾンビパニックに巻き込まれてしまったわ。悪霊は追っ払えるけどゾンビは追っ払ったことないわね。

 

・場面

『13個ある』
12個だったはず……。
12個だったはずのあれが、いまはなぜか13個ある。

え、どういうこと……?
もう一度数え直してみよう。
もしかしたら12個かもしれないし、さらにもしかしたら、増えて……いるかも……。

ロールプレイ:全員で1から順番に数字を数える。12で止まったら「光」カードを、1人でも13以上の数を数えてしまったら「闇」カードを得る。

 学校の怪談みたいなやつだ。実際に遊ぶときはどうするんだろう、悪ノリを試すみたいなやつだろうか。

 

ゾンビが一匹、ゾンビが二匹、ゾンビが三、ゾンビ四…………ゾンビ八、今何時だったかしら、九時か……ゾンビが十、ゾンビが十一、あれ、ゾンビって一匹二匹? 一人二人かも。死者だし。一名二名? あれ、何匹まで数えたっけ、十二?

 

 これはちょっとよくわからないので成功としよう。

 光カードを引くぜ。

 俺このカードに好かれてるのかも。

 

前世でもカレーが好きだった気がするくらいカレーが好きだわ。

 

・次の場面カード

『携帯がつながる』
ふと携帯を見ると、この一帯は奇跡的に電波が入っている!
誰かに助言を求めよう。
パニックにならず、落ち着いて話せば、有用なアドバイスを貰えるかも。

 

ウォオオオSNS! #拡散希望 #ゾンビいっぱいいる #助けて

 

判定:技:10以上で成功。今回は一人プレイ用の目標値-4を無しにしてそのままやってみようかな。

 おりゃ

 光カードを引くぜ。

『おねえさん』
言動に年上のおねえさんっぽい雰囲気を漂わせる君は、存在するだけで回りを安心させてしまう。なにものをもってしても、いい女にはかなわないものさ。

 

助けてツイートにお姉さん自撮りを添えたらインプレゾンビに混ざって避難先の情報を教えてくれる人が現れたわ。

 

・次の場面カード

『妖怪』
薄暗い竹林に差し掛かったとき、ゆるりと霧が渦を巻き、巨大な生物に姿を変えた。
雷鳴のような大音声が響く。
「人間だ……人間のにおいがする……腹が減ってしかたがない……どこだどこだ、食らってくれる」
悪名高い人食いの妖怪だ! こんな天気にはよく出没するんだ。
さいわい竹林にまぎれて君たちの姿はまだ見つかっていない。

 

不思議とゾンビよりなんとかなる気がするわ。巫女だし。

 

判定:力か技:13以上で成功

 合計5……力にしろ技にしろあと8は必要点だ。こんな時はスキルだ!!

 

あの妖怪をカレーにしたら美味い気がするわね。

 

 カレー好きのスキル、カレーにありつけそうなら2Dの判定を5D判定にできる。

 合計14!

カレーにして食ってやったわ。

 

 光カードを引く。

『科学的』
今起こっていることはすべてオカルトに過ぎない。科学とは、あらゆる現象に説明可能な法則を見出そうとする姿勢そのものである。
だいたいはプラズマと地磁気のせいだ。

 

科学的には妖怪はカレーにして食べても問題ないわ。

 

・次の場面カード

『墓地』
よく見ると……その墓石には君の名前が刻まれている!
そのことに気付いた瞬間、地面から手が伸び、君の足首を引きずりこもうとする!

このままでは、気の早い墓碑銘が役に立ってしまうぞ!

 

グワーッ!! なんて非科学的な!! いや、そういえばゾンビパニックだった、ゾンビだとしたら墓から手が出てくるのは科学的だわ!!

 

判定:力:12以上で成功

 全然足りないが……

 

霊的現象! 霊的現象だとしたらならなんとかできるわ! 巫女だから! 科学的ではないけど巫女だからいけるわ! ゾンビとかじゃなくて霊かもしれない!

 

 巫女のスキルで4D判定にする

 おりゃ〜 合計10

 

 

ヤバい〜死ぬ〜!!

 

 闇カードを引くぜ

『暗殺者(NPC)』
「勘違いするなよ、貴様を殺すのはこの私だ」

 

なんか暗殺者が助けてくれたわ。私って暗殺者に狙われていたんだ。なんで……?

 

・次の場面カード

『救難通信』
突然、天井のスピーカーからノイズ混じりの声が聞こえだした。
「誰か……聞こえていますか……私は今、展望台の通信室に隠れています……外は奴らだらけで……お願い、誰か、助けに来て……!」

危険を冒して助けに行くべきか、そうでないか。
仲間はいろいろ言うだろうが、決めるのは君だ。

 めっちゃゾンビものっぽいカードだ……。

ロールプレイ:助けに行くなら「光」カードを、様子を見るなら「闇」カードを得る。

 

お姉ちゃんキャラの巫女として放っておくわけにはいかないわ。

 

 光カードを引く。

『家族』
矢印タイルを任意のPCに向けてもいいし、ランダムに決めてもいい(放り投げたり回したり)。
対象と君は、実は家族である。うっとうしいこともあるけれど、やっぱり家族っていいよね。

 他のプレイヤーありきのやつだけど、いい感じに解釈するなら……

 

今放送で助けを求めていたの、弟な気がする。そういえば私弟いたわお姉さんキャラだし。絶対助けましょう。

 

・クライマックス

『再封印の鍵は5つ』
邪悪な意思のもと、復活の儀式が完成しようとしている。このままでは黒く脈動する領域から不浄の海があふれ出し、世界を死で覆い尽くしてしまうだろう。
「5つの鍵を差し込むんだ!」と彼が叫ぶ。とにかく、やるしかない!

 

なんやかんやで弟は助けたわ。弟はなんかすごくポエミーにゾンビパンデミックについて語り出した上に、ゾンビの再封印の方法を知っていたわ。ゾンビってこういうパターンもあるわよね。弟のくせに姉に指図するなんて許せないわ。でもやらないと死ぬわね。

 

判定:5D振って25以上で成功。光、闇カード5枚の数字を判定のボーナスに加えることができる。

 オリャー、5Dだ! 合計18だ! あと7だぜ! 光カードと闇カード5枚の数字の力を借りれるぜ!

 家族で1 あと6!

 

弟、平和のために鍵になりなさい。

 

 暗殺者で1 あと5!

 

お前も生かしておくと怖いから鍵になりなさい。

 

 科学で3、すごいぜ科学! あと2!

 

オリャ〜! ゾンビは結局科学でなんとかするしかないわ! 弟と暗殺者を実験材料にしてゾンビ駆除剤を作ることを「再封印」と呼ぶことにするわ! ヒーッヒッヒッヒ!!

 

 おねえさんで1! あと1でゾンビどもを再封印できる!

 

弟を鍵にしちゃったからもうお姉さんじゃないわね。

 

 ラスト、カレー好き……[2D][5D]を数字として扱うかどうか……こういう微妙な時はゲームマスターというかプレイヤーの判断に任せるのだろうな、のびのびTRPGの理念としては。多分。

 なんか、これを数字として扱うのはズルな気がする……いや、いいんだろうけど。でも今回は……

 

 

グワー!! 完成したゾンビ駆除剤があまりにもカレーの匂いがするものだからつい完飲してしまったわ!! 私が度を越したカレー好きなばかりに人類が〜!!

 終わり

 

超楽しい!!

誰か、一緒に遊んでください。

 

 

ゲーム名:のびのびTRPG
ゲームデザイン:今野隼史
発売元:株式会社アークライト
© 2021 FRONTIERPUB / Arclight, inc.