
マンガってたくさんありすぎて、何を読んだらいいのか迷いますよね。
でも、プロのマンガ家にオススメを聞けば、ハズレなしのいい作品を教えてもらえるのでは……?
そんな邪な思いを胸に、今回はオモコロで活躍しているマンガ家の方々に、「オススメのマンガ」を教えてもらいました!
まだまだ寒い冬の入浴中や足の指先が温まるまでの睡眠前など、読書の時間にぜひチェックしてみてください。
室木おすしがオススメする作品

主な作品は『貴重な棒を持つネコ』や『たまに取り出せる褒め』など。
イラストレーターも務め、『マツコ&有吉 かりそめ天国』で、番組内で使われるイラストを担当していたこともあります。最近は、オモコロチャンネルのメンバーにゴルフを教えたりしていました。
そんな室木おすしがオススメするマンガは……
バーサス
バーサス
主人公以外の強敵同士が戦うことになるという筋書きが大好きなんで、それだけに特化したような漫画な上に、原作も大好きなONEさんとあって、読まないわけにはいかないと、かかりすぎた状態で読みはじめた漫画です。
簡単なあらすじを言うと、人間がどうしたって勝てない圧倒的な力を持つ魔王軍に、パラレルワールドの人間たちが同じように絶望している天敵をぶつける。しかも複数のパラレルワールドの天敵たちが入り乱れるという話です。
好きすぎる設定というハードルの高さをひょいと超えてくれる、展開と画力に毎度唸っています。
映画の「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」やハンター×ハンターのヒソカVSキルアの父ちゃん爺ちゃんなどの戦いが好きな人はたまんないはず!
▼室木おすしの作品はこちら
カメントツがオススメする作品
WEBマンガ発で大ヒットを記録した『こぐまのケーキ屋さん』や、あだち充、青山剛昌などの大御所にインタビューする『漫画ならず道』でも知られるマンガ家。現在、ジャンプ+で『こわいやさん』を連載しています。
そんなカメントツがオススメするマンガは……
野球・文明・エイリアン
野球・文明・エイリアン
個人的に『スポーツ偏愛もの』と呼んでいるジャンルがあります。
たとえば、
トウモロコシ畑に野球場を作り続けることで、過去の野球選手を召喚しようとする映画『フィールド・オブ・ドリームス』
アナログな野球シミュレーションを延々と回し続け、やがてその世界に自我まで侵食されていく小説『ユニヴァーサル野球協会』。『スポーツもの』ではなく『スポーツを愛しすぎた結果、人生や世界の輪郭が歪んでいく話』が好きで……
この『野球・文明・エイリアン』も、まさにその系譜に入る作品なんです!
ザッとあらすじを説明すると……
理系の男の子と、野球をこよなく愛する女の子が出会い、ひょんなことから異星のエイリアンの世界に文明と野球を同時に発展させていく…という漫画です。
昔『トリビアの泉』で、
「野球のルールを知らない人たちに道具だけ渡したら、どんな競技になるのか?」
という試みがありましたが、この漫画はその発想をさらに拡張して、• 人間と違う身体構造の宇宙人に、どう野球を教えるのか
• ルールはどう変形するのか
• スポーツが文明にどんな影響を与えるのかみたいな…部分をものすごく真面目に、でも楽しく描いています。
で、何より良いのが――
野球好きの女の子がめちゃくちゃ可愛い!野球を語り出すと、効果音が「やきゅやきゅ」になるんですが、かわいいすぎ!
これは本当に発明だと思いました!!例えば、僕が漫画を語っている時「こみっく…こみっく」って効果音が出たらかわいいと思いませんか?
思いませんか。そうですか。
太田垣康男異色短編集
太田垣康男異色短編集 Ignition6
太田垣康男珠玉短編集 Candy Box Creations
(同時発売のため、2冊紹介)
太田垣康男先生といえば、最近『機動戦士ガンダム サンダーボルト』が完結し、圧倒的な画力と圧倒的なストーリーテリングに「この人は本当に漫画がうまい!」「漫画が上手!」「おもしろいすぎ」と…読むたびに語彙力を失うほど本当に敬愛している漫画家の“大先生”の一人です。
正直に言うと、この『Ignition』を読むまで、自分が思っていた太田垣先生という漫画家の凄さが「まだ過小評価だったんかい!!」と実感させられました。(失礼な言い方ですが、それくらい衝撃でした)
SF作家という印象が強い先生ですが、この作品集で描かれるジャンルは、ファンタジー、ホラー、人情、ギャグ、エッセイ的なものまで多才すぎワロタ状態で「この設定、普通は長編にするだろ……」というアイデアを、最初の着火と初速だけで一気に燃やし切る発想力!すごすぎ!!
そして短編集のタイトルが『Ignition』(イグニッション=点火)
は????かっこよすぎでは???????
??????天才????瞬間的に爆発して、最高温度だけを残して終わる短編なの????そういう意味???
短編それぞれの完成度も異常に高いのに、一冊の短編集としてのまとまりも完璧で、このタイトルが作品全体をここまで的確に言い表しているのもすごい。
これはもう、
太田垣康男先生がどこかへ向かう前の“思考の花火”を、至近距離で浴びせられている本だと思います。本当に脱帽というか、背筋が伸びるというか、同じ「漫画を描く」という職業であることがちょっと恥ずかしくなるレベルの一冊です。人生の教科書が一冊増えました。
▼カメントツの作品はこちら
けんがオススメする作品
コミプレにて「とくにある日々」を連載している漫画家。
「犬のかがやき」名義で、傍若無人なWEB漫画を披露したり、特技の紙切りでYouTubeに載せられない精度のチ◯ポを切り出していたことでも知られています。
そんなけんがオススメするマンガは……
ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース
ニンジャスレイヤー キョート・ヘル・オン・アース
ニンジャスレイヤーのコミカライズ、本当にすごい。
最近は巻末にも「ニンジャスレイヤーという膨大な世界観に対して、コミカライズできる限界があるが、それでもできる範囲のことをします」というような説明がある。
これは極めて才能のある作家たちの人生を賭したコミカライズです。
私たちは人生の残りでできる量を計算した作家の最高の仕事を読み事が出来る。しあわせなことです。
内容的にはこれから京都編のクライマックスに向かい、どんどん盛り上がっていきます。追いつくなら、今。
▼けんの作品はこちら
河野別荘地がオススメする作品
ほんのり不思議な世界観とふんわりとした切なさが残る短編マンガの名手。主な作品は『渚』『ツチノコと潮風』など。
これは余談なんですが、7年かけて遊戯王の消しゴムを使い切ったことがあります。
そんな河野別荘地がオススメするマンガは……
剣に焦ぐ
剣に焦ぐ
私自身は剣道未経験ですが、この漫画を読むと面越しのコマや相手の気迫の表現で臨場感を感じるので、まるで自分が試合してるような気分になれます。凄すぎ!
血気盛んなスポーツ少年が大勢出てきます。
最初はいけ好かないと思うキャラでも真面目に剣道に取り組む姿を見て、試合が終わる頃には全員が好きになりますね……
正丸くんというキャラクターの特徴として白目にほくろ(結膜母斑というものだと思います)があり、それも今までの漫画では見たことがない個性の表現で画期的だと思いました。
君の胃袋を借りたい
君の胃袋を借りたい
去年Xで試し読みの1話が流れてきて単行本を買いました。
年齢を重ねるごとに大食いする若者に魅力を感じるようになってきたので、たくさん食べる大森くんをつい食事に誘ってしまう課長の気持ちが分かります。
信じられない量の食事を目の前で食べてもらって「豊穣」を感じたい!
課長は優しさで、大森くんは不器用さで、お互いそれぞれ別のベクトルで感情表現が控えめだから相手に気持ちが伝わってないんじゃないかと気にしてるのもリアルだと思いました。
▼河野別荘地の作品はこちら
ニャロメロンがオススメする作品
メタな作風で人気を博すマンガ家。主な作品は『マウントセレブ金田さん』や『ドラゴン娘のどこでもないゾーン』など。
オモコロでは4コママンガ『耳元カユイ 今日の切り抜き』シリーズを連載中。あと、ツイッターのいいね欄がエッチすぎることでも知られています。
そんなニャロメロンがオススメするマンガは……
王子様の友達
王子様の友達
王子様系のヒロインとその側近扱いされる幼馴染とのラブコメなんですが、周囲のキャラクターが異様に強烈でこの漫画でしか味わえないコメディを堪能できます。
好きな登場人物は、女遊びしてそうなチャラい見た目だけどカプ厨すぎて男女のカップリングを見かける度に謎のギャルゲを妄想して勝手に達してしまう犀川君です
▼ニャロメロンの作品はこちら
読んでみよう!
以上、マンガ家がオススメする作品たちでした!
是非、気になった作品がありましたら本屋さんに行って買ってみてはいかがでしょうか?

ブロス編集部
主人公以外の強敵同士が戦うことになるという筋書きが大好きなんで、それだけに特化したような漫画な上に、原作も大好きなONEさんとあって、


個人的に『スポーツ偏愛もの』と呼んでいるジャンルがあります。




ニンジャスレイヤーのコミカライズ、本当にすごい。


私自身は剣道未経験ですが、この漫画を読むと面越しのコマや相手の気迫の表現で臨場感を感じるので、まるで自分が試合してるような気分になれます。凄すぎ!



王子様系のヒロインとその側近扱いされる幼馴染とのラブコメなんですが、

ディッくん
じょじむら
キューライス
橋本ライドン
dollly
逆襲
オモコロ編集部
ビュー
尊木






