パァア(光を浴びる音)…ブロス編集部です。
みなさんには、「流行る前から、いち早く注目していたもの」ってありますか?
例えば、「このマンガ、実は第1話が始まった頃から読んでたんだよね」とか、「このアーティスト、まだ小さいライブハウスでやってた頃から注目してたよ」とか。誰しも1つくらいはあるのではないでしょうか?
こんなこと、普段はなかなか口に出して言えません。流行を先取りしてた感をひけらかしてるようで、人前で言うのは躊躇してしまうものです。
でも…やっぱり言いたい気持ちはある! 「あの時から知ってたんだよ!」って言いたい!
なので、誠に勝手ながら、本日はそんな楔を解き放ち、「自分、これ売れる前から知ってたんスよ…へへっ」と言っていい日とします。
自分たちの先見の明を見せ合おう! 今日はそれが許される!
OK Goのデビューアルバムを予約した
OK Goといえばウォーキングマシンを使ったコミカルなダンスのミュージックビデオ「Here It Goes Again」で大注目されて一気に知名度が上がり、その後も20年以上に渡ってコンスタントに前回作ったやつを超えるおもしろミュージックビデオを作り続けなきゃいけない呪いにかかっていますが、すみません。今日だけは言わせてください。私は、OK Goがそのミュージックビデオで一世を風靡する前のデビューアルバムを、予約して買いました。
収録曲の「Get Over It」のPVを偶然TVで流してたMTVで聞いて「めちゃめちゃカッケー曲だな」と思ったのが知ったキッカケです。1stアルバムめちゃめちゃ良いです。Spotifyとかで聞いてみてください。
最新のPVもちょっと凄すぎ
日本上陸前にOASISを見つけていた
好きだったクリエイションという音楽レーベルから「オアシスという期待の超大型新人」がデビューしたらしい、という噂だけが洋楽好きの間で話題になっていました。まだ日本盤すら発売されてなかったし、ネットもなかった当時はどういう音楽か知る術はなかったのですけど、とにかく“騒がれ方が尋常じゃなかった”んですよ、オアシスのデビュー時って。
なので日本盤が発売される前にチェックしなきゃと思い、輸入盤を取り扱ってる店に買いに行きました。
レジに持っていったとき、仙人みたいな店主のじいさんが「このバンドはこれからすごいことになるよ」って言ってて、「ほんとですか~?」って笑ってたんですけど、日本盤が発売されるとほんと瞬く間に超人気になってました。まさかこんなに有名になるとは……
同じパターンでアシッドジャズっていう音楽レーベルから「期待の超大型新人」としてデビューしたジャミロクワイも輸入盤で買いました。
こういう、後に誰もが知ることになるバンドのデビューに立ち会えると、あの時代に生きてて良かったな~って思いますよね!
読切の時点で、爆売れマンガになることを確信
今や世界的な大ヒットマンガになった「ダンダダン」ですが、第1話が始まるどころか、それ以前の読切作品「山田キキ一発」の時点で、「あ、この作者はヤバいぞ」と確信していました。もちろん、僕以外にもそう思った人はいっぱいいるだろうし、だからこそ、今のような大ヒットにもつながったんだと思うのですが……まあ、今日くらいはこういうこと言ってもいいじゃないですか。
いざ連載が開始したら、そんな僕の予想を遥かに越えて面白かったんですが、今でも「俺は、読切の頃から目をつけてたもんね」と思うことで、なんかちょっといい気になっています。
その読切作品は、今でもジャンプ+で読むことができるんですが、現状ポイントを消費しないと読めないので、そのへんにも勝手にプレミア感を見出して悦に入っています。
連載作品もいいんですが、読切作品を読んでいると「あ……この人、そのうちとんでもないマンガを描くかも!」と思えるような才能とのぶつかる日があるので、今でも読切のチェックは欠かさないようにしています。
ニコニコ静画の時代から知っているマンガ
漫画家を目指してネットで4コマを投稿していた頃(持ち込みに行くのは怖かった)。ある日突然、ニコニコ静画に「女子高生の無駄づかい」というタイトルの漫画がアップされました。まだ閲覧数も100を超すか越さないかくらいだったのですが、読んでみるとあまりにも完成度が高く、そして面白く「またすごい才能が出てきちゃったあああ! 苛烈な競争社会いいううううあああ」と身をよじって絶望したのを覚えています。
それからあっという間に閲覧数は千を超え、一万を超え、やがて書籍化、映像化と有名になっていくのを「ああ、まあ、面白いもんな……」という気持ちで眺めていました。
いち早くデュエル・マスターズを始めた
小学生の頃、カードゲームといえば遊戯王一色だった地元のコミュニティで、初めてデュエル・マスターズのカードを買ったのは俺です。(デュエマ初の構築済みデッキの黒城凶死郎バージョン)買ったはいいものの周囲にデュエマを遊んでる人がおらず、遊戯王との異種カード対決で糊口をしのいでいたものの、気がついたらジワジワと広がり、いつしか勢力図はデュエマ優勢に塗り替えられていました。
ただ、皆がパックから引き当てたエースカードで牧歌的なデュエマを楽しんでいる中、俺は火の火力除去と闇の除去呪文を連発する除去コントロールみたいなデッキを使っていたのを今思い出しました。
当時の俺に「デュエマを皆に広めよう!」という善意はおそらくありません。
地元で自分だけがポケモンの魅力に気づいていた
雑誌で面白そうだなと思って発売日に買ったんですが、学校では誰も買っておらず…。ひとりで黙々とプレイしていて、通信交換などのゲームの肝のところはまったく楽しめなかったんですが、進化やタイプ相性などが楽しくて、ハマりこんでいました。
クリアしてだいたい図鑑も集め終わって、自分の中で飽き始めた頃に、ようやく周囲で流行り出しました。
途端に「ポケモンをすでにクリアしているやつ」という謎の存在として急にチヤホヤされ出し、さらに僕が持っていたのがバグを起こし放題の初期ロムだったので、その頃は幻だったミュウを大量に作りまくり、友達に配って悠々としていたのを覚えています。
未だにポケモンの新作が出たらやっていますし、シリーズは全部の図鑑埋めたりしてます。まだひとりです。
タピオカミルクティーの成長性
こどもの頃(30年以上前)にはじめてタピオカを食べて「おいしいけど、もっとどうかなりそうだな」と思ってました。当時からみんな「おいしい」って言ってましたしそこそこ流行ってましたが、もっとすごいことになると思ってました。まじで。それから時が経ち、いつのまにか味も食感も劇的な成長を遂げたうえに「めちゃうまミルクティー」のトッピングとして生まれ変わった姿をみて「ようこそ」と言ってあげました。まじで。
「ミルクティーだけでなく、フルーツティーとも合うんかえ!」
「ていうか、なんにでも合う万能かえ!」
と、いまだに褒めの言葉は止まりません。まじで。
このブームの火を消すことなく、もう一度我々で積極的にタピオカミルクティーを飲んでいきましょう。
まじで、改めてめちゃウマなので!!!
にんじん。
にんじんは美味しい口に出してそう言ったのは、僕が初めてだと思っています
細く切ってサラダにいれたり、薄く輪切り切って鍋に入れたり、乱切りにしてスープに入れたり、短冊切りにして焼きうどんに入れたり、元気な時はみじん切りにしてピラフに入れたり
こんなにオレンジ色でかわいい野菜、滅多にないぞ。そんで体にいいんだよ
そういうことを僕は口に出してよく言っています
お前が最初のはずないだろ。と、思う方もいると思います。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれませんね。そんなことより今年の夏は暑そうです。日焼け止め、もう塗ったほうがいいんだって
以上です。
皆さんの「自分だって、これ流行る前から知ってたぞ!」も、ぜひ教えて下さい。
普段は恥ずかしくて言えないかも知れませんが、今日くらいはいいじゃないですか。
今日はそういう日にしましょう。