こんにちは、会社の昼休みは誰ともランチに行かず、ひとり机でアニメを見る男です。今年で50歳になったので、50年の人生で好きなアニメのベスト10を発表します。

 

自分でも、知らんおっさんの好きなアニメを発表されてもなーとは思うのですが、50年もアニメを見続けてきたから間違いなくおもしろい作品であることは保証するので、気になる作品があれば、みなさんもランチの誘いを断って机で見てくださいね!

※今回はテレビアニメに限定しています

 

 

涼宮ハルヒの憂鬱|2006年

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▼あらすじ

入学時の自己紹介で「この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい」と宣言した不思議な美少女・涼宮ハルヒ。やがてハルヒが待ち望んでいた宇宙人、未来人、超能力者がハルヒのもとに集うが、当の本人であるハルヒだけはそのことに気づかない。実は彼らが集ったのはハルヒのある特殊な能力のためで……

▼感想

次から次へと巻き起こる宇宙レベルの超常現象や、ハルヒの能力の謎を巡るSF学園アニメ。毎度SF的不思議な出来事が起きるんですが、どんな超常より眩しい 青春という魔法 みたいなものを描いた学園日常モノでもあります。良い……学園モノは、良い……

毎回これでもかというほど賑やかで騒がしいのに、最終回が、主人公がひとり静かにストーブを受け取りにいくだけの「何もない回」なのも好き。完璧。

 

ハルヒたちが作中でよく集まってた兵庫県西宮市の喫茶店に行った時の写真。10年前くらい(現在は移転してます)

 

 

カウボーイビバップ|1998年

▼あらすじ

宇宙船「ビバップ号」に乗って旅する賞金稼ぎの活躍を描くスペース・ウェスタンアニメ。本筋はハードボイルドタッチだが、サスペンスやホラー、ドタバタコメディ、サイバーパンクなど様々な要素が入っている。

▼感想

かっこ良くてシリアスな話を描いた本筋も良いし、のんきな賞金稼ぎの日常を描いたギャグ回も全部良い。スタイリッシュだし作画すごいし音楽も最高だし、他人にアニメを勧める時はまずこれ。

・大好きな『カウボーイビバップ』についてただ語り合う会

ビバップについてはこちらで長々と語ってるよ!

 

カウボーイビバップ25周年記念展に行った時の写真(でっけーソードフィッシュとか展示してて最高でした)

 

 

化物語|2009年

▼あらすじ

高校3年生の阿良々木暦は春休みに怪異に巻き込まれて以来、クラスメイトや姉妹など次々に新たな怪異に出会う。体重を奪われた同級生の戦場ヶ原ひたぎを筆頭に、周囲に起きる恐ろしく切ない出来事の中、主人公は学園での日常生活を過ごすのだった。

▼感想

人の心の奥底に潜んだ怪異との戦いや人間ドラマを斬新な演出で構成した群像劇。キャラクターは全員魅力的だし作画は圧倒的に最高。怪異と日常とのバランス感が奇跡だった。尖った演出もかっこよかったなー。2024年7月から、新たなシリーズ『オフ&モンスターシーズン』が始まりますね!

 

阿良々木がブラック羽川と対決した場所、お台場の「夢の大橋」(往復30km自転車こいで見に行きました)

 

 

Fate/Zero|2011年

▼あらすじ

日本の地方都市・冬木市では、7人の魔術師が伝説上の英霊を召喚して争う「聖杯戦争」を繰り返してきた。聖杯には、戦いの勝者の願望を叶える万能の力があるとされるが、今までのところ聖杯の力を行使できた者はいないという。

▼感想

『Fate/stay night』の前日譚となる作品。stay nightは誰が魔術師なんだーとか、聖杯とはー?みたいな謎解きサスペンス要素も多かったけど、Zeroはそれぞれの正義や想いを胸に真っ向からぶつかる形が多くてすごい好き。騎士王アーサー、英雄王ギルガメッシュ、征服王イスカンダルの三者が問答するシーンとか特に良い。

あと戦闘シーンがめちゃめちゃに良い。バーサーカーの戦闘なんか全部良いし、ラストの衛宮切嗣×言峰綺礼の戦いは全アニメ史上でも10本の指に入ると思う。

切嗣の悲愴な願いと戦いも良いんだけど、頼りない学生ウェイバー・ベルベットが前を向く成長物語としても好き。

 

 

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX|2002年

▼あらすじ

西暦2030年。電脳やサイボーグによる複雑化した犯罪に対抗するため、内務省直属の独立防諜部隊として設立された公安9課―通称「攻殻機動隊」の活躍を描く。

▼感想

攻殻は押井守版(劇場版)が好きなんですけど、それとはまた違ったアプローチで、アニメ的というか、ドラマがメインで描かれててこれはこれで超好き。漫画版&劇場版の「人形遣い」に匹敵するといってもいい「笑い男」というカリスマを生んだの、単純にすごくないですか。

基本シリアスでありながら、極稀にくすっとくる笑いや日常を匂わせる発言(桜の24時間監視とか)があってそれもまた良し。

 

 

斉木楠雄のΨ難|2016年

▼あらすじ

超能力者の高校生・斎木楠雄は、平凡な生活を望みつつも、個性豊かな級友たちが起こす問題を超能力で人知れず解決する日々を送っていた。

▼感想

短い尺に話を詰め込んでいるおかげで、笑いのテンポがめちゃめちゃ良い!奇跡。(ギャグアニメが致命的に抱える「笑いとしてのテンポ問題」ってありますよね)

ずっとギャグを基調にしてきたのに、最終回近くではちょっとしんみりしてしまうのも、学園モノというシチュエーションと魅力的なキャラクターたちのおかげ。何周も見てます。主人公の父の演技(AKIRAの金田の声優)好き。

 

 

葬送のフリーレン|2023年

▼あらすじ

10年間もの旅路の果て、ついに魔王討伐を成し遂げた勇者ヒンメル一行。だが長命種のエルフであるフリーレンにとって、その旅は短いものであり、素っ気なく別れてしまう。50年後、ヒンメルの葬儀でフリーレンは自身がヒンメルについて何も知らず、知ろうともしなかったことに気付いて涙する。フリーレンは、人間を知るためと魔法収集のため新たな旅に出る。

▼感想

ストーリーも作画も良いし、劇中BGM(エバン・コール『Journey of a Lifetime ~ Frieren Main Theme』)がとにかく最高。

フリーレンラジオにエバン・コールがゲストで来た回めちゃ良いのでこれも聴いてください

10話くらいまで見たらもう一回1話を見直してほしい。1話の時点では視聴している我々にとってもヒンメルはよく知らん人だったけど、ストーリーが進むにつれて見えてくるヒンメルの心や旅の思い出を胸にもう一度見ると、心から「なんでもっと知ろうと思わなかったんだろう……」って思って絶対泣く。見て。お願い。

 

 

STEINS;GATE|2011年

▼あらすじ

小さな発明サークル「未来ガジェット研究所」のリーダー・岡部倫太郎は、偶然にもタイムマシンを発明してしまう。タイムマシンを巡る世界的な陰謀と戦いながら、現在の世界線の先にある絶望的な未来を改変することはできるのか……?

▼感想

三話くらいから、アクセルひと踏み一秒で0kmから500kmまで加速する化物マシーンのようにドラマが進む。途中で寝ることを許さないジェットコースターSFサスペンス。最初は主人公のオタっぷりが気持ち悪く感じるんだけど、回が進むごとに必死で奔走する姿に心打たれ、最終回間近ではもうカッコイイとしか思えなくなる。

 

 

ダーティペア|1985年

▼あらすじ

犯罪捜査官であるケイとユリは優秀である反面、時には力が入りすぎて周囲に甚大な被害を及ぼすことも少なくない。いつしか彼女たちは「ダーティペア」と呼ばれるようになった。今日も犯罪の影を追ってドタバタの日常が始まる……

▼感想

1985年のアニメ。主人公ケイとユリが魅力的で好きだった。

今見るとストーリーとかセリフとか古~と思うのですけど、オープニングは未だにめちゃめちゃ大好き。「アニメじゃないかのようにカッコイイOP」って山ほどあるけど、こんなに「アニメアニメしつつ、でもかっこいいOP」って珍しくないですか。

今見てもかっこいいこのOPを、40年前に初めて見た少年の胸中を想像してほしい。ガチで衝撃だった。40年先取りしてる。

 

 

弱虫ペダル|2013年

▼あらすじ

アニメやゲームを愛するオタク少年・小野田坂道は、ひょんなことから自転車競技部に入部する。クライマーとしての凄まじい才能を開花させながら、尊敬する先輩やライバルたちと共に自転車競技の世界にのめり込むのだった。

▼感想

自転車のおもしろさに引き込まれるのはもちろん、誰がインターハイ選手に選ばれるのか、なぜ走るのか、仲間たちの思い、ライバルたちとの死闘、といったドラマが熱すぎる。スピードや筋肉の負荷や息苦しさしんどさの描写が真に迫りすぎてて、ゴールするとこっちも「っぶはぁーーーっ!!!」ってなってしまう。見終わるとヘトヘト。

好きすぎて自分でもロードバイクを買ってしまった。いつか箱根の直線鬼と呼ばれたい。

・オススメの漫画を紹介し合うだけの日が、あってもいい。

弱ペダ(マンガ版)に関しては↑この記事で語っているよ!

 

最近行った超!弱虫ペダル展の写真。三年目のインターハイも熱くなりそうだぜ!

 

 

11位~20位(は?)

ベストテンと言っておいて申し訳ないのですが、50年見たアニメを10本に絞るなんて不可能なので、11位以下も作品名だけ挙げさせてください!!!すいません!!!!ちなみに写真は『ソードアート・オンライン』でエギルが営む喫茶店のモデルと言われる場所です!上野御徒町です!すいません!!

 

けいおん!|2009年

三年の文化祭演奏後、来年はもっとうまくやれると言う唯に、律が「私たちもう卒業だから次はないんだぞ」って言った瞬間みんな泣いてるシーン、ズタボロに泣けた

 

まちカドまぞく|2019年

ある日突然魔族としての血に目覚めた少女と、同じ町内に住む魔法少女たちとのほのぼの日常ギャグアニメ。登場人物全員良い子で好き。ギャグアニメなんだけど真面目なというか心の奥底に触れるような謎解きパートというか、そういう要素もあって良い。

 

ソードアート・オンライン|2012年

VRゲーム内に閉じ込められるシチュエーションの初見ハラハラ感やばかった。あとSAOの舞台となる仮想世界・浮遊城アインクラッドが崩壊するシーン……主人公たちを閉じ込めた悪い場所のはずなのに、夕日の中崩れていく城の美しさになんか泣いてしまった。

・「ソードアート・オンラインは名前だけ知ってる」人のための入門講座

 

無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜|2021年

緻密なストーリー構成と世界観設定。ムチャクチャちゃんと作り込まれてて良い。そういう、世界観を大事にしてるアニメは例外なく劇中音楽が良いですよね。そして作画が超美麗!ゴージャス!!!

 

蟲師|2005年

地味ながら、いや地味ゆえに心にスッと沁みる良作。今回の記事では「原作マンガの方がおもしろい作品」は除外したのですけど、蟲師に関しては、ちょうど、原作をアニメにした時の最高最適解という感じだった。雰囲気や音楽がまさにこれ!というか。

 

輪るピングドラム|2011年

独特の世界観と演出、極彩色の色使い。パッと見の印象からは想像もできない謎めいたストーリーも良い。家族を守るためとか自らの正義のために奔走し手を汚すキャラクターたちも好き。

 

宇宙船サジタリウス|1986年

主人公たちはスーパーヒーローでもなんでもなく単なる宇宙の配送屋。今でこそそういう設定も珍しくないけど、当時は単なる普通のおっさんたち(見た目は普通じゃないけど)がトラブルに巻き込まれたり逃げたりサボったり必死に戦ったりっていうのが斬新でかっこよかった。その後の人生にも影響受けてると思う。

 

新世紀エヴァンゲリオン|1995年

世代なのでもちろん超がつくほど好きなのですが、どちらかというと新劇場版のほうが好きなのでベストテンには入れませんでした(今回の記事はTVアニメ限定なので)。でも未だにTV版のラストがエヴァの核心を一番わかりやすく描いている気がしてて好き。

 

めぞん一刻|1986年

中学生の時に見て「大人の恋愛とか大学生の一人暮らし」ってこういう感じなのか~と憧れたけど、その後実際に一人暮らししたら美人の大家さんとかスケスケネグリジェ一枚で生活する隣人とか全然いなくて絶望した。ヒロインの音無響子がおっとりして大人な印象だったのに、今みたら中学生かよっていうくらいムチャなヤキモチ焼きでかわいい

 

とある科学の超電磁砲(レールガン)|2009年

主人公の持つイマジンブレイカー(あらゆる異能を打ち消す能力)ってレールガンシリーズのほうがうまく機能してる気がする。ヒロイン御坂美琴の、学園都市に7人しかいない「レベル5の超能力者」っていうのも、わかりやすくドヤァってなるから好き

 

 

まとめ

以上です。アニメって最高ですよね! では僕は今日も会社のデスクでアニメを見るのでこれにて失礼します!! ちなみに今期好きなアニメは

1)終末トレインどこへいく?

2)怪異と乙女と神隠し

3)忘却バッテリー

です。さようなら!

 

よかったらみなさんの「人生のアニメベスト10」も教えてくださいね!