もち麦
白米に混ざったもち麦がぷりっと弾けるのが楽しい!
大粒でちょっと無視できない存在感ですよね
そうそう、ちゃんとひと粒ひと粒噛みしめたいというか
さっさと飲み込むのはもち麦に失礼な気がする
わかる
なので、こう食べたい
米
あーーお米が足りない!
お米が少ないというよりも、盛りだくさんのおかずとの配分が難しい
子どもの頃、夕飯のおかずが1.5cmのミートボール4個だけの日が結構あって、ミートボール1個でごはん1杯食べてたんですよ。その頃からしたら
親泣かせの海苔弁……
お弁当っておかずでご米を食べ進めるってイメージなんだけど、この海苔弁はお米をおかずに合わせていく感じがするなあ
あの頃からは考えられない贅沢だ……
かつお節
というか、かつお節の香り、すご!!
あ! 香りがすごいのになぜか認識から外れてた
海苔の下に隠れてるし、パウダー状だし、目立たないんですよね
だから見逃してたのか
このかつお節なにが良いって細かいところが最高。他の食材の食感を邪魔しないんですよ
ステルスで職務をまっとうするプロだ
……こうして私たちはひとつひとつの食材を食べながら、丁寧に議論を重ねていった。
1時間かけてじっくり海苔弁を味わい、ついに完成させた。
できた……!
いちのやさん、これが私たちのお返事です!
まとめ
おいしかった~~
全部の食材にドラマがあった!
いちのやのは「良い海苔弁」として絶妙な値段設定ですよね
約1000円っていうのが庶民の贅沢って感じでちょうどいい
これ以上高いと、高級で珍しい食材が入ってきがちなので難解になってくる
そうなると海苔弁とは別物のお弁当って感じがしますね
はい、つまり、ここ(いちのや)が馴染みある海苔弁の天井だと思っていいのでは!?
……!!!
我々は海苔弁の天井を見た。
ひとつひとつの食材が上質で、だけど気取りすぎず、海苔弁らしい親しみやすさも忘れていない。
ちょっと贅沢したい日に食べたい、そんな海苔弁だった。
ごちそうさまでした!