プラモデルがあります。

 

 

輪入道(わにゅうどう)は、鳥山石燕の妖怪画集『今昔画図続百鬼』に描かれている妖怪。

夜な夜な街を徘徊し、その姿を見た者の魂を奪っていくという。昭和期以降の妖怪図鑑では見つけた相手を車輪で引きずり回しバラバラにしてしまうという設定が加えられた。

妖怪としては意外と有名なようで、トリコやワンピースに輪入道モチーフのキャラクターが出てくる。麻雀漫画のアカギにも出てくる。

 

 

このプラモデルは妖怪漫画家、水木しげる先生のデザインをもとにしたプラモシリーズの一つで

塗るプラ – 色彩を楽しむ新感覚ホビー 様々な彩色で、その彩(いろどり)が変わる | 株式会社ボークス (volks.co.jp)

 

 

 

(筑摩書房 妖怪獣 ゲゲゲの鬼太郎4より)

 

水木しげる先生の書かれた原作で輪入道は

 

(筑摩書房 妖怪獣 ゲゲゲの鬼太郎4 p265より)

ダイアモンド光線を使い、人をダイヤモンドにして食べる妖怪です。

 

 

(筑摩書房 妖怪獣 ゲゲゲの鬼太郎4 p267より)

輪入道によってダイヤモンドになった目玉おやじが出てきます。

 

私はこの目玉おやじが好きです。

 

なのでこの場面を作っていきます。

 

初めに主な材料から

 

先ほどのプラモに加え木の板、ボンドにやすりに厚紙、砂とウルトラダッシュモータなどです。

 

早速、輪入道を作っていきましょう。

 

こちら輪入道のランナーです。たった一枚でお手軽ですね。

ガンプラのランナーだったら設計図みたいでカッコよさがありますが、輪入道になると少し不気味。

 

これを分解し

 

一度組み立てるとこんな感じ。大きさは500円玉ぐらいですが、それを感じさせないほどの高クオリティ。

緻密な造形美を感じます。

 

ここにサーフェイサーという表面を整えるためのスプレー塗料を塗ります。

 

顔は肌を表現したいので薄い色に合う白色、車輪は木目をはっきりさせたいので黒色に塗りました。

 

ここからは筆を使い色を乗せていきます。

 

まず車輪の下地となる木と金を塗り

 

その上から半透明の黒い塗料を使用し、木目や影をはっきりさせます。ちょっと深みが増したような気がしますね。

 

車輪が塗り終わったら、輪入道から出る炎を塗装していきます。

 

黄色で炎を全体的に塗装していきます。下地の黒が透けて見えますが、なんか妖怪っぽい感じが出そうなのでそのままにしときます。

 

さらに炎の先端や溝にオレンジを入れ

 

オレンジの上から赤を塗り、グラデーションを作り、白を軽く入れそれっぽい感じにします。これで車輪は完成です。

 

後は残りの顔を同じように塗装し、いろいろと調整すれば、

 

輪入道プラモデルの完成です。なかなかいい感じ。造形がとてもいいので10時間ぐらいでカッコよく塗装できました。

 

これが裏側。輪入道の裏側って見る機会ないですよね。珍しそうなので覚えておくといいことあるかも

 

続いて輪入道の住処のジオラマを作っていきます。

 

まず黒い板を用意し

 

スタイロフォームという、発泡スチロールのような素材を使い大まかな形を取ります。

 

次に建物を作ります。

 

柱となる木の棒4本と

 

厚紙で箱を作り

 

組み合わせて建物にします。

 

こんな感じの建物を同じような方法で計3つ作ります。格子状の窓は紙やすりを使いました。

 

格子状に貼られた繊維に砂みたいな粒子がついているので、これがサビや傷に見え、古くなった金網などを表現するのに凄く便利です。

格子状に貼られた繊維についた粒子がサビや傷に見え、古くなった金網などを表現するのに凄く便利です。

 

建物が出来たら、輪入道と同じように、建物もサーフェイサーを吹き表面を整え、手を加えた土台に仮置きします。

 

遠近感が出てると信じて調整します。

 

配置が決め終わったら建物を塗装し雰囲気を出します。

 

ここまでくれば建物は完成間近。水木しげる漫画によく出てくるかやぶき屋根を作っていきます。

 

材料はこちら。でっかい刷毛。この毛を切り取り、屋根の形になるよう地道に張り付けていきます。

 

ほこらみたいでかわいい。

 

他の建物にも屋根を作り、いろいろと調整すれば、建物の完成です。

 

奥にあった塔みたいな建物は、合わない気がしたので置くのをやめました。

ジオラマは試行錯誤。思い切りも大事です。

 

ここまでくるとラストスパート。

メインのダイヤ化した目玉おやじを作ります。

 

材料はダイヤモンドみたいなキラキラしたビーズです。

 

このビーズの片側をやすりを使って平らにならし

 

赤色の宝石を取り付ければ目の完成。

 

さらにしずく型のビーズで体を作り、レジンで体の細部と手足を作れば目玉おやじの完成です。

 

親父らしい膨らんだお腹がこだわりです。

 

輪入道と比べるとこんな感じ。

少し大きすぎるかもしれませんが、調べてみると、人間の目玉の重さは7gに対して目玉おやじの体重は33g。こんなものかもしれません。

 

それでは最後の仕上げに輪入道が吐くダイヤモンド光線を作っていきましょう。

 

ジオラマの上部に輪入道を設置し

 

口からプラバンで作った光線を吐かせます。周りを光線の反射で白く塗るのも忘れずに。

 

最後に目玉おやじをおいてエフェクトをつければ。

 

完成です。

 

光線にはキュービックジルコニアという模造ダイアモンドを張り付け、エメラルドシュプラッシュみたいな感じにしてみました。

 

目玉おやじの周囲には小さく切ったプラバンを置いてエフェクトみたいにしてます。

 

 

目玉おやじ目線

 

というわけで、輪入道によってダイヤモンドになる目玉おやじのジオラマを作りました。時間に結構制限があったのですが、まあまあ満足いく出来になったと思います。後手を加えたいところはプラバンをきれいに切ることと、光の塗り方を自然にしたいぐらいなので、やりたいことはやり切れました。

 

 

 

しかし何か、一つ忘れていることがあるような……

 

なんだっけ……

 

そうそうミニ4駆用最強モーター「ウルトラダッシュモーター」を忘れていました。

ジオラマに組み込む予定でしたが、完全に記憶の片隅に捨てていました。

 

経費として落としたいので何かしないといけないですよね。

とりあえず

 

 

回してみますか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次回!!輪入道ミニ四駆を作ろう!!

 

 

 

 

しません。