──そう思ったことは、ありませんか?
ケーキ屋さんやおもちゃ屋さんなど、子どもの頃から「○○のお店屋さんになりたい!」という夢を抱いてきた方も多いはず。
メニューやお店のデザインなど妄想を膨らませるのは楽しいですが、実際にお店をもつ夢を叶えたとして、問題はどうやってお客さんを呼ぶか。
できればスマホ一つで、使い慣れたアプリなどを経由してアピールしたいですよね。
さらに欲を言うなら無料で始めたいし、年齢のかたよりなく日本人の多くがアクティブに使っているアプリを使いたい…。
そう、たとえば…
LINEとか…
架空のお店を持っちゃおう
こんにちは、オモコロライターのJUNERAY(ジューンレイ)です。
今回は「もし自分のお店を持ったらどうやって宣伝する?」というシミュレーションをしながら、LINE公式アカウントを使ってみたいと思います!
最凶のカニ
元気な殺人鬼みたいな立ち姿ですが、これはイマジナリー花屋の店主の装備です。
ライターになる前は実際に花屋で働いていたので、リアリティある店主を演じることができるはず!
架空とはいえ自分のお店が持てると思うと嬉しいですね。
一人で存在しないお店のLINE公式アカウントを運用したらやがて気が狂ってしまうと思うので、オモコロブロス編集長のかまどさんに事情を説明して、お客さん役をしてもらうことになりました。
睡眠時以外すべての時間をスマホを見つめて過ごしているそうなので、適任ですね。
というわけで、私は架空の花屋「Le Grande Lucane」の店主としてLINE公式アカウントを運用します。かまどさんはお客さんとして、それを評価してください!
お試しで運用してみるってことね。それはいいけど、ル・グランなんちゃらって何?お花の名前?
「Le Grande Lucane」はフランス語で「大きめのクワガタ」という意味です。虫が好きなのでね
意識の高い昆虫ショップか?
「大きめのクワガタ」よりいい言葉なんてないでしょうが。フランス語で書いたからオシャレだし、大丈夫ですって。
お店のサインも考えました♪ オシャレすぎちゃいますね♪
(昆虫食のラベルみたいだ…)
まあ、とりあえずこのお店とLINEで友だちになって、送られてくるメッセージを読めばいいわけね。
話が早いですね、よろしくお願いします。
とりあえず友だち追加っと。……え?
【虹色の輝樹液(にじいろのかがやきじゅえき)】
熱処理後のハリボーみたいなのが送られてきた。なにこれ?
友だち追加のお礼を伝えるあいさつメッセージも自由にカスタマイズできたので、一番いいやつにしておきました。
こういうときって、お店のクーポンとかが定番だろ。俺の知らないルールで店やってる?
これでいつでもお客さん(かまど)にメッセージを配信できるようになりました。自分が発信した内容が直接お客さんに届くと思うと興奮しますね!
いざ、運用スタート!!
LINE公式アカウントの機能を使ってみよう!
はじめてのLINE公式アカウントの運用なので、『LINEビジネス活用公式ガイド』を読みながら設定を進めます。
なるほど、トーク画面を開いたときに下部に出てくるリッチメニューをカスタムできるのか〜
LINE公式アカウントでよく見るこの部分
どうせなら、つい開いてみたくなりそうなメニューに変えてみようかな……。
お〜、さっそくJUNERAYさんのお店からメッセージが来た! リッチメニュー?…って、下に出てるこれかな?
画像も自由に設定できたので、こんな感じにカスタムしてみました
左のShop Cardってなんだろ。押してみよ
あー!デジタルポイントカードみたいなやつか!こんなのも作れるんだ。
スマホさえ持っていれば使えるデジタルカードだから、紙のカードを秒速でなくす平均的なオモコロライターみたいな人でも安心ですね。
もう一つのボタンは今週の花言葉かぁ。昔のガラケーにあったおみくじ機能みたいでいいね。
【タネツケバナ】
花言葉は「父の失策」です🌱✨
もっとかわいい花言葉を教えてほしかったな。
タネツケバナは繁殖力が半端ないので、植えてもない鉢植えから勝手に伸びてきます♪
怖いですね。
メッセージ配信&応答メッセージを使ってみよう!
LINE公式アカウントでよく使われる機能といえば、友だちになってくれた人に直接情報を届けられる「メッセージ配信」と、あらかじめ設定したキーワードに自動返信する「応答メッセージ」の機能。
使い方次第で集客orブロックにつながり、LINE公式アカウント運用の醍醐味といえるでしょう。
お店のLINE公式アカウントだし、新商品の入荷案内とか、商品紹介とかを配信してみようかなあ〜。
あ、メッセージも届いた。お花屋さんから入荷情報が届くと、お花のある暮らしって感じがしていいね。
なるほど。こういうやりとりもできるんだ。
黄色のバラの花言葉は
「嫉妬」
「薄れゆく愛」
です
黄色のカーネーションの花言葉は
「侮蔑」
「軽蔑」
です
教えてくれる花言葉が不穏すぎる。
怖っ!! 人工知能が描いた抽象画かと思った。
この花屋は俺たちの情緒をどうしたい???
応答メッセージの機能って、使ってみると楽し〜!でも、もっと友だちを増やして、たくさんの人にお店のことを知ってもらいたいな……そうだ!
LINEにチェーンメールの手法を取り入れるな
「友だち追加広告」とは…
LINE公式アカウントの管理画面上から、友だちを集める広告を出稿できる機能です。 友だち追加広告を活用するとLINE公式アカウントに見込み顧客を誘導することができ、そこからのコミュニケーションで商品の購入やサービスの利用につなげていくことができます。また、その後のエンゲージメントを高められるメリットもあります。
友だちを集めたいなら、呪いの力に頼るのはやめようってワケね…
お店の制作事例を配信するよ♪
〜翌日の社内チャット〜
評判が悪すぎるので、顧客(かまど)のアイディアを取り入れることにしました
こういうお仕事しました♪ みたいなのをメッセージで配信したらいいのか…なるほど…
お、さっそく制作例が送られてきた。こういうのが読めるとちょっと得した気持ちになるよな〜
花束は現金5万円入りなので、間違いなく仲直りできたことでしょう
そんな姑息な客情報は知りたくなかったよ。
よ〜し、どんどん制作事例を配信するぞ!
こちらの社長さんに贈るアレンジメントを制作させていただきました
ス…
よいしょ
!?
なに!!??
「何かお祝いなんですか?」とお伺いしたところ、「ただの嫌がらせです」とのことでした
花はすごいけど、嫌がらせの事例を配信しちゃダメだろ。
頑張ったんだけどな〜〜
ちなみに社長は「嫌がらせのわりには嬉しい」つってました。
アドバイスした俺が悪かったよ。JUNERAYさんはLINE公式アカウントの使い方以前に、人間との会話の仕方を学んだ方がいいです
ひひ サービスの自由度が高くて楽しいから好き放題しちゃったぜ。
LINE公式アカウントの運用がうまくいかない!そんなときは…?
LINE株式会社が公式にリリースしている『LINEビジネス活用公式ガイド』(発行:インプレス)。
そもそもLINE公式アカウントって「法人しか運用できないし、アカウント開設には審査がありそう……」と勝手に思い込んでいたのですが、実際は個人のアカウントからログインして数分で作れました。
この本はLINEのビジネス活用ノウハウがQ&A形式でわかりやすく解説されていて、LINEをビジネスで使いたい方や、もっとLINE公式アカウントを有効活用したい方にピッタリの一冊です。
今回参考にしたリッチメニューの作り方のページ
ここでは紹介しきれなかった、LINE公式アカウントの「アカウント開設方法」から「友だちの増やし方」「リピーターの作り方」など、店舗ですぐに活かせる集客・販促の具体的な事例のほか、「効果が出やすいクーポン配布方法」などの運用テクニックが満載!
ほかにもLINE内で広告を出稿できるLINE広告や、LINE上で店内注文や会員証などの機能をすぐに使えるLINEミニアプリの解説など、LINEをビジネス活用する上で知りたいことが何でも書かれていて、集客や販促を考えている方には必携の1冊となっています。
皆さんも『LINEビジネス活用公式ガイド』を使って、LINE公式アカウントをはじめとするLINEの法人向けサービスを活用してみてくださいね!!