おめでたいときに食べるものの定番といえば!?
そう、お寿司ですね。
寿(めでたいこと)を司るから『寿司』と書くらしく、誕生日や親戚が集まった日、なんならクリスマスまで、お祝い行事の度にお寿司を食べさせてもらいました。
筆者が8歳の誕生日を迎えたとき
まちのお寿司屋さんで出前を取ったときにだけ食べられる、あの桶に入った状態のお寿司『桶盛り寿司』は、スーパーのパック寿司や回転寿司の持ち帰りには無い特別感があり、家にあれがあるといつもワクワクしていました。
あの桶がお祝い事のめでたさや特別感を三割増ししてくれた、と言っても過言ではありません。
ということは、なんでもない日に桶盛り寿司を食べれば……普通の日が特別な日に変わるはず。
早速、近所のお寿司屋さんで桶盛り寿司の出前取っちゃお!!……という行動に出ても良かったのですが、私は最近自分でお寿司を握ることにハマっていまして、
久々にお寿司を握りました。60貫で原価2,500円くらい。 pic.twitter.com/0fcydz6u1r
— かんち (@zmukkuri) December 7, 2020
せっかくなので、自分で桶盛り寿司を作ることにしました。
桶と材料を集めよう
まずはあの桶をネットで注文。
5人前のお寿司が入る桶が送料別で2,410円です。
繰り返し何度も使えるしっかりした作りなので妥当な値段な気がします。
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どうせなら寿司ネタもいいものを使いたいよね!経費で買えるし、ウヒヒ!ということで、新鮮な魚介を取り扱うことで有名な鮮魚チェーン店『角上魚類』で調達してきました。
角上魚類 川口店は、平日休日問わず駐車場が常に満車。
中トロ、赤身、ぶり、いくら、赤えび、つぶ貝、うに等、私達家族が好きなネタを買いました。この量の材料があれば5人前の寿司桶×2、10人前は握れます。
酢飯を作ろう
まずお米を炊きます。プロは寿司に合った米の品種を選びますが、我が家はいつもコシヒカリしか食べないので今回もいつも通り。
炊飯は電気炊飯器でも土鍋でもなんでもどうぞ。
個人的には圧力鍋で炊くのが好みで、ご飯があまりに美味すぎて2ヶ月で体重が7kg増えたことがあるほど。ご飯の甘味が全然違うのでぜひ試してほしい!
炊く時は水は気持ち少なめで、この圧力鍋で炊く時は米1合につき水130ml・加圧時間3分で炊いています。
すし飯を炊く時は昆布を入れることが多いようですが、うちはいつも液体の昆布だしをぶち込んでます。塩味も含まれていて、これがあれば楽に確実に美味しくなる!
ご飯が炊きあがったらボウルなどにご飯を広げ、全体にすし酢をかけて、しゃもじで切るように混ぜます。
この写真の酢飯が茶色いのは、酒粕から作られた赤酢というコクのある酢を使っているからです。
特にこだわりが無ければ、すし酢は
・普通の酢(1合につき大さじ1)
・砂糖(1合につき小さじ2)
・塩少々(炊飯時に塩味のある昆布だしを入れた場合は入れない)
を混ぜたものでOKです。
寿司ネタを切ろう
シャリが完成したら寿司ネタを切っていきます。
柵を切りつける際は、基本的に筋に対して直角になるように包丁を入れていくのですが、ここは素人の私が写真で紹介するより、プロの動画のを見たほうが参考になります。
知ったようなことを書いて叩かれるのが怖いんだ。
はい、そうこうしているうちにネタを切り終えました。
写真だと見えませんが、ネタの鮮度が落ちないようにバットの下に保冷剤を敷いています。
これはおまけ情報ですが、有頭のエビは頭や殻を捨てずに取っておき、
グリルやオーブントースターでカリっと焼いた後に鍋で煮れば、香ばしい美味しい出汁が出ます!
そこに味噌を溶いてネギを浮かべれば、海老の味噌汁の完成!
海苔を切ろう
ネタを切り終えたら、次に細巻きや軍艦用に海苔を切ります。
お気に入りの海苔は、楽天で買えるこちらの「有明産 訳あり プレミアム高級焼海苔」。
去年この海苔の風味の良さとパリパリさに感動し、既に4回くらいリピートしています。どこが訳ありなの?というほど形がしっかりしていて、30枚入り送料込み1,111円。楽天の買い回りセールのタイミングで買うのがオススメ!
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それでは海苔を「細巻き用」「軍艦用」「玉子バンド用」にカットしていきます。
細巻き用にカット
海苔の一般的なサイズ「全形」は縦横で長さが2cmほど違います。長さの違いを見極めて、長い方をキッチンバサミなどで半分に切れば細巻き用の海苔が完成です!
この写真では横が長く、縦が短いので、長い方を半分にカット。
これで細巻きを2本作れます。簡単ですね。
軍艦・玉子バンド用にカット
軍艦や玉子に巻く海苔バンドも簡単。
先程カットした細巻き用の海苔を、このようにカットすれば完成!
玉子バンドは使わないなら食べちゃいましょう。
寿司を握ろう
そしていよいよお寿司を握ります。
しかしど素人の私が寿司の握り方を偉そうに講釈垂れるわけにはいきませので、これもプロの動画を参考にしてください。
私は叩かれるのが怖いのです。
参考動画:寿司の握り方
参考動画:細巻きの作り方
参考動画:軍艦の作り方
ひたすら握る
動画を見て、握り方を覚えたらあとはひたすら握ります。
空気穴を作って、
にぎにぎ
にぎにぎ
淡々とにぎにぎ
にぎにぎ
にぎにぎ
くるくる
きりきり
できた!!
酢飯を作るところからから完成まで、約80分ほどかかりましたが、なんとか出来上がりました。
プロだったらきっとこの半分以下の時間で完成すると思いますが、ど素人の私にはこれが精一杯。
5人前の材料費は、桶を除いて約3,000円くらいです。
次男が飛びかかってきて寿司をひっくり返しそうになったので急いで食べます。
どうどうどう??
長男「おいしい!!」
マグロが大好きな長男は大満足。
次男は生魚が苦手なので、別で握った納豆巻きと玉子をひたすら食べていましたが、こちらもおいしいと言ってくれてました。良かった……。
そんなわけで家族4人で自作の特上寿司5人前をあっという間に平らげてしまいました。
この桶の状態、幸せを吸い尽くした感じがしてすごく好き……。
是非みなさんも寿司桶を買って、なんでもない日を特別な日にしてはいかがでしょうか!
ちなみに使い終わった桶を「お菓子入れ」にしても特別感が出るかな?と思いましたが、
家族には不評だったのでやめました。
ごちそうさまでした。