どうもリックェです。
ところでみなさん
トム・クルーズ 好き?
僕は大好きです。
トム・クルーズ主演のスパイアクション映画「ミッションインポッシブル」とか見てると本当にタフで痛快。どんなに無茶苦茶したって死なないだろうって思いますよね。
でもね、トムも1人の映画俳優だから死ぬ作品では死ぬ。
それも命を軽んじられた挙句死ぬ。
(映画だけに)ポップコーン感覚で露と消える。
今回はそんな トムの命軽んじ系映画 3作品を紹介します。
大俳優の命が、なんでこんなに軽いの?
ネタバレありで紹介していますので、ご容赦くださいね。
オブリビオン
あらすじ
未来。エイリアンの侵略にあった人類は辛くもこれを撃退。勝利するも、人類の大半は荒廃した地球を捨てて脱出。トム・クルーズは地球に残りエイリアンの残党狩りのため、高度1,000mの上空から地上を監視する役目を担っていた。
たくさんのトムの命がないがしろに
トム・クルーズが悪役の映画 コラテラル とかもいい感じに散っていくんですけど、ここで紹介するには “トムの命軽んじ度” が基準に足りません。
というのもトムの命は1つ。どう軽んじても 命1つ分以上は軽んじられません。いわゆる“軽んじの壁”がありました。この限界の突破に挑戦した意欲作がこのオブリビオン。クローン技術によって生まれたたくさんのトムの命がたくさん散っていきます。
オール・ユー・ニード・イズ・キル
あらすじ
地球侵略を目論むエイリアンとの戦い。主人公のトム・クルーズは操縦方法もわからないままのパワードスーツに乗って初戦に出撃させられてしまい、あっけなく死んでしまうが、、、
トムの命を何度でもないがしろに
ラノベ原作のハリウッド映画ってことで話題になった今作品の肝は、トム・クルーズは死ぬと記憶をもったまま戦闘開始の朝まで時間が戻る、というタイムリープものだということです。
そのループは、90年代の高難易度のファミコンの様相を呈し、失敗から学ぶ、いわゆる俗に、死にゲー、覚えゲーと呼ばれるジャンルを彷彿とさせます。ゲームのように捨てられていく命。オブリビオンとは違った軽んジング・アプローチ。死ねば死ぬほど1回あたりの死はどんどんないがしろなものに。
インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア
あらすじ
18世紀末。最愛の妻を亡くし、絶望に暮れるトム・クルーズの前に現れた吸血鬼レスタト。彼によってトムも吸血鬼となり永遠を生きる者となる。現代のサンフランシスコ、インタビュアーを前にトムは自身の半生を語り始めた。
トムが死なない命でないがしろに
目まぐるしく変わる時代を生きる吸血鬼。
オブリビオンが「たくさん死ぬ」、オール・ユー・ニード・イズ・キルが「何度も死ぬ」ことで、相対的に命の価値を薄めてきたメソッドに対して、今作では死ねないことでトムの命を軽んじることに成功。
死ねない命もまた淀む。美しい夜の描写の中、生の時間を極限まで引き伸ばすことで命の価値は相対的に薄められていきます。
以上3作品。
トムの命が軽んじられている作品 でした。
こんなに軽んじられてるのになんでトムは怒らないの?
さて、おまけです。
以下は現在(2017年8月)公開中の映画、
ザ・マミー 呪われた砂漠の王女 2017です。
こちらまだ公開ほやほやなので、ネタバレはさけるとして
こちらのトムも「死なない呪い」的なやつを喰らう作品です。
週末、映画館で、どれほど軽んじられているのか確認しにいってみては?
がんばれーーートム・クルーズーー!!!