こんにちは、株式会社バーグハンバーグバーグのまきのです。

 

さまざまな動画ストリーミングサービスがグイグイとその勢いを伸ばしている中で、業界1位の座を守り続けているのが「NETFLIX」です。1998年から米国でサービスが始まったNETFLIXは2015年現在、全世界で6500万人が加入しているやばいサービスで「デアデビル」や「ハウス・オブ・カード 野望の階段」、「センス8」などのここでしか見れないオリジナル作品が数多く配信されているのが特徴です。

 

オリジナル作品はいっぱいありすぎるので置いといて、国内では劇場公開もDVDスルーもなく、NETFLIXでしか配信されていないという数奇な運命をたどった単品映画作品も数多く配信されています。今回はその中からいくつか面白いものをご紹介したいと思いますので、何かの参考にどうぞ。もう知ってるor他で見れるとかあったらすいません。私より詳しい映画好きの方は「浅い」と思うかもしれませんが、大目に見てください。

 

 

 

■きもいオッサンに狙われる恐怖！「クリープ」

クリープ

 

【あらすじ】

売れない映像作家のアーロンが、とある男からの依頼を受ける。なんでもその男ジョセフは重い病にかかって余命いくばくもなく、いずれ産まれてくる子どもに会うことが出来ないかもしれない。なのでまだ動けるうちに自分のありのままの姿を撮影してくれないか、と。そんな感じでアーロンは了承して山奥の別荘で彼を撮影し続けるが、だんだん「こいつ、めちゃくちゃ頭おかしいじゃん…やばい…帰りたい…たすけて…」ってなる話

 

一つ目は、「パラノーマル・アクティビティ」や「パージ」のプロデューサーが手がけた、人間が一番怖い系のホラー映画。とにかくこの人里離れた自宅で暮らすジョセフがま〜気持ち悪いんですよね。とにかく躁鬱が激しくて手がつけられないかと思ったら散歩中に山道を考えなしに突き進んだり、初めて会ったのに岩にアーロンとジョセフのイニシャルを刻んでハートで囲ったり、アーロンをコソコソ盗撮しまくったりと、とにかくきもい。挙句帰ろうとしたのに車の鍵も隠されて「せっかくの出会いだし酒でも飲もうよ！」って全然帰らせてくれないし…。な感じで、笑っちゃうぐらい気持ち悪いんですが、何故かそれがクセになってしまうという不思議な魅力に包まれております。

 

メインキャストも二人、舞台も山奥と完全に低予算ではあるのですが、「狂った人間の恐怖」が突き詰められた良作になっております。80分ぐらいで終わるので忙しい日本人にも最適！これから暑くなるので、ヒンヤリしてみてはいかがでしょうか。

 

【予告】

 

 

 

 

 

■シンプルな設定ながら熱い！「サイレンス」

サイレンス

 

【あらすじ】

人里離れた山奥の一軒家で暮らす聾唖の女性が、突然襲いかかってきた殺人鬼に80分間ノンストップで襲われ続ける話

 

こちらはめちゃくちゃシンプルな設定ながら、非常に面白い良作です。普段のコミュニケーションは読唇術と手話で問題なく過ごしているんですが、いかんせん耳が聞こえないという点が緊急事態にはとことん弱い！息が詰まるほどスリリングで80分間一気に突っ走ってしまう展開はお見事の一言です。

 

「どうせ何とかして勝つんでしょ？」と思いながら見てしまうんですが、どう考えても死ぬ〜！っていう状況からどのように形勢逆転していくかという流れもめちゃくちゃ熱いんですよね。女性の職業が小説家で、アイデアがわいてくる秘訣を聞かれた時に「勝手に頭のなかに色んな展開が映像で流れていき、最善のものを選んでいく」と序盤に話すんですよ。これが中盤に活きてきて「こういう風に逃げたらどうなる…？」→「こうなってこうなって死ぬ」、「じゃあこうしたら…」→「こうなって死ぬ」と様々な脳内シミュレーションを自動で行って、何が最善策かを消去法で導き出して、自ら切り開いていくという展開も非常に巧いなと思いました。

 

セリフもほとんど無いおかげで緊迫感も尋常ならざるものになっているこの「サイレンス」、かなりオススメなのでぜひ見てみましょう。ベッタベタなシチュエーションでここまで面白くできるのはスゴイ。

 

【予告】

 

 

 

 

 

■世にも奇妙な物語＋胸糞100億倍！「ブラックミラー」

ブラックミラー

 

【シーズン1-1「国家」のあらすじ】

人気抜群のスザンナ姫が何者かに拉致される。姫本人が涙ながらに犯人からの要望を代弁する映像がYouTubeにアップされるが、その内容は「英国首相が午後4時までに豚を犯す映像を全国に生放送してくれたら姫を解放する」という驚天動地のものだった…。首相、一体どうする！？

 

最後に挙げる「ブラックミラー」は、NETFLIXに加入したらまず最初に見て欲しい1話完結・全7話のドラマシリーズです。映画じゃなくてすいません。でも言いたくて…。

 

このドラマシリーズの最大の魅力は「世にも奇妙な物語」のようなストーリーに、ブラックユーモアと胸糞展開をグッツグツに煮込んだものを混ぜあわせ、さらに近未来のガジェットや世界観を加えた完成度の高いドラマとなっております。これが本当に最高でしてね…。1話の「国家」では、政府が犯行声明映像を削除しようとするも、拡散・複製アップロードが無限に行われていともたやすく全国民に知れ渡ってしまうという現代社会でも問題視される情報伝達の速さを皮肉りながらも、「AV男優を雇って、顔だけ首相のものにすり替える？」とか、「犯してる最中に早くイキすぎたら豚でめちゃくちゃ興奮してる変態首相みたいなレッテルが貼られるから、ある程度は我慢しつつ悲壮感を出してくださいね」という笑ってしまうような政府側の対応がめちゃくちゃ面白いんです。

 

さらにエピソードごとに様々なガジェットや設定が出るのも特徴で、シーズン1エピソード3「人生の軌跡の全て」では、目で見たものが全て記録され、自由に再生ができるチップが国民に標準装備されている世の中が舞台。人びとと円滑にコミュニケーションできるツールとなっていくんですが、時に「お前あの時こう言ったよな!? ほらこの映像見てみ、言ってるだろ！」みたいなエビデンスとなって些細なことで夫婦が衝突し、崩壊していくさまが描かれるという鬱展開に…。

 

でもその胸糞の悪くなるような展開にずっぽしハマってしまい、気がつけば一気に全エピソード見てしまいました。3シーズンまであるのに全7話というコンパクトさもオススメしやすいので、ぜひともご鑑賞ください。噂ではロバート・ダウニーJr（アイアンマンのおっさん）が映画化権を勝ち取ったとか何とか…。

 

【予告】

 

 

 

 

 

■気になったら見よう

新規加入すると最初の1ヶ月は無料なので、暇で暇で死ぬことしかやることが無くなった際にはぜひこの記事を思い出し、視聴し、そして死んでみてはいかがでしょうか。

 

それではさようなら。またいいのがあれば紹介します。