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こんにちは、ライターのギャラクシーです。疲れた顔に見えますが、本当に疲れています。

 

突然ですが、みなさんは「さつま揚げ」のことをなんと呼ぶでしょうか。

関西では「さつま揚げ」のことを「天ぷら」と呼びます。そして、そういった“練り物”の文化が非常に発達しています。

 

僕が育った兵庫県の尼崎には、『尼崎枡千(あまがさき・ますせん)』という有名な練り物の名店がありまして、そこの「天ぷら」がとにかくめちゃめちゃおいしいんです。

 

 

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尼崎枡千

住所:〒660-0884 尼崎市神田中通4-86
TEL:06(6411)0695 

営業時間:10時~20時

公式サイト

 

『尼崎枡千』は、江戸末期・安政の創業以来、150年を迎える練り物の老舗。尼崎のみならず、全国から注文が殺到する名店です。

阪神尼崎駅から徒歩数分、中央商店街にお店を構えています。

 

 

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老舗とか名店といっても、そこは庶民の町・尼崎市。気取ったお店ではありません。なぜならこんなにタイガースの旗が溢れかえってる商店街で気取っても意味がないからです。

 

 

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値札にご注目ください。決して高級な食べ物ではないので、尼っ子は食べながら商店街を歩いたりします。

 

 

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こちらが買ってきた「天ぷら」。魅惑的な油の照りが食欲をそそりますね。

なんか握りこぶしのようなダサい盛り付けになってしまいましたが、見てわかるとおり肉厚モリモリ感がハンパないため、きれいに盛り付けるのは至難の業なんです。

 

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・白天(190円)

 『尼崎枡千』の名物。コリコリとした食感のキクラゲがどっさり入っている

・ごぼう天(160円)

 個人的にはこれが一番おすすめ。ゴリンゴリンのごぼうが入ってて食感が楽しい

・平天(160円)

 中に何も入っていないノーマルな天ぷら。あっさりわさび醤油でいきたい

 

他にも、イカが入った「いか天(160円)」など色々な種類があります。

ただ、『尼崎枡千』の「天ぷら」は、新鮮なハモのすり身を主材料に、添加物を一切用いず作られているので、素材の味がわかるよう、できるだけシンプルなものを選ぶのがおすすめです。

 

さっそく、僕が一番好きな「ごぼう天」を食べてみましょう。

 

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ムモッ、モッ、ゴリボリン……

 

う~ん、これこれ! 噛もうとした歯を押し返してくるほど ムッチムチでブリンブリンの食感。その中に芯を通すように、ゴリッとしたゴボウが入っています。少々離れたところからでも「ボリッ、ゴリッ」と音が聞こえるほど力強いゴボウなんですよね~。この、両方主張し過ぎな食感のハーモニーがたまりません!

 

そして純白のハモのすり身は、ギリギリわかるくらいにほんの~り甘く、魚の旨味が凝縮されています(おでんに入れたらめちゃめちゃ良いダシが出る……けど、もったいないからそのまま食べる)。

 

うまい……やっぱうまいわ、枡千!!!

 

 

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はぁ、故郷が懐かしいなぁ……。

最近忙しくて疲れてるからかなぁ、尼崎に住んでた頃のこと、よく思い出すわ。

 

中学時代、一日に2回もカツアゲされたり、

 

工場でバイトしてた時はトラックにぶつかられて「邪魔やアホンダラ!」って言われたり、

 

叔父さんが2回、弟が3回、合計5回もバイクを盗まれた、あの故郷・尼崎……

 

 

 

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………………

 

 

 

……

 

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ロクな思い出なかったわ。

 

 

 

(おわり)

注:記事中の表現はライター個人の思い出です。現在の尼崎はクリーンで上品なモダン都市となっており、行き交う人々もハイソサエティーなエリートばかりです。

 


 

お店情報

尼崎枡千

住所:〒660-0884 尼崎市神田中通4-86
TEL:06(6411)0695 

営業時間:10時~20時

公式サイト

通販も可能ですよ!