こんにちは。46歳独身のヌルめアニメオタク、ゴトウと申します。
みなさん観られていたでしょう、日曜朝のお楽しみであるところの「プリキュアシリーズ」。2016年度作品「魔法つかいプリキュア」を終え、次回作「プリキュアアラモード」に期待がかかるところですが。
先日、横浜にある「DMM VR THEATER」なる劇場で、「みんなあつまれ!プリキュアフェスティバル プリキュア ON ミラクル♥マジカル☆ステージ」なるイベントが行われているという情報を得ました。
調べてみるとこの劇場は「ホログラフィック」という3D映像用を流すための施設らしく、いわゆる3Dメガネをかけなくても立体に見える映像が流れるらしいのです。
従来のメガネありきの施設では、サイズの関係で子供が見れないことが多く、これはなかなかに凄いことらしいと。
そしてプリキュアといえば、3Dで描かれたプリキュアたちのダンスがエンディングの恒例になっています。最新施設でのプリキュア3D。これは見に行かないわけにはいかない…!
しかしここでひとつ問題になるのが、僕自身がアラフィフの独り身ということです。
プリキュアに長い歴史があるとはいえ、やはりそこはお子様向けアニメというのが本流。家で見ている分にはなんら問題はありませんが、こういった外でのイベントとなると、自分のような独身中年男性の単独参加は、ちょっと肩身が狭くなりがちであります。
とは言っても、そこらへんは抜かりありません。自分が中年であることを最大限に活用して
「いや、娘がプリ…えっと、なんだっけ?プリ…キュ…そうそう、そのプリキュアってやつ。娘が好きでね~。どうしてもこのイベントに来たいっていうから、その付き添いとしてしょうがなくね。うん、しょうがないんだよね」
というフリをするのが常套手段です。もちろん独身で娘などいませんが、今回もこの手で行くか。
タイミングよく平日に時間が空いたので、前売りチケットを購入。
遠足前のお子様よろしくワクワクしながらサイトを見ていたら。「来場者プレゼント:モルフンぼうし」なる情報を発見。
ほほうこんな特典が…と思ってよく見たら、「3歳〜小学生のお子様限定」との注意書きが。
また…また子供だけか!
いや、さっきも言った通り、プリキュアの本流はお子様です。お子様受けのサービスをするのはなに一つ問題ありません。
でも、でもですよ。劇場版などでも、「ミラクルペンライト」を貰えるのは子供ばかり。大人だってプリキュア世界に浸りたいのに…。どうしてももらえないっていうなら、大人の力を使うしかない…!
というわけで今回、モフルンぼうしを自作してみることにしました。
文房具屋で画用紙とクレパスを購入。帽子の作り方は「紙 サンバイザー 自作」あたりで検索して
できたー!
ホームページの画像をプリンタで出力なんていうお手軽な方法は取らず、あくまで手作り!
偶然ですが、クレパスを使ったおかげでモフモフ感が演出されていい感じになりました。
若干力尽きていますが、プリキュアたちもちゃんと描いてあります。あらかじめ買ってあったまほプリTシャツも着込んで装備は万全!
いやー、娘の付き添いでしょうがなく…
てな感じでイメトレも完璧!横浜向かうでーー!!!
いざ、プリキュアの世界へ…
会場であるDMM VR THEATERは、横浜駅から歩いて数分。ついたー!
会場に入ると、いきなり等身大の歴代プリキュアさんたちがお出迎え!普段はニヒルを気取っている僕ですが、さすがにニヤつきが止まりません。
正直、会場の広さはそれほどでもないですが、プリキュアだらけの空間にテンション上がりすぎて死にそう。しかしここで屍を晒すというのもプリキュアに迷惑がかかる。死ぬわけにはいかない。呼吸を整えて、落ち着いて…
きたー!ハトプリ!マリン!マリン好きー!マリンに会いたくて来たんだよー!

「えー?んなこと言って、まほプリのTシャツ着てるじゃん」

「え?あっ…!ち、違うんだ!これは、その」

「やっぱり新しいプリキュアが好きなんだね。ふーんだ」

「違うって!間違い!そう、これは間違えて…」

「なーにが間違いだって?そんな言葉に騙されないんだから!」

「本当なんだ!待ってくれ!」

「もう知ーらない。じゃあね~」

「待って…待ってー!まっでーー!!!」

「……なーんて、冗談だよ~!」

「まっで…ま…え…?ま、マリン…?」

「会いに来てくれて嬉しいよ~!」

「マリン…マリン!」

「さあ、せっかく来たんだし、今日は…めいっぱい楽しむっしゅ!」

「よ、よーし!行くぞー!」
てな感じのひとり小芝居で軽く涙ぐみつつ、会場のお姉さんにお願いして写真を撮ってもらうことに。す、すいません!シャッターお願いします!
「あ、はい」
「あ、こっちでもお願いします!モフルンぼうしも作ってきたんで!」
「え?あ…、は、はい」
娘の付き添い設定も忘れて終始笑顔のワタクシ。若干いぶかしげなお姉さん。
約束の地
そんな感じで屋外のパネル類を満喫してシアタールームに入ると、グッズやフードも売っています。最高~!ここに住む~!
そんな感じでひとりキャッキャ騒いでいる間に、3D映像の上映時間になったのでシアターに入ることに。
すると…入り口で、ミラクルライトっぽいものを渡されます。こ、これは…?
通常、プリキュアの劇場版では、来場者にミラクルライトというペンライトが配られます。
劇中でプリキュアがピンチを迎えた時などに、そのペンライトを振って応援するという仕掛けなのですが、モフルンぼうし同様、こちらもお子様のみ配布というのがお約束。我々中年が劇場版を観る時は、心のプリズムライトを振るしかないのです。
しかしこの場では、大人にも応援アイテムが配られる!まったく想像していなかったサプライズにまた涙ぐむワタクシ。
おじさんの分をわきまえて後方に席を取り、いよいよ映像開始! 3Dのプリキュアたちが現れてステージを盛り上げる!
ネタバレになるので全部は言いませんが、とにかく最高! ストーリー的には、まほプリの3人以外にも…? うひょー! ぷいきゅあー! がんばえー!
そんな感じで15分ほどの3D映像を満喫。夢見心地のままシアターを出て会場内をうろつくと、何やら「妖精をつかまえよう」というコーナーを発見しました。
こちらは、会場内に用意されているスクリーンの前に立つと、自分の動きに対応して、画面内を手のアイコンが動き回るようになります。
そのアイコンを操作して画面上から降りてくる妖精をタッチし、3匹捕まえると画面にプリキュアが現れる仕組みだとか。ほうほう。
ちなみにどのプリキュアが現れるかは、3匹目に捕まえた妖精に依存するそうです。つまり、自分の贔屓にしているプリキュアを見たかったら、その妖精を3匹目に捕まえればいいということか。よっしゃーハートキャッチかスマイルを…
とか思ってたのに「好みの妖精をじっと待っている独身中年男性」というアナーキーな絵面を作ってしまうというプレッシャーに負けて、早々に降ってきた妖精を捕まえてしまいました。ハピネスチャージか。う、うん。ヒメかわいいよね…。
あとは会場内に点在しているスタンプラリーのスタンプを集め、また一通りパネルを見て会場を後に。いやー満喫した!
やはり3Dとプリキュアの相性はバツグンだったし、ミラクルライトも振れました。
なんていうか映像だけではない「プリキュアランド」とでも呼ぶべき充実感。これは次のプリキュアの3D映像も期待すべきじゃない?やってくれるんじゃない?などと思ってDMM VR THEATERのサイトを眺めていたら
http://vr-theater.dmm.com/schedule
え? 次はアイカツだって? 絶対! ぜ~ったい行く〜!!!
おわり