プーニムパッポンカリーが美味(おい)っっっしすぎる。
プーニムパッポンカリーのフリー画像がありませんでした。悲シンハービール…。
プーニムパッポンカリーとは、殻が柔らかくてそのまま丸ごと食べれるカニ(ソフトシェル)をカレー粉で味付けして炒めたタイ料理。
出会いは職場の飲み会でタイ料理屋さんへ行った時の事。先輩が頼んだそれを一口もらったのですが、これが もんげ〜〜〜〜美味い!!
タイ料理特有の様々なスパイス香るカレー味と、ふわふわのたまごとシャキシャキ野菜がたまらねえ。そしてメインの殻ごと食べれる柔らかガニ(ソフトシェル)が…もう、本当に、最高なんです……。
ただ、高い。
ハーフサイズを用意してるあたりお店側も気づいてる、その高さに。
「そんじゃあ家で作るわ!」って意気込んでも柔らかガニ(ソフトシェル)なんてライフや東急ストアには売ってない。
ただ、どうしても「プーニムパッポンカリー」を安く食べたい気持ちだけは変わらない…!
というわけで…
柔らかガニ(ソフトシェル)を使わずに作る!”安価”プーニムパッポンカリー作りにチャレンジします!(”作り”が2つ入ってるけど、どうしたらいいかわかりません!あなたならどうする!?)
ちなみに、こちらのチャレンジはオモコロブロスにて連載します!
安くて美味いプーニムパッポンカリーが出来るまでの様子を見守っていただけると幸いです。
第一回・かにかまパッポンカリー
これは余談なんですが、「プーニムパッポンカリー」というのはタイ語で、
「プー(カニ)」
「ニム(やわらけえ)」
「パッ(炒める)」
「ポン(粉)」
「カリー(カレー)」←なんかウケる。
と、いう意味らしいです。
それでは作っていきましょう。
今回使う食材はこちら
「かにかまで作るかにかまパッポンカリー!」
《大食漢なら一人前》
一番安いかにかまー3パック
小さい玉ねぎ小ー1個
ピーマンー2個
パプリカー1/2個(なくても良いや)
セロリー2/1本
卵ー3個
【調味料】
A:ナムプリック パオー大さじ1(めっちゃ大事。あとで説明します)
A:オイスターソースー大さじ1
A:醤油ー大さじ1
A:カレー粉ー大さじ1
A:砂糖ー大さじ1(小さじ2とかでもいいかも)
A:味の素ー小さじ0.5(2〜3振りのイメージ)
B:鶏ガラスープー200cc
B:ココナッツミルクー125cc(余らせるから粉末を買おう)
こんなところです。
今回はお得意のコンピューターを駆使し、様々なレシピをみて直感的に感じたのですが、こちらの特殊調味料「ナムプリック パオ」が味の決め手ということで、これだけはカルディにも売っていたので本場の物を使っていきたいと思います。
「ナムプリック パオ」とは、「干しエビ」「タマリンド」「にんにく」「トウガラシ」を油で炒めて塩と砂糖で味つけした、タイの代表的な調味料。トムヤムクン等にも欠かせないんだとか。
「タマリンド」って何?
そして、柔らかガニ(ソフトシェル)の代わりに使うのはこちらの「かにかま」
第一回という事で、かにかまの中でも最も安い物を選びました。ちゃんと美味しくなるんですかね?
というわけで、うだうだ言ってないでクッキングスタート!
1・下準備
まずは野菜を切って準備しますか。
玉ねぎはくし切りにきります。くし切りってのは家のカレーに入ってる玉ねぎの形ですね(多分)。
こんな感じ。まぁ、テキトーでいいですね。
次はパプリカとピーマンを細切りで切っていきます。パプリカは高いから全然ピーマンだけでもOKですし、1/2って書いてあるけど一個まるまる使っちゃってもいいと思います。
半分にしたパプリカ。
こういう画像、あったなぁ〜。ジョジョのキング・クリムゾンのエピタフみてぇだな。
そうでもねえか(笑)
あとはにんにくをみじん切りに、セロリは食感が感じれそうな大きさに切れば野菜の準備は完了!
準備、かなり簡単。ただ…
これは私事なのですが、換気扇が壊れててマジクソ暑くてイライラしました。二重顎だし本当にキレそうだぞ。
2・調理
油をひいたフライパンににんにくのみじん切りを加え、いい感じ(匂いが出るまで?)に炒めていきます。火は弱火。
弱火でジウジウやってる間に、かにかまのフィルムをちゅるちゅる剥いて準備します。
本当にかにかまでカニの料理が出来るのか…?ちょっと匂いでも嗅いでみるか。
え〜〜???
カニの匂い、全然しません。
マジで大丈夫かな(料理の記事におじさんの写真がバンバン映ってる件も込みで)?
にんにくからいい匂いがしてきたらフライパンにかにかまを加えて炒めます。
赤が赤っ!
かにかまの形は特に気にせず、「バラバラになってもいいな」と思いながら火にかけ、玉ねぎを追加します。
もう、後はカンタンです。
調味料のBを入れます。
赤が出ちゃってるな。
次は調味料のAを入れていきます。ほとんど大さじ1だからカンタンですね〜。
味の決め手と言われている「ナムプリック パオ」。蓋開けたらかなり臭いです。こりゃ味決まるだろうなって臭いが出てる。
まずはこれを大さじいいれてー、次にその他のオイスターソースとか
あ。
おいおい・・・。
ははっ(笑)
・・・。
ちっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっxkくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なじみが無くてかなりクサイ調味料ぶち落としたああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
一回落ち着こ。
よしっ!
もう、ゴールはそこまで!
気を取り直して調味料Aとピーマンを加えます。
あれ…?かなり美味そうじゃない…!?
あとは、火を強火にして空気をめちゃめちゃ入れながら溶いた卵を…
固まらないように勢いよく混ぜて、
中火に戻してセロリをある程度炒めたら…。
完成っ!
なんだか美味しそうだし、それっぽい!
3・実食
それでは、カニの代わりに「かにかま」で作ったプーニムパッポンカリーを食べていきたいと思います…!
普通に匂いも美味そうだが、果たして…!
いただきます!
もぐもぐ・・・。
・・・!
あはははははははは!!!
うまい!
かにかまパッポンカリー…。めちゃ美味っス…。
もう、プーニムパッポンカリーの味そのもの。
当初はカニの味が出ないから安っぽいかに玉みたいになるんかなぁ…。と思ってましたが、否!激烈うめーでやんの。
ナムプリック パオがおそらくめちゃめちゃいい仕事をしてるんですが、くせー匂いは一切しません。
スープもカニが入ってないのに良い出汁が出てる気もするし…。
野菜もシャキシャキで美味いし…。
たまごもふわふわでウケちゃうし…。
こりゃ…もう…。
3Dピースです!
4・次回、最終回。
かにかまで作るプーニムパッポンカリーは、まさかの大成功で幕を下ろしました。
しかし、僕がお店で食べたプーニムパッポンカリーのカニは揚がっていたので、次回はその食感を安価で再現してみようと思います。
是非、次回もご覧ください!