※本日の企画はオンキヨー&パイオニアの提供でお送りします

 

 

こんにちは。ヨッピーです。

 

みなさんは音楽、聴いてますか?

 

 

pioneer private XDP-20

http://pioneer-headphones.com/japanese/dap/xdp-20/

今回、Pioneerのオーディオプレーヤー「private」シリーズの宣伝を依頼されましてですね、なんでもその新商品は「とにかく音質にこだわっている」ことが特徴で、ハイレゾ音源に対応しているのはもちろん、ネットラジオなどストリーミング放送にも対応しており、操作性も格段に向上しているのだとか。

 

そしてその話を聞いた僕は思いました。

 

 

 

「音質って、なに!?」

 

いやホントに。

 

世間では音質にこだわりすぎて「マイ電柱」を敷地に立てたり、
ン百万円もするスピーカーを買って「オーディオ沼」にどっぷり浸かるような人達も居ますが、個人的には「別にそんなに変わらなくない?」って思わなくもありません。

 

本当に~! 音質って~! なんなんだ~~~~!

 

 

 

オーディオプレーヤーの宣伝をする人が『音質ってなに?』って言うのはさすがにヤバいのでは?

※今回の撮影には、ブロス編集部のダ・ヴィンチ恐山が同行しています

 

僕もそう思ったんだけど、メーカーさんが『音痴耳のヨッピーさんでもわかるくらいに違います!』って豪語してくるし、良い機会だから僕も音質の違いがわかる男になろうと思って。

 

音痴耳っていう単語を初めて聞きました。

 

 

とは言え、僕一人で音質の違いがわかるようになんてなれる気がしないので、今日は助っ人を用意しました。友だちにちょっと音楽をカジってるやつがいるので。

 

音楽をカジってる』程度の人で大丈夫なんですか本当に。

 

 

 

「あ、どうもこんにちは!」

 

 

 

「ヨッピーさんの友達で、ちょっと音楽をカジってる菅野(かんの)です!」

 

 

 

よっ! 待ってました! まあ恐山は菅野ちゃんの事を知らないだろうから、菅野ちゃんについてざっと解説するね。

 

 

 

菅野祐悟(かんのゆうご)

東京音楽大学卒。在学中から映画やテレビCM、アーティストへの楽曲提供などを行い頭角を現す。現在では映画、ドラマ、アニメなどの楽曲を提供するほか、自身が指揮をとるコンサートを開催するなど精力的に活動中。提供した楽曲が使用されている主な作品は……、

 

 

【映画】

踊る大捜査線 THE FINAL

新たなる野望
容疑者Xの献身

真夏の方程式(※福山雅治と共同)
昼顔

3月のライオン

麒麟の翼~劇場版 新参者~

亜人(実写映画版)
劇場版 PSYCHO-PASS

謎解きはディナーのあとで
カイジ2 人生逆転ゲーム
アマルフィ 女神の報酬

幕が上がる

僕の妻と結婚して下さい

ラストレシピ

 

 

【テレビドラマ】

軍師官兵衛
SP

MOZU

ガリレオ
昼顔

花咲舞が黙ってない

東京タラレバ娘

ウチの夫は仕事ができない

ラストクリスマス

不毛地帯(※坂本龍一と共同)

謎解きはディナーのあとで

ハケンの品格

ホタルノヒカリ

安堂ロイド

 

 

 

長い長い長い長い!

 

 

【アニメ】

PSYCHO-PASS

ガンダム Gのレコンギスタ

亜人

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない

グランクレスト戦記

BATMAN NINJA

 

 

 

だから長いんですって! カメラ目線もやめてください!

 

 

言っておくけど、これでもマジで一部抜粋って感じだからね。他にも死ぬほどあるから!

 

 

なるほど、菅野さんがすごい人だっていうのは十分わかりました。

 

 

 

ちなみに、菅野ちゃんとはすごい昔に飲み屋で知り合って意気投合したんだけど、菅野ちゃんがそんなにえらい人だと全然知らなかったから、こんな感じで頭をパシパシ叩きながら「ほら、もっと飲めよ~!」とかやってたのよね。

 

 

別にいま再現しなくてもいいです。

 

 

プロの仕事ぶりを見よう

 

そんなわけで今回の企画、「音質のなんたるかを勉強しよう」がスタートしたのですが、企画について菅野さんに相談した所「どうせなら機材がそろってる所でやった方が音質の違いがわかりやすいから」という事で菅野さんが仕事で利用しているスタジオの一角を借りて現在撮影中であります。

 

こんな所来た事ない。

 

 

 

そして本番の真っ最中。フルートなど演奏者の方々が順番にパートを演奏して録音してゆく。当たり前だけど全員死ぬほど上手い

 

すげぇ! ちょっと感動的ですらある……!

 

 

 

すいません、もう少しで終わるんでちょっとお待ちください!

 

 

やーでもこんな本番なんて大事な時にお邪魔してて良いんですか……?皆さん一生懸命練習して来てるんでしょうに……!

 

 

いや、皆さん練習はそんなにしてないですよ。現場で楽譜を渡して、2テイクくらいテストしてそのまま本番です

 

絶句。

 

そんな人達に菅野さんが「〇〇の部分の音程を少し下げてもう一度お願いします」みたいな指示を出してゆくのだけど、正直僕には違いが一切わからない。

 

普段はオーケストラなどに所属しているプロの人達がこうやって演奏し、録音したものを編集する事でドラマや映画の音楽は作られるそうです。なるほど、プロってやっぱりすげぇな……!

 

 

実験スタート

 

そんなわけで無事に本番を終え、いよいよ企画がスタート!

 

 

 

ええと、やっぱり音質についてわかりやすいのはMP3ハイレゾの差、ですかね。画像で言えば、画素数が多いほど綺麗に映るのはわかりますよね?

 

※MP3……オーディオ信号をデジタル化する方式のひとつ。圧縮率が高いわりに劣化が少ないので普及した。

※ハイレゾ……ハイレゾリューションオーディオの略。周波数ないしビット数がCD音源と比べても高く、音質が良いとされる。

 

 

100万画素と1000万画素の差、みたいな。最近だとHD画質とかもありますね。

 

 

そうそう。あとは動画だとフレーム数ってありますよね。秒間30コマ動く動画より、秒間60コマ動く動画の方が滑らかに動くっていう。

 

 

その辺はわかります。僕ゲーマーなんで。

 

 

音質も似たようなもので、MP3だと圧縮してあるのでデータ量が少ないんですよ。逆にCDよりも音質が良いって言われているハイレゾはデータ量が断然多いので、そのせいで音の滑らかさなんかに違いが出るんです。もちろん元のデータ量の差以外にも音質って他にいろいろ要因があるんですけど、この辺の差は聴き比べたら一発でわかりますよ

 

 

いや、それが僕、今回の企画にあたってハイレゾ音源をmp3に変換しながら聴き比べてみたんですけど、一切わからなかったんですよね

 

 

ああ、パソコンのスピーカーくらいなら確かに差は出ないかも。プレーヤーやヘッドフォンが性能においついてないと音の差ってわかりづらいので。このスタジオのスピーカーなら絶対わかると思います。

 

 

 

そんなわけで僕が事前に用意した音源を、MP3とハイレゾで聴き比べてみる。

 

まずはRADWINPSの「前前前世」から。

 

 

~ MP3で視聴中 ~

 

 

いいですか。この感じを覚えておいてください。次はハイレゾで流します。

 

 

わかりました。

 

 

~ ハイレゾで視聴中 ~

 

 

ね? 全然違うでしょ? 音の滑らかさとか、クリアさが違いますよね?

 

 

いや、まったく同じに聴こえます。

 

 

爆笑する二人。

 

 

えーっ⁉ ウソですよね!? 全然違いますよ⁉

 

 

いや逆に『そっちがウソだろ!』って思ってますよ!マジで全然わからん……!

 

 

マジか……! どうしようかな……! この前前前世の前奏の、シンバルのシャンシャンっていう部分なんかは明らかに違うんですけど、そこにちょっと注目して聴いてみてください。

 

 

~ 耳に集中して聴き比べ中 ~

 

 

いや、まったく同じですね

 

 

えーっ! どんな耳してるんですかアンタ!

 

 

僕、味覚もそうなんですけど、いわゆる『感覚』みたいなものがめっぽう弱くて……!

 

 

うーん、別の曲で試してみましょうか……。

 

 

~ 宇多田ヒカルの「花束を君に」を聴き比べ中 ~

 

 

あーーーーーーーーー! わかった!

 

 

おお!わかりましたか!

 

 

そう! 完全にわかりました! なんていうか、ハイレゾは音に厚みがあると言うか広がりがあると言うか、コクがある感じです! それに比べるとmp3はちょっと薄っぺらい気がします!

 

 

そうそう! そのコクって表現はよくわかんないですが、だいたいそんな感じです! あとは音質もクリアですよね! MP3は薄い紙の膜がかかっているような聴こえ方です!

 

 

それはちょっとわかりませんけど……。

 

 

なんでわからないんですか……。

 

 

これ、テンポの早いロックっぽい音楽より、こういうゆっくりした曲調のボーカルの方がわかりやすいですね。

 

 

それは確かにそうかもしれません。クラシックのオーケストラなんかもわかりやすいです。

 

 

~ Michael Jacksonの「Beat it」を聴き比べ中 ~

 

 

あー、これもわかる!MP3は出だしの無音の時にザーってノイズが入ってる!

 

 

あ、これはハイレゾとかあんまり関係なくてマスタリング時のノイズの切り漏れっぽいですね。たまにあります。

 

 

なんだそれ。

 

 

 

何度も何度も聴いている内になんとなくわかってきた僕。

 

「ハイレゾは音にコクがある」というのは我ながら良い表現だと思ったのですが、菅野さんには全然ピンと来ていなかったようです。

 

 

 

いやー、でもでも僕、わかってきたような気がします! ゲームも最初30fpsでやってて別に違和感なくても、60fpsに慣れちゃうと30fpsで動かしたときにちょっとカクカクするのが気になったりしますもんね。

 

 

そうなんですよ。ハイレゾに慣れてしまうとMP3で聴いた時にちょっと違和感があったり。いやー、ご理解いただけてよかったです!

 

 

よし! これで今後は「音の違いがわかるライター」を名乗って行こうと思います!

 

 

それはやめといた方が良いと思いますよ。オーディオはガチ勢が怖いから

 

 

そんなわけで……

 



音の違いが少しはわかるライター」こと僕がpioneerの新製品「private XDP-20」のレビューをしたいと思います!

 

 

pioneer private XDP-20

http://pioneer-headphones.com/japanese/dap/xdp-20/

XDP-20は「持ち運びに便利で、使いやすく、高音質再生ができるオーディプレーヤー」を目指して開発されている。

圧縮音源やCD音源はもちろん、ネットラジオ、ハイレゾまで幅広く対応。

400Gまで対応のmicroSDスロット×2を搭載しているので最大で816Gまで楽曲を持ち運べるぞ。
ハイレゾ音源なら約6000曲!


また、高音質に定評のあるESS社のDAC「ES9018C2M」とアンプ「SABRE 9601K」を2基ずつ搭載し、クリアで広がりのあるサウンドを実現。
更に5段階で低音の調節が可能なBassEnhancer機能のほか、10バンドイコライザも搭載!

お好みの音質で音楽を楽しめるのでぜひ大手家電量販店などで視聴してみてほしい!

 

 

pioneer private XDP-20

http://pioneer-headphones.com/japanese/dap/xdp-20/

パソコンとの接続はmicroUSBを使用し、ケーブルで繋いでドラッグ&ドロップするだけで簡単に楽曲の転送が可能!シンプルな画面操作で直感的にすぐ使えるぞ!
ユーザーの要望を受けて継続的にアップデートする事で長く使える機種を目指すそうだ!

 

「スマホで音楽聴くのはバッテリーが気になる」とか、
「スマホだと音質がちょっと……!」
なんて人には絶賛おすすめ!

 


ちなみに実験終了後に、今回の新製品を菅野さんに試して貰ったら「あ、こっちで聴いた方が違いがわかりやすいですね」って言ってました。何しにスタジオまで来たんだ。

 

 

協力:菅野祐悟 (Twitter : https://twitter.com/yugokanno )