答え:こうなりました。

 

 

みなさんは、人生で初めて本を読んだ日のことを覚えていますか?

僕はもう覚えていません。

 

初めて、ファンタジー小説で、見たこともない世界に触れた日。ミステリー小説で、ドンデン返しに驚いた日。SF小説で、途方もないスケールに圧倒された日を覚えていますか?

僕はもう覚えていません。

 

かつて「こんな世界があったのか!!」と感動した数々の「初めて」が、僕にもあったはずですが、大人になった今では、その日のことを正確に思い出すことは、もうすっかりできなくなってしまいました。

 

そんな中、ここに、いまも鮮明に「初めての読書体験」を味わい続けている男がいました。

 

彼の名前はみくのしん。

今年で35歳になりますが、子どもの頃から読書が苦手で、大人になるまで一冊も本を読んだことがありませんでした。

ところが、以前、ひょんなきっかけで人生初の読書をしたところ、「ものすごく時間をかければ本が読める」ということが明らかに。

そこから、遅ればせながらではありますが、彼の読書人生がスタートしました。

 


人生初読書
「走れメロス」を読んだときの様子

「走れメロス」「山月記」「ごんぎつね」などなど、様々な作品を読み進め、その都度、新鮮な読書体験を見せてくれました。

最近では、みくのしん本人も「本が読めるようになった!」と喜んでくれています。

 

しかし、言うまでもなく、この世の中にはいろんな本があります。

彼にも、まだ読んだことがない「とあるジャンル」の小説がありました。

 

ということで、本日のオモコロ記事は、読書初心者が初めて叙述トリックを読む様子をお届けします。よろしくお願いします。

 

 

▼本を読む人
大人になるまで本を読んだことがなかった。数年前から少しずつ本が読めるようになってきたが、いまだに人の倍以上の時間と体力を使わないと本が読めない。

 

▼この記事を書いている人

みくのしんの友人。みくのしんが本を読む手伝いをする。

 

 

とあるジャンルって何? 俺が本を知らないのをいいことに、とんでもないものを読ませようとしてる?

ジャンル名がネタバレになることがあるからね。今の段階では伏せたほうがいいと思って

事前にそう言われると、いろいろ考えちゃうな。「コメディだと思ったら実はホラーだった」みたいなこと起きそう……

まあ、伏せられるといろいろ勘ぐっちゃうよな

 

例えば、「これはドンデン返しがある作品です」と聞いたら、初めからそういう目でしか読めなくなっちゃうでしょ。せっかくだから、伏せた状態で読んでほしいと思って

そりゃ、ネタバレは聞きたくないけども……。とあるジャンルに入る言葉が「爆裂エロ本」だったらどうすんだよ

この状況で官能小説を勧めるわけねえだろ

 

みくのしんに読んでもらうのは、雨穴の『変な絵』

世界中で翻訳され、累計で200万部を突破した大ベストセラー作品ですが、今日は、その「第2章」を読んでもらいます。

 

ちなみに、出版社である双葉社さんからも「全文引用」の許可がいただけました。

さすがに、まるっとそのまま転載するのは難しいのですが、「みくのしんが読みながら」であれば全文公開してもいいんだそうです。なんて大盤振る舞いだ。

 

【作者「雨穴」について】

 

オモコロ出身の覆面ホラー作家。

「変な家」「変な絵」などのヒット作で知られ、シリーズ累計発行部数は700万部を突破。

今年10月に発売された最新作の「変な地図」は、発売開始早々70万部を超えるなど、社会現象ともいえる大ヒットを記録し続けています。

いまや海外でも翻訳され、各国でいろんな賞を獲りまくっている世界的ベストセラー作家で、こないだはビルボードの舞台でダンスしてました。びっくりした。どこまでいってしまうんだ。

 

そういえば、雨穴の第1作目『変な家』って、もともとオモコロ記事から始まったでしょ?

そうだね。今や世界中で翻訳されるベストセラー作品にまでなっちゃったけど

でも、この『変な絵』は記事になってたっけ? 申し訳ないけど、読んだ覚えがないんだよな……

記事になってないから、ネット上で公開するのはこれが初めてになるんじゃないかな。第1章は動画で公開されてたけどね

 

あ〜! これが本になってたのか! 観た観た!

じゃあ、みくのしんも第1章の内容なら、ある程度は知ってるのか

いや、観たのはけっこう前だから、あんまり覚えてないな……。その状態で第2章を読んで大丈夫?

それだけでも一つの物語として成立してるから大丈夫だと思う。一応、事前に「第2章だけ読んでも問題ない」と聞いてるし

オムニバス形式みたいな感じなのかな……? まあ、読んでみるしかないか

 

▼編集部注

予め申し上げておきますが、この記事はとても長いです。

普通に「変な絵」を読むより長いです。何卒ご了承ください。

 

読書中の様子をダイジェストでお見せすると……

 


読んでる

 


楽しそうに読んでる

 


なんか苦しそう

 


???

 


めっちゃ叫んでる

 


読んでるな〜

 


あっ

 


泣いてる?

こんな感じでした。これだけでは、何のジャンルの本を読んでるのやら、分かりませんね。

 


変な絵 第2章の章扉

最初のページにさっそく「絵」が描いてあるな……。いいねぇ、いかにも「ミステリーが始まる!」って感じだ!

この絵が物語のキーになることはなんとなく分かるよな。第2章のタイトルも「部屋を覆う、もやの絵」だし

どんな事件が起こるのかは、分からないけどね。でも、この絵をめぐって、泣いたり笑ったりするんだろうな

 

6階にある真ん中の部屋にアザみたいなものができてる。ってことは、602号室で何かが起こるのか……?

さあ、どうだろうね? ネタバレしたくないので、これ以上は何も言えないです

そんなこと言うなよ。かまどのサポートがないと、俺は本が読めないんだぞ。ちょっとは教えてくれていいじゃん

僕からは何も言えないです。読んでください

 

▼編集部注

次ページからみくのしんの読書が始まりますが、もう一度言います。とても長いです。

彼は、一文一文を声に出して読まないと本が読めず、全編通して音読しているためです。

撮影時間は5時間超え(平均読了時間は1時間)でした。ちょっとした本1冊分くらいのボリュームになっています。何卒ご了承ください。

普通に『変な絵』を読みたい方は、ぜひお買い求めください。

 

読むぞ!!

 

 

 

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