こんにちは、ブロス編集部です。
みなさんは、「ambie(アンビー)」という画期的なイヤホンをご存知でしょうか。
従来のイヤホンとは違い、音楽を聞き流すことを目的に作られたこのイヤホンは、耳を塞がないため周囲の音も同時に聞くことができるのです。
そんなambieは、発売と同時に反響を呼び、今では各販売店にて品切れ状態。現在は予約販売のみとなっています。
……しかし、編集部には一人だけambieを発売してすぐ購入したARuFaという人間がいたので、今回はそのARuFaにambieの性能や、使ってみた感想などを聞いてみたいと思います。
購入予約を検討している方も、そうでない方もぜひ参考にしていただければ幸いです。
音質や音の聴こえ方はどうなの?
こちらが、いち早くambieを手に入れた男、ARuFa。
何があったのかわかりませんが、キーボードをぶっ壊している最中でした。
耳を見ると、まさにambieを装着している最中です。話を聞いてみましょう。
――こんにちは
ARuFa「なんですか?」
――ambieの使い心地はどうですか?
ARuFa「え?」
――ambieの使い心地はどうですか?
ARuFa「何ですか急に。いい感じですよ」
――コスパ的にはどうですか?
ARuFa「値段(5,940円)の割には重宝しています」
――音質はどんな感じなんですか?
ARuFa「低音域はばっさりカットされていますが、中~高音域はちゃんと聴こえますね。そのせいか音の聴こえ方が独特で、音楽が頭の中から聴こえている感じがします。『こいつ、頭に直接語りかけてきやがる』ってやつあるじゃないですか、それが起きます」
――なるほど
ARuFa「前にスマホにambieをつけて音楽を聴いている時に電話がかかってきたのですが、相手の声がテレパシーみたいになったのでめちゃくちゃテンションが上がりました」
――どんな内容の電話だったんですか?
ARuFa「不動産から『早く家賃を払え』という電話でした」
――嫌すぎる
――それにしても、音楽を聴いている時に、外の音も聞けると便利そうですよね。
ARuFa「はい。電車のアナウンスがちゃんと聞こえるので、乗り過ごすことが無くなりました。仕事中も呼ばれたらすぐに気付けますし」
――他には何かありますか?
ARuFa「あ、すごいのありますよ。あの、『聖地巡礼』ってあるじゃないですか、アニメの舞台になったところに実際に行くやつ」
――オタク
「僕、聖地巡礼先でそのアニメのサントラBGMを聴くのが好きなんですよ。で、この前あるアニメの聖地巡礼をした時にambieでサントラを聴いたら、BGMが頭の中で鳴るもんだから街の音とサントラが相まって、完全にアニメの世界に行けたんです」
――なるほど、そういう楽しみ方もあるんですね
さっそく、ambieのお役立ちポイントをたくさん聞き出すことができました。
でも、少し聞いただけでコレだけ出てくるということは、もしかすると聞けば聞くほど出てくるのではないでしょうか?
そこで、昼食としてオリジナル料理を食べているARuFaに、再びambieの感想を聞いてみることにしました。
ambieは食事に便利?
※ARuFaの昼食「おいなりまん」(自作)
――こんにちは
ARuFa「ちょっと、今おいなりまん食べてるんですけど」
――ambieで、他にいいことありました?
ARuFa「え? 何ですかさっきから……」
――ambieで、他にいいことありました?
ARuFa「……食事の時間に革命が起きましたね」
――どういうことですか?
ARuFa「僕、今まで耳に直接つっこむ『カナル型』のイヤホンを使ってたんですけど、カナル型のイヤホンを付けながら物を食べると咀嚼音がすごい聴こえちゃうんですよ」
――わかります。イヤホン付けながらじゃがりこを食べると、音楽が全く聞こえなくなりますよね
ARuFa「でも、ambieならそれが一切ないんです。だからご飯を食べる時に音楽を聴くなら断然オススメですね」
――なるほど
ARuFa「あ、あと僕一人暮らししてるんですけど、家で一人でご飯を食べる時には、実家で録音した『食卓の音.mp3』を聴きながらご飯を食べています」
――とてもかわいそう
ARuFa「何というか、普通のイヤホンみたいにガッツリ曲を聴くんじゃなくて、雰囲気を作り出すのに特化しているのがこのambieなのかもしれませんね」
ARuFa「あと、家で暇なときは、カーテンを閉め切って『雨の音』とか『雷の音』をambieで聞いてます。そうすると本当に外の天候が変わったように感じられて楽しいんです」
――やべ~
そう言いながら、おいなりまんを頬張るARuFa。何だおいなりまんって。
とはいえ、聞けば聞くほどambieの魅力が出てくるのも事実。
……そういえば、前にARuFaが、ambieと普通のイヤホンを同時に使っているところを見た気がします。
あれは一体、どういうことだったのでしょうか。気になって仕方ありません。
そこで再度、空飛ぶ凶暴なバナナの攻撃を日本刀でギリギリしのいでいる最中のARuFaに話を聞いてみましょう。
他のイヤホンと同時に使う裏ワザも
――力が拮抗している中、すみません
ARuFa「何度も何度もなんですか? 今、力が拮抗してるんですけど?」
――以前、ambieと普通のカナル型イヤホンを同時に使っていましたよね?
ARuFa「はい、結構よくやってます」
――あれは何の意味があるんですか?
ARuFa「僕、仕事で作曲やラジオの音声編集をすることがあるんですけど、音声編集をしている時って音楽を聴けないんですよ」
――BGMの音を小さくすればいいのでは?
ARuFa「最初は僕もそう思ったんですけど、同じイヤホンから出力されていると、どんなに小さくでも邪魔になっちゃうんですよ」
――そういうもんなんですね
ARuFa「なので、BGM用のイヤホンと作業用のイヤホンを分けて、同時に耳に付けて音声編集をしながら、BGMも聞けるようにしているんです」
――ムチャクチャですね
ARuFa「こうすると、PCに繋いだカナル型イヤホンからは音がはっきりと聴こえて、スマホに繋いだambieからはうっすらとBGMが聴こえるんです」
――耳が別のイヤホンに塞がれていても、BGMは聞こえるんですか?
ARuFa「聞こえます。むしろ、作業用のカナル型イヤホンが耳栓の代わりも兼ねてくれるので、作業している音が止んだらBGMが聴こえるという最高のバランスです」
――そういえば、耳栓とも併用していませんでしたっけ?
ARuFa「はい。さっきambieは低音域がカットされるって言ったんですけど、耳栓をつけると低音域が復活することを発見したんですよね」
――偶然の産物ですね
――ところで、そろそろ勝負をつけたらどうですか?
「それもそうですね……」
はァ~~~~~!!!
ズッ
――お疲れ様です
ARuFaに色々聴いてみた結果、ambieの様々な特徴や使い方を知ることができましたね。
音楽をあえて聴き流す、新しいイヤホン「ambie」、気になった方は是非予約してみてはいかがでしょうか?