こんにちは、ライターのギャラクシーです。
2016年9月、待ちに待ったiPhone7が発売されましたね。様々な新機能や上質なカメラが搭載されたわけですが、もっとも大きな変化は何かというと……
イヤホンジャックがない
ことではないでしょうか。今まで使ってきたイヤホンが使えない! どうしよう? 隠者の紫(ハーミットパープル)で直接本体内部にアクセスして聴くしかないの!? とパニックになっている方も多いと思います。
そこでおすすめしたいのがBluetooth(ブルートゥース)のイヤホン!
……なのですが、星の数ほどある商品の中で、さて、一体どれを選べばいいのでしょうか?
というわけで今回は、イヤホンの専門店『e☆イヤホン』秋葉原店にやってきました。
ちなみに平日の14時に伺ったんですが、メチャ混んでました。世の中、こんなにも耳に何かを入れたい人がいるの……? なんか怖い。
※テレビに紹介されたこともあるそうで、その時は入店待ちの行列ができたそう。早めの時間に行くことをおすすめします。
Bluetoothイヤホンだけでも、ものすごい種類が置いてるゥゥ~! 有名メーカーはもちろん、オーディオマニアしか知らないようなメーカーのものまで! そうか、ここでしか買えないイヤホンがあるからこんなに混んでるのか……。
どれを選べばいいのかわからないから来たのに、選択肢が多すぎて余計にわからなくなってしまいました。
というわけで、手っ取り早く詳しい人におすすめを訊くことにします。
ミラノで休暇を過ごしてる人にしか見えませんが、『e☆イヤホン』を運営する株式会社タイムマシンの広報戦略室長、松田信行さんです。テレビ出演などもこなす、イヤホン界の有名人なんですよ!
そんな松田さんには―
1. 音質を重視したい人におすすめ
2. とにかく安く買いたい人におすすめ
3. 運動する人におすすめ
上記3つの条件で、最適なBluetoothイヤホンを教えてもらいました!
※以下、この記事に記載されている価格はすべて2016年10月現在のものです
音質を重視したい人向けのおすすめイヤホン
|音質重視でイヤホンを選ぶ時のポイント!
音質でいうと、同価格ではさすがに有線式に分があります。が、今のBluetoothイヤホンは一昔前の有線式より良い音質のものもあります。
選ぶポイントとしては「コーデック(データを圧縮・展開する形式)」というのがあります。あくまで一般的な話ですが、Bluetoothのコーデックは
SBC<AAC<aptX<LDAC
の順で高音質だと言われています。とはいえ対応した音源でない場合は意味がありません。また、最終的な出力部分が粗悪であれば良い音にはなりませんから、あくまで目安と考えてください。
それよりも、イヤホンごとにそれぞれ得意な音がありますから、「好みの音を鳴らしてくれるイヤホン」を探すのが良いと思います。
ドンシャリ(高音と低音が強調された音)ならダンス系の音楽を聞く人にはピッタリだし、カマボコ(中域が強調された音)ならボーカルがハッキリ聞こえる、といった具合ですね。必ず『自分が普段聴いている音楽』で試し聴きしてください。
B&O Play BeoPlay H5
バング・アンド・オルフセン/税込29,990円
バッテリー:約5時間|マイク:あり|リモコン:あり
カジュアルな見た目ですが、Bluetoothのモデルでは最高価格帯の商品です。その音質は高品質の有線イヤホンと比較しても遜色がありません。自然で素直な音が好印象ですね。
高精度マイクを搭載し、通話の品質も高いです。また、左右のヘッド部分には磁石が埋め込まれていて、外した時はヘッド同士がくっついてネックレスのように首にかけておけるのも地味に役立ちます。
SONY MDR-EX750BT
ソニー/税込22,550円
バッテリー:約7.5時間|マイク:あり|リモコン:あり
「LDAC(TM)」コーデック対応。ハイレゾ音源を、ちゃんとハイレゾ相当の音質で再現できます。中~低音が強めの音ですね。盛り上がるような曲を楽しく聴くことに適していると言えるでしょう。写真はブラックですが、カラーバリエーションが豊富なのも嬉しいですね。
JayBird X2
ジェイバード/税込21,000円
バッテリー:約8時間|マイク:あり|リモコン:あり
本来はスポーツ用に作られたもので、実際、ズレにくいように開発されたスポーツイヤーチップや、高い防汗性能を備えています。が、あまりにも音質が良すぎて、運動に使うのがもったいない商品。高音質を重視したい人も絶対満足できる音質ですね。
とにかく安く買いたい人におすすめのイヤホン3種
|コスパ重視でイヤホンを選ぶ時のポイント!
安いだけのものなら他にもありますが、ここでは値段と比較すると十分な音質を楽しめるコスパの良いイヤホンを挙げました。
Bluetoothイヤホンは音質やバッテリーの持ち時間、通話マイクがついているかなど、考慮すべき様々な要素があるので、あまりにも安いものを選んですべてが水準以下だと、結果的に損をすると思いますよ。
Skullcandy SmokinBuds’2 Wireless
スカルキャンディ/税込7,578円
バッテリー:約6時間|マイク:あり|リモコン:あり
もともと最高のコストパフォーマンスと言われていた人気のイヤホン『Smokin´ Buds2』のBluetoothモデル。7000円台でこの迫力のある音が聞けるなら十分だと思います。写真はブラックですが、黒×赤、白などカラバリもあり、女性の人気も高いモデルです。
MONSTER Clarity HD Wireless
モンスター/税込9,860円
バッテリー:約5時間|マイク:あり|リモコン:あり
「重低音のモンスター」と言われるほど、低音に定評があるメーカーですね。1万円以内で実現したこのBluetoothモデルも、低音の強さはさすがのモンスタークオリティです。地味にフィット感が強いのも注目して欲しいですね。
TUNEWEAR TW1
チューンウエア/税込6,980円
バッテリー:約8時間|マイク:あり|リモコン:あり
日本のメーカー。今回挙げた中では最安値のイヤホンですが、高音質なaptxコーデックに対応しています。数年前ならこの値段でこの音質というのは、ちょっと考えられなかったですね。生活防水仕様で運動に使うこともできます。
運動する人におすすめのイヤホン3種
|トレーニングにぴったりのイヤホンを選ぶ時のポイント!
Bluetoothイヤホンの、「コードがない」という特性が最も活きるのはフィットネスやワークアウトの時ではないでしょうか。それだけに各社様々な商品を出しています。
見るべきポイントは「フィット感」「防水性」「軽さ」の3点。中でも、「フィット感」にはこだわってほしいですね。耳にピッタリこないイヤホンだと、音の中心が左右どちらかに偏ってしまい、音質面でもマイナスになってしまいます。
なお、紹介した3点はすべてIPX4以上の防水性能を有したイヤホンです。
Beats by Dr.Dre Powerbeats2 Wireless
ビーツ・バイ・ドクター・ドレ/税込21,370円
バッテリー:約6時間|マイク:あり|リモコン:あり
イヤーフックがしっかり耳をホールドし、激しい運動を行ってもズレにくい設計。音は低音を強く打ち出しながらも、中~高域もしっかり主張してくれます。トレーニング時にも高音質な音楽が聞きたいという人向け。
JBL Under Armour Headphones Wireless
ジェービーエル/税込21,470円
バッテリー:約8時間|マイク:あり|リモコン:あり
スポーツブランドである『アンダーアーマー』と、世界有数のスピーカー製造会社『JBL』とのコラボレーションで生まれたモデル。ヘッドの内部にはプレミアムダイナミックドライバーを採用し、JBLならではの重低音を楽しめます。IPX5相当という高い防水性も◎
SOUL Run Free Pro
ソウル/税込10,130円
バッテリー:約8時間|マイク:あり|リモコン:あり
アメリカのメーカー『ソウル』の、良コスパなBluetoothイヤホンですね。ジョギング時に気になる風切音を軽減してくれるのが特徴的。この値段でこの低音なら、かなりコスパが良いと思います。
説明してくれたe☆イヤホンの松田さん、詳しいだけじゃなくて話がめちゃめちゃおもしろい。