しかし僕は特に疑問も持たずに、支度を始めた。
・武道家の「メロンョ」
・僧侶の「ざょぢも」
・魔法使いの「んどぇほ」
という名前で登録しました(笑)
私はいったいどう呼ばれ、どういう生活を送ってきたのだろうか。
私は武道家で、この勇者についていくということだ。
まるで神がそう決めたかのように。
ナンデあいつらは我々を必要以上に殺す?
アイツラが動かなけれバ、ボクラだって襲いかかったりはシナイ。
それナノニ、アイツラは淡々と殺シテは、
またグルグルと街のまわりをマワリ、我々の仲間を殺ス。
まさかあんな光景を見ることになるなんて。
そして僧侶の身長は元の半分ほどになってしまった。
上半身をずるずるとひきずりながら
こちらの隊列まで引き返してきたのだ。
僧侶が回復呪文を大声で叫んだその瞬間、
まるで細胞の1つ1つが超高速で握手をするかのように
あれは人間なのか?!僕もあんなことになるのか?!
それにどこか虚ろな目をしているような気もする。
彼らには、能動的に何かをしようとする感情が欠落しているかのように思える。
いったいこの世界はどうなっているんだ。
「ようこそ、教会へ!」
と、にっこり笑って答えることしかできない。
この場から、動くことができない。
助けて!助けて!助けて!死にたくない!
死にたくないよおおおおおおおおお000010101010010101
最強の装備はとったし、ラスボスのお城にいる
ザコくらいなら一撃で倒せるくらいレベルも上げた。
準備万端!
静まり返った街。
話しかけて始めて口を開く街の人々。
まるで、誰かが僕らの冒険を見て楽しんでいるかのような、
そんな都合のいいことばかりだ。
何者かが創り上げた箱庭。言ってしまえば”ゲーム”ではないのか。
魔王なんてもんじゃない。この世界を創り上げた
“創造主”たるもののお遊びの世界なのだ。
そして、僕はさらに”別の何者”かに操られている。
そこに僕の意思などない。ただのお遊びで
作り上げられた、魂の宿らぬ人形だ。
僕も。仲間も。魔物も。
…でも、それもそろそろ終わりだ。この世界の目的は”魔王を倒すこと”。
魔王を倒せば、きっとすべてが終わる。
こんな世界なんて、早く終わってしまえばいい。
こんな苦しみが続くくらいなら、僕は”終わり”を、心から望む。
楽しみだ。早く僕らを解放してくれ!
あれ、ラスボス直前にしてやめちゃいました(笑)
もう一生プレイしないかもしれないけど(笑)