ファッションがダサいとやたら言われます。
しかも、手を抜いて適当な格好をしている時じゃなくて、ガチガチの勝負服を着ているときに言われる。この半年で10人以上に指摘されてる気がします。
とりあえず、百聞は一見にしかずと言いますので、私の勝負服を見てください。
まあ、みなさん色々言いたいことはあると思うんですが、この思わずぶん殴りたくなるような得意げな顔からも分かるように、自分のファッションがダサいなどという自覚はまったくなく、カメラを向けられればこんな小生意気なポーズを決める始末。
だからこの数年、何の疑いも抱かずにこれを勝負服に採用してました。
私は芸人として定期的に舞台に立っているんですが、その際もかなりの確率でこれを着ています。
で、ライブを見た友人知人から、
「マジでダサいからやめたほうがいいよ」
「確実にファンが減ると思う」
「服、買ってあげようか?」
「よせ」
など、忠告なのか罵詈雑言なのか分からない言葉を頂いていたんですが、自分が着ているのは見慣れすぎていて、どれだけバッシングされてもいまいちピンと来ません。
ただ、一度生まれた自分のファッションに対する疑いの目は、なかなか消すことができないのも事実。私はこの服をこれからも着ていくべきなのか、今すぐ燃やしてしまうべきなのか、このままじゃ判断できないので、こんな方法を考えました。
ということで、自分のファッションを客観的に見るために、
私の勝負服を他のオモコロメンバーに着てもらいました。
まずはこの人。
オモコロ副編集長のまきのくん。いわゆるメガネ男子というやつです。
ええと……。
いきなり現実を突きつけられて私も絶句するしかないのですが、ちょっと信じ難いくらいひどいことになってしまいました。
銀縁メガネも一応メガネなので、これもメガネ男子っちゃあメガネ男子なのですが、たぶんそんなこと言うと全国のメガネ男子愛好家からグーで殴られます。
なんか、あらゆるヤバい性癖を兼ね備えた上で、それをすべて頭の中だけで実行してそうな顔になってます。
……なんだかシャレにならない感じになってきたので、次にいきます。
二人目はこの人。
オモコロ編集長のシモダさん。
ワイルドに立てた前髪と、髭がポイント。白と黒のシンプルなファッションが、爽やかかつワイルドな雰囲気を醸し出しています。
爽やかさが完全に消えました。
ちなみに、私とは体格が違いすぎてズボンは締まりませんでした。おかげでだらしなくパンツが見えてます。致命的です。
こんな男が近づいてきたらスタンガンで高圧電流を流すしかないと思うのですが、
何度電流を流しても余裕で起き上がってきそうなイヤなタフさを持ってそうで怖いです。
職務質問せずにいきなり発砲していいと思います。
最後は、この人。
漫画、特集などで活躍中の山口くん。
個人的に、オモコロで一番オシャレなのはこの人だと思います。
小物の使い方が上級者っぽいし、普通にストリートスナップなんかに出てそうです。
なぜか、やつれました。
なんというか、明らかに2009年を生きる人間の顔じゃありません。戦時中です。敵国に捕らえられた捕虜のツラになってます。私の服を着ただけなのに。
三等兵でも、位が高過ぎる気がします。
この3人が
私の服を着ると
こんなことに
(上田)