■はじめに
わたしは、ディズニーが好きです。
先日、「1日でどれだけディズニーキャラにサインをもらえるか」という特集で、
ディズニーキャラクターのサインを40種類ほどかき集めてきました。 サインはどれもキャラの特徴を活かした個性あふれるデザインで、 ディズニーの徹底ぶりに舌を巻くばかりでした(そして楽しかった)。
そして、日本にはもう一つ大きなテーマパークがあります。
「東のディズニーリゾート」に対する、
「西のユニバーサルスタジオ・ジャパン(USJ)」です。
ディズニーリゾートと双璧をなすこちらのテーマパークでは、 果たしてキャラクターからサインをもらえるんでしょうか? ちょっくら試してみます。
前回は「サイン色紙を30枚以上持っていく」という用意周到さ(狂気とも言う) でしたが、今回はもうノートとペンでいいでしょう。いいよね。うん。かさばるし。 かさばるし、ディズニー派だし。
■到着
はい、雨。
帰りたい。
「快晴のディズニーランド」と「雨のUSJ」。
この時点でもう楽しみ度は雲泥の差。
しかしこの日しか無かったので、強行するしかありません。おろろ~ん。
■赤い鳥(♂)
エントランス近辺に、ウッドペッカーがいました。名前しか知りません。
わたしの顔(とくに毛)を見るなり、「m9(^Д^)」みたいな感じで 指をさした後、両手の指をもじゃもじゃさせながら頭のあたりで動かしていました。 「髪型すごすぎワロタwww」ってこと?うそみたいだろ・・・これ地毛なんだぜ・・・。
それはいいとしてサインくれるか聞いてみたところ、書けるそうです。
従業員の方、そしてわたしの強力なバックアップのもと、あっさりゲット。
ウッドペッカーのサイン
■赤い鳥(♀)
近くに、女のウッドペッカーがいました。名前を知らないので、 「ウッドペカ子」としておきますね。ペカ子からも同様に、サインゲット。
この二羽はディズニーランドでいうところのミッキー&ミニーぐらいの立ち位置なので、 サインもあるようですね。よかった。ウッドペッカーに関しては割とノリもいいです。
ウッドペカ子のサイン
■片言日本語女子
雨が降ったりやんだり中途半端な空模様の中、アーケードを抜けると、 無くなった「ET」の代わりに「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」という 新アトラクションが出来ていました。そのアトラクションにはUSJオリジナルの キャラクターがいるらしく、その人のグリーティングに遭遇。
「コスミア姫」というらしいです。か、かわいい・・・。左利きだし。
サインをもらうと「アリガトー」と片言の日本語とともに握手してくれました。 わたしは「片言日本語の外国人フェチ」なので、もうゲヘヘでしたね。
まあそれはそうと、写真後方、コスミア姫の後ろにチラッと見えている 黄色い物体が「サンフェアリー」というキャラです。こいつからも
サインもらおうと思ったんですが、体と腕の形状からどう考えても 書けなさそうだったし、コスミア姫が完全にかわいかったので 写真すら撮らずに無視してしまいました。まあ許してや(笑)
コスミア姫のサイン
■大女優
そのままスヌーピー・スタジオの方まで来ましたが、肝心の主役は不在。 スヌーピーのいないスヌーピースタジオなど、わたしのいないダンスフロアと同義。
とりあえずこういう天気ですし、「エントランス近辺のアーケードにいそう」と 予測をたてて、さっきウッドペッカーがいたところへ一旦戻ります。
と思ったらマリリン・モンローがいた!えー!そういうキャラもいるの!?
まあ映画のテーマパークなので、分からなくもないですね。 歩き方や仕草なども、ほんとにそれっぽい感じでした。
マリリン・モンローのサイン
さらにサイン書いたあと、キスマークまで付けてくれた! こんなノートなのに!これはちょっとテンション上がった!
■赤、黄色、青
ユニバーサルスタジオシネマ4Dの前に、「セサミストリート」の エルモ、ゾーイ、クッキーモンスターがおりました。 エルモは人気なのか子どもがしがみついてます。
サインを書いてくれるようなのですが、ペンが細かったのかうまく持てず、 落としてしまいました。それを見ていた近くにいた従業員が気を利かせて
「エルモのペンで書こうか!」
とエルモに一言。えっエルモ専用のペンがあるってこと!? はい出た!これこれ!こういう細かい設定! エルモ専用のペン、ちょっと想像してしまいました。
しかし実際に出てきたものは、わたしの想像をはるかに凌駕するものでした。
ポスカ。
そしてエルモのサイン
続いてゾーイ。ゾーイはエルモと違って、ちゃんとわたしのペンで 書いてくれました。ただ、死ぬほどプルプル震えてて、
「こいつ大丈夫か?」と思ってしまいました。多分そろそろ死ぬ。 書いてる姿を見た周りの女の子が興味深そうに覗き込んでいたのが印象的でした。
ゾーイのサイン(多分中には死にかけのおじいちゃんが入ってる)
最後はクッキーモンスターです。
わたし「サインくれよ」
クッキー「・・・(写真のポーズのまま硬直)」
従業員「書けないので手形を押します!」
と言い、わけもわからぬままノートに手を押し付けてくれました。 それで終わり?ノートにタッチするだけで書いたことにするわけ?
クッキーモンスターはサインを書いてくれないという衝撃の事実に、
手形を押すその瞬間の写真さえ撮ることを忘れてしまいました。
エルモは自分専用のペン(ポスカ)で書いてくれた・・・。
ゾーイなんて残り少ない命を削って震える手で書いてくれた・・・。 しかし、お前のその態度は一体何だ・・・。手をクチにあてて <アワアワすることで逃れようと思っているのか!サインのひとつぐらい <書いてくれたっていいだろ!モンスターの風上にもおけん!
わたしの悲しい気持ちを黙殺するかのように 他の人と遊ぶクッキーモンスターの背中を見て・・・
ぼくは・・・泣いた・・・。
■サンリオのカリスマ
もう一度ぐるっと一周してみますが、それらしいキャラクターはいません。 回っている間、ずっとディズニーのことを考えていました。とんすけ・・・。
よくよく見たらパーク外のでかい橋も見えているので、 たまに「あっここ地球なんだっけ」という現実感がよみがえります。
気を取り直してエントランスに戻ってみると、ハローキティがたくさんいました。 さすが子どもに人気のサンリオのカリスマなので、人がたくさんです。
わたし「サインくれよ」
隣にいた従業員「すいません、サイン書けないんです・・・」
■筋肉の人
しばらく意識を失いましたが、目を覚ますとそこにはちょうど ポパイがいました。ウッドペッカーと一緒に遊んでいます。
ポパイにサインを求めると、快く受け入れてくれました。こいつはいい奴。
ポパイのサイン
ポパイからサインをゲットしてしばらくベンチに座って考えていたのですが、 天候の具合もあり「エントランス以外には出てこないのでは」という 予想が確信に変わりつつあります。日が悪かったのか・・・。
ああ・・・ミッキーに会いたい。
■スヌーピー登場
ダメもとでスヌーピースタジオへ向かってみると、ハリウッドドリーム前に スヌーピー、チャーリー・ブラウン、ルーシーを発見しました。サインくれ!
サインをもらおうと様子を伺っていたのですが、1キャラごとに数人のスタッフが
ピッタリ付いており、順番に写真を撮ることのみを優先して誘導していたので、 サインだけもらうことが非常に難しい状態になっていました。
キャラクターと自由にコミュニケーションが取れないグリーティングなど、
グ リ ー テ ィ ン グ に 非 ず ・ ・ ・ っ っ ! !
しかもスヌーピーの手をよく観察しているとどう考えてもペン持てなさそう。 一緒に写真を撮る用事も無いので、もう諦めるしかありません。 流した涙はもうハローキティの時点で涸れ果てたのでもう出ませんでした。
■最後の一周
正午をまわり、断続的に降っていた雨もようやく上がりました。 もう一度ぶらぶら回ってみたのですが、やはり収穫はなし。 昔はバック・トゥ・ザ・フューチャー・ザ・ライド近辺に ドクが出てきてたような気がするんですがね~。 人間系のキャラクターは今のところマリリン・モンローとコスミア姫ぐらいです。
最早白目でディズニーランドのことばかり考えています。
お昼を過ぎて、「これ以上キャラクター出る気配ないな・・・」と諦めにも 似た感情を携えてエントランスに戻ると、クラッシュ・バンディクーがいました。 あのプレイステーションのゲームのキャラがなんで?と思って調べてみたら もともと洋ゲーで、ユニバーサルが版権持ってるんですね。へぇ~。
じゃあもうこのクラッシュにサインをもらって引き上げることにします。
わたし「サインくれよ」
(サインかけないキャラクターの常套手段・手形)
■おわりに
サインもらい行脚、14:00に終了(所要時間3時間)。
出会ったキャラクター 16キャラ
もらったキャラクターのサイン 7個