背中のトゲトゲが特徴的な恐竜、ステゴサウルス

恐竜に疎い私でも記憶に残るアイコニックでかわいいシルエットの恐竜。こんな嘘みたいな造形が自然に生まれることに毎回新鮮に感動しちゃう。

このキュートでキャッチーなトゲトゲの背中のヒレを見ていると、ふと思うことがあります。

一旦立体にしてみますね。

立体になりました。

だいぶ丸いフォルムになっちゃったけどこのまま進めますよ。

似合うね

この背ビレは、何に挿し替わっても割とかわいいのではないでしょうか。

この背中にいろいろなものを差してみたくなったのです。身の回りのものを差して、日常に馴染む恐竜を見つけてみたい。

恐竜に疎いからこそ果敢に挑戦できる、ステゴサウルスとは特に関連のない新恐竜を被検体ザウルスと共に観測しに行きます。

人間界に潜む仲間を探すぞ〜

 

 

最初にコインを刺してみました。キラキラしてかっこいい。

ステゴサウルスのヒレは体温調節や仲間内でのアピールとして使われていたという説もあり、放熱の観点で言えば小銭は最適でしょう。自販機くらいならこの身ひとつでお使いもできる。こりゃモテるね。

 紙幣はいかついよ、紋様(もんよう)が。

紙幣って改めて見ると着物のような雅な柄だ。体とのサイズの合ってなさも相まり、恐竜の持つ強さのイメージとは無関係な「力」を感じる。あまり人間の価値観に染まってしまうと乱獲されそうで危険。

恐竜にとっては薄く丈夫な繊維質のヒレとしか感じていないようですが……。

まずは貨幣科の恐竜の仲間をゲットしました。

引き続き家の中でヒレになりそうなものを探してみます。

机上恐竜、デスクトプス

うん、華やかでかわいい。文具科(ぶんぐか)の恐竜たちは花形ですね。見た目も綺麗で安定してかわいくなれちゃうし。机に難なく生息できそうだし。文具雑貨ってちょっと便利すぎて人間に媚びすぎかな。

.。oO(クリップ、差す向き逆じゃないかなあ)

指サックはちょっと「生」っぽくて怖い。脱皮後の皮が取れていないトカゲのようにも見える。でも今のところ一番サマになってる。レジや会社の乾燥した空気で静かに生活しています。

プルルン…

文具科は仲間が多くて楽しそう。学校や会社の一角で身を寄せ合って過ごしています。

 

恐竜はキッチンへ向かう。

台所恐竜、ダイドコダイナソー

 

おっ ポリンキーあるね、三角のお菓子の。

もう見えてる結果かもしれないけどさ、見たいよね。

この人に似合いそうだなーって服をおすすめしてさ、実際に着てくれたら嬉しいじゃん。見してよ

嬉しい………

似合うと思ったものを仮説立てて、確認する作業ってこんなにも嬉しい。もうポリンキーの器としてやっていく道もあると思うよ。

 

特別に世にも珍しいポリンキーの串打ちも見せてあげます。

ほかの食べ物も探してみましょう。

かわいいね。

グミのヒレも素敵ね。多肉植物のようなぷっくりとしたシルエットに、半透明に透けて輝く質感がトレンドを感じさせます。グミは種類が豊富なのでグミ科の恐竜だけで集落を作れてしまう。ハリボー族はかなりヤンチャだと思う。

なんか今通った!このカラフルなヒレは……!

つまみ種(の一部)だ!六角形のエビと枝豆のせんべいがクール。バラエティも豊かなのでこの一族は観察しても楽しいだろう。

アラレ属の恐竜はどれもゴツゴツとして堅牢そうに見えて湿気に弱いのが弱点。

お菓子似合いすぎる!

グミュラは令和の時代、コンビニで熾烈な争いを繰り返している。

 

練り物科のカマボコドンでした。湯気でつややかになっている。

観測時は年末年始でお雑煮を作っていたので香りに引き寄せられたのでしょう。分厚くしっとりとしたテクスチャに、紅白の色味がめでたさを感じさせます。

 

キッチンは豊作すぎる、このままだとスーパーと恐竜を往復しているだけでずっと新発見をし続けてしまう。外に出て自然との相性も見てみたい。外に出ましょう。

食べ物に触れたのでよく除菌してから……。外出!

3Dデータから生まれし恐竜、初めての冬の太陽。

外出恐竜、オデカケイルス

流石恐竜、草むらでのステルス性能が非常に高いため見失いそうになりながらも散策する。

花や草がヒレに似合いそうな気がしますね。

全部枯れてるんかい

基本的に地面を這う小さな恐竜は落ちた葉や花弁をヒレにすることが多く、そのヒレが背中に鮮やかに咲く例は確認されていない。

いつか運良く背中に種子が落ちることを心待ちにしている。

稀に進化の中で社会性を身につけた恐竜は、電車に乗ることもできると言われている。

編集部に辿りついた。記事の小道具が揃う編集部に行けばかっこいいヒレをもらえるかもしれないという一縷の望みをかけて。

たくさんの素材がある予感!

流石大量のデータを扱う編集部、まずはメモリーカードをたくさん差してくれました。

恐竜史上最強の記憶力(72GB)を誇るデジタル時代のニュータイプザウルスここに誕生。

編集部のみくのしんさんより「同僚たちからもらった、弁当に付属している個包装のタレ」のコレクションも分けてもらいました。

編集部特有のアイテムかどうかはわかりませんが、仲間が多くいる場所ならではのアイテムを見せてもらえて嬉しいです。群れで生きることの真髄をザウルスは学びました。

コベツタレックス(ウスターソース):コロッケにそっと寄り添い、味を添えることができる。

帰り際なぜか危機一発の樽側になることもできました。これはもう種族とかじゃなくて、確実に仕留められている恐竜。

.。oO(差す向き逆じゃないかなあ!?)

 

以上です。1日でたくさんの仲間を見つけることができました。

これを見てくれたあなたに、今後薄くて小さいものを見たときに任意の恐竜が浮かんでもらえたら嬉しいです。日常に潜むかもしれない恐竜を思いついたら随時教えてくださいね。

 

そして、 春になる頃には生きている植物を背中に背負えるように…、

ん?

こ、これは……!

背中に生命を宿した新種……!!

カイワレックス

室内環境において、背中から発芽したと見られる個体が初めて確認された。

 

春はすぐそこに。