インターネット性善説ドラゴン（以下、ドラゴン）：夏がテーマのアニメを炎天下で鑑賞すれば、より没入感が増すかもしれないと思い至ったからです。

ドラゴン：照り付ける太陽の下で夏がテーマのアニメ鑑賞を行えば、その鑑賞環境からいつも以上にキャラクターに共感し、置かれている状況を状況をより肌で体感でき、没入感のある楽しい体験になるのではないかと思ったんです。まるで4DXのように

ドラゴン：そこあんまり考えてなかったかも。

ｷｭｷｭｷｭﾎﾟ

ﾁﾛﾛﾛﾛﾛ

10秒後─────

これ仮に熱中症なって搬送された場合「炎天下のアニメ鑑賞で救急搬送」とかの文言でニュースに載るのかな

昼時の最高気温、34度みたいだよ

じゃあそれ今日やったらダメくね？

ドラゴン：予てより気になっていた炎天下での夏がテーマのアニメ鑑賞を行い、どれ程没入感が上がるかをお伝えします。

夏がテーマのアニメを炎天下で鑑賞をすればより没入感が増すのか？

午前8時半新宿某所

おはようございます。インターネット性善説ドラゴンと申す者です。

好きなモノはアニメと太陽。本記事では「夏がテーマのアニメを炎天下で鑑賞をすればより没入感が増すのか」をゆるりと実行して確かめてみます。

見ての通り本日は……

大快晴！
大（おお）アニメ日和！！

せっかくなのでテーマに沿った劇場版のアニメを3本ほど視聴しようと思います。楽しみだね。

それじ─────────

アツっ─────！？

（振り向き様に直でベンチに触ってしまい、予想を遥かに上回る熱さに一抹の不安がよぎる）

おわりのだいち

直射日光の下で、アニメ見るぞ～👊😫

① 劇場編集版かくしごとーひめごとはなんですかー

まず初めに見るアニメは夏という事で『かくしごと』の劇場版総編集をチョイス。

総編集という立ち位置にしてTVとは違う結末を描いた本編。その名作具合は言うまでもありませんが、特にEDに使用される大名曲「君は天然色」とそれに合わせた演出構成が最高。

あらすじ

隠し事は、何ですか？
ちょっと下品な漫画を描いてる漫画家の後藤可久士。一人娘の小学4年生の姫。可久士は、何においても、愛娘・姫が最優先。親バカ・可久士が娘・姫に知られたくないこと。それは……自分の仕事が『漫画家』であること。
そして……姫の母親の行方のこと。可久士の後悔、姫の決意。父が娘にしていた愛と笑いの先にある“かくしごと”その箱がひとつひとつ紐解かれていく未来には――。

※じゃないと死ぬから

あと視聴中は水分補給を欠かさず行います。もし仮に貴方がなにかの間違いで炎天下でアニメを視聴する場合は是非そうしてくださいね。

水分を確保し、遂に視聴開始……

直射日光過ぎてここ一帯誰も座ってなかった

暑さは勿論あり、6月中旬にも関わらず相当なモノだったが、「体験の面白さ」と「単純な太陽による心地良さ」が勝って現状は気になるほどではない。

むしろ『かくしごと』の夏らしさのある演出を太陽の下で見ることで作品の世界に入り込んだ錯覚すら覚えるほどで、当初想定していたほどのつらさはなかった。

暑さとか関係なくアニメに没入感し過ぎている。

夏コミの待ち時間もいつもこんな感じだ。アニメを見てたらいつの間にか時間が過ぎている。しかし、身体が熱く、ジリジリと蒸されている感覚だけはある。そりゃ誰もここのベンチ座らないわ。

アニメは依然として、というか増々面白さを増している。

ここらで気づき始めたが、気の性ではなく段々と気温が上がっている。昼に近づくにつれて気温が上がってるとしたら、不必要なステージギミックに憤りを覚えざるを得ない。『かくしごと』は主人公が漫画家である関係上、クーラーの効いた仕事場がよく映るのだが、それを本気で羨むほどには暑くなってきている。これって没入って言えるのかな。

でも、普段だったら絶対に起こり得ない感情で─────え

え？？

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛　　　う゛ぅ゛ぅ゛
ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛　　　　　　オ゛゛　あ゛あ゛あ゛　　　　　　　　　　あ゛あ゛あ゛あ゛
ガアア　　　　　　　　　　アアアアアアアアアアアアア！
　　あ゛ぁ゛　ぁ゛　ぁ゛

　　　　ウ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛
ぁ゛ぁ゛ぁ　　　　　　　　　　　　　゛ぁ゛ぁ゛　　　ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛
　　　　　　　う゛う゛う゛う゛

あ゛あ゛　　　あ゛　　　　　　　　　　　　　あ゛　　　あ゛　　　あ゛
　　オ゛゛　ガ゛ァ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　゛ァ゛ッ゛！

これ、アレですね。なんだ

暑すぎる😡💢💢

言えたじゃねぇか

死ぬど。

今ぶっかけた水が3秒で乾いて怖くなる

人より暑さに耐性がある自信はあったのですが、もうそれどころじゃない。

試しに「🔍 今日気温」で調べたら、「最高気温34度超えるからヤベぇぞ👊😁」と注意を促すニュース動画が出てきて顎外れそうになりました。

太陽を利用するつもりが、度が過ぎてスリップダメージが発生してる

とりあえず、頭にタオルをかけて視聴続行します。

頭にタオルをかけただけなのですが、これが思いのほか効果的。暑さが体感半減するだけでなく、画面も見やすくなって良い事尽くめ。そのままなんとか完走できました。やはり最後の「君は天然色」で泣きましたね。

感想

集中できるし、気が逸れるワケでもないのですが、とにかく暑い。

もうとにかく暑く、「暑くてつらい」以外に適した言葉が見つかりません。記事上で言葉をこねくり回す意味を見出せなくなる程にただひたすら「暑くてつらい!!」その6文字に尽きます。

でも逆に暑すぎるおかげで、思惑通り太陽の下で歩くキャラクターには作品に入り込んだかのように共感できる。つらいけど、それ故に本気な没入体験が可能。今度は嘘じゃないっす。つらいけど

エアコンの効いた部屋で漫画を描く作中のキャラクターに真剣に嫉妬してたもんな

② 劇場版のんのんびよりばけーしょん

続いて見るのは……

『のんのんびより』の劇場版。日常系アニメの金字塔です。

本作は「ばけーしょん」と付くだけあり、夏休みに沖縄に遊びに行く設定。今の状況にピッタリかと思ったのですが、よく考えたら今はまだ6月中旬。本当にどうなってるの？

あらすじ

「旭丘分校」の生徒はたった5人。学年も性格も違うけれど、いつも一緒に春夏秋冬の変わりゆく田舎生活を楽しんでいます。
ある日、デパートの福引で特賞の沖縄への旅行券を当てた「旭丘分校」の面々。夏休みを利用して、皆で沖縄に行く事になるのですが……。
穏やかで何気ないけれど、笑えて、ほろっとして、心があたたかくなる。まったりゆるゆるなメンバーが送る日常の中の非日常に会いに来て下さい。

そして、今回は「備え」があります──